地球と私のためのエコスタイルフェア~エコプロダクツ2005

-01.jpg  2005年12月15日(木)~17日(土)の3日間、東京ビックサイトで行われた「エコプロダクツ2005」。日本最大級の環境総合展です。500以上の展示の中から環境に優しい家具や家電プロダクツを中心にピックアップしました。
 この展示会は様々なメーカーやブランドが、エコプロダクツや環境問題について考え、それぞれのスタイルでエコライフを実現するための、学習できる場を提供。  今回で7回目の開催を迎え、500以上の企業・団体が出展し、環境にやさしいプロダクツ、サービス、コンセプトなどをわかりやすく紹介していました。


 特に今年は「地球温暖化防止につながるエコスタイル」にスポットを当て、一人ひとりが毎日の生活シーンの中で、意識を持ってエコ行動を習慣にすれば結果的に「地球温暖化防止」や「CO2削減」につながる。これを新しいエコスタイルと定義づけ、見て触れて実感できる展示形式でした。

イトーキ

 「人と地球にやさしい環境づくり」を目指す「イトーキ」では、環境負荷の少ない再生材料の採用、分別設計、パーツの共有化など 3R(リデュース、リユース、リサイクル)の視点で製品開発に取り組んでいます。今回は牛乳パックを利用した学校用の机とイス(左)、麦わらを再利用したオフィスや家庭で使えるボード(中)、ケナフととうもろこしを原料にしたデスク天板(右)を展示していました。
02-.jpg
●イトーキ
http://www.itoki.jp/
-03.jpg -04.jpg

INAX

 「INAX」で見つけたのは、「デジポットトイレ」。なんとこのトイレ、水を使わず排泄物を処理できるのです。このトイレは、排せつの重点課題、「水の有効利用」「肥料・エネルギーなど、排せつ物の利用」「浄化など、排せつ物の適切処理」、「自立排せつ」「安全・安心・清潔確保」を考え、し尿を分離回収して無水で搬送するシステムを採用するという画期的なトイレなのです。  また、写真のように古い着物で飾り付けるなどというように、耐水性を気にせず個人の趣味に合わせた素材を選択できます。生活者の基本行為である「排泄」に目をむけ、排泄物を有効活用することで生活者に食物、資源、エネルギーとなって戻ってくるというシステムです。
●INAX
http://www.inax.co.jp/
-5.jpg -06.jpg

SONY

 いまやお馴染みのエンターテイメントロボット「AIBO」(左)も実はエコプロダクツ。とうもろこしなどのでんぷんから作られる植物原料のプラスティックを、足のツメなど付属品の一部に利用されています。また、丸みを帯びたデザインとカラーがマッチしたウォークマンと携帯電話も、本体ボディに植物原料プラスティックを使用しています。
-7.jpg -08.jpg -09.jpg
-10.jpg そして、環境に配慮したこちらのテレビは「ブラビア」シリーズ。美しい大画面を省電力で楽しめるように、新たに小型の「光学エンジン」を開発。大画面テレビの美しさと省エネルギーを両立しています。

●SONYグループ
http://www.sony.co.jp/

マーケット・イン・ラボ

 新しい感覚でマーケットに刺激を与えている「マーケット・イン・ラボ」のニューブランド「ベイビー・ミル」はとても紙から生まれたとは思えないほど、クオリティの高いエコプロダクツ。子供用の机やイスから、大人もくつろげるソファまで、今までの紙素材では実現できなかった強度をもたらしています。しかも、紙だからこそ実現したユニークなデザイン。そして環境効率も優秀です。エコロジーにデザインの力を加え、より一層の心の潤いを感じられます。
-11.jpg -12.jpg
●マーケット・イン・ラボ
http://www.market-in-lab.com/
 出展者数、来場者数ともに過去最大となった今回のイベント。それだけ環境に対する関心の高さがうかがえます。様々な方面から環境を考えることができ、身近なことからエコを実践していきたいと思わせるライフスタイル一体型のイベントでした。

記事制作:家具コレクション編集部

東京国際家具見本市~IFFT2005

_DSC1863-.jpg 最新のライフスタイル提案と、「日本発」のインテリアトレンドを世界へと発信する、日本最大級の家具のイベント「2005 東京国際家具見本市(IFFT2005)」が、11月22日(火)~25日(金)の4日間、有明・東京ビッグサイトにて行われました。今回で21回目を迎えるこの展覧会は、例年よりもさらに勢いを増し、国内外から様々なメーカー、ショップが出展。地域パビリオンのほか、インテリアの「未来」を感じさせる斬新な展示館「インスピレーションパビリオン」も話題を呼びました。

Maturity&Mode

IFFTが提案する「Interior Trend 21」。今年のテーマ「Maturity&Mode」に基づき、安田惠氏らデザイナー数名が、団塊の世代=Matureな(成熟した)人々に向けた新しい空間づくりを提案。「AD CORE」のネオ・クラシコシリーズを基調に、クラシックとモダンを合わせた空間(右)や、「リーン・ロゼ」のユニークなソファを中心にしたリビングダイニング(左)など、実生活にそのまま活かせるアイディアが満載でした。

CO/EX

日本とフランスで活躍する若手デザイナー4人のデザインユニット「CO/EX」。その一人ネヅコウタ氏の「ハモン」は、座面の下部分に水の入ったボウルとライトが隠れていて、座るたびに、下の白い板に波紋が優しく揺らぎます。一日も早い製品化が待たれますね。

morimoto design

有能な若手デザイナーを集めたスペースに忽然と生えた木は、森本裕持氏の作品。学習机としても使えるブナの無垢材から作られたデスクは、隣にプランターを置くことで、気持ちとデスクそのもののバランスをとるお手伝いをしています。

ASAHI TSUKIITA KOGYO CO.,LTD

「アサヒ突板工業」では、厚さ0.2ミリの突板から漏れる柔らかな明かり「木星」が注目を集めていました。カバザクラなどを使った10、もしくは20個の三角形のパーツを組み合わせて作るというクラフト感も人気の要因のようです。

marcs* international co,.ltd.

沖縄出身のデザイナーマキシナミ氏とのコラボによって生まれた「WALL SERIES」(写真奥)は、壁に立て掛けるだけという新感覚のシリーズ。白のデスク、黒のラックどちらもスチール製で、華奢なわりにどっしりとした安定感があります。

FOREST NOTE

自然の気配を感じさせる心豊かな住空間創りをテーマとする「FOREST NOTE」。今回は国産トドマツの木目が美しい「うづくり」のシリーズを発表しました。日本の伝承技術の素晴らしさを生かしたシンプルな同シリーズは、意外に洋室にも馴染みます。

TAKAOKA’S REGIONAL INDUSTRIAL CENTER

富山県「高岡地域地場産業センター」のブースでは、鋳物技術と現代のデザインをコラボレートした様々な製品が展示されていました。たとえば、真鍮の風鈴や錫の器、銅の水差しなど、伝承された「本物」の技術が暮らしの中で光ります。

 4日間で2万6504人もの来場者が集まった今回のIFFT。家具業界の関係者だけに限らず、プロからエンドユーザーまで、幅広い人々に向けて、日本も含め世界中の家具や雑貨を紹介していくことで、ビジネスの発展に貢献してきました。今年は特に、流行の「ライフスタイルショップ」をテーマに、インテリアを陳列するだけでなく、「自分好みのインテリアを集めたライフスタイル」を具体的に表現するという、さまざまなメーカー・ショップの試みが新鮮でした。

記事制作:家具コレクション編集部

にっぽんらいふ展~全国木の家具・生活具大展覧会~

nipponlife-top.jpg  国産の家具とインテリア関連製品を集めた「にっぽんらいふ展」が11月22日から3日間、パシフィコ横浜で行なわれました。家具の産地の枠を超え、全国のメーカーや組合が集結。作り手の意識の高さを感じる「本物」の家具たちを見て、触れて、伝統技法と新技術の素晴らしさを感じられるイベントでした。

 ヨーロッパやアジアからの輸入シェアが拡大している昨今の日本の家具・インテリア市場ですが、国産の木製家具やインテリア製品には、世界有数の高度な技と情緒豊かな感性が備わっているという魅力を忘れがちです。このイベントは、良質でデザイン性の高い国産の木製家具およびインテリア製品を再認識し、多くの人々に伝えていくことを目的としています。

カンディハウス

木を生かしたモダンデザインで評価の高い「カンディハウス」では、ハイエンドモデルの「クォードLUX」シリーズのウォールナット材を使った新色などが登場。作り付けの家具の需要が増えているので、トータルでコーディネイトできる質の高い家具を、ウォールナット材を使って普及させたいと話していました。 http://www.condehouse.co.jp/

匠工芸

「心地よさ」を提案する「匠工芸」からは、日本人が感じる「畳の上のくつろぎ」をイメージしたソファ「GRANDE」。寝転がってテレビや読書を楽しめる快適性はもちろん、背面から見たときのデザインの美しさは秀逸です。
http://www.takumikohgei.com/

アサヒ

九州のソファメーカー「アサヒ」は、日本人のライフスタイルのあるべき姿を表現した「寛(くつろぎ)」シリーズが目を引きました。モダンな空間にも似合いそうな、直線的でシンプルなフォルムが魅力です。

http://www9.ocn.ne.jp/~k-asahi

イトウ

豊かなスカンジナビアの自然をイメージした「スコール」シリーズは、シックな色合いで落ち着いた雰囲気。高級材のウォールナットを贅沢に使用し、丸みを帯びたやさしい形状が、憧れの北欧スタイルを思い起こさせます。

http://www.east-wood.co.jp

 「さがしていた心地よさは、この国にありました。」今回はじめて開催されたにっぽんらいふ展のキャッチフレーズです。
 私たちの快適な住空間を支えてきたのは、時は流れ、価値観が変わって揺るがない「にっぽんの心」をこめて作られた「にっぽんの家具」。日本の風土と文化にもとづく、その尊い技術と知恵の偉大さを感じさせられた今回の展示会でした。

記事制作:家具コレクション編集部