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2011.3.20

●帰阪

大阪に帰って来ています。


テレビを点ければ新喜劇・漫才の嵐。
小予算でサックリ編集された、東京では考えられない雑な番組のオンパレードは完全に吉本芸人のマンパワーに頼り切った構成で、でもそれこそが泥臭い笑い、関西の関西たるルーツ、伝統芸能なんですね。
東京のバラエティをそのまま系列局で垂れ流せばいいものを、やらんでええのに大阪独自のキャストでしょーもない特番撮ったりして、あつかましいったらありゃしねえよ。


そんな素晴らしい故郷を離れて独り暮らしをしている私は、現在東京在住です。
あの日も世田谷の家で仕事をしていて、地震を迎えました。


その日から待機電力はすべてオフ、極力外出も控え(もちろん向こう一ヶ月くらいの仕事はほぼキャンセルになったし!)、電力消費がピークになる前に炊飯を終え、余分な回線を使わないように電話も控えた。


とにかく正しい情報を!
今できることを!
テレビやネットにかじりついて情報を集めて、走り始めたボランティアのスタッフに名乗りを上げ...


しっかりしてるつもりだったんです。
だから再三の大阪からの帰宅要請にもあんまり応じる気はなかったんです。
が、普段心配かけてばかりの家族の顔を、とてもとても見たくなって。


大阪に帰った私を妹はぎゅっとハグして、新地に飲みに連れ出してくれた。
お姉ちゃん東京から帰ってきてん!妹は店にはいるたびにそうやって私を紹介して、そのたびにみんな励ましてくれた。


怖かったやろ、大変やったなあ。でも大丈夫やで、見てみ!関西は復興したからな!
まあしっかり食べて飲んで、元気蓄えて、あっちでも気をしっかり持つんやで!
最終的には人の力や!笑うんやで!


あの地震のとき、関西も揺れたそうです。
それがフラッシュバックとなり、パニック障害を発症した人もいたそうです。
それくらい関西に残された傷跡も大きい。
だけどみんな笑って迎えてくれるんですよ。大丈夫やで!と。


お寿司屋の板さんは、はい、元気出して!と







シャ○ルのお寿司を作ってくれました。
「海苔五枚使いました!」だって。


一生忘れない。
寿司屋のカウンターで号泣したことも多分もう一生ない(笑)


「もろた元気を、東京で分けてあげたらええやんか!足らんなったらまた帰ってきい!」


しょーもない低予算番組を喜んで観てるベタな大阪人...


最高やろ。


おかげで、しっかりしてたつもりの心が、ずいぶん疲弊していたことを知りました。
誰とも話さず、誰とも会わずにいた数日間が蝕んだもの。
ただニュースをみて、Twitterみて、涙流すしかできない自分を責めたりもして。
挙句、
大阪に帰ったって言ったら自分だけ逃げるな!とか叩かれるんと違うか、とか、
こんな時に自分だけ家族の顔見るなんて申し訳ないことなんちゃうか、とか、エトセトラ、etc,。
完全に萎縮してしまっていました。
被災地からのニュースに過敏に反応しすぎて、今しなければならないことをも見失っていました。
心をいたずらに傷めるのが、本当に復興に繋がるのか。
暗い顔をしてうちに閉じこもるのが本当にこれからの東京のためになるのか。
前向いて、顔上げて、しっかり免疫力上げて!体力つけて歩かなあかんのちゃうの?!(放射能汚染対策にも、副作用の大きいヨウ素を摂るより、免疫力強化が一番いいんだそう!自分の身体を信じよう!)


私は地震の専門家でもなく、放射能についても素人です。
だからここにそういう類の情報をコピペするのは控えます。
不快な思いをさせてしまった方、申し訳ございませんでした。
批判をいただいたことにより、ブログのアップを控えておりましたことで、関係者各位には多大なご心配をおかけしてしまったことも、重ねてお詫びを申し上げます。


だけど。


今日のこのブログもまた、不謹慎だと言われてしまうことも充分承知です。


でも私は東京の単身世帯の皆さんに言いたい。
皆さんが受けた心の傷は、皆さんがとても優しくて前向きで真面目だからこそ、自分で思っている以上に深いのです。
独りで家にいないで、誰かと話して下さい、ハグしてください。
抱え込まないで。
被災の悲しみを、自分に引き受け過ぎないで下さい。


引き受ける以上に、その先に、あなたが出来ることが必ずあるんです。
それが何かわからないなら、とにかく今は健やかにいてください。

私は人の暖かさに救われました。
人に暖かさを与えられないくらいに、磨耗してしまわないでね。

私は大阪から元気をもらったから、今度は東京でみんなを笑顔にしに帰るね!
そう、もう私の根城は東京なのだから。


そして、被災地の皆様には改めて、心からの御見舞いを申し上げます。





今、レーシングドライバー脇阪寿一選手が発起人となり、#ms_savejapanという活動が始まりました。
私も微力ながらお手伝いをしています。
笑顔のために、寿一さんだけじゃなく、TKもカズキングもがんばってるからね!


日本はひとつやで!