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2006年07月30日
京町家をレストア中! その9
築80年ほどの京町家をレストアしている。
今回は古い鏡台を自分で直した話。
2階の部屋に、長い間使われていなかった鏡台が置いてあった。
僕が子供の頃は、伯母が使っていたと思うのだが、ここ何十年かは使われておらず、しかも日射しが当たり、雨が吹き込む窓際に置きっぱなしになっていたため、表面がカサカサになり、見た目がボロボロになっていた。ただし本体は殆ど傷んでいないので、自分で塗装してみることにした。
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元はこんな状態。かなりカサカサの印象。(写真はクリックすると大きくなります)
この鏡台、もともと黄色に塗装されていたようなのだが、このまま普通の黄色のペンキを塗ってしまったら、町家の雰囲気に合わなくなってしまう。
そこで、京町家に限らず古民家ではよく使用されている、柿渋を塗ってみることにした。
柿渋はその名の通り果物の柿から作られる防腐効果の高い塗料で、もちろん人体には無害。
また、べんがらと呼ばれる、酸化第二鉄を主成分とする顔料と混ぜることで、着色することも可能なのだ。
そこで、「柿渋」をネット検索して見つけた、株式会社トミヤマから、柿渋とべんがらを通販で購入した。
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柿渋マイルドタイプ500mlとべんがら(ベージュ)、この他にべんがら(黄色)も購入。
まず鏡台をバラバラに分解してよく洗い、全体を軽くペーパーがけした。
その上で、柿渋と2色のべんがらをよく混ぜて、最初はハケでかなり厚く塗ってしまった。
ところが、完全に乾いてみると、びっくり!
塗料が浮き上がって、パリパリにひび割れしてしまったのだ。
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最初は厚塗りしてしまった。色も黄色が強すぎた。
そこで、一度塗ったものをペーパーで落とし、再度塗装することに。
今度はハケで塗ったそばから、乾いた布ですり込むようにして全体に拡げていった。
こうすることにより、下地(木目)が透けて見えるようになり、乾いてからも塗料が浮いたり、ひび割れたりすることもなかった。
完全に柿渋が乾いてから、天然素材の油(ワックス)を塗り、これが完全に乾いてから、元の通りに組み立てた。
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これが完成後の状態。いかがだろうか?
またこの鏡台には付属の椅子もあったので、こちらも足を同じ色で塗っておいた。
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というわけで、「結構いい出来なのでは?」と自画自賛してるこの鏡台は、取り敢えず1階の奥の間に置いて、小さめの姿見として使用している。
<続く>
投稿者 中島秀之 : 2006年07月30日 01:10
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