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実物N-3Bウォレット by GAMEX:記事一覧

2009.3.18

Re-make 8(完成)

Zipの取り付けが完成し、今度はそのZipを短く切ったところの処理を
していきます。

N-3Bについていた状態だと長かったZipを半分程度にカットした結果、
下止部はそのまま使えましたが上止部に関しましては切りっ放しの
状態になっていました。その為上止部に何らかの処理をしないと、
Zipのスライダーが飛び出してしまいます。

しかしN-3B本体の素材の中から使えそうなパーツを探してみるものの、
中々それに見合う素材が見つかりません。今回はレザーパーツを別途
用意して、それで止めてみます。

n-3b_16.png

このようにレザーで先端を止めることによりスライダーの飛び出しを防ぎ
ました。見た目的に若干Zipが長いですが、ウォレット本体より短い部分
で止めてしまうとウォレット自体の開封を妨げてしまいます。このように
長い状態で処理をすると完全に開くことが出来ます。

黒いレザーはN-3Bにも各所使われているので、あまり違和感がありま
せんね。と、いうよりむしろアクセントとしては良いポイントになりました。


と、ここで一連の製作作業は終了となりました !! 細部に渡りチェックも
しましたが、強度や縫製、またZipの動きも良好です~♪

ここまで第8回にわたりご覧頂きまして誠にありがとうございました。

「PHANTOM BLOG」開始と同時に始まったこの「実物N-3Bウォレット」
計画、短い間でしたがご覧になられた方のオリジナル創作意欲のモチ
ベーションUPにつながったり、また当店スタッフの趣味やジャケットなど
に対しての想いなどがお伝えできたてたら幸いです。

また別の機会に今回使い切れなかったN-3Bの生地を使った、おもしろい
アイテムを造りたいと思っていますっ !!


ではでは、完成形画像をご覧頂きまして…

n-3b_17.png

中はこんな感じです

n-3b_18.png

いかがでしょうか。ワタクシGAMEX的にはとてもGOODなデザイン、
雰囲気が出たと非常に満足しております。

50年以上も経ったヴィンテージ生地だけあって、製作過程では様々な
問題もありましたが、好きなものに触れていて、そして新しい形へと
甦っていく過程を楽しめたことは良い経験だったと思っています。

それではまたの機会に !! 最後までご覧頂き、ありがとうございます~♪

n-3b_00.png

2009.3.12

Re-make 7

続きましてZip裏側の処理をおこなっていきます。

Zip取り付け時にZipテープを長めに出してしまった為、内側に残った
短めのテープがZipの動作を妨げてしまいます。

そこで幅5cm程度の生地をZipの長さ×2本つくり、パイピング処理を
施していきます。パイピング処理とは生地を切った端っこが解れたり
するのを防ぐことと、見た目にもキレイな仕上がりにするために行い
ます。

n-3b_13.png
どうでしょうか。

札入れは最初に取り付けたものだと日本使用になっていた為仕様変更
しました。元来N-3Bは米国デザインによるものなのでドルなども入れら
れる単純な札入れを一つ、万国共通のカードサイズが入るカード入れを
2箇所取り付けました。

n-3b_15.png

これが内側の構造です。シンプルですが使いやすいと思います。
さてこのウォレット企画もそろそろクライマックス。
次回はその完成へ向けて最終仕上をしていきたいと思います。

2009.3.11

Re-make 6

さて、今回は難関が予想されるZipの取り付けです。

何故に難関かと言うと、
・N-3B本体から外した際、既にZip両端のテープ部に抜糸穴がある。
・裏側の生地と干渉すると引っ掛かりやすくなってしまう。
・Zipが角を通る際、カーブがきつ過ぎると開閉不能に・・・。
などです。これらの問題を解決しながら作業を進めます。

先ずは抜糸跡を隠すように縫い始め・・・
n-3b_11.png

そして角が立ってしまうと開け閉めがスムーズにいかなくなってしまい
ますのでやや緩いカーブを描きながら慎重に縫っていきます。

n-3b_12.png

しかしここで問題発生してしまいました。緩めのカーブで縫って行ったの
ですが、それでもZipが角で止まってしまいました。そこでやむ終えず再度
抜糸し、かなりZipテープを長く出しながらリベンジ。

心の中で「抜糸跡は味」と何回も何回も言い聞かせ、そして・・・

n-3b_14.png
Zipの合体完成です。
やり直した甲斐あって、かなりスムーズなZip開閉できました。
くどいようですが「抜糸跡は味」と、言うことで次はZip裏側の処理を
進めていきますー。

2009.3.04

Re-make 5

次に内部の仕切り(札入れ・カード入れなど)を作っていきます。
今回はウォレットを開いたとき、仕切り3枚出来るように作っていきます。
この部分に使う生地はまっすぐであればあるほどウォレットを開いたとき
綺麗に仕上がります。
生地はウォレットを開いた状態と同じ大きさ(+縫いしろ)で数枚用意し、
重ねて周りを縫いこみます。

こんな感じです。
n-3b_10.png
仕切りの真ん中を縦に縫いこんで二つに分けました。ここに縫い目を入れ
ポケット状にすることで使い勝手が良くなりそうですよね。

さらに全体を縫いこんで行き、同時に外側にシガーポケットを取り付けます。
ついでに余った生地をループ状に縫い合わせ、金属製のリングを取り付け、
カラビナなどから吊るせる様に細工します。

n-3b_9.png

外側はこれでほぼ完成に近づいてきました。
この状態を二つに折った状態が完成形の大きさです。ワタクシ的にはかなり
『使える』モノになりそうな予感がしてきました♪

さて次回はこのウォレット最大の難関、Zipの取り付けに入って行きます !

2009.2.26

Re-make 4

続きまして前回用意しましたウォレット外面素材を更にN-3Bらしく
加工をしていきたいと思います。

N-3Bを着用時、Zipを開いた状態で着用する事も多いと思いますが、
そこで目に入るのがZip裏側に施されているウインドフラップ(風よけ)
のステッチ。ジグザグ状にキルティング縫いされていることで中綿が
動くのを防止し、さらに補強にもなります。

Buzz Rickson's N-3B
n-3b_8.png

このウィンドフラップは米軍寒冷地用ジャケットに使われておりZip付近
からの寒風の入り込み防止機能があります。そのため常温地域での
使用を目的とされるフライトジャケットには付いていません。
ここもN-3Bを語る上で欠かせないポイント。

そこで外面にこのキルティング縫い加工を施してみます。
もちろん型紙にもステッチを書き込みます。
n-3b_6.png

型紙に忠実に、しかし出来る限りその当時の生産に準じるように正確
かつ適度な荒さを出していくことによりより雰囲気が出てきます。

n-3b_7.png

このステッチを全部縫いこんでしまうとかなりテンション上がってきそう
なのですが、他のパーツも同時進行で取り付けていきますので今回は
ここまでです。次回はシガーポケットと合体していきます。

2009.2.25

Re-make 3


ムスタファ&チャリ坊も登場しましたPHANTOM BLOG。
三者三様内容は様々ですが、趣味やショッピングの参考になるような
内容をお伝え出来ればと願いつつ、続けていきたいと思います。

さてさて、ワタクシGAMEXは前回に引き続き「実物N-3Bウォレット」の
製作を続けています。前回ではシガーポケットとZipを取り外しましたが、
そのシガーポケットの大きさが全体の大きさの目安となってくるため
ポケット +α +縫いしろ(約1cm)の型紙を作成し本体を作っていきます。
年代物の生地を使う為、生地自体が既に曲がっている部分もあります。
そのための+αですね。

ロータリーカッターを用い、型紙通りに生地を裁断。貴重な1着ですので
計画的に切っていきます。先ずは背中の一番キレイな部分から・・・
n-3b_5.png
写真の断熱材の様な素材はN-3Bに実際に使われていた中綿です。
まるで外壁の外断熱に使う素材じゃないかと目を疑います。
N-3Bを語る上で重厚感もその一つ。その雰囲気を再現するため今回の
ウォレットにもその中綿を使用。

中綿も生地同様、型紙通りに1枚切り取ります。
次はこれらの裁断によるホツレなどを丁寧に整えて・・・


すると・・・


n-3b_4.png
作業終了 !!

ウォレット外面に使う素材が揃ってきました♪
次回はこの外面素材にN-3B風の加工を施していきまーす。

2009.2.19

Re-make 2


N-3Bから外したシガーポケットでジッパーの開け閉めを楽しんでいるGAMEX
2度目の登場です。前回予告通り、今回はそのデザインを進めて行きます。

先ず、デザインを描くにあたりウォレットとしての収納力と実用性も考慮。
生地自体の耐久性はお墨付きですが、縫製方法によっては全体的な剛性が
損なわれてしまいます。
そこでフロントジッパーをコの字型に使用する事によって全体的な剛性と
開いたときの出し入れ易さを併せ持てる様、進めていきます。


先ずN-3Bからフロントジッパーの取り外す作業工程に入ります。
ジッパーの縫製は分厚い生地とジップテープ(ジッパー周りの生地)を貫通し、
ジャケット表裏に渡ってまるでタコ糸の様な丈夫な糸で縫われています。
n-3b_3.png
丈夫な糸とはいえやはり年代物。生地に比べて劣化が激しいようで、紫外線に
さらされている部分はちょっと強めに引くと切れてしまいました。

さて、今回ウォレット製造にあたり欠かせないZip。
フライトジャケットには「TALON」や「CONMAR」などのブランドも有名ですが私が
好きなZip銘柄は開封のしやすさを追求し、こだわりの鍛造製造を貫き続けた
「CROWN」ブランドです。鍛造製造独特の美しさと滑らかな使い心地は男心を
くすぐります。そこで今回のリメイクもこのCROWNが付いたN-3Bを用いました。

そして無事にジッパーを取り外し、シガーポケットと重ねると・・・
n-3b_2.png

おお・・・。


イケそうな気がしてきました♪
私的にはかなりテンションが上がってきた所ではありますが今回はこの辺で。
次回はウォレットの原型となる型紙製作から生地取りあたりまでを紹介予定です。

2009.2.18

Re-make 1

ホビダスページデザイン、撮影などを担当しているGAMEXです、はじめまして♪

フライトジャケットやミリタリーパンツ、MILスペックと名の付く様々な物に目がない私が
お送りする企画第一弾。
ヴィンテージジャケットをリメイクしてウォレットを作る「実物N-3Bウォレット」計画です。
1960年代のN-3Bを使用し、出来る限りその存在感を保てるようなデザインで製作を想定。
生地製作やパーツ取りから完成まで、その模様を載せていこうと思います。

さて、先ず目をつけたのは左袖のシガーポケット。
縦向きなのを横向きに変え、小銭入れorカード入れにするとかなり実用性UP !
貴重な1着から取れる素材は限られていますがウォレット以外にもリメイクアイテムを
作ることを前提に、必要最低限の素材取りからはじめます。

そこで丁寧に1本ずつ糸を切りながら縫い目に沿って取り外していきます。
丈夫なジャケットとはいえ、作られて40年以上も経ったいま、取り扱い方を誤ると
取り返しのつかないことに・・・。


緊張します・・・。


そして・・・

n-3b_1.jpg

なんとか無事に取り外し成功です♪
写真で見てもわかるようにジッパー付近の白地の生地はダメージにより一部欠落してました。
そしてポケットに隠れ、ほとんど日焼けしていない生地に当時の色合いを再確認。
もちろん近年に付いた汚れや日焼けもありますが、改めて年代を感じられるひと時です。

さぁ、次回はこのポケットをメインにウォレットのデザインを考えたいと思います。

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