SAVE JAPAN-TV、第2回目の配信が昨日、終わりました。
SAVE JAPAN-TVとは、
レーシングドライバー脇阪寿一氏が発起人となって立ちあがった義援金サイト
『SAVE JAPAN』
の活動の一環として始まったUSTREAM放送で、
四輪・二輪の垣根を超え、賛同して下さったドライバー・ライダーの方にご出演いただき、
元気を届けようという趣旨のもと始まった番組です。
私はそのMCとして出演をさせていただいています。
音響のトラブルで30分間放送が遅れたにも関わらず視聴して下さった皆さま、
無償で時間と労力を割き、御尽力頂いたスタッフ・関係者の皆さま、
そして出演して下さったドライバー・ライダーの皆さまには心よりの御礼を申し上げます。
2回目の放送を終えて、反省点も多々あり、Twitter上ではお叱りも受け、正直この記事を書くこと自体もすごく悩みました。
だけど、私が、スタッフが今思っていることはきっと番組では伝わらないと思うから、
こうしてPCに向かっています。
まずどうしてSAVE JAPAN-TVがはじまったか、ということについて触れます。
私も含めレース関係者は日本中に職場を持っています。
もちろん関東・東北も然りで、
特に東北は日本の主要レースが開催される大きなサーキットを擁する土地ということもあり、
年に何度も訪れる縁の深い地方。
モータースポーツを支えてくれるファンもたくさんいて、関係者の多くを排出した、本当に大事な場所なのです。
そんな東北の現状を目の当たりにして、まず動いたのが脇阪選手。
そして居ても立ってもいられず、いち早く賛同を名乗り出たのが片岡龍也選手、星野一樹選手はじめ、私を含むスタッフでした。
メーカーに掛け合い、
ドライバーを集め、
ミーティングを重ね(もちろん交通費などは完全に自腹です)、
なんとか自分たちに出来ることはないか、とドライバーやライダーに連絡を取り、
何度も何度も話し合ったんです。
レースはガソリンを使います。
不謹慎と言われるネガティブイメージも付きまといます。
でも自分たちに出来ることはレースしかない、
それでもファンの人にもう一度笑顔になってもらいたい、
そういう一心で不安定ながらもなんとか漕ぎ出したのです。
マンパワーだけです。
みんな不安でした。
だってその時点では開幕すらも決まっておらず、みんながみんな、今年一年の職を失う可能性もあったのですから。
だけど何かを始めようと誰かが動けばお金がかかる。
それを誰一人文句も言わず、自分の財布から誰かが出し、
このモータースポーツという消えそうな火を支えてくれたファンの皆さんへ恩返しをしたいと、動き出したのがSAVE JAPAN-TV。
この放送をきっかけにSAVE JAPANを知ってもらい、
なるべく長い期間義援金を集められるようなムーブメントを継続していくことを目標としています。
少しでも笑って欲しい、
東北だけでなく、心に深い傷を負った他の地方のモータースポーツファンにも、
『私たちは元気だよ、だから一緒にがんばろう!』と伝えていければ...。
さらに正直に言えば、このSAVE JAPAN内でも何度もケンカしました。
ケンカというと聞こえは悪いですが、正しい方向はどこなのか、求めている場所はどこなのか、
それはみんなそれぞれ違って当たり前なのです。だけど着地点はみんな同じ
『モータースポーツ界が一つになって、ファンに元気を贈りたい!』
なんです。
そのために推敲を重ね、本当に夜を徹して話し合いがあったわけです。
改装中の現・PIT STOP Circuit Loungeにて、小さな灯りの下で、みんな必死で頑張ってきたと思う。
不謹慎とはなにか、
自粛とはなにか、
笑いはいけないのか、
暗い番組にすれば世間は納得するのか、
でもそうじゃないんじゃないのか、
いやそれでも世間が、
いやファンの笑顔が。
なかなか決まらないで、険悪になったこともあったのです。
でも結果、『暗くなるな!笑おう!笑ってもらおう!だってモータースポーツって楽しいじゃん!』という方向に放送することに決まりました。
番組の方向は、こうして決まりました。
とにかく、元気に行こう。
スーパーGTもFポンもロードもモトクロスもエクストリームももう書ききれないけど、私たちは無事に開幕を迎えられそうだ、だからもっと大きなエールに替えられるはずだ、と。
ドライバーもライダーも、それぞれが義援金活動をし、チャリティーイベントをし、被災地に物資を送り、また運び、という活動を行っています。
それがSAVE JAPANを通してライダーとドライバーが繋がり、さらに大きな輪になりつつあります。
何も考えずにバカ騒ぎをしているわけではないんです。
だけどお叱りを受け、それも尤もだとも思います。
それはMCとしての私の反省点でもあります。
せっかく集まって下さった、遠方から駆けつけて下さったドライバー・ライダーの方に焦点を当てることに必死になり、
またあの人数に対してマイクが2本という物理的な不利をカバーしようとするあまり、トークの中身が充実しなかったこと、
30分遅れたという申し訳なさからなんとか明るくスタートしようとするあまり、活動報告の冒頭部分がブレてしまったことなど、本当に反省しています。
しかしこうして反省点をふまえ、SAVE JAPAN-TVはもっと大きななにか、もっと多くの誰かを動かせるように、ずっと長く、活動を続けて行きたいのです。
それはTKもカズキングも同じです。
USTREAMメンバーも、構成作家も、みんなみんな、なんの財布の足しにもならない、むしろこんな形で人前に出ることはリスキーなことです。
批判・中傷だけではなく、もっとレース界全体に関わる大きな力とも立ち向かう局面だって、生まれて来ないとは言えないのです。
だけど、なにかをせずにはいられなかった。
活動せずにはいられなかった。
ひとときでも、笑って欲しい。
そのためには身体を張ってがんばろう、がんばりたい。
そんな思いで、SAVE JAPAN-TV、育てていきたいと考えております。
ご賛同頂ける方、これからも是非、応援して下さい。