2007年07月01日

パンサー・フェラーリ -ル・ボラン1978年10月号

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以前お客さんから、パンサー・フェラーリというクルマの資料がないか、と聞かれたことがある。確かその方はクルマ屋さんで、在庫としてそのパンサー・フェラーリというクルマを持っているのだ、と語っていた。フェラーリのぶ厚い洋書からカーグラフィックのバックナンバーまで探したが、結局なにも発見できなかった。フェラーリの許可を得てパンサー社が数台だけ作ったうちの貴重な1台である、ともその方は語っていた。しかし、フェラーリの全モデルを網羅した資料の中でもそれが触れられていなかったことをみると、少なくともフェラーリとしては自社の名前をあまり名乗って欲しくはないモデルだったようだ。それからしばらくたった最近、30年ほど前のルボラン誌でそのクルマを発見した。フェラーリ330GTCをベースにパンサーが4台だけ作った、と記事にある。インプレッションを読むと、相当乗り手にきびしいマシンらしく、クラッチは異常なほど重く・・・高速で乗るにはかなりの体力が・・・といったコメントが並んでいる。そして記事の最後には、次のオーナーを探しているとある。あのクルマ屋さんが持っていたのは、おそらくこのマシンそのものだろう。しばらくそのクルマ屋さんのお店に鎮座していたパンサー・フェラーリは、いつの間にかいなくなっていた。まだ達者に走っているのだろうか。

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