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2006年08月30日

京町家をレストア中!その11(Part1)

築80年ほどの京町家をレストアしている。
今回は、町家の特徴のひとつでもある、庭の手入れの話。

京都の町家は細長い敷地に建物が建っているのだが、必ずと言ってよいほど、小さな庭が設けられている。
しかも、入り口から近いところにひとつと、一番奥にひとつといった具合に、複数の庭が、小さな敷地の家でも設けられている場合が多い。
その理由は、自然と共存するという感覚が昔から浸透していたということもあるが、京都独特の夏の暑さを和らげるために、離れた2箇所に植物を植えて、風を通すためだった、という説もある。
もっとも、京都人特有の見栄のため、という説もあるくらいなので、どれがホントかはわからないが・・・。

かく言うウチの町家にも、小さな庭が二つある。
ひとつは、ミセの奥に離れのようにして増設された便所の前にある「坪庭」。
詳しくは「京町家をレストア中! その7」で掲載した間取り図を参考にしていただきたいが、もともとの敷地からはみ出したような、小さな庭である。
もうひとつは、敷地の一番奥(南側)の、風呂の前にある「座敷庭」。
風呂がない時代はもっと広かったのだろうだが、現在は「坪庭」同様、かなり小さな面積でしかない。
で、これらふたつの庭は、昔はともなく、ここ何十年かは、特に手入れをしたことがなかったようで、雑草が伸び放題で、荒れ放題といった風情だった。
せっかく建物を少しずつきれいにしているのだから、庭もきれいにしたい、とは思ったものの、ここに住んでいるわけではないので、植物を植えてもきちんと育つ可能性は低そうなため、困ってしまった。
ましてや、庭にそんなにお金をかける余裕もない。
さて、どうしたものか?

今回はとりあえず、最初の状況だけご覧いただこう。

便所の前の坪庭はこんな状態だった。
雑草は伸び放題。枯れた木は置きっ放し。(写真は全てクリックすると大きくなります)

坪庭を真上から見るとこんな状態。かつて作られた池がそのまま残っている。

一番奥にある座敷庭はこんな状態。左端は、かつてお風呂をわかす時に使ったかまど。
隣家との境にある杉板の塀は、下半分がビニール製のトタンで塞がれていた。

杉板の塀の上半分も、このように一部が浮きあがってしまっていた。

座敷庭も、かつては植物が植えられていたが、今は雑草が伸びているだけだった。

(続く)

投稿者 中島秀之 : 2006年08月30日 02:02

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コメント

生活文化の中にある贅沢とわびさびですね。
見えないところで贅沢を…ということなんでしょうね?多分

投稿者 変態ブラザーズ弟 : 2006年08月31日 15:11

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