# ナカジ~の『なんでも実況中継』: 2007年06月 アーカイブ

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2007年06月

2007年06月24日

スーパーGTセパン戦が終了

スーパーGT第4戦セパンのレースが終了した。
お台場のJ SPORTSで、由良拓也さん、鈴木恵一さんとともに生で実況をしていたのだが、かなり凄いレースだった。
ここまで3戦連続で不運に見舞われているTAKATA童夢NSXは、今回なんとフォーメーションラップで(おそらく)ドライブシャフトを折ってリタイア。
ここまで運がないと、もう同情するしかない。ただこうなると、逆に連続ポールポジション記録を延ばして欲しいという気もしてくるから不思議だ。
童夢NSXのリタイアにより、レースはARTA NSXと宝山TOM'S SCを中心に展開していくのではないかと思ったのだが、そう簡単にはいかなかった。
新しくなったセパンの舗装にタイヤ、特にブリヂストンのソフト系タイヤが次々と音を上げ、2回ピットに入らなくてはいけないクルマが続出したのだ。
そんな中、ヨコハマ・タイヤを履くウッドワン・アドバン・クラリオンZが素晴らしい走りでトップに立ち、そのまま逃げ切りで悲願の初優勝を飾ったのだった。
生中継では、由良さん、恵一さん、それに唯一現地レポートの高橋二朗さんと一緒に、この大荒れのレースを実況していたのだが、やはり国内のサーキットでの中継とは異なり、重要なシーンが撮れていなかったり、ラップモニターが時々フリーズしたりで、困ることも少なくなかった。
まぁそれでも、いろいろと制約が多い中での生放送としては、そこそこ良かったのではないかと思っている。
なお、今回生中継を見逃したという方は、J SPORTSのリピート放送(放送時間などは「スーパーGT放送予定」 で確認を)をご覧いただきたい。
またBSデジタル放送のBS日テレでも放送をご覧いただけるので、詳しくは「BS日テレ・スーパーGT」 をご覧いただきたい。

放送終了後3人で記念撮影。酷暑のセパンではなく、お台場での実況だったため、疲労は控えめ!?

投稿者 中島秀之 : 23:40 | コメント (3) | トラックバック

スーパーGTセパン戦開催

明日はスーパーGT第4戦セパン・ラウンドの生中継が行われる。
ここ数年、セパン戦はお台場のJ SPORTSのスタジオで、現地で収録した映像に僕が実況をつける形で、ディレイ放送していた。
だが今年は、現場から送られる映像に、J SPORTSのスタジオで生で実況をつけて放送することになった。
それに先立って、今日は予選スーパーラップの模様を、お馴染みの由良拓也さんと鈴木恵一さんの解説で収録を行った。
現地にいないとわからないことも多く、また現地のスタッフが撮る映像は、日本のスタッフが撮るものと異なる部分があって、実は実況はなかなか難しいのだが、とりあえず今日は小手調べといった感じで収録してきた。

明日はいよいよ決勝レースで、今日と同じ3人で生スタジオ実況を行う。
赤道直下、酷暑のレースで何が起き、誰が勝利を手にするのか。
予想は全くつかないが、是非お見逃しなく!

由良さんと恵一さんと共に、スタジオで予選の模様を収録。恵一さんの顔は、さすが漁師! という黒さ。

放送時間などの情報は、「スーパーGT放送予定」 をご覧いただきたい。

投稿者 中島秀之 : 00:37 | コメント (2) | トラックバック

2007年06月21日

DTM第4戦を収録

今日はお台場のJ SPORTSのスタジオで、DTM第4戦の番組を収録してきた。
例によって解説のフォトグラファー・佐藤正勝さんと、茶飲み話し(?)を繰り広げてきたわけだが、マサカっちゃんはル・マンから一昨日帰国してきて、明日からセパンのスーパーGTに出かける僅かな隙間をぬっての収録だった。
今回は、イギリスのブランズハッチでの開催だったのだが、1周2km弱のショートコース(ラップタイム43〜45秒!)を83周で争うため、もの凄く忙しいレースだった。
このためピット戦略が勝敗に大きく影響することになり、冷静にレースを戦った07年型メルセデスCクラスを駆るミスターDTM、ベルント・シュナイダーが今期初優勝を飾った。
ただし2、3位にアウディのマーティン・トムツェックとマティアス・エクストロームが入り、ポイントランキングではアウディのこの二人が1、2位となった。
今期はここまで4戦して4人の勝者が記録される大混戦で、今後も激しい戦いが繰り広げられることになりそうだ。
今回も白熱したレースだったのだが、収録では何故か、いつもにも増して、マサカっちゃんと二人で楽しみながら実況させてもらったので、その辺りもお楽しみにしていただきたい。
なお放送の予定などは、「J SPORTS MOTOR DTMの見どころ」 を見て欲しい。


2007年型Cクラスの熟成が進み、いよいよミスターDTMが本領を発揮してきた。
アウディも速さをキープしており、混戦が続きそうだ。
(写真協力:アウディ)

投稿者 中島秀之 : 23:52 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月20日

Bow.さんとデニーズディナー!?

次号のティーポの巻頭特集は、「ティーポ流勝手に自動車世界遺産(仮)」。
ティーポに関係のある方々に、「後世に遺したい1台」や「後世に語り継ぎたい人や物」を選んでもらい、思い入れを語ってもらう企画だ。
で、昨日の夜、お馴染みのイラストレーター「Bow.さん」のところに取材に行ってきた。
Bow.さんのアトリエ兼事務所兼ガレージは、杉並の甲州街道から少し入ったところにあって、僕は時々取材にかこつけては、遊びにお邪魔している。
今回は、Bow.さんのクルマ仲間のOさんも加わって、いつも行く旧環8沿いのデニーズで、取材&クルマ談義ディナーをご一緒した。
Bow.さんと話していると、時間の経つのがいつも早いこと早いこと。
なにせマニアックかつ面白い話題が次から次へと出てくるものだから、話がなかなか尽きないのだ。
今回は、「デニーズのメニューが小さいサイズの食べ物中心に変わってしまい、その中から自分の好みに合って、量もまずまずで、食べ合わせもいいものを選ぶのは、脳トレになるんだよ」という、まぁクルマとはなんの関係ない話でまずスタート。
その後はもう、いろんな話題が続いたのだが、特に面白かったのは、僕ナカジ~の家に僕が生まれた時にあった「ナッシュ」というアメリカ車の話題。
ナッシュは、GMの2代目社長であるチャールズ・W・ナッシュが1916年に創立したメーカーで、1954年からAMCの中核をなすブランドとなったが、1957年にその名がなくなった。
我が家にあったのは、1952か53年製のステーツマンかアンバサダーの4ドアセダン(ピニンファリーナ・デザイン!)で、その時点で既にかなりの中古車&珍車だったらしく、僕が物心つく頃にはスバル360に代わっていた。
で、Bow.さんが言うには、「自動車雑誌業界関係者で、自宅に変わったアメ車があった人としては、中島君とN玄社のO川さん(バレバレ?)が双璧だな」とのこと。
聞けばO川さんのご自宅には、カイザー・トラベラーがあったとのこと。
カイザーは、1946年にヘンリー・J・カイザーによって創立されたカイザー・フレーザー社が作っていたクルマのブランド名(1955年まで)で、トラベラーは、通常は4ドアセダンの形なのに、トランクが旧ミニのように下ヒンジで開き、リアウウインドウも開けっ放しにできる構造で、そのままピックアップのように使えるクルマだった。
う~ん、カイザーにはさすがにナッシュも負けるなぁと、なんだか嬉しいような悔しいような話だったが、それを大笑いしながら話せるのが、Bow.さんのすごいところ。
そんなわけで、時間はあっという間に過ぎていったのだった。

あ、そうそう、Bow.さんがどんなクルマを世界遺産に選んだかは、次号のティーポでご覧いただきたい。

投稿者 中島秀之 : 12:21 | コメント (1) | トラックバック

2007年06月17日

ル・マン24時間が終了

ル・マン24時間レースが先ほど終了した。
僕はネットで細かく状況をチェックしての観戦(?)だったのだが、凄いレースだった。
時折降る雨のために何度もセーフティカーが入る難しいコンディションの中、王者アウディは3台中2台を、また挑戦者プジョーも2台中1台を失い、完全な一騎打ち状態でゴールを迎えることになったのだ。
勝ったのはビエラ、ピッロ、ヴェルナーの操るアウディの1号車で、ラミー、サラザン、ブルデー組のプジョー8号車は惜しくも2位となった。
最終的な結果は、周回数に10周の差があったが、プジョー陣営は14年ぶりの復帰戦にも関わらず、素晴らしいレース運びでアウディを追いつめたと言えるだろう。
ディーゼル・エンジン車同士の激しい優勝争いは、このレースを見つめていた欧州全土のレースファンに、ル・マンに新たな時代が到来したことを強く印象づけたはずだ。
また、ディーゼル・エンジン車が販売される乗用車の大半を占める欧州市場に於いて、アウディとプジョーは、ディーゼル・エンジン技術の高さを示すと共に、メーカーとしてのエコに対する積極的な姿勢を強くアピールすることができたはずだ。
おそらく来年以降、暫くの間は両メーカーの優勝争いが続くだろうし、プジョーがいち早く対応したLMPの新規定(クローズドボディ)のマシンが、ポルシェを始めいくつかのメーカーから登場し、この戦いに加わってくる可能性も高い。
日本の自動車メーカーとしては、ポルシェと共にアメリカン・ル・マン・シリーズのLMP2クラスに参戦しているアキュラ(ホンダ)が、数年後にル・マン本戦に挑む可能性はあるが、その時には、特にディーゼル・エンジンのレースでの使用に関して、欧州のメーカーが大きなアドバンテージを得ていると思われる。
ホンダやトヨタを始めとした日本のメーカーとしては、得意のハイブリッド・システムをガソリンまたはディーゼル・エンジンと組み合わせて挑むしか、ル・マンで彼らに挑む術はなさそうだ。
なんとか早くル・マンに復帰して、欧州市場に大きなインパクトを与えて欲しいと思う。

日本勢はいずれも大苦戦。奇跡の復活で決勝に出場したJLOCのムルシエラゴ(写真はスーパーGT用マシン)は、スタート直後にトラブルでリタイア。中野信治の乗るクリエイションとT2Mの童夢も5時間ほどでリタイア。黒澤治樹の乗るザイテックは総合27位/クラス2位、ブノワ・トレルイエの乗るペスカロロは総合13位、レーシング・フォー・ホランドの童夢ジャッドは総合25位で完走するにとどまった。

投稿者 中島秀之 : 22:26 | コメント (2) | トラックバック

2007年06月15日

今週末はル・マン24時間

今週末はル・マン24時間レースが行われる。
残念ながら今年もテレビ中継は行われず、僕も出番はないのだが、どうしてもこのレースだけは注目せずにいられない。
昨年史上初めてディーゼルエンジンを搭載したアウディR10が優勝したわけだが、今年はそのライバルとして、あのプジョーが908を引っさげサルトに帰ってくるため、久々のワークス対決となるからだ。
プジョーと言えば、僕が初めてル・マンに行った1993年に、快音を発する905Bを擁して、トヨタを完膚なきまでにブッチギリ、表彰台を独占して見せたメイクスだ。
チーム首脳は「今年はまだ準備の年で勝負は来年」と言っているが、いやいや予選ではきっちりポールポジションを奪っているし、どうもこりゃあ最初から勝ちに来ているのが見え見えだ。
これに対し、21世紀になってから、兄弟車とも言えるベントレー以外に一度も負けたことのないアウディは、胸を貸す立場でかなり余裕があるように見える。
DTM開幕戦でクラッシュし、休養していたトム・クリステンセンも復帰したし、今回は2台のワークスマシンに加えて、DTMで活躍中の若手3人組が乗る3台目のR10も参戦し、サポート体制も万全。
来るなら来い! という感じに見える。
はたして両陣営がどんな24時間レースを戦うのか非常に興味深い。

日本勢ということでは、LMP1クラスの1台に中野信治選手が、LMP2クラスの1台に黒澤治樹選手が乗って、予選を見事に通過している。
また日本一速いフランス人、ブノワ・トレルイエ選手も、ペスカロロのLMP1マシンで出場する。
残念ながら、JLOCのランボ・ムルシエラゴは予選でクラッシュして決勝出場を断念。
また、日本のT2Mチームがエントリーした童夢のLMP2マシンは、ずっと苦労続きだったようだが、どうやら予選は通過できるようだ。日本のミスター・ルマン、寺田陽次郎選手はこのクルマに乗る予定だが、決勝も苦労の連続となるかもしれない。

あぁ、それにしても、日本のメーカーはル・マンをこんなに軽視していて良いのだろうか?
F1や他のレースに必死になっている間に、ル・マンはどんどんとエコに目を向けたレースになりつつあり、このままでは欧州のメーカーに、技術面でもイメージの面でも、大きく水をあけられることになりかねない。
ハイブリッドやディーゼル・エンジンを使えるシリアスなレースは、現在のところ、ル・マンとル・マン・レギュレーションのシリーズ戦だけと言える。
そろそろどこかのメーカーが、手を挙げるべきではないかと思うのだが・・・。


ディーゼル・エンジンで真っ先に成果を挙げたアウディ。
今年もR10は優勝候補の筆頭だ。
(写真は今年のセブリング12時間優勝時のもの。写真協力:アウディ)

投稿者 中島秀之 : 17:30 | コメント (9) | トラックバック

2007年06月12日

床の間に手拭い!?

先週の土曜日は、町家を残してくれた亡き伯母の3回忌法要だった。
前日の金曜に、いろいろと買い物をしたのだが、その中で以前から懸案だったものも購入したので、それをご紹介しよう。

京都の町家は、1階の奥の間(オク)に、床の間があるのが普通なのだが、花や置物などを飾るために棚状になっているものと、掛け軸をかけたりするための縦長になっているものの二つがある場合が多い。
ウチの町家もそうなのだが、縦長の床の間の方には、これまで小さな絵がかかっているだけだった。
で、以前からここに、掛け軸を掛けたいと思っていたのだが、軸は安くても数万円で、これを四季に因んで複数揃えるには、かなりの出費が必要だ。
そこで思いついたのが、以前たまたま訪ねた、祇園の手拭い屋さんで見た、手拭いを入れた縦長の額。
これを掛け軸代わりに床の間に掛けようと思い、購入してきたのだ。
買ったのは「永楽屋 細辻伊兵衛商店」 というお店で、創業390年(!)という老舗ながら、ここ数年若い人にも大人気で、様々な柄の手拭いや、手拭い地を使ったハンカチなどを販売している。
今回選んだのは、夏らしい金魚の柄の手拭いで、これをアイロンがけした上で専用の額に入れてもらった。
また秋向けに、紅葉の柄のものも購入しておいた。
価格は手拭いが1500〜2500円ほど、額は8000円だった。
さて、どんな床の間になったかは、写真でご覧いただきたい。
「永楽屋 細辻伊兵衛商店」はこのマークが目印。

美しい青と可愛い金魚が特徴の手拭いを選んだ。

京町家独特の二つに分かれた床の間。現在ウチの床の間は、このように、棚の方に「福助」が座り、縦長の方に手拭いの額がかかっている。

秋用に紅葉の手拭いも買っておいた。手拭いはこのように折り目がついているものなので、アイロンをかけてから額の中にセットする。
で、アイロンを家の中で探していたのだが、その際、この床の間のある奥の間の、仏壇の横の押し入れを、これまで一度も整理していないことに気がついた。
襖を開けてみると、探していたアイロンは見つかったのだが、それとは別に驚くべきものを見つけてしまった。
それは、押し入れの中の壁の補修に使われていた新聞紙。

日付は12月29日と読める。
しかし年号の部分が残されていないため、記事の内容から推測するしかないのだが、この「夕刊京都」紙の一面トップ記事は、「米、対日講和あくまで推進。ソ参加の有無問わず」で、「孤立主義に帰らず ト大統領記者会見で言明」ともある。
ト大統領とは、1945〜53年に在任したトルーマン大統領で、対日講和条約は昭和26年1951年9月調印なので、この新聞は昭和24(1949)年か25(1950)年の12月29日のものではないかと思われる。
その年の大掃除で貼ったまま、現在まで60年近くここに貼られていたようだ。
ウ〜ンと暫く唸ってしまったが、今度夏休みに来た時に、ここの押し入れも整理&掃除するつもりで、この新聞紙をどうしたものか、ちと悩んでいる。

投稿者 中島秀之 : 23:29 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月11日

おめでとう! スーパーアグリ(Part.2)

昨夜録画しておいたF1カナダGPのTV中継を、今朝早送りで見ていたら、物凄いレース展開で、すっかり目が覚めてしまった。
まずは、ルイス・ハミルトンの初優勝に驚いた。
初めて走るコースでポール・トゥ・ウィン、しかも後方で次々と起こる混乱をよそに、慌てず騒がず走り続けてのと勝利という、並のドライバーでないことを見せ付けるかのような勝ちっぷりだった。
その冷静な走りを見ていると、ジャッキー・スチュワートやニキ・ラウダ、アラン・プロストといった過去のビッグネームの姿がダブる。
ジム・クラークやアイルトン・セナのような、魂を揺り動かす走りではないかも知れないが、間違いなく近い将来チャンピオンになる器だろう。
今回のようなレースができるのなら、ルーキーによるチャンピオン獲得という快挙も、あながち不可能とは言い切れない気がしてきた。


一方スーパーアグリの佐藤琢磨が、バルセロナに続いて素晴らしい走りを見せてくれた。
予選11位からスタートするや、常に上位をキープ。
セーフティカーがたびたび登場する荒れたレースを耐え抜き、6位に入賞したのである。
しかも最後のセーフティカーラン中のピットインでは、ルールの関係から給油が最初行えず、続けてもう1度入る不運があったにも関わらず、である。
もっともこの2回連続ピットインは、今回コースにマッチしていなかったソフトタイヤを1周しか使わずに済むという恩恵ももたらし、このおかげで、終盤ラルフ・シューマッハと、王者フェルナンド・アロンソをコース上でブチ抜くことが可能になったとも言える。
もちろん運もあっただろうが、運もそれを使える位置にいなければ意味がないわけで、今回スーパーアグリ・チームは素晴らしい仕事をしたと思う。
心からお祝いの言葉を送りたい。

琢磨がアロンソを抜き去るシーンには、朝っぱらから大興奮してしまった。
スーパーアグリ・チームは、このアットホームな雰囲気が魅力でもある。
(写真協力:ホンダ)

投稿者 中島秀之 : 14:59 | コメント (6) | トラックバック

2007年06月10日

Fニッポン岡山戦が終了

本日はお台場のJ SPORTSのスタジオで、フォーミュラ・ニッポン第4戦岡山国際サーキットの模様を生収録してきた。
解説は、スーパーGTでARTA NSXをドライブしている伊藤大輔選手。
二人で実況するのは、昨年のF1日本GPに於けるPit-FMの放送以来となる。
今回のレースは、走行距離が250kmで、スタート時に122リッターを搭載でき、途中給油と四輪交換が義務づけられていた。
このため各チームがどんな戦略を採るかが注目されたのだが、レース前に大輔選手と話したのは以下のようなことだった。
燃費が1.9km/リッターとして、必要なガソリンは約135リッター。ただしタイヤ交換に必要な十数秒で20〜30リッターは給油できるから、最初に100〜110リッターほどを搭載してスタートするのが正攻法だろう。
また、70〜80リッターほどの軽いタンクで出て、1周1秒余後続を引き離し、中間地点で30秒ほどの静止時間で60リッターほどを給油する1回ストップ作戦もありだとも話した。
一方で、前回小暮が成功させた2回ピット作戦は、今回は無理だろうという判断をした。
で、実際のレースは、スタート直後に多重クラッシュがあり、その時点でピット作業を済ませたドライバーが、ほぼレース距離全てを同じタイヤで走りきることとなった。
結局この時点でピットに入ったマシンは苦戦することとなり、正攻法で走りきったドライバーが表彰台を独占した。
軽いタンクでスタートしたドライバーは殆どいなかったようだ。

優勝したのは、INGINGのロニー・クインタレッリ。
Fニッポン参戦3年目の初優勝で、INGINGチームとしても参戦2年目にしての初優勝だった。
ロニー本人はもちろん、由良拓也監督やスタッフが大喜びしているのが印象的で、放送している我々も非常に嬉しくなってしまった。
こういうことがあるから、レースの実況はやめられない。
今期初めてのFニッポン実況で、いいものを見させてもらった。

クロマキーと呼ばれるグリーンの塗装が施されたスタジオで収録。
CG合成が加わると、右のような映像となる。

投稿者 中島秀之 : 23:35 | コメント (6) | トラックバック

2007年06月07日

Fニッポンの実況に復帰!

今日はDTM第3戦ユーロスピードウェイ・ラウジッツリンク戦を、例によって佐藤正勝カメラマンと共に収録してきた。
今回は、途中クラッシュで2回セーフティカーが入る展開だった上、ピットインしてはいけない時にピットに入ったり、ピットアウトしてはいけない時に他車を抜いてコースインしたりするマシンが続出する、DTMとしては珍しい大混乱のレ-スだった。
そんなグチャグチャのレースを制したのは、スタートでトップに立って、冷静にその座を守りとおしたミカ・ハッキネン。
2年ぶりの優勝で、表彰台ではお得意の「いえ~い」(両手サムアップ)を披露して大喜びだった。
また今期初めてメルセデス勢が表彰台を独占した。
その模様は是非テレビでご覧いただきたい。
放送の予定などは、「J SPORTS MOTOR DTMの見どころ」 を見て欲しい。

ところで、今週末は岡山国際サーキットで、フォーミュラ・ニッポン第4戦が行われる。
国内トップフォーミュラは意外にも初開催だが、かつてはF1も行われたこのコースで、Fニッポン・マシンがどんな走りをするか大注目だ。
で、このレースの模様は、DTM同様、CS放送局J SPORTSで放送(今回のみ生放送ではなくディレイ放送)されるのだが、その実況を僕が担当することになった。
今期はPit-FMが放送できないため、Fニッポンは実況していなかったのだが、諸般の事情により、J SPORTSの中継は今後、1戦を除いて最終戦まで僕が担当する予定だ。
ただし、やはり「諸般の事情」により、現場ではなく、お台場のJ SPORTSのスタジオで、生実況するスタイルを採る。
このためラップモニターがリアルタイムでは見られず、情報が遅れ気味になるかもしれないが、ご容赦いただきたい(最初に言い訳するようで嫌だが・・・)。
放送時間などに関しては、「Fニッポン放送予定」 を参照して欲しい。

ようやく自分がやりたい実況ができることになった。
Pit-FMが復活できないのが残念ではあるが、とりあえずまたレースファンの皆さんとFニッポンを楽しむことができると今からワクワクしている。
中継をご覧になったら、感想などを教えていただけると幸いだ。


今期ここまで3戦で全て勝者の異なるFニッポン。第2戦で復活した本山哲が再び速さを見せるか?
それとも、王者トレルイエおよび松田次生のmobilecast IMPUL勢が巻き返すか?
はたまた小暮卓史とデュバルのnakajima勢が連勝するのか?
初開催の岡山戦は見逃せない一戦となりそうだ。
(写真協力:トヨタ)

投稿者 中島秀之 : 15:38 | コメント (8) | トラックバック

2007年06月06日

JHCTの気になる参加車(その3)

ジャパン・ヒストリックカー・ツアー2007に出場していた車両の中から、僕が気になったクルマたちを、数回に分けてご紹介している。
今回ご紹介するのは、ランボルギーニ・イスレロ400GT、1968年式だ。

1960年代のランボルギーニと言えば、ミウラのイメージが強いが、イスレロはほぼ同時期の1968年に登場した、FRでV12エンジンの2+2GTカー。
高級グランツーリズモだった400GT2+2の後継モデルで、350/400GTがカロッツァリア・ツーリングのデザインだったのに対し、イスレロはツーリング出身のマリオ・マラッツィの助けを借り、社内でデザインされたスチール製ボディを採用していた。
ジオット・ビッザリーニ設計のエンジンは、3929ccのV12DOHC+ウェーバー6基で、320hpを発揮。
ジャンパオロ・ダラーラ設計のマルチ・チューブラー・フレームに前後ダブル・ウィッシュボーン・サスと4輪ディスクブレーキを備え、車重は1315kg。
1969年には350hpを発揮するエンジンを搭載したイスレロS(400GTS)が登場したが、あまり人気を得ることなく、1970年にハラマにバトンタッチして生産終了。総生産台数は225台だったと言われる。

現車は非常にオリジナル度の高い個体で、外装はもちろん内装も美しく保たれていた。
ミウラと同じエンジンを持ちながら、とてもエレガントな雰囲気のクーペで、実に魅力的だった。
オーナーのTさんによれば、「ギャラリーの方が今のクルマと思うらしくて、目の前に来てから慌てて手を振ってくれたりするんですよ」とのことだったが、確かに見ようによっては、つい10年ほど前の高級パーソナルクーペ(3代目ソアラなど)に見えなくもない。
逆に言えば、それだけデザインが進んでいたというか、普遍的な魅力を持っていたということかも知れない。

投稿者 中島秀之 : 15:46 | コメント (0) | トラックバック

2007年06月04日

JLMC第2戦が終了

富士スピードウェイで行われていた、JLMC第2戦富士1000kmが終了した。
予定の220周に1周満たない219周で6時間が経過してチェッカーとなったが、結局優勝は開幕戦菅生に続き、ダンロップ・ザイテック05Sの野田/山崎組だった。
中盤までレースをリードした無限クラージュは、ミッションを壊してリタイア。
2位はAIM SPORTSのGC21、3位はKRH F430GTだった。
さすがに参加10台ではレース中間延びすることもあったのだが、今回は扇一平アナウンサーと解説の両角岳彦さんと、ル・マンがらみの雑談(?)を繰り広げているうち、6時間があれよあれよと言う間に経過していった感じだ。
時折レースと関係ない話しに脱線することもあったが、現場で観戦されたお客さんには喜んでもらえたのではないかと思う。
また、レース中はずっと、それぞれのシチュエーションでバトルがあったりドラマがあったりして、やっぱり耐久レースは面白いなと思った次第。
ただし、何度も言うようだが、いかんせん台数が少なすぎる。
LMP1、LMP2、LM-GT1各クラスに、もう2台ずつくらい参戦があると、ぐっと盛り上がるはずなのだが、なんとかならないものだろうか。

レース終了後、扇さん(後列右から二人目)と両角さん(同右端)、放送室のスタッフの皆さんと共に記念撮影。扇さんはかなりお疲れのご様子!? また、なぜか全員、差し入れのバナナを持っているが、深い意味はないので念のため。

今回3台を参加させていたHITOTSUYAMA RACINGのホスピタリティ・テントには、なんとピザを焼く石釜がセットされていた。食べたかったなぁ。

投稿者 中島秀之 : 01:01 | コメント (3) | トラックバック

2007年06月02日

今週末はJLMC第2戦(その2)

JLMC第2戦、今日は予選が行われ、伊藤大輔選手のドライブする無限クラージュLC70(伊藤/荒聖治)がポールポジションを獲得した。
ダンロップZytek05S(野田英樹/山崎信介)も1.5秒差で続いているので、明日は面白い戦いとなるだろう。

さて今日はLMP1以外の各クラスの見どころをご紹介しておこう。
LMP2クラスは、F3ベースのAIM SPORTS GC21(下写真左)と、F4ベースのKK-LM MAX MYST ADVAN(同右)がライバル関係となっている。
富士が地元のGC21の方が予選では一歩リードだが、さてどうなるか?

LM-GT1クラスは、昨年から出場しているダンロップフェラーリ550GTS(下写真左)(飯田章と藤井誠暢の呉越同舟コンビ)が総合でも4位のタイムを出しており、決勝ではプロトを食う速さを見せてくれそうだ。このクラスのライバルはZIPSPEED CORVETTE(同右)(ティーポでお馴染みの壷林貴也プロと吉富章の怪しいおじさんコンビ)なのだが、デフを壊して部品の調達に手こずっており、決勝は出場できるか微妙な情勢だ。

そしてLM-GT2クラスは、TEAM KAWAMURAの最新型フェラーリ、KRH F430GT(写真下左)(オーナーの青山光司と、新田守男、高木真一の反則トリオ!?)が素晴らしいタイムを記録して、総合5位クラス1位を獲得。これに挑むのは、やはり最新型のポルシェであるダンロップPORSCHE 997(GT3RSR)(同右)(福山英朗、宮川やすお、谷口行規)。仕上がり具合はフェラーリが大きくリードしているが、さて決勝での信頼性はどうだろうか?

ということで、明日の決勝は、各クラスの優勝争いそれぞれにご注目いただきたい。
僕は明日も放送席で、扇一平アナウンサーと両角岳彦さんと共に、レース談義(!?)を繰り広げる予定だ。

投稿者 中島秀之 : 18:11 | コメント (2) | トラックバック

2007年06月01日

今週末はJLMC第2戦

富士スピードウェイに来ている。
今週末は、全日本スポーツカー耐久選手権(JLMC)の第2戦、富士1000kmレースだ。
僕はこのレースで場内放送に出演することになっているのだが、今日は取材のため現地入りしているのだ。
今回の場内放送は、いつも富士スピードウェイで放送を担当されている、文化放送の扇一平アナウンサーと、モータージャーナリスト両角岳彦さんのコンビに、僕がゲストコメンテーターとして加わる形で行われる。
お二人とはほぼ初めて共演するので、今から楽しみだ。
とはいえ、実は1990年前後に、僕がPit-FMのピットレポーターを担当している頃、富士のF3000レースの場内FMだけ何故か文化放送が担当(Pit-FMはニッポン放送系)していて、ある年一度だけ両者が合同で放送を行ったことがあって、その時お二人とはほんのちょっと共演したことがあるので、17〜18年ぶりの共演ということになる。

ところでレースの方は、今回も開幕戦菅生と同じ全部で10台の参加と少し寂しいのだが、その分、それぞれのクラスで白熱した戦いが見られそうだ。
というのも、4つあるクラスそれぞれで、直接のライバル対決があるからだ。
一番速いLMP1クラスは、昨年と同様ダンロップ・ザイテック05Sと、無限クラージュLC70の一騎打ちとなっている。
昨年と違うのは、両者とも信頼性が大幅に向上したことで、開幕戦菅生では終盤までトップ争いが展開された上でザイテックが初優勝を飾った。
ザイテックのドライバーは、昨年から引き続きステアリングを握るベテランの野田英樹と、昨年GC21の車両で善戦した山崎信介のコンビとなっている。
一方クラージュは今回、レギュラーの黒澤治樹と中野信治がル・マンのテストデイに出かけたため、昨年このマシンに乗っていた2004年のル・マン・ウィナー、荒勢治と、無限のエースドライバーである伊藤大輔のコンビがドライブする。
今日行われたフリー走行では、ザイテックとクラージュがほぼ同じようなタイムを出しており、直線スピードに勝るクラージュと、コーナーリングに部のあるザイテックが、予選・決勝を通して、激戦を繰り広げることは間違いないだろう。
なお、それ以外のクラスは明日ご紹介したい。

近郊にお住まいのレース好きの方、日曜日はピクニックがてら、このレースを見にいらしてはいかがだろうか?
サポートイベントとして、ヒストリックカーやヒストリック・フォーミュラカーの走行、ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパンのレースなども行われるので、一日ゆっくりお楽しみいただけるはずだ。

旧LMP675規定のザイテックは、フラットボトム&軽量ボディで抜群のコーナーリングを誇る(左)。一方新LMP1規定のクラージュは、直線スピードが高い上、幅の広いタイヤが使用できる(負担が少ない?)ため、富士のようなコースだとピット戦略で有利になる側面もあるかも知れない。

投稿者 中島秀之 : 14:23 | コメント (3) | トラックバック


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