山と海に囲まれた古都、鎌倉をMTBで走る

8.22btop.jpg 8月も折り返し、高校野球も終わると、夏もそろそろ落ち着きをみせ始め、涼しい風が…と言いたい所だが、今年の夏はまだ暑い、とにかく暑い。ということで爽やかな風を感じるために、ホビダス編集部イソガイが海沿いを疾走。古都、鎌倉を高性能MTBで走ってきた。

マウンテンバイクで鎌倉を歩く利点

 今回お世話になったのが鎌倉駅から歩いて5分、MTBを専門に扱うサイクルショップGROVE KAMAKURA。「マウンテンバイクで鎌倉を歩く利点は坂道が多い鎌倉ではMTBが便利だと考えました。」と店員の池田さん。今回お借りした自転車は、「KONA」の「MANOMANO(マノマノ)」。サスペンションも前後にあり、DISCブレーキも搭載している本格的MTBだ。
 「鎌倉は小道を走っていてトンネルや樹木などの、きれいな景色を見つけたり、オシャレなお茶屋さんがあるので、鎌倉を楽しむには自転車が適してるのでは、と思います。オススメは少し涼しくなった9月ですね」。このお店ではMTBのレンタサイクルもあるので、手ぶらで鎌倉を訪れ、サイクリングを楽しむことができる。
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寺院を巡りに鎌倉の山へ

 下馬の交差点付近にあるGLOVE KAMAKURAを出発。はじめに向かったのは、鎌倉時代から広く国民から尊崇されるようになった由緒ある神社、鶴岡八幡宮。 鶴岡八幡宮の参道でもあるメインストリートの若宮大路には、教会や古い洋館の歴史を感じさせる建物が並ぶ。若宮大路中央にある段葛(だんかずら)は、桜の木々が影を作り、涼しげな散歩道。多くの観光客が段葛を楽しそうに歩いていた。

 鶴岡八幡宮を横に見て、鎌倉街道へ。この道は緩やかな上り坂。ギアを徐々に軽くしながら坂道を上っていく。乗っているのがMTBでなく、普通のママチャリだったら、とっくに押して歩いていただろう。今回お借りしたMTBは、前輪にサスペンションが付いているので、グッとペダルを踏み込んだ時も地面の反発が少なく、力を入れやすい。ガタガタ道もショックを和らげてくれるのだ。鎌倉街道の坂道を上りきったところから、今度は緩やかな坂を下り、国内で最初の禅の専門道場と言われている建長寺へ到着。

 参拝した後、鎌倉街道を引き返し銭洗弁天方面へひた走る。ところが道がまた上り坂。鎌倉の坂はとにかくきつい。坂というより、山を上っているのも同然で、ひと山越えたらまたひと山…。ギアを何度も変え、地に足は着かすまいと、必死に抵抗するイソガイだが、とうとうギブアップ。自転車で漕ぐことを断念し、銭洗弁天直前の坂道を押して行くことに。
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風を求めて海へ

 汗だくになった山方面から、涼しい風を求めて海沿いへ向かう。もちろん今度は下り坂だ。気分爽快に坂道を下る。なんとも気分が良い。鎌倉大仏の横を抜け、鎌倉の小道を抜けていく。海へ行くまでの小道は、昔からの古い建物や、風情のある民家、昔ながらのお茶屋がヒョイと不意に姿を見せる。江ノ電の踏み切りを越えると、もう突き当たりは海。磯の香りと日焼け止めクリームの匂いが混ざる夏の雰囲気がムンムンの由比ヶ浜に到着。 8.22b9.jpg 8.22b15.jpg
 海沿いをひたすら走る。海からの風がなんとも心地良い。由比ヶ浜から稲村ヶ崎を越えて七里ヶ浜までノンストップ。海岸沿いの道は砂浜が混ざっているが、MTBの太いタイヤは地面をうまく噛むのでビクともしない、安心して走ることができた。

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鎌倉の素顔に出会うなら…

 変速ギアは、山道を走るのに適し、太くグリップの強いタイヤは砂の多い海岸沿いの道に合うと感じた。また、本格的にMTBに乗る方も、鎌倉の山を楽しむこともできるだろう。お寺を回るのにも自転車は最適なのかもしれない。そして何より、情緒溢れる民家やお茶屋が、小道に顔を出す姿を覗くには、小回りの利く自転車が最適なのでは、と感じた今回の取材だった。

 海と山に囲まれた古都、鎌倉。海沿いをひたすら走るのも気持ち良いし、本格的にMTBに乗りたい人が山道を駆け上るのにも良いコースがあるはずだ。寺と寺、少々距離のある鎌倉お寺を巡るにも自転車を使うのが最適だと思う。そして素敵な小道を見つけるもよいだろう。

協力:GROVE KAMAKURA
記事制作:ホビダス編集部 イソガイ