知っていますか?ライフジャケットのこと Part 1

最近では、免許不要で乗れるボートが脚光を浴びていますが、海のレジャーでは安全も重要なテーマ。そこで、必要不可欠な装備であるライフ・ジャケットの基礎知識を特集します。今回は救命胴衣の用途による分類をご紹介します。必ずその目的に適合した救命胴衣を装備するようにしましょう。

小型船舶用救命胴衣

3az-1.jpg  小型船舶用救命胴衣は、主に小型船舶に装備するためのライフジャケットで、少なくとも、7.5キログラムの鉄片を水中に吊り下げても浮いている程度の浮力を確保しているものを指します。リラックスした状態で頭部を水面上に出し、浮いていることが可能です。着用しても身体の動きをあまり妨げないように軽く、比較的薄く作られている製品が多いようです。


小型船舶用救命胴衣は、20㌧未満の動力船を対象としたもの。小型船舶用救命胴衣にタイプが設けられ、搭載が認められる全ての小型船舶に搭載可能なものと、限定沿海以内を航行する小型船舶に搭載可能なものがあるい。航行範囲等により適切なタイプを選ばなければならなくなった。

作業用救命衣

a92.jpg  作業用救命衣の浮遊性能は、小型船舶用救命胴衣と同じ程度で、船舶上で作業をする方が安全のために着用することを前提としたものです。性能的には、小型船舶用救命胴衣兼用で設計されている製品が多く、承認を受けた場合は、小型船舶用としても使用することが可能です。 作業中の着用を想定した設計がなされており、身体の動きを妨げず、汚れや摩耗に強い製品など等、様々なバリエーションが存在します。


作業用救命衣は、20㌧以上の漁船の漁労作業時や船上での作業時など、船員労働安全衛生規則により定められた作業従事者のためのもので、港湾土木工事など、水辺の作業時にもご利用される。

水上オートバイ用ライフジャケット

varie01_ph01.jpg 水上オートバイ用のライフジャケットのベースは小型船舶用救命胴衣。その用途を考慮して、表面の色等は自由に設定でき、 ファッショナブルなデザインのものが多くなっています。

 

 

 

小型船舶用浮力補助具(14年10月導入)

NS-501f1.jpg  比較的静穏な海域のみを航行する等、一定の条件を満たす小型船舶の場合に、 この小型船舶用浮力補助具を使用することがで可能です。 ベースは小型船舶用救命胴衣ですが、常時着用に適した基準が採用され、必要浮力の緩和、 表面の色等の自由など、各種要件が緩和されています。

 


小型船舶用浮力補助具は、以下の要件を満たす小型船舶に搭載可能だ。
平水区域+次の2つの要件を満足する小型船舶 (旅客船は除く)で、①浮沈性能(船内に充分な浮力体を持ち、沈まない構造)②キルスイッチ機能 (操船者が落水時にエンジンが自動停止するもの)

SOLAS型救命胴衣

051.jpg SOLAS型救命胴衣は、国連の専門機関であるIMO(国際海事機関)のSOLAS条約 (海上人命安全条約)に基づき、国際的に性能基準が決められているライフジャケットです。外洋における退船を考慮しているため、大きい浮力を持ち、 意識を失った場合でも、顔面が上向きになるような設計がされています。 このタイプのライフジャケットは退船時に着用することを前提と しており、常時着用することは想定されていません。 大型の旅客船、フェリー等に搭載されています。


救命胴衣は、総トン数20㌧以上の船舶に搭載するもので、国際条約によりその性能要件が決まっています。特に小児用には3区分の身長・体重規定がある。

 

用途にあった救命胴衣を装備しましょう

 今回は、用途による分類から様々な救命胴衣をご紹介しました。必ず、ご自身の使用目的にあった救命胴衣を装備するようにしましょう。

 

●記事制作:ホビダス編集部 渡辺

日本船具

●参考資料:国土交通省

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