

良く聞く名前だ
私より詳しい人、良く小さな船を乗る人
小さな船のブローカーなどに話を聞くと
(大概の場合はアメリカの業界人の評価はあまり当てになりません)
常に上に名前が挙がるのは『コンテンダー』です
異論を唱える人がいないの信じてみようかという気になります
船を見てみると、うーん地味、質実剛健
まったく買い手になびくこともせず売る気あるの?
と言ったシンプルさです、色気のかけらも感じません
でも長い時間見ているとデザインの奥が深く機能美が
高い次元で形になっていることが理解できるようになる
それが下から上の大きさまでまったく変化がない
ここまで媚びない船造りの自信はもう走りにあるとしか考えようがない
と言うことでシートライアルです
マイアミのマリーナに行くとそこにはたくさんのコンテンダーが揃っている
フルラインに近いどれでも乗っていいよと言うことで
風の強さも考えて32フィートと39フィートに乗った
はじめは32フィート
マリーナから運河を2分走ると大西洋
南の風10メートルくらいか真向かいを躊躇なくスロットルオン
波は場所によっては深く掘れている2メーターくらい
普通は船を出さないでしょうというコンディション


波あたりは?
ほとんどの船は乗ってすぐに良いか悪いか分かる
この船の波あたりはとても柔らかい、ソフトライドだ
そしてハンドリングもとても素直
波長の短い走りにくい中、波を選ばずにステアリングを切っても素直に波を超えて行く
引っかかったり行き過ぎたりと言う感覚的に恐怖につながる動きがない
真横でのスローは?全然問題ないね
ビーム幅は狭いけど強い
真後ろは波がそこそこあるのでスロットルコントロールは必要だが素直に走る
追い波での恐怖は皆無だ
今日の海況で32フィートが走れるのは相当強いことの証
帰りには28フィートがぶっ飛んで走って行った
走れるのがすごい波の中の姿勢が良い
次は39フィートだ
想像通り先ほどの32フィートよりも安心感は高い
オフショアを目指すならこれくらいのサイズは欲しい
湾内であれば必要ないサイズだ
この安心感と叩かない乗り味は今日のチョッピーな波も
操船者は楽しく感じられる
同乗者は結構つらいだろうけど
操船者は安心感があるので恐怖感はない
このブランドの高評価の一端を垣間見た気はする
今のところ走りに関しては否定的になる部分はない
船外機艇としての走りのかなり高い位置にいると思う
なぜコンテンダーか?
その答えを見つけたと思う
この安心感と快適性だ
さすがに風向きによってはスプレーを1度づつ浴びたが総じてドライだ
ドライ性能は気温の低い日本では絶対条件なのだ
夏の朝でも寒いからね


シリアスなフィッシャーマンはもとより
今日も家族連れのフランス人が同乗したが
子供が乗っても安心感がある
弱い船では今日の波では子供は乗れなかったと思う
センターコンソーラーで自信をもって進められる船が出来たと思う
ただし色気はないよ
カラーリングは何をしてもエクストラチャージをしないらしいから
ハルをグレーにデッキを薄いベージュ
シート類はタンにとか言うアレンジも可能です
そうすればとても良い感じになるのでは
デザインのシンプルさによりアレンジが映えると思う

マリーナに泊めていたマイアミポリスの船もコンテンダーでした