防錆技術で釣りが変わる
釣りをする方にとっては常識的なことになりつつありますが、ここ数年でリールの耐久性がかなりアップしました。使用状況にもよりますが、かつては釣行後のメンテナンスを怠ると、いかに高価なリールであってもハンドルを回すたびに「ゴロゴロ」と不快な感触が発生して、釣り場での集中力に大きな悪影響を与えていたものです。ところが最近は状況が大きく変わりつつあります。ベアリングの常識が変わった
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シマノが採用する「A-RB(アンチラストベアリング)」 ボールベアリングにシマノ独自の表面被膜処理を施し、既存ステンレスの10倍以上という驚異的な耐久性を持つ。その驚くべき耐腐蝕性が初期性能を永く維持し、長年にわたる滑らかな回転性能と心地よい使用感をもたらす。 |
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ダイワ精工が採用する「防錆ベアリングCRBB」 今まで非常にサビの発生しやすかったボールベアリングについて、防錆性能を飛躍的に高めた。ダイワ社内基準による耐塩試験の結果でも全くサビが全く出ていない。驚異的な性能だ。 |
金属の表面処理(改質)技術の進歩のおかげで、「ゴロゴロ」の大きな原因のひとつ、「錆」の発生がかなり抑制できるようになりました。特に、リールの内部に多数存在する軸受け部に仕込まれたベアリングは、耐久性向上のために硬度を上げると、今度は錆びやすくなるという非常に難しい問題を抱えていたので、ある程度のところで妥協せざるを得ない部分がありました。ところが、錆の抑制が可能になったことで、近年発表された防錆ベアリング採用のリールはどれもかなり耐久性が向上しています。もちろん、リール内部で発生する不快な感触の原因は、避け難い各部の磨耗等他にも存在しますが、それでもトータルな耐久性、気持ち良く使える状態の持続性という意味では大きな向上と言えるでしょう。
マグネシウム素材
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マグネシウム素材(合金)を使用したリールの一例 左:ダイワ精工の「トーナメント・エアリティー2500」 右:シマノの「ステラ2500S」 |
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軽量ではあるけれど、非常に錆に弱いとされているマグネシウム素材(合金)などもリールの軽量化のために使用されるようになりました。海水に触れていると、一般的なステンレス素材はいずれ錆びてしまいますが、その海水に触れる可能性の高いリールの部材として、よりデリケートなマグネシウム素材(合金)の使用が可能になったのも様々な金属の表面処理(改質)技術の賜物です。そのため、かつては考えられなかったほど軽量なリールも作られるようになりました。竿の軽量化も進んでいるため、竿とリールをトータルで考えれば飛躍的な軽量化が進んだと言えるでしょう。軽量化は感度にダイレクトに影響してくる部分でもありますから、微細な魚信が感じ取れるようになったと実感しているアングラーの方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
いざ、フィールドへ!
モデルによってはリールの水洗いも手軽に実施できるようになりました。ガンガン使って手軽にメンテナンス。ベテランの方もビギナーの方も、お気に入りのリールを使い倒してどんどん腕を上げようではありませんか。

