●血をみる。
取材まえに定期健診。
診察だけかと思いきや、ちゅーっと吸われました、笑顔で、ナースさんに。
そしていつも通りそれをガン見する私。
いつも思うけど、血って案外黒いですね。ええ、ハラじゃなくてな!

私、採血とか注射とか、好きです。
されるのが、というより見るのが。
だって、ものすごい極限状態でしょ、本来ならば。体液抜かれてるわけだからさ。一段死に近いところにいるというといい過ぎだけど、針で体液を人工的に外に汲み出してるわけだから!非日常に変わりはない。
そんな大スペクタクルを見ないでいられるかっちゅーの(おおげさ)。
人生でそう何度も頻繁にあることじゃなからこそ(そしてそうあることを心から祈るけど)、観られるときには観ておきたいのです。
しかし皮膚っていうものは本当に素晴らしいラップだと、私はいつも感心してしまう。
動物っていうそこそこ巨大な、水っぽい有機体を完璧に個体ごと密閉して、こぼれてしまわないようにしているなんて!
どんなに愛しい人とぎゅっと裸で抱き合ったって、融け合わないようにできてるなんて!
融けてしまいたいような夜でさえも、そうなんだから。
だのに鋭利な金属の先でちょん、とつついたら、たちまちその水風船からは紅い透明な液体があふれ出てしまう。
まるでルビーみたいに完璧な色彩、考えればあれも、なんであんなに鮮やかなの?
それをまた、枯渇するまえにそれぞれが止めてしまう力を持ってるなんて美しすぎる、まるで神話じゃ、あーりませんか。
...というようなことを毎回繰り返し思ってるんですけど、きもい?(笑)
だって天然の皮ってほんと神秘ですよ。
みかんもバナナも、なんて合理的になんて便利に出来てるんだろう、と。
中身が腐らないように汚れないように持ち運べるように、なにより美味しく保存できてるなんて!
...とこれまたみかんを剥くたびに繰り返し思ってるんですけど、きもいよね(笑)。
普段無造作に扱ってる身体だからこそ、「あんた、けなげにがんばってるんだねぇ」と肩のひとつも叩いてやりたくなるというか再認識するというか?
ディスカバリー自分、みたいな?
もうすっかりよれよれでポンコツだけど、せめてスキンケアは頑張ってあげようと思ったりしてね。
それにしても、抜かれてるあいだにいつも思うんだけど、採血ってけっこうな量を抜くと思いません?!
こんなに抜いちゃったら血管の中の内圧下がっちゃう!とか思うくらい。
だけど実際は全然平気なことにさらにびびる。
くらっともしないし財布とか出して会計して、『なんだよたけーな自費診療』なんて毒づいたりできちゃうわけです。
検査結果は一週間後だそうです。
たのしみ。





