第40回東京モーターショー二輪特集
ヤマハ発動機
前回の第39回東京モーターショーで公開されたNew VMAXのオブジェ。前回の、いかにもモックアップといった感じの展示から進化し、エンジンや駆動部分における開発が着実に進んでいることを窺わせる。
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① ①エンジン部分のアップ。前回と比べると、市販車としての開発を前提に、外観にかなりの変化が見られる。②リアスイングアームも現実的な姿になりつつある。③残念ながら、多くの部分の内部は空っぽのようだ。④“作品”を説明するプレート。記載されたneed-6.comは難解だが必見のコンテンツだ。 |
1970年に発売されたヤマハ初の650cc4ストロークモデルXS-1をデザインモチーフとして、“和”のテイストを取り入れつつ現代的なアレンジを加えたレトロモダン・モデル。Vツイン・エンジンはインジェクションを採用した1000ccの空冷4ストロークOHC。鋳肌が美しいエンジンや手の込んだ塗装、フレームの造形、各部の意匠など、見るべき部分が多いモデル。
遊び心満載のBW'Sコンセプトモデル。「仮に製品化されたら、お値段は幾らになるのだろう」と心配になるほど各部の質感が高く、デザインも魅力的。大人のコミュータとしてふさわしいグレード感がある一方で、ワイルドなブロックタイヤがオフロードでも遊べそうな雰囲気を漂わせている。エンジンはインジェクション採用の空冷4ストロークOHC単気筒。
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① ①シート下は燃料タンク。ヘルメットを格納する場所はなさそうだ。②ツインのサスペンションユニットはリザーブタンク付きのフルアジャスタブル③メーター周りはシンプル。グリップエンドもデザインされている。④「アソビ心に満ちたスタイリッシュコミューター」という提案には大賛成。 |
アニメーションの世界から飛び出してきたようなデザインで、プレスデーでも最も注目を集めていた4輪バイク。独自のサスペンション/操舵機構により4輪全てをリーンさせて旋回し、停車時には足回りをロックして自立する。4輪ということからは想像もできないぐらい車幅はスリム。機動性と省スペース、優れた安定性など、正に近未来のオートバイを予感させるモデルと言える。パワーユニットは、インジェクションを採用した水冷Vツインとモーターによるハイブリッドとのこと。このモデルを見るだけでも幕張に足を運ぶ価値がある。
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① ①旋回時は車体とともに4輪全てがこのようにリーンする。タイヤに走行したような痕跡が見られるが・・・②光っているのがヘッドライト。その両脇はステアリングを制御するロッド。③メーター周りも独創的。手前の円柱状のものは二次電池か?④LEDテールランプの下は給油口と思われる。その両脇はLED式のウインカーランプ。 |
デザインが全く異なるが、前回の東京モーターショーで披露された“Gen-Ryu”からの流れを感じさせる、水冷エンジンとモーターによるハイブリッドモーターサイクル。加速時はエンジンからの出力をモーターがアシスト、巡航に入るとモーターは発電機として機能してバッテリーを充電。回生ブレーキにより制動時も充電が行われる。後輪駆動部に搭載されたヤマハお得意の超薄型パワーユニット(YIPU)は、加速時だけではなく、押し歩き時のアシストも行い、リバースも可能。ヤマハとのコラボレーションによる専用オーディオシステムを搭載し、Bluetoothによりヘルメットに音楽が送信されるという。Gen-Ryu同様、独創的なフロントのサスペンション/操舵機構にはヤマハ発動機の拘りが感じられる。
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① ①フロントサスペンションはGen-Ryuよりも凝った構造へと進化しているようだ。②ヘッドライトは小振りなプロジェクタータイプを採用。③比較的シンプルに纏められたハンドル周り。綺麗なトラ杢が出ているウッドパネル上にはオーディオのインジケーターとスイッチ類が配置されている。④駆動部にはYIPUを搭載。ハイブリッドゆえ、シート後部には給油口も備わる。 |
シートや後輪、ハンドル、フットレストなどが折りたためるコンパクトなエレクトリックコミューター。もともとコンパクトなので、各部を折りたたんでもそれほど小さくなった印象を受けないが面白い。携帯電話をかざすポートを内臓したり、インターネット経由で各種サービスが受けられるなど、ノートPCのようなモーターサイクル。出力は0.58kW。
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① ①各部を折りたたんだ状態。劇的にコンパクトになるわけではないが、車載時には重宝しそうだ。②BOBBYの起動は携帯電話をポートにかざして行う。③リアサスペンションはシンプルだが、折りたたむための特殊な構造となっている。④折りたたまれたハンドル周り。右側には操作用の十字ボタン、本体上部には非接触式のポートが見える。 |
スズキ
「飛行機にのっているようなイメージ」と「バイクで走る喜び」を形にしたデザイン提案モデル。その名の通りモチーフは複葉機(バイプレーン)で、キャノピーに覆われていない開放感を表現しているという。エンジンは縦置きにレイアウトしたV型4気筒。後輪の駆動はシャフトドライブ。カーボン製のリアスイングアームとシンプルなサスペンション、キャリパーと一体化したフロントフォークとリムにマウントされたベンチレーテッドディスクなど、機構的にも見るべき部分が多い。独創的なフロントマスクは、前回の東京モーターショーで公開されたストラトスフィアをさらに未来的にしたような印象を受ける。
そのデザインから、「人とクルマのテクノロジー展」等で日本に何度か上陸を果たしている英国インテリジェント・エナジー社の燃料電池車“ENV”との深い関連を窺わせるモデル。それもそのはずで、このモデルが採用している小型軽量の空冷式燃料電池ユニットはインテリジェント・エナジー社製だ。しかし、ENVが自転車的なデザインとパーツで構成されていたのに対して、crosscageはよりモーターサイクルとしての魅力を前面に打ち出すデザインとパーツを採用しているのがスズキらしい。ちなみに、ENVは既に約160キロメートルの航続距離を実現しているので、crosscageが走行可能な状態にあっても何ら不思議ではない。
世代によってはとても懐かしいと感じるあの“ジェンマ”がビッグスクーターとして復活。プレスデー初日のステージ中央でベールが取り払われた美しいモデル。後輪駆動部分のフルカバード化は非常に効果的で、これによりロー&ロングのフォルムが強調されている。全長は2350ミリで高さは1050ミリだ。また、タンデムシートとの一体感を追求したとされるフルフラットシートも美しいデザインに一役買っている。エンジンは水冷4ストロークDOHCの単気筒。今のご時世、市販されればヒット間違いなし?
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① ①駆動部分をボディ同色のカウルでカバーすることで、従来のビッグスクーターとは印象が大きく異なる。車体底面も入念にフラット化されていることに注目。②プロジェクタータイプを組み合わせた2灯式のヘッドライト。シンプルなバイザーも好ましい。③市販車然とした仕上がりを見せるメーターパネルとハンドル周り。④ボリューム感のあるリアビュー。パンチングメッシュ素材で、マフラーエンドも丁寧にカバーされる。 |
本田技研工業
オートマチックトランスミッションを採用した水冷4ストロークOHC水平対向6気筒1832ccエンジンを搭載したコンセプトモデル。テーマは“ホンダらしさ”の追求。大排気量エンジンの迫力を際立たせるために車体は徹底的にコンパクト化され、フレームもアルミバックボーンタイプを採用している。ヘッドライトは大胆なLED5灯式。2タイプのフルオートマチックモードと6速マニュアルシフトモードによりパワフルな加速とイージーなクルージングを堪能できる。ブレーキは前後連動のABSを採用。 リアホイールを支持するプロアームに対して2本のサスペンションユニットをV字型に配置しているのは、シンプルな構造でプログレッシブな特性を得るアイデアか。ちなみに1832ccの水平対向6気筒は現行GOLDWINGと同じエンジン形式。
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① ①正面から見るとエンジンも含めて意外なほどスリムな車体構成であることが分かる。②うねるようなデザインのエキゾーストパイプのデザインが美しい。バックボーンタイプのフレームを採用した理由が理解できる。③エンジンを正面からみると左右シリンダー前部に“F”と“6”のデザインが施されている。水平対向6気筒をアピールするアソビ心。④V字型に配置されたツインのサスペンションユニット。 |
前回の東京モーターショーで公開されたDN-01がより完成度を高めて登場。今回は会場で跨ることも出来たので、いよいよ市販間近という印象だ。Vツインエンジンは水冷4ストロークOHCで排気量は680cc。このモデルに搭載されているロックアップ機構付油圧機械式無段変速機構HFTも同時に公開された。ドライブモード、スポーツモード、6速マニュアルモードを持つHFTによるイージーな操作性と低いシート高、ステップボードの採用など、モーターサイクルにビッグスクーター的なテイストを加えたモデルと言えるだろう。
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① ①680ccのV型2気筒OHCエンジン。ステップボードとの組み合わせが新鮮だ。②このモデルの心臓部とも言えるHFT。ロックアップ機構付。エンジンの動力を油圧に変換するオイルポンプと、その油圧を再度動力に変換して出力するオイルモーターから構成されている。③ドレスアップアクセサリーを装着したモデルも公開された。④高級感漂う専用シートやメッキパーツなどが装着されている。 |
EVO6同様、“ホンダらしさ”を追求した1台。排気量1140ccの空冷4ストロークDOHC直列4気筒エンジンや、ワークスレーサーRCをルーツとするロングタンク、“4フォア”を髣髴とさせるエキゾーストパイプなど、随所に歴代CBのエッセンスを採り入れたモデル。細部の質感やフィニッシュも素晴らしい。
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① ①“4フォア”の流れるような美しいエキパイが復活。当然、空冷エンジンとのマッチングも絶妙。②トラディショナルなスタイリングとRC風ロングタンクの取り合わせは何処から見ても美しい。③よく見るとハンドル周りにも新作パーツが多数投入されている。④ツインのサスペンションはダンパーもフルアジャスタブルだ。 |
CB1100Fと同じエンジンながら、こちらはあの“RCB”のイメージを採り入れつつ“ホンダらしさ”を追求したモデル。エンジンが同じなだけで、CB1100Fと共通のパーツは極めて少ない。フレームをはじめ、倒立フロントフォーク、スタビライザー付きのリアスイングアーム、ラジアルマウント式のブレーキキャリパーなど、車体関係のコンポーネンツは殆ど別物。外装部品もレーシーなデザインのシートカウルなどを装着し、独特の軽快感と迫力を演出している。特徴的な2灯式ヘッドライトはマルチリフレクター式とプロジェクター式を組み合わせたものだ。
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① ①基本的にCB1100Fと同じようだが、細部の仕上げがややことなるエンジン。②サスペンションはショーワのフルアジャスタブル。シートカウルの下はあっけないほど簡素。これもRCB風だ。③小振りな2灯式ヘッドライトの下には大型のオイルクーラーを装備。カウルの仕上げも美しい。④テールランプの処理も“いかにも”な仕上がりだ。ウインカーはLEDタイプと思われる。 |
その他の見所
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① ①あの高純度レーサーレプリカ“デスモセディチRR”も展示(ドゥカティ・ブース)②今季MotoGPクラスを制したケーシー・ストーナー選手のデスモセティチGP07(ドゥカティ・ブース)③ソフテイルファミリーのニューモデルFXCW/FXCWC(ハーレーダビッドソン・ブース)④来期の復活に期待がかかるニッキー・へイデン選手のRC212V(本田技研工業ブース) |
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⑤ ⑤バレンティーノ・ロッシ選手のYZR-M1(ヤマハ発動機ブース)⑥ランディ・ド・プニエ選手のNinja ZX-RR(カワサキ・ブース)⑦ダニ・ペドロサ選手のRC211V(ショーワ・ブース)⑧トーマス・ヒンターラーター、リコ・ペンツコーファー、マーカス・バースの3人がル・マン24時間耐久レースで使用したR1200Sベースのスポーツ・ボクサー(BMW4輪ブース2階) |
[協力] ヤマハ発動機/スズキ/本田技研工業/ドゥカティジャパン/カワサキモータースジャパン/ハーレーダビッドソンジャパン/ショーワ/BMWジャパン/日本自動車工業会
[記事制作] ホビダス編集部 渡辺



