国際フィッシングショー2007で見つけた注目の新商品


取材当日は午後2時からの一般入場にも関わらず、多くの釣りファンでこの大盛況!
 2月9日から2月11日までの3日間、「国際フィッシングショー2007」がパシフィコ横浜で開催されました。

 昨年から会場を横浜に移し、今年で12回目を迎えるこの展示会は、各メーカーの最新釣具を見て触れることの出来る人気イベント。今回のホビダス釣り特集は、会場で見つけた注目の新商品をピックアップしてお知らせします。

磯を守る!


ダイワ精工がこの商品を販売する意義は大きい。フィールドの環境保護無くして釣りは成り立たない。
 ダイワ精工のブースでは、「石鯛生分解捨て糸」を発見。釣魚や仕掛けによってはどうしても海中に残してしまう捨て糸。特に石鯛の場合は、根や溝などに付餌を固定するために、捨て糸は無くてはならない存在ですが、海中に残されてしまった捨て糸や重りの環境への影響は無視できない問題でもあります。ダイワ精工の「石鯛生分解捨て糸」は海中のバクテリア等により自然に分解されるタイプのもの。捨て糸であれば、釣り人の心情的にもそれほどの抵抗は無いはずで、是非とも普及してほしいアイテムです。

シーバスの悪夢



9.15フィートのレングスで驚異の118グラム。極めてシャープなブランクがポテンシャルを感じさせる。
 次は同じくダイワ精工のシーバス用ルアーロッド、「モアザン Branzino ナイトメアカスタム」です。モアザンは極限まで低レジン化したSVFコンパイルXグラファイト等により、圧倒的な軽さを誇るシリーズでしたが、この「モアザンBranzino ナイトメアカスタム」にいたっては9フィートオーバーのレングスで118グラムという、まさに驚愕のライトウエイト。この数値がグリップ周辺のシェイプアップのみで達成されたのではない証拠に、振ってみるとロッド全体にシャープな張りを感じ、その上バランスが良い。ティップのブレが収束するのも恐ろしく早いのが分かります。価格は7万1400円と高価ですが、当然、それに見合う感度も達成されていることでしょう。文字通りシーバスにとってはナイトメア=悪夢となり得る1本。

ステラを超えるのはステラ


前作の雰囲気を踏襲しているが、あらゆる部分に手が入りその完成度は極めて高いNEWステラ。
 こちらは、シマノブースに展示されていたNEWステラ。今年はモデルチェンジがある年ということで、発表前から注目を集めていたこのステラですが、実物に触れてみると、高級感のある各部の感触や滑らかな操作感など、既存モデルを良い部分を継承しつつ、完璧なトラブルレスを目指して各部が改良されているようです。新形状の前ツバリングを装備し、ロングノーズ化することでキャスティング性能とライントラブルを軽減したAR-Cスプールや、超々ジュラルミン冷間鍛造マスターギアに特殊表面処理を施し従来比で耐久性を50%も向上させたバリアギア、塩ガミを減少させるためにシールド付きとなった防錆ベアリング「S A-RB」、ラインをスムーズにローラーに導くためにスプールに対する角度を見直されたSR-ワンピースベールなど、改良箇所は数え切れないほど。現行モデルのオーナーにとってはなんとも悩ましい一台です。

進化を止めないメガバス



ハイテク素材から天然素材まで、あらゆる素材を使い製品開発するメガバスに死角はない。
 これは、メガバスのブースで見つけたカーボンカヌーです。スペックなどの詳細は発表されていませんでしたが、ちょっと揺すってみると恐ろしく軽量なのが分かります。内部のウッドの木目とハイテクなカーボンの模様が美しくマッチした一品でした。その他、「ITO MONOBLOCK 100」と名づけられた新開発のベイトリールも展示されていました。一つの金属の塊からフレームなどのパーツをマシンカットで削り出すという手法で製造されるらしく、見るからに剛性の高そうなボディーが並みのリールではないことを強烈に主張しています。ちなみに、スタッフの方の説明では全て自社工場での一貫生産を予定しているとのこと。果たしてどのようなリールに仕上がるのか、とても楽しみな一品。

夏場の釣りを快適に


産業界向けのアイテムを釣りに転用。ぜひとも商品化してもらいたいグッドアイデア。
 こちらは、マルキューが参考出品していたフィッシング空調服。夏場の釣りは高い気温と湿度との戦いとも言えます。時として暑さが集中力を奪い取る原因になりうることは釣り人ならご存知のことでしょう。衣服内部に外気を取り入れるファンを内臓した空調服は、近年産業界では話題となったアイテムですが、これを釣り場に導入するというのはグッドアイデア!実際に発売されれば、暑さに弱い釣り人への福音となるはず。ぜひとも市販までこぎつけてもらいたい商品です。

がまかつから驚異の新型フックデビュー



独自の新メッキ技術「HYPER SHIELD」により、耐食性が著しく向上しているというがまかつの新型フック。
 これは、がまかつブースで見つけた新型フック「TREBLE RBミディアムヘビー」。最大の特徴は高強度・高靭性素材「TOURNAMENT GRADE」採用により、フトコロ強度・鈎先耐久性が大幅に向上していること。さらに独自の新メッキ「HYPER SHIELD」により、耐食性も大幅に向上しているそうです。驚くべきことに、耐久テストを担当しているがまかつの某テスターは、錆びないので同じフックを2年間も使い続けているとのこと。さすがに2年間となると鈎先が甘くなりそうな気がしますが、もしこれが本当なら、このフックは今年のフィッシングショー最大の注目商品といえるのではないでしょうか?また、スプリットリングプライヤー無しでも、ルアーへの脱着が容易に出来るマジックアイや、鈎先貫通性を重視したロングテーパーフックポイント、ルアーにフィットする「3点バランスアイ」、新ロウ付け製法による強度アップなど、フックの基本性能と使いやすさにおいても大きく進化しています。

大活躍間違いなしのimaの新作


このサイズと細さでフローティングは驚異的。強度的にも問題ないという「komomo SF-95 Slim」(左)。
 imaブースでは、「バチ抜けスペシャル」とも言える新作2種を発見。特に驚いたのは「komomo SF-95 Slim」。なんと、この長さとこの細さでフローティングタイプです。お隣の「CALM80」がシンキングですから、この2本を組み合わせればバチ抜け狙いは完璧か?それにしても「komomo SF-95 Slim」は魅力的。「釣れるに決まってるじゃん」的なスレンダーボディーです。ちなみに、スタッフの方もフィッシングショーが始まるまで現物を見たことがなかったそうな・・・開発はそれだけシークレットだったということでしょうか。

オリムピックの高性能ロッド群


このスペック、この装備、そしてこのお値段は立派としか言いようが無い。
 最後は、近年大量に高性能ハイコストパフォーマンスモデルを市場に投入しているオリムピックのロッド群です。例えばシーバスロッド「グラファイトリーダー・アルジェント」。最も一般的な9.0フィートモデル「GOAS-902L-F」の自重はわずか125グラム、9.6フィートモデルの「GOAS-962ML」でも136グラムと、シリーズ全体を通して超軽量に仕上がっています。そのほか、全モデルで印籠継ぎのジョイントやチタンフレームSiCガイド、ノンスリップ加工を施したDPSリールシートなどのハイスペックを採用。ロッドは好みの問題もあり、その良し悪しは装備やスペックでは判断できないものですが、それにしても他社製フラッグシップに勝るとも劣らないスペックとリーズナブルな価格を完全国内生産で成し遂げているのには脱帽です。ぜひともトライしてみたいシリーズです。

 さて、注目の新商品は如何だったでしょうか?今年は斬新な新機能よりも、基本性能を追求した新商品が多かったように感じます。これから各社のニューモデルが店頭にも並ぶことでしょう。その実力は是非釣具店で確かめてください。

●取材協力:ダイワ精工 シマノ メガバス マルキュー がまかつ ima(アムズデザイン) オリムピック (順不同)

●記事制作:ホビダス編集部 渡辺 | コメント (0)