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2007年04月03日

レースファンの皆さん、ありがとう!

前々回のブログでPit-FMの休止の報告と、Pit-FMに対する僕の思いのようなものを書いたら、たくさんのレースファンの方から、暖かい応援のコメントをお寄せいただいた。
ここで改めて御礼を申し上げると共に、なんとか復活できるよう、関係者と努力していくつもりであることをご報告申し上げておきたい。

ところで、僕のブログにコメントを寄せてくださった方、また某投稿サイトなどでPit-FMに対する支援を書き込んでくださっている方たちこそ、僕は本当のレースファンだと認識している。
これは昨年のFニッポン開幕戦、あの大雨でレースをすることなく成立となったイベントで、全くといってよいほど情報がなく、しかも気温が一ケタ台という厳しい状況の中、いつまでも待ち続けてくれていたファンの方たちに対する気持ちと同じものだ。
こうした心からレースを愛してくれているファンに支えられているということを、主催者は常に肝に銘じておかなければいけないと思う。
間違っても、こうした「真のレースファン」をないがしろにしてはならないと思うのである。
もちろん、これまでレースに興味のなかった人をサーキットに来させる努力も必要だろう。
だが、「レースが好きだから」という理由だけでサーキットに何度も足を運び、テレビを見続けてくれているコアなファンを、もっともっと大切にしなくてはならないと思うのだ。

僕はイギリスが好きで、クルマも英国車だし、数年前までは毎年3月に、格安チケットを自分で買ってイギリスを訪れていた。
イギリスに行くたびに思っていたのは、この国の人たちがいかにモータースポーツを愛しているかということだった。
例えば、佐藤琢磨がまだF3に乗っている頃、取材に付き合ってもらった後に、F3のシーズン前テストに取材を兼ねて遊びに行ったことがある。
確かオールトンパークだったと思うが、田舎の小さなサーキットで、平日だというのにファンがいて、走りをコーナーで見ているのだ。
で、昼休みになると、お目当てのドライバーにサインをもらったりしてる。
言っておくがF3の占有テストである。他のカテゴリーのマシンは走っていない。
しかもファンが相当にレースに詳しいのだ。
僕らが顔を知らない若いドライバーに名前を呼びかけ、なにやら話しをしている。
きっと彼らの中から、未来のF1ドライバーをいち早く見つけようとしていたのだろう。
実際その中から、琢磨やアンソニー・デイビッドソンなどがF1に進んだわけだが、彼ら(年配のファンも多かった)にしてみれば、ずっと昔からそうしてきた、ごく当たり前のことなのだろう。
そうしたイギリス人独特のモータースポーツに対する接し方が、僕は大好きだし、こうしたファンが大勢いて、彼らに支えられているイギリスのレース界を非常に羨ましく思った覚えがある。

一方、あれは確か2001年3月だったと思うが、僕はロンドン郊外の安いホテルで、その年のF1開幕戦オーストラリアGPのテレビ中継を見ていた。
ITVというテレビ局が行うこの中継は、まず男性キャスターが登場して、今回のレースの注目点などを、解説者(確かマーチン・ブランドルだったと思う)と一緒に暫く話した後、実況を担当するマレイ・ウォーカー氏に引き継いだ。
ウォーカー氏は、イギリス人なら誰でも知っているモータースポーツ・コメンテーターで、ジャーナリストである。
BBCがF1中継を行っていた時代から長く実況を担当してきたベテランで、実はこの年のシーズンで実況を引退するということで、僕としては是非その実況を聞いておきたかったのだ。
ウォーカー氏は50年以上様々なモータースポーツの実況を行ってきたが、いわゆるスポーツ・アナウンサーではなく、どちらかというとジャーナリストに近い存在。
しかもその実況は、かなりの頻度で言い間違いがあったとも聞いている。
ところがイギリスのモータースポーツファンは、そんな彼の実況を心から愛していた。
彼が引退を表明した時は、大変な騒動だったそうである。
なぜモータースポーツ先進国イギリスのファンはウォーカー氏を愛したのか?
それはウォーカー氏が、心からモータースポーツを愛し、その知識が並々ならぬものであることを、ファンの誰もが知っていたからに他ならない。
僕が見たオーストラリアGPの実況は、淡々としていながらも、きちんとドライバーの人柄などを説明し、ひとたびバトルとなれば、的確にマシンの動きを説明するといった様子だった。
もちろん英語がそんなに得意なわけではないので、全てを理解したわけではないが、イギリス人がなぜ彼の実況を愛したのかが、少し理解できた気がした。
テレビ中継は、レース終了後再びスタジオのキャスターと解説者が登場し、今回のレースのキーポイントを振り返ってから終了した。
もちろん地上波の放送で、レース部分は生放送ノーカットである。
僕はイギリスのレースファンが羨ましいとこの時思ったのだが、それと同時に、ウォーカー氏のようなレースコメンテーターこそ、僕の理想だなと思ったものである。

そこで改めて日本のレース界を取り巻く状況を思い出してみよう。
ITVのような中継は、レースファンの人口が多く、視聴率を取れるイギリスだからこそできるのであって、日本では未来永劫無理だという声が聞こえてきそうだ。
だが、本当にそうなのだろうか?
日本のレース界はこれまで、コアなレースファンを大切にしてこなかったから、レースファンの人口が少なく、こうした放送ができないのではないのだろうか?
今回のPit-FM休止問題で、僕はもちろんガッカリしたけれど、日本にもイギリス人と同じような、「真のレースファン」がいてくれたことを、心から嬉しく思っている。
どうか皆さんの力で、日本のレースをイギリスのような環境に育てて欲しいと思うばかりである。


イギリスにはディープなレースの世界が物凄くたくさんある。これはロータス本社に隣接するクラシック・チーム・ロータスのメンテナンス・ガレージ。歴代のロータスF1がメンテを受けている。後方には僕の大好きな79の姿も見える。

投稿者 中島秀之 : 2007年04月03日 11:44

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コメント

僕はあまり行動力があるほうではないんで・・・鈴鹿にしかいかないんですが たとえGTであっても人少ないですよね、いやいっぱい いますよ! グランドスタンドには、ピットウォークには! 
GTいっしょに見にいった友人に、言いました今のGTは時間が短いから一ヶ所で見るけど、1000kmとかはサーキットを一周してみるのが楽しいって。そしたら友人はこう言いました、そんなしんどいおもいして何が楽しいと・・・  
                                                        中島さん、日本はイギリスにはなれないみたいですね。 

投稿者 ぽち : 2007年04月03日 23:54

モータースポーツは、2輪・4輪共に大好きなセーフティードライバーです。

超個人的意見ですが、このスポーツを発展させていくならば現状で数の限られたファンの応援に頼っても如何かな?

イベントの主催者やメーカーのより一層の観客・視聴者獲得の努力&長年にわたり、それをネタとしてきた各媒体の皆さんのより一層の努力をお願いしたいですね。

日本でこの手のイベントが成功しない理由は、トップカテゴリーばかりを中途半端に宣伝し、アマチュアらの底辺を軽視するからではないでしょうか?

例えば、野球・サッカーの主催者&マスメディアの対応が参考になるのでは?
少年野球やサッカー、高校野球に至っては国営放送も応援。
野球はオリンピックでは新参者にもかかわらず、各マスメディアの取り上げようといったら…。

かたや、日本人が世界チャンピオンを輩出したトライアル競技。はたしてTipoで取り上げられたことは?(2輪ですからね無茶行ってますが^^;)
でもモータースポーツで日本人が世界チャンピオンが誕生って
、4輪の世界でも話題にならない?

イギリスって2輪・4輪分け隔てなくファンがいるように思うのですが。

イベント主催者・それを後押しする各マスメディアが底辺のクラスから、ファンを掴むように創意工夫も必要じゃないのかな?そうすればいずれイギリスのような環境が育つのでは?

投稿者 セーフティードライバー : 2007年04月05日 22:23

中島さんの車、レースに対する熱い気持ちは尊敬に値します。
ピットFMが無くなってさびしいと思うファンは多いと思います。鈴鹿、富士以外でどうにか復活してもらいたいと思います。鈴鹿はあまり好きではありませんがピエールさんたちがやってますね。
富士は今年からビッグレースは、扇一平さんを中心にして場内テレビ、場内FMに乗せて扇さん自らがサーキット中のファンの中に入ってレポートやインタビュー中継するなど頑張ってお客さんたちに楽しい放送を送ろうという気概を感じました。

僕は中島さんの正当派実況と車への造詣は素晴らしいと感じています。
中島さんとは違うタイプである扇さんは、明るくてウィットに富んだおしゃべりが好きです。
だから僕はレースアナウンサーは中島さんと扇さんが大好きなんです。2人が一緒にやったらすごく面白い放送が出来るのではないかとも思います。
中島さんと同じように扇さんも車に対する思い入れはすごいですよ。
僕が扇さんのファンになったのは扇さんの所属する文化放送で91年かな?ル・マン24時間生中継を放送したのを聞いてからです。
マツダが優勝した年でした。
レースが終了するとき、扇さんは泣きながら実況していました。
あとでいろいろな記事を読むと、扇さんのレースや車に関する思い入れが良く分かり感激し、扇さんのファンになったのです。
さっきも書きましたが、中島さんは専門知識があるレースファン向きの放送、扇さんはそれ以外のサーキットに集まったお客さんへの放送。お二人が一緒だったら凄い楽しい放送になるのにと思う私です。
それだけお二人には別々の魅力があるのです。

僕が鈴鹿の放送が好きになれないのは、なんか「知ってるぞ」って感じが強くて、中島さんや扇さんは知っててもさりげないって感じるんです。
ようするに嫌味がないんですね。

レース主催者が観客動員に力を入れないのなら、少なくとも場内放送を聞いて「楽しかった、また来よう」と思われるような放送に期待します。

長くなりましたすみません。
中島さんと扇さんには長くレース実況を続けてもらいたくて書きました。

扇さんは仕事上難しそうですので、中島さん!
場内放送を片手間にやっているいろんなサーキットの実況の座を奪い取ってください!!

中島さん、扇さんのことをたくさん書いてしまいましたが、
僕の支持するアナウンサーがお二人ですので・・・
ご都合が悪かったら削除してください。

それでは頑張ってください!

投稿者 さいとう : 2007年05月15日 16:10

さいとうさん、コメントありがとうございます。
僕は扇さんとはご挨拶程度で、殆どお話ししたことがないのですが、富士ではお声をいつも聞かせていただいています。
富士の場内放送で思うのは、マシンが走っている時は、扇さんが一人で実況された方が良いのでは? ということです。
解説の両角さんはよく存じあげていて、内容は良いと思うのですが、レース中にお二人で掛け合いでしゃべると、どうしてもトーンが低くなり、非常に聞き取り難くなります。
もちろんFMで聞けば良いのでしょうが、多くの方は場内放送の音声が情報源でしょうから、マシンが走っていない時に解説をしてもらい、レース中は扇さんが一人で実況し、時々両角さんにピットレポートを入れてもらう、といった放送にした方がお客さんのためだと思うのですが・・。
また鈴鹿やもてぎでお馴染みのピエール北川アナウンサーはよく存じ上げていて、大変情熱も知識も経験もあるレースアナウンサーさんだと感心しています。
ピエールの実況は、場内のお客さんと一体となってレースを楽しむタイプなので、人によっては「押し付けがましい」と感じる方がいらっしゃるかも知れませんね。
僕は、自分がお客さんの立場なら、ピエールの実況は楽しくていいと思います。
ただPit-FMのように、お客さんがレース中もイヤホンで聞いて、情報収集に役立てようとするタイプの放送は、場内放送とは違うものだと、僕は考えています。
より専門的な情報を伝えつつ、レースの戦略や結末を予想していくことが、こうした放送には必要だと思うのです。
ですから、場内放送をただFMに乗せるのではなく、別の放送が必要だと主張しているわけで、なんとか復活できるといいなと思っています。
これからも応援をよろしくお願いします。

投稿者 ナカジ~ : 2007年05月16日 12:21

遅ればせながら、私もこの件に関してコメントを書かせていただきます。

最近本当にJRPのマスメディア対策が良く見えません。
第1・2戦はフジのアナウンサーで、第3戦はフリーの久保田アナ。
2戦はピエールさんの副音声実況付きで、同じホンダサーキットのもてぎではそれはなし。

しかも第2戦(次の岡山も)は生中継ではない。

第3戦はスタートの1時間前からスーパーラップの録画放送をしていたけど、セクタータイムが出なければただ1台走ってるのをイライラしながら見守るだけ。

久保田さんはいいアナウンサーということは知っていてもことフォーミュラに関しては明らかに経験不足を露呈(土屋さんの解説は戦略にも迫ってすごく良かったけど)。

次戦の岡山はすごく好きなサーキットなんで観戦予定ですが、いかんせんインフラが整ってない中、pit-FMもないのでは、レース展開が正確に把握できるのかものすごく不安。

日本のトップフォーミュラがこの状況では…と、ちょっと暗くなってしまいます。

本当に中島さんの何らかの形でのフォーミュラニッポン実況復活を心から切望します。

長々と失礼しました。

私も微力ながらブログ等で日本のモータースポーツシーンを盛り上げていきたいと思います。

中島さんの今後のご活躍に大いに期待しています!

投稿者 きまかん : 2007年05月23日 13:00

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