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2006年08月
2006年08月30日
京町家をレストア中!その11(Part1)
築80年ほどの京町家をレストアしている。
今回は、町家の特徴のひとつでもある、庭の手入れの話。
京都の町家は細長い敷地に建物が建っているのだが、必ずと言ってよいほど、小さな庭が設けられている。
しかも、入り口から近いところにひとつと、一番奥にひとつといった具合に、複数の庭が、小さな敷地の家でも設けられている場合が多い。
その理由は、自然と共存するという感覚が昔から浸透していたということもあるが、京都独特の夏の暑さを和らげるために、離れた2箇所に植物を植えて、風を通すためだった、という説もある。
もっとも、京都人特有の見栄のため、という説もあるくらいなので、どれがホントかはわからないが・・・。
かく言うウチの町家にも、小さな庭が二つある。
ひとつは、ミセの奥に離れのようにして増設された便所の前にある「坪庭」。
詳しくは「京町家をレストア中! その7」で掲載した間取り図を参考にしていただきたいが、もともとの敷地からはみ出したような、小さな庭である。
もうひとつは、敷地の一番奥(南側)の、風呂の前にある「座敷庭」。
風呂がない時代はもっと広かったのだろうだが、現在は「坪庭」同様、かなり小さな面積でしかない。
で、これらふたつの庭は、昔はともなく、ここ何十年かは、特に手入れをしたことがなかったようで、雑草が伸び放題で、荒れ放題といった風情だった。
せっかく建物を少しずつきれいにしているのだから、庭もきれいにしたい、とは思ったものの、ここに住んでいるわけではないので、植物を植えてもきちんと育つ可能性は低そうなため、困ってしまった。
ましてや、庭にそんなにお金をかける余裕もない。
さて、どうしたものか?
今回はとりあえず、最初の状況だけご覧いただこう。
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便所の前の坪庭はこんな状態だった。
雑草は伸び放題。枯れた木は置きっ放し。(写真は全てクリックすると大きくなります)
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坪庭を真上から見るとこんな状態。かつて作られた池がそのまま残っている。
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一番奥にある座敷庭はこんな状態。左端は、かつてお風呂をわかす時に使ったかまど。
隣家との境にある杉板の塀は、下半分がビニール製のトタンで塞がれていた。
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杉板の塀の上半分も、このように一部が浮きあがってしまっていた。
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座敷庭も、かつては植物が植えられていたが、今は雑草が伸びているだけだった。
(続く)
投稿者 中島秀之 : 02:02 | コメント (1) | トラックバック
2006年08月27日
またもポカ!の和製マンセル
フォーミュラ・ニッポン第6戦の決勝は、濡れた路面が急速に乾いていく中、冷静な走りを見せたIMPULのブノワ・トレルイエの完勝に終わった。
今回僕が期待していたドライバーたちは、IMPULの本山哲が3位、ARTAの金石年弘は4位、CERUMOの立川祐路は5位と、予想通り活躍。nakajimaのロイク・デュバルは9位に終わったが、一時は入賞圏内を走る活躍を見せた。
だが、一人だけ期待に反したドライバーがいる。ARTAの小暮卓史だ。
小暮は今季3回目のポールポジションをまたも活かせなかった。
それどころか、前回はスタート直後にクインタレリと接触して遅れたが、今回はなんとフォーメーションラップ中にスピンアウトし、エンジンストール、スタートさえできなかったのだ。
以前から、マシンが決まった時には爆発的な速さを見せるのに、つまらないミスやポカで、レースを台無しにしてしまうことの多かった小暮。
それゆえ、僕は実況の中でしばしば「和製マンセル」の呼び名を使ってきたのだが、今回もまさにその名に相応しい(?)結果となってしまった。
僕は小暮の、それこそマンセルばりの豪快な、というか何も考えていないようなブチ切れた走りと、普段の大人しそうな雰囲気とのギャップが大好きなので、なんとか良い結果を残して欲しいと思っているのだが、こうもポカが続くと、さすがに「おいおい、いい加減にしろよ」と思ってしまう。
「なんだってこう、落ち着きがないんだろう」と・・・。
もっともマンセルも、ウイリアムズで92年にチャンピオンを獲得するまで、ミスやらポカやらがもの凄く多いドライバーだった。だからこそ、「大英帝国の息子」として多くのファンを獲得したのだ。
そういう意味では、小暮も、もう少し長い目で見てあげる必要があるのかも知れない。
それはそうと、昨日予選の後に小暮が言っていた「同じミスは犯しません。新しい小暮をお見せします」という言葉は、次回菅生のレースへそっくり持ち越しになってしまった。
小暮には、次回こそ走りの方で、和製マンセルの実力を見せてもらいらいところだ。
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富士の放送席はこんな感じ。小暮がスピンした時には、解説の梅原康之さんと二人で、「何
してんだ!」と思わず言ってしまった。(写真はクリックすると大きくなります)
投稿者 中島秀之 : 22:16 | コメント (7) | トラックバック
2006年08月26日
明日のFニッポン決勝は見逃せない!
今日は富士スピードウェイで、Fニッポン第6戦の予選が行われた。
先日のこのブログでの予想通り(!?)、ポールはARTAの小暮卓史が奪い、IMPULの本山哲が2番手、同じくブノワ・トレルイエを挟んで、ARTAの金石年弘も4番手、TOM'Sの土屋武士、EMSの平中克幸と続いて、CERUMOの立川祐路は7番手と健闘している。
小暮が「明日は、これまでとは違う自分をお見せします」と自信を見せれば、本山は「ここまでは運が悪かっただけ。明日は行けると思う」と闘志を見せた。
燃費が他のコースより良く、ピットインのロスタイムが50秒ほどと長い富士スピードウェイでは、攻めの姿勢が基本のIMPULですら、「ノーピット作戦を考慮する必要がある(本山)」と公言するほど。はたして明日の決勝は、全員がノーピット戦略なのか?、それとも1回ピットなのか? そして勝つのはいったい誰なのか?
是非、場内FM放送局Pit-FMと、CS放送局J SPORTSの生放送で、決勝レースの模様をお楽しみいただきたい。
因みに、明日の天気予報は午前中雨、午後はくもり。
決勝はおそらくドライだとは思うが、例によって雨が途中で降る可能性もなくはない。
「抜ける」富士でのレースだけに、これは見逃がせませんゾ!
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予選トップ3は、小暮、本山、ブノワの3人。明日はこの中から勝者が生まれるか?
(写真はクリックすると大きくなります)
投稿者 中島秀之 : 23:09 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月25日
今週末は、全日本F3にも注目
今週末に富士スピードウェイで行われるフォーミュラ・ニッポン第6戦では、サポートレースとして全日本F3選手権の第13、14戦も行われる。
今期は、TOM'Sの優勝請負人として、ミッドランドF1のテストドライバーも務めるエイドリアン・スーティルが参戦し、ここまで12戦中4勝を挙げ、ポイントランキングで2位に46ポイント差のトップを走っている。
ただしこれまでの各レースは、レースごとに優勝者が毎回入れ替わる、面白い展開が続いてきた。
このため、ランキング2~4位は、INGINGのロベルト・ストレイト、TOM'Sの大嶋和也、ホンダ・チーム無限の塚越広大が、なんと1ポイント差でひしめいており、ホンダ戸田レーシングの伊沢拓也も僅差で続いている。
チャンピオン争いでは、有効ポイント制を考えると、取りこぼしの少ないスーティルが圧倒的に有利ではあるが、今回の富士の2戦を含めた残り6戦では、スーティルを追うドライバーたちが、1点でも多くポイントを奪うべく、気合の入った走りを見せるはずだ。
特に、トヨタとホンダ双方の期待を背負う、大嶋と塚越の2人は、この終盤戦でスーティルを力で捻じ伏せて勝つようでないと、目標のF1への道は難しくなるだろうから、必死に勝負を挑んでくるだろう。
おそらくすさまじいバトルが展開することになると思われる全日本F3の第13戦と14戦。
メインレースのFニッポンともども、ぜひ注目していただきたい。
なお場内FM放送Pit-FMでは、日曜日に行われる第14戦のみ、現地で生放送する予定だ。
またCS放送局「J SPORTS」では、全日本F3全戦の模様を中継している。
放送時間などに関しては全日本F3放送予定をご覧いただきたい。
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ランキングトップをキープしているTOM'Sのスーティル。昨年のユーロF3でランキング2位だったドライバーだ。(写真協力:トヨタ、写真はクリックすると大きくなります)
投稿者 中島秀之 : 11:57 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月23日
今週末は富士のFニッポン
今週末は、富士スピードウェイでフォーミュラ・ニッポン第6戦が行われる。
前戦オートポリスから3週間しか経っていないが、富士でFポンが行われるのは開幕戦以来で、しかも開幕戦は雨でレースが行われていないも同然だから、楽しみにされているファンの方も多いことだろう。
なにしろ富士スピードウェイは、国内のサーキットでも、最もオーバーテイクのしやすいコースレイアウトであり、常に迫力のバトルが展開されることで有名だ。
今シーズンのフォーミュラ・ニッポンは、IMPUL勢の速さが目立つ結果にはなっているものの、激しい順位争いが常にアチコチで行われてきているだけに、それが富士を舞台にした場合、どれほどすさまじいものになるのかが、本当に楽しみで仕方ない。
個人的に期待しているのは、ここまでまだ未勝利の本山哲の復活と、GTで富士マイスターの異名を持つ立川祐路の活躍、さらに前戦でストレートスピードが明らかに速くなったホンダ・エンジンを使う、ARTAの小暮卓史と金石年弘、nakajimaのR・デュバルらの巻き返し、といったところだろうか。
真夏の暑いコンディションの中行われる可能性が高く、更に富士のコースは燃費が良いため、いつも以上にピット戦略も重要になってくるだろう。
見逃せないこの1戦、今回も僕はサーキットの場内FM放送局Pit-FMで、実況を担当することになっている。
解説は梅原康之さんの予定だ。
富士に観戦にいらっしゃる場合は、FMラジオをお忘れなくお持ちいただきたい。
また、富士まで行けないという方は、CS放送局「J SPORTS」で生放送されるので、そちらでお楽しみいただきたい。
J SPORTSの詳しい情報は、J SPORTS フォーミュラ・ニッポン放送予定を、ご覧いただきたい。
投稿者 中島秀之 : 12:03 | コメント (2) | トラックバック
2006年08月21日
最後までガチンコの1000kmレース!
今年の鈴鹿1000kmは、かつてないほど迫力ある長距離レースだった。
173周の最後の1周まで、コース上の車両の殆どが全開のレースなんて、過去にあまり記憶がないほどだ。
僕はJ SPORTSの生中継で、スタートから2時間半ほどはピットレポーター、最後の2時間半ほどは実況を担当したのだが、休憩時間中も片時もモニターを見逃せないほど、「中身の詰まった」1000kmだったと思う。
優勝は、GT500、GT300とも、ポールポジションからスタートし終始レースをリードした、カルソニックIMPUL Zと、プロミュー太陽石油KUMUHOセリカだったわけだが、彼らとて、酷暑の中いつトラブルやアクシデントに襲われるかわからない状況下で、最後まで一切スピードダウンしなかったのだから・・・。
ところで今回の中継では、次から次へといろいろなゲストを放送席にお迎えして、お話をうかがった。
このためご覧いただいた視聴者の方たちだけでなく、放送する我々の方も大いに楽しませていただいた。
例えば僕が実況した最後のパートでは、NISMOの柿元総監督においでいただいたのだが、22号車の快走には目を細めつつ、23号車の失格については、残念というか若干お怒りのご様子だった。またこちらのぶしつけな質問(今回の改良ポイントはなんですか? など)にも丁寧にお答えいただいき、興味深かった。
そして、感動のゴールの瞬間は、鈴木恵一さん、土屋圭市さん、梅原康之さんのレギュラー解説者陣3人と共に迎えることとなり、全員で「凄いレース!」と驚きながらも、頑張った選手たちやチームに拍手を送る形となった。
スーパーGTの選手権戦として初めて行われた1000kmレースは、ひとまず大成功だったと思う。
来年以降も、是非続けていって欲しいと思う。
もっとも、気温35度の高湿度の炎天下、耐火スーツを着ながらのピットレポートは、時折意識が遠のきそうになるほど過酷なので、僕の担当時間はなるべく少なくして欲しいけど・・・。
なお、今回の中継に対する感想などがありましたら、是非お聞かせください。
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今回の中継のコメンタリー陣が全員で最初の挨拶。
実況は、辻アナ、久保田アナ、そして僕。
解説は、スズケイさん、ツチケイさん、梅原さん。
ピットレポーターは田口さんと僕。
さて誰が誰かおわかりだろうか? (写真はクリックすると大きくなります)
投稿者 中島秀之 : 12:09 | コメント (4) | トラックバック
2006年08月19日
鈴鹿1000kmの中継は豪華な布陣
鈴鹿1000kmの予選が終了した。
スーパーラップによるポールポション争いはすさまじかったのだが、結局ポールポジションは、GT500がトレルイエのドライブするカルソニック・インパルZ、GT300は竹内浩典の駆る太陽石油KUMUHOセリカが奪った。
セリカの履くクムホタイヤはもちろん初のポール獲得。
ハンコックともども、韓国製タイヤの実力を見せてくれた。
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今回は両クラスのポールシッター共、助っ人ドライバーを含めて3人体勢。
カルソニックはデュフォア、太陽石油は澤が加わる。(写真はクリックすると大きくなります)
ところで明日の決勝は、J SPORTSで7〜8時間の生中継が行われる。
このため、実況アナウンサー、レポーター、解説、ゲストもたくさんの方が出演する予定だ。
実況は、辻アナウンサー、久保田アナウンサー、僕の3人。
ピットレポーターは僕と田口レポーター。
解説は、鈴木恵一さん、土屋圭市さん、梅原康之さんの3人。
ゲストは、ブリヂストンの浜島さん、ヨコハマの森さん、ダンロップの植田さん。
さらに、トムスの舘会長、NISMOの柿元総監督、薬師寺保栄さんも出演予定だ。
とにかく、大変豪華な布陣となっているので、是非お見逃しなく!
投稿者 中島秀之 : 17:57 | コメント (1) | トラックバック
2006年08月18日
鈴鹿1000kmは助っ人が活躍?
スーパーGT第6戦、鈴鹿1000km(POKKA1000km)のテレビ中継のために、鈴鹿に来ている。
今年で35回目となるこのクラシックイベントは、今回初めてスーパーGTの選手権戦として行われることとなり、しかもポイントは10位までが+5ポイントで、15位まで得点が与えられるとあって、各チームとも完全な真剣モードだ。
問題は真夏の鈴鹿の暑さで、お天気次第ではセパンよりもドライバーに厳しい条件となる。
このため多くのチームが第3ドライバーをエントリーしており、特にGT500クラスの場合は、井出有治、金石年弘、金石勝智などの経験のある日本人に加え、ビルドハイム、クインタレリ、スーティル、カルボーンなど、若手外国人が数多く起用されている。
一方GT500以上に面白いのが、GT300クラスの助っ人ドライバーたちだ。
腕は確かなのに、今期シートを獲得できなかったドライバーたちが目白押しなのである。
その中には、ティーポ誌面でお馴染みの壷林貴也選手や滑川健選手の名前もある。
助っ人ドライバーがどんな活躍を見せるのか?
是非J SPORTSの生中継でご覧いただきたい。
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Rodeo Drive WAKO'S GT3に乗る滑川選手。久々のレースで雨の走行は怖かったとか。(写真は全てクリックすると大きくなります)
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やはりティーポでお馴染みの桧井保孝選手とアピチェラ選手のランボには、以前このチームでドライブし、現在は副監督を務めている古谷直広選手が助っ人に参加。
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紫電には、GP2に参戦中の吉本大樹選手が参加。強力な助っ人として注目される。
投稿者 中島秀之 : 15:53 | コメント (2) | トラックバック
2006年08月17日
京町家をレストア中! その10(Part3)
(Part2からの続き)
ボロボロの古いステレオは、京都の電気設備屋さんの手で修理され、先日元あった2階の部屋(部屋の修理もこの時終わっていたが)に運び込まれた。
どこをどのように修理したのか、詳しくはよくわからないが、一応レコード、ラジオ、そして希望通りi-Podも鳴るようになっていた。
ただしレコードとラジオは、ちょっとした不都合があって、まだきちんと鳴らせていない。
というのも、プレーヤーはレコード針が古くて、レコードを傷めてしまいそうなのだ。
またラジオは、チューニングのつまみがうまく作動しないため、周波数を合わせられないのである。
このためi-Podをつないで鳴らしてみたのだが、音はモノラルの真空管アンプなので、なんとなく暖かみのある、懐かしいものだった。
新しい録音の楽曲をかけると、どことなく変な印象を受けるが、古い録音のスウィングジャズやジャズをかけると、アルファ波が出まくりの感じで、実に良い雰囲気。
またひとつ京都に行くのが楽しみになった。
修理が完成したステレオの写真をご覧いただこう。
(写真は全てクリックすると大きくなります)
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(続く)
投稿者 中島秀之 : 11:30 | コメント (1) | トラックバック
2006年08月16日
京町家をレストア中! その10(Part2)
(Part1からの続き)
ボロボロの古いステレオは、家具調のボディのためか、ものすごく重いのだが、なんとか町家特有の急勾配の階段から降ろされ、電気設備のホリテックさんに持ち込まれた。
ホリテックの社長さんによって分解されると、さすがにメカニカルな部分はアチコチがガタガタだったようだ。
当然様々な部品を交換しなくてはいけないのだが、さすがに古すぎて、手に入らない部品がたくさんあった。
それでも大阪の日本橋(東京の秋葉原のようなところ)まで探しに行ってくださったそうで、当時と同じ規格のものがあればそれを、また同じものがなくても、代用できる部品を見つけてくださった。
その上で、「i-Podをつなげるようにして、全部で6万円」という、破格のお値段で修理していただけるとのこと。
それなら、とお願いすることにした。
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一つ一つの部品は、長い間使われていなかったため、ご覧のようにボロボロの状態だった。
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真空管が装着されているアンプ部は、やはり長年使われていなかったためにボロボロ。
さてこのステレオがどのように修理されたのかは、次回お見せしよう。
(続く)
投稿者 中島秀之 : 11:30 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月15日
京町家をレストア中! その10(Part1)
築80年ほどの京町家をレストアしている。
今回は、2階の北側の部屋に置いてあった古いステレオを修理した話。
畳や建具がボロボロになっていた2階の部屋に、古いステレオが置きっぱなしになっていた。
母の記憶では、昭和20年代の終わりか30年代の初めに、どこかのメーカーの製品を買ったのではなく、知人に頼んで作ってもらったものだという。
ただ僕が知っている限りでは、このステレオを使っているのを見たことはなく、おそらく昭和40年代からは、ほとんど使われていなかったと思われる。
真空管のモノラルアンプと、SPレコードもかかるプレーヤー、中波と短波の受信できるチューナー、そして大きな径のスピーカー1個で構成されているこのステレオ、見た目はレトロ調で雰囲気抜群なのだが、メカニカルな部分は埃だらけのボロボロで、とても音が出るように思えなかった。
このため、処分してしまおうとも思ったのだが、京町家作事組の大工さん「堀工務店さん」から、京都の電気設備会社である「ホリテックさん」(火袋を修復する際に、古い電灯を手配してくれた)なら、「社長がそうした物の修理もできるので、お願いしてみましょうか?」と言われたのだ。
そこで、「10万円以内で修理可能なら、お願いします。あとできれば、i-Podをつなげるようにして欲しいんですが」とお願いしたところ、とりあえず持ち帰って見積もりをしていただけることになった。
さて、このオンボロ・ステレオ、鳴るようになるのだろうか?
(続く)
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長い間使われておらず、上に物が積み上げられていたステレオ。(写真はクリックすると大きくなります)
投稿者 中島秀之 : 11:30 | コメント (1) | トラックバック
2006年08月13日
全日本とユーロF3の番組を収録
金曜日は朝からJ SPORTSのスタジオで、2本連続で番組を収録してきた。
午前中は、服部尚貴選手を解説に迎え、全日本F3第11、12戦の収録。
今年からFニッポンではオペレーティング・ディレクターの要職を務める服部選手は、時にドライバーの視点で、時に指導者の視点で、的確な解説をしてくれた。
オートポリスで行われたこのレースは、決勝中ほとんど追い越しがなかったのだが、なぜそうなったのか、そしてレース中にどのように操縦性が変化していくのかなど、非常に興味深い話が多かった。
初回の放送は13日(日)の21時半からだが、再放送も多いので、放送時間などは、J SPORTS番組一覧を参照していただきたい。
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ベテラン服部選手と番組を収録。バックが緑なのは、合成映像用のクロマキー。(写真はクリックすると大きくなります)
一方午後は、トムスの関谷正徳監督を解説にお迎えし、ユーロF3の開幕戦ホッケンハイムの第1レースと、先日行われたノリスリンク戦の第2レースの模様を収録した。
ホッケンハイムは平手晃平選手が優勝し、中嶋一貴選手が2位となったレースだ。
またノリスリンクは、小林可夢偉選手が2位となったレース。
ユーロF3を実況するのは、3年ぶりくらいだと思うが、久々に映像で見ると、やはりバトルが激しくて非常に面白かった。
もっとも、今年のユーロF3の放送権利は日本ではフジテレビが所有しており、J SPORTSでは各レース最大20分しか放送できないため、今回はモータースポーツ番組のレブリミットの枠での放送となる。放送予定など詳しくは、Rev Limitをご覧いただきたい。
あの2001年の、佐藤琢磨、金石年弘、福田良以来となる、新F3三銃士の活躍に、今後も注目していきたい。
投稿者 中島秀之 : 20:12 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月10日
イケメン若手ドライバーが初優勝!
昨日、今日とスタジオでの番組収録が続いた。
昨日はDTM、ドイツ・ツーリングカー選手権第5戦、ノリスリンク戦の収録で、お馴染みの佐藤正勝カメラマンと一緒に、まったりと実況してきた。
レース開始早々にトラブルでリタイアしたジャン・アレジが、胸に白い星のマークのある真っ赤なレーシングスーツで画面に大きく写った時には、つい「一番星・桃次郎みたいですね」と言ってしまい、マサカっちゃんの苦笑を買ってしまった。
レースはメルセデスの若手、間もなく23歳のフレンチ・カナディアン、ブルーノ・スペングラーが参戦2年目にして初優勝を飾った。今期初めて最新型メルセデスを与えられ、第3戦で初表彰台、そして第5戦でいきなり優勝したところに、彼の実力の高さと運の強さが現れている。
今期5戦中3回のポール・ポジションを獲得し、現在DTMの若手ナンバーワンと言われている、04年のユーロF3王者、ジェイーミー・グリーンより先にスペングラーが勝ってしまったのは少し意外だったが、ミスターDTMベルント・シュナイダーと、2度のF1世界王者ミカ・ハッキネンを最後まで寄せ付けずに勝利したのは立派だったと思う。
ところでこのスペングラー君、結構なイケメンで、女性ファンも多いようだ。
画面から見た感じでは、「ちょっと昔の映画俳優」といった顔立ちで、ジャン・ギャバンやアラン・ドロン、ジャン-ポール・ベルモンドなんかが出てくる映画に、脇役として出ていそうなタイプではある。
スペングラー君の顔が見たい! という方は、J SPORTS MOTOR PORTAL WEBSITE DTMの見どころを参照の上、是非放送をご覧いただきたい。
なお今日収録した番組に関しては、次回ご報告しよう。
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大ベテランの二人に両側からシャンペン攻撃を受ける、スペングラー君。
(写真協力:ダイムラー・クライスラー 写真はクリックすると大きくなります)
投稿者 中島秀之 : 17:31 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月09日
おめでとう、ホンダ!
6日に行われたF1ハンガリー・グランプリで、ホンダがついに第3期F1活動初となる勝利を挙げた。
ホンダ・エンジン搭載車の優勝は、1992年のオーストラリアGPのゲルハルト・ベルガー以来14年ぶり、オールホンダとしての勝利は1967年のイタリアGPにおけるジョン・サーティースの勝利以来実に39年ぶりとなる。
したがって、F1グランプリの表彰式で「君が代」が流れるのも、実は39年ぶりだった。
その長い年月を思うと感慨深いが、我々日本人のファンとしては、第3期F1活動開始から6シーズン以上も、全く勝てなかったことの方がむしろ驚きだ。
なにしろ1964~68年の第1期活動は、シャシーまで全て製作する無謀とも思える挑戦だったにも関わらず、参戦2年目の1965年の最終戦メキシコGPでリッチー・ギンサーが初優勝を飾っているし、1983~92年の第2期は、やはり参戦2年目の1984年ダラスGPにおいて、ウイリアムズ・ホンダのケケ・ロズベルグが初優勝を飾っているのだ。
しかもこの第2期は、その後エンジン・サプライヤーとして圧倒的な強さを見せることとなり、特に1988年は全16戦中15戦でマクラーレン・ホンダが勝利を挙げるという快挙を成し遂げている。
それだけに、今回の第3期初優勝までの6年半は、実際にレースに携わっているホンダ関係者の方にとっては、苦しく辛い、永遠とも思える時間だったのではないだろうか。
それがこの勝利によってようやく報われたことに、まずお祝いを申し上げたい。
おそらく関係者全員が、ホッと肩から大きな荷物をおろしたような気分になられていることだろう。
ただし、当日現場に応援に行かれ、ラッキーにも表彰台に立つ栄誉を授かったホンダの福井社長も言われている通り、この日の勝利が真の実力だとはまだ言えないのも事実。
あの大荒れのレースの中で快走したジェンソン・バトンの冷静なドライビングこそ、もっとも大きな勝因だと思われるからだ。
それでもこの勝利が、ホンダF1チームに何かをもたらしてくれることは間違いないだろう。
それが何かはまだわからないが、これから10数年経った時に、「あの大荒れのハンガリーGPがターニングポイントだったね」と振り返ることになるような気がしてならないのだ。
もちろん最終目標は、第1期に達成できなかった、オールホンダによるチャンピオン獲得だと思うが、そのためには、今までにも増した努力がホンダ関係者の皆さんに求められることになるはずだ。
だが我々ファン、というか全ての日本人のために、是非頑張っていただきたい。
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勝利を喜ぶバトンとホンダ・チームのスタッフ。バトンにとっても初優勝のため、喜びが爆発している感じだ。(写真協力:ホンダ 写真はクリックすると大きくなります)
投稿者 中島秀之 : 11:52 | コメント (1) | トラックバック
2006年08月08日
とっても気さくなスーパースター
今日は朝から2件連続で、次号ティーポの巻頭特集用のオーナー取材を行った。
といってもただのオーナーさんではない。
午前中にお会いしたのは、現在全日本スポーツカー耐久選手権(JLMC)にポルシェ996GT3RSRで、またポルシェ・カレラ・カップ・ジャパンにポルシェ997GT3カップカーで出場中の、レーシング・ドライバー青山光司さん。
青山さんはシンワ・サービスという会社の代表でもあり、先月行われたティーポ・オーバーヒート・ミオーティングでは、冠スポンサーとして岡山国際サーキットに10台以上のフェラーリやポルシェを持ち込んでくださったのだが、今回の取材はそのうち、シルバーに塗られたLM仕様のF40についてのお話をうかがうものだった。
モディファイの内容はもちろん、青山さんのF40に対する深い思い入れなど、なかなか興味深いお話をうかがうことができた。
一方午後にお会いしたのは、青山さんの仲の良い友人であり、JLMCでは青山さんのチームの監督でもある、ミュージシャンの河村隆一さん。
今回お話をうかがったのは、河村さんの大幅にモディファイされた348についてだったのだが、いや、もうこだわり満載で、大変なクルマであることがよくわかった。
河村さんも、青山さん同様、クルマのこととなると、本当に嬉しそうにいろいろと話してくださるので、あちこちに話は脱線しつつも、取材は非常にスムーズに進んだ。
お忙しい中、お時間を割いていただいただけでもありがたいのに、ミネラルウォーターに青汁のパウダーを3袋入れたものを飲みながら(お好きだそうです)、ひとつひとつ丁寧に質問にお答えいただいた河村さんには、心から感謝申し上げたい。
もちろんわざわざネコ・パブリッシングまでお越しいただた青山さんにも、お礼を申し上げたい。
なお、今回の取材の内容は9月6日発売のティーポに掲載されるので、お楽しみにして欲しい。
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河村さんはとっても気さくな方で、サービス精神満点でいろいろとお話ししてくださった。
(写真はクリックすると大きくなります)
投稿者 中島秀之 : 01:04 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月07日
またまたまた凄いレース!
オートポリスのFニッポン第5戦の生中継はご覧になられただろうか?
昨日予想した小暮卓史選手の2ストップでの優勝の可能性は、スタート直後のクインタレリ選手との接触で消えてしまった。
だが、非常に抜きにくいオートポリスのコースだというのに、今回のレースでは、あちこちで壮絶なバトルが展開され、追い越しシーンも何度も見られた。
6年ぶりの優勝を飾った松田次生選手が金石年弘選手を抜いたシーンも素晴らしかったが、やはり圧巻は、終盤のヴィルドハイム、ロッテラー、トレルイエ、デュバルによる、5位争いだろう。
4人の外国人ドライバーによる死力を尽くしたバトルは最終ラップまで続き、最後はヴィルドハイム、トレルイエ、ロッテラーの順でゴール、デュバルはクラッシュでレースを終えた。
ご覧になった方はおわかりだと思うが、実に見応えのあるバトルで、ゴールを迎えた時には、実況している僕もドッと疲れを感じるほどだった。
それにしても今年のFニッポンは面白い。
次回の舞台は、開幕戦でレースにならなかった富士。
ただでさえ激しいバトルが展開されることの多い富士だけに、今回以上にもの凄いバトルが見られるかも知れない。お近くの方は是非観戦においでいただきたい。
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放送を終えた直後は、僕も解説の梅原康之さんもグッタリするほど、激しいレースだった。
(写真はクリックすると大きくなります)
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グランドスタンド裏では、レースが行われなくなった美祢サーキットのクラブ員の皆さんが、レース再開を望む署名を行っていた。僕も署名させていただいたが、せめて年数回だけでも、レースができるようにならないものだろうか?
投稿者 中島秀之 : 00:25 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月05日
明日は2ピット作戦がある?
フォーミュラ・ニッポン第5戦の予選が、今日オートポリスで行われた。
昨年のGT以来久々に訪れたオートポリスは、開業当初に作られたホテルの廃墟が撤去されたり、看板がカワサキのライムグリーンのカラーが入った新しいものになっていたりして、少しずつ変化しているのが感じられた。
グランドスタンド裏には、旧上津江村の特産品などが売られていて、いかにも地方のサーキットという風情が感じられて嬉しい。
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地元の名産品を販売するテントが並ぶ。トマト味のアイスやバラのアイスなどが売られていて、なかなか美味だった。(写真はクリックすると大きくなります)
さて肝心のFニッポンだが、今回は走り始めからARTAの2人が速さを見せており、特に小暮卓史は、2位以下にかなりの差をつける速さを見せつけていた。
今日行われた予選でも見事ポールポジションを獲得。INGINGのR・クインタレリを挟んで、3位には僚友の金石年弘が続いた。
ドライ路面でARTAの2台が速さを見せたことは、IMPUL主導の今シーズンのここまでの流れとは明らかに異なるもので、明日の決勝が非常に楽しみだ。
ただしオートポリスは、GTのレースでもそうだが、ドライだとタイヤの摩耗が非常に厳しく、増して真夏のこの時期は、タイヤには通常以上の負荷がかかる。
ということは、決勝レースはどうなるのか?
少なくとも、出場するマシンのうち何台かは、2ストップ作戦を採るのではないかと思われる。
オートポリスのピットレーンは、他のサーキットより短いため、ロスも最小限のはずなのだ。
今日、ポールの小暮選手に話を聞いたら、「その可能性はある」とのことだった。
僕の予想では、小暮は決勝を燃料少なめでスタートし、もし1コーナーにトップで入った場合は、2ピット作戦を敢行するのではないかと思っている。
はたしてフォーミュラ・ニッポン史上初めて、2ピット作戦のマシンが優勝を飾れるかどうか、明日の決勝は是非J SPORTSで生放送をお楽しみいただきたい。
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予選上位3人は、はたして明日、どんなレースを見せてくれるのだろうか?
投稿者 中島秀之 : 22:40 | コメント (2) | トラックバック
2006年08月04日
TOHMのTV番組間もなく放送!
昨日、都内のスタジオで、先月岡山国際サーキットで行われたティーポ・オーバーヒート・ミーティングの、テレビ番組のナレーションを収録した。
今年で6回目となるこのイベントだが、テレビで放送されるのは初めて。
実際に走行に参加したり、見学にいらっしゃったことがある方はご存知だと思うが、このイベントはコース上に限らず、サーキット内のあちこちにいろんな見所があるので、番組にするのは難しいと思われていた。
だが今回は、デモ走行を行ったフェラーリFXXとF2001、井出有治選手、河村隆一さんなどに焦点を当てつつ、イベント全体の模様を巧みに紹介する内容となっている。
僕のナレーションも、時々画面に突っ込みを入れるようなところもあって、なかなか面白く仕上がっていると思う。
放送は、東京MXテレビで、8月12日(土)の13時から13時30分の予定だ。
是非ご覧いただきたい。
ところで先日、井出選手にネコ・パブリッシングに来ていただき(実はご近所さんなのだ!)、TOHMでフェラーリF2001をドライブした時の印象をうかがった。
井出選手によると、最新のV8エンジンF1と、V10エンジン時代のF1では、根本的なドライビングの違いがあるそうで、その辺りの話が実に興味深かった。
この井出選手のF1インプレッションは、次号(9月6日発売)のティーポにてご紹介する予定だ。こちらもお楽しみにしていただきたい。
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TOHMに来てくれた時の井出選手。F2001を実に嬉しそうにドライブしていた。
(写真はクリックすると大きくなります)
投稿者 中島秀之 : 22:23 | コメント (0) | トラックバック
2006年08月02日
今週末はオートポリスでFニッポン
今週末は、大分県のオートポリスでフォーミュラ・ニッポン第5戦が行われる。
昨年までFニッポンが行われていた山口県の美祢サーキットが、マツダに売却されてレースが行われなくなった関係で、今回初めてFニッポンが行われることになったのだ。
ここ数年はJGTC&スーパーGTが開催されており、そのチャレンジングなコースレイアウトゆえ、「Fニッポンもやればいいのに・・・」という意見が多かったが、それが現実になるわけである。
ただし、Fニッポンは初開催だが、かつて全日本F3000選手権時代の1991年と92年に、2回だけトップフォーミュラ・レースが開催されたことがある。
僕はそのどちらも現場でレポーターとして見ていたはずだが、特に1991年3月24日に行われたレースは、記憶に残っている。このレースはオートポリスのこけら落としイベントで、初めて足を踏み入れた時にまずその規模の巨大さに驚いた。
次いで、建設当時のオーナー会社の金満ぶりに仰天させられることになる。
今でも語り草なのだが、少しご紹介しよう。
予選日の夕方、僕がプレスルームで帰り支度をしていると、サーキットの職員の方から、「この後、下のイベント広場でコンサートを行いますから、是非見ていってください」と誘われた。
「誰のコンサートですか?」と聞いたら、「アース・ウインド・アンド・ファイアです」と言うではないか。
その場は「あ、そうですか、わかりました」と答えたのだが、まさか本物のアースが来るとは思わず、その日は宿に引き揚げてしまった。だって当時(今もだが)のアースは超大物外タレ(今や死語?)で、大きなホールでのコンサート以外で来日するようなことはあり得なかったからだ。
「どこかのアースのコピーバンドが来るんだろう」と、僕が考えても不思議はなかった。
ところが、翌朝プレスルームに行くと、何人かのプレス関係者が「昨日のアースのコンサートは凄かったよ」と言うではないか。聞けばあの後、ヘリコプターでサーキットに降り立ったアースご一行は、数十人しか人のいないコンクリートの広場の、階段状のステージで数曲演奏すると、再びヘリに乗って風のように去っていったという。
数十人の前で、モーリス・ホワイトやフィリップ・ベイリーが歌ったのかと思うと、いったいどれくらいのギャラを彼らに払ったのかと、頭が痛くなってしまった。
いや、それ以上に、生アースを見られなくて、めちゃくちゃ後悔してしまった。
このオーナー会社は、それからわずか2年ほどで、バブル崩壊のあおりを受けて倒産。
その後オートポリスは、建設会社の管理や村営など、紆余曲折を経て、現在はオートバイのカワサキ重工が経営を行っている。
これだけの立派なコースが無駄にならなくて良かったと思うが、今も開業当時のホテルが敷地内に廃墟のまま放置されていたりして、それを見るたびに、あのアース事件(?)が思い出されるのである。
ところで1991年のF3000は、中谷明彦選手がトップフォーミュラで最初で最後の優勝を飾ったレースだったのだが、2位星野一義、3位マウロ・マルティニ、4位片山右京、5位エディ・アーヴァイン、6位小河等、7位ジョニー・ハーバートという、なんとも豪華なメンバーでのレースでもあった。
一方翌1992年のレースは、優勝がマルコ・アピチェラ、2位マルティニ、3位フォルカー・ヴァイドラー、4位アンドリュー・ギルバート・スコット、5位パオロ・カルカスチ、6位服部尚貴、7位トーマス・ダニエルソンと、服部選手以外、上位は全部外国人というレースだった。
これらから、今回のFニッポンのレースを少し予想してみると、テストが行われずブッツケ本番で行われるために、意外な人が勝つか、データが少なくても結果を残す外国人ドライバーが勝つレースになるのではないか? という結論に至った。
ただ今年は、開幕戦から外国人ドライバーばかりが勝つレースが続いている。
それが悪いわけでは決してないが、やはり日本人ドライバーがんばれ! とつい思ってしまう。
なので、ここはひとつ、本山哲選手や松田次生選手に、今期初優勝を飾ってもらいたいと思うところだ。もっとも、前述の「意外な人が勝つ」という可能性からすれば、立川祐路選手や土屋武士選手など、まだ優勝経験のないベテランにも、ちょっと期待してしまうのだが・・・。
なお今回のレースは、放送設備の老朽化などにより、いつものPit-FMの放送が行えない。
なにしろアンテナケーブルなどは、15年前に張ったものが、ほとんどズタズタになっている状態なのだ。
だから、現場で観戦される皆さんには大変申し訳ないのだが、今回はCS放送のJ SPORTSか、モバHO!で、我々の放送はお楽しみいただきたい。
今回も、解説にはモータースポーツジャーナリストの梅原康之さんをお迎えする予定だ。
J SPORTSの詳しい情報は、J SPORTS フォーミュラ・ニッポン放送予定を、ご覧いただきたい。
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そろそろ今期初優勝が欲しい、王者本山。(写真協力:トヨタ 写真はクリックすると大きくなります)
投稿者 中島秀之 : 18:43 | コメント (2) | トラックバック
2006年08月01日
ロータスF1の原稿を執筆
ウエっちの「2010年ローンの旅」でも紹介している通り、現在「ワールド・カー・ガイド(WCG)・ロータス」のリニューアル版、その名も「ワールド・カー・ガイドDX・ロータス」(まるでヒネリなしだが)が、ウエっちの編集で制作されている。
この本で、僕はF1の原稿を依頼されたのだが、全編書き直しではなく、部分リニューアルのため、もともとある原稿の、ちょうどページが切り替わる部分から書き直していくという、珍しい経験をした。
今までのWCGのF1の原稿は、1979年のロータス80の記述のあとは、かなりはしょったものとなっており、しかも1991年の102Bまでしか紹介されていなかった。
そこで、1979年シーズンから1994年シーズン(実際にはパシフィック・チーム・ロータスの1995年まで)までの、チーム・ロータスの軌跡を、1年ごとに簡単に紹介する文章を新たに書き足したのである。
ついでに言うと、恥ずかしい話なのだが、これまでのWCGの原稿には、「1981年にグラウンドエフェクトが禁止された~」といった細かな間違いもあったので、それも修正(1981年に禁止されたのはスライド式スカートの使用で、グラウンドエフェクト禁止は1983年)しておいた。
文章量的にはそれほど多くないので、ものすごく駆け足の感じではあるのだが、それでもチーム・ロータスの最後の栄光から消滅までをきちんと掲載できたことは、この本にとって非常に重要なことだし、その執筆を担当できたことは僕にとっても光栄なことだった。
発売は8月28日。
もちろんこれまでのWCGに掲載されていなかった、新世代のロータスたちも多数掲載されているので、WCGを既にお持ちの方も、ぜひもう1冊、お買い求めいただきたい。
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1987年にセナと中嶋が乗った99T。もちろんこの時代のことも書かれている。(写真協力:ロータス 写真はクリックすると大きくなります)
投稿者 中島秀之 : 19:22 | コメント (0) | トラックバック
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