ミリタリーアートの歴史3 〔ミリタリーアートの歴史 by ムスタファ〕
第3回はベトナム戦争~現代までのお話しです。
第二次大戦が終了し、朝鮮戦争を経てベトナム戦争の頃になると反戦主義や
女性蔑視等が社会現象となり、世相が兵器などにも影響を及ぼしてきました。
特にベトナム戦争はアメリカ社会にとって非難の的とされていたこともあり、
国防省は少しでも軍のイメージを良くしようということから、美観に関しても軍が
規制をし始めます。例を上げれば第二次大戦中の頃に流行した機首に描いた
セクシーな女性のノーズアートなどは原則禁止に。キャラクターなどをモチーフ
にしたアートも少なくなり始めました。
そして識別しやすい位置などに所属部隊のシンボルを尾翼に描くようになります。

ちなみに原色を使った派手なデザインアートはベトナム戦争までで、これ以後は
レーダー等の電子機器が発達して敵と味方の識別が遠くからでも出来るように
なり、直接目視による識別をする必要性がなくなった為、機体と同色系の色で
ペイントされています。
第二次大戦当時の兵士達が自由に描いていた派手なデザインは今も根強い
人気を持ち、現在のミリタリーアートのルーツとなっています。唯一現代まで
受け継がれている派手なデザインとしてはシャークマウスが有名です。

これは飛行機だけでなくヘリコプターや戦車等の車両にも広く流行しました。
現在は部隊の中の1機をカスタム専用機として保有してそれを特別な
記念日や航空祭等のイベント限定でカスタム塗装をするのみとなり、
他の機体は全て機体色と同じ色あい(グレー,ブラック系)でデザインを
施しています。

と、いう事でざっとミリタリーアートの歴史を紹介しました。
さて、いよいよ次回からはステンシル講座がスタートします !!
ミリタリーの知識を交えながら、だれでも気軽に本格的なステンシルが
楽しめるようにUPする予定ですのでお楽しみに !!

