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2007年08月11日
2009年からの国内競技規則について
8月10日に、JAFオフィシャル・ホームページ内のモータースポーツニュースで、2009年からのスーパーGT GT500クラスとフォーミュラ・ニッポンの新しい車両レギュレーションの骨子が発表された。
それによると、コスト削減をメインの理由として、双方でエンジンを共用することになるという。
つまり、これまでGTでは基本的に認められていなかった、(ゼロから開発できる)レース専用エンジンの使用が認められることになるわけだ。
またエンジンの形式はV8の自然吸気で排気量は3.4リッターに規定されており、Fニッポンでは従来通り10300rpmのリミッターが装着される。
一方GT500に関して言えば、駆動方式を基本的にFRに限定するという文言が入っており、これはDTMと同様に、エンジン、ミッション、ブレーキなどを共通部品として、コストを下げる目的があると思われる。
さて、これまでフォーミュラカーとスポーツカーやGTがエンジンを共用した例は、極めて少ない。1990年代初頭に、FIA主導でグループCカーによるプロトタイプカーレースが、3.5リッターNAエンジンとなり、F1と同じになったことがあるくらいだ。あの時は、グループCのコストが逆に高騰したため、参加メーカーが思ったほど集まらず、グループCそのものが消滅してしまった。もちろん今回の新規定は、コスト削減を主眼においてのもので、あの時の轍は踏まないだろうが、一抹の不安があるのも事実と言える。
個人的に気になる点をいくつか挙げると、ひとつは、GT500クラスに、新たなメーカーやプライベーターが参加しにくい、というか事実上参加できなくなってしまうのではないかという懸念がある。例えばアウディが、ディーゼル・エンジンを搭載したR8の改造GT車を作ったとしても、またマツダがロータリー・エンジンを搭載するRX8ベースのマシンを参戦させたくても、この新規定では参加できないことになる。
またレースの世界でも、世界的にエコロジーが重視される傾向にあり、既にル・マンはエコ対決の様相を呈しているし、今後トヨタはハイブリッドのレースカーの開発に力を入れるものと思われている。こうしたエコを意識したレースカーも、新規定では参戦を拒否されることになる。
更に、これまでスーパーGTでは、ある特定の車種だけが速かったり、逆に遅かったりした場合、様々なアイデアで性能の均一化を図ってきた。だが新規定では、各部の共有化が進むものと思われ、こうした性能の均一化を図りにくくなるだろう。仮に3メーカーのうち1社のエンジンだけが、性能的に突出していたり、逆に遅れていたりした場合、どのような判断をするのだろうか。
この問題はエンジンを流用するフォーミュラ・ニッポンにも当てはまり、おそらくニッサンもFニッポンに参戦することになるのだろうが、これまでフォーミュラ・エンジンの経験がないニッサンが、性能的に少し遅れたりした場合は、どうなるのだろう? ニッサンがエンジンをFニッポンに供給した場合、現在Fニッポンでトヨタ系トップチームであるインパルは、当然ニッサン・エンジンを採用することになるはずなのだが・・・。
Fニッポンで言えば、まだシャシーに関する新規定が明示されていない。おそらくまたヨーロッパのコンストラクターが製作したシャシーのワンメイクとなるのだろうが、個人的には、完全な独自路線で行くのであれば、国産コンストラクターのシャシーを使用する方が良いと思う。一方で、他国のこうしたカテゴリーから孤立してしまうのを避けたいという気持ちもあり、GP2やIRLとのシャシー共用化を検討した方が良いのではないかとも思う。エンジンは違ってもシャシーが同じであれば、なんらかの交流の可能性が残されると思うからだ。
いずれにしても、再来年から新規定に沿った車両が登場し、FニッポンとスーパーGTが行われることになるわけで、いろいろと懸念はあるものの、なんとか現状より良い方向に両シリーズが向かってくれることを祈るばかりだ。
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スーパーGTのGT500がFRに限定された場合、ミドシップのNSXは出場できなくなる。ホンダの次期参加車両(次期NSX?)はミドシップではないということか。またエンジンを共用することになれば、Fニッポンにはニッサンも参戦することになる。インパルは当然ニッサン・エンジンになるだろうが、トヨタとの関係はどうなる?
(写真協力:ホンダ、トヨタ)
投稿者 中島秀之 : 2007年08月11日 12:22
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コメント
日本のモータースポーツはだんだん面白に欠けていきそうですね。
レギュレーション変更よりも先にやらなきゃいけないことは後回しのようです。
前回菅生のマーシャルのレスポンスの悪さは問題です。
500クラス唯一のミドであるNSX(後継機に換わる?)も参戦不能であるならさらにつまらなくなりそうです。
いずれ300クラスも何らかの変更も受けるのでしょうか?
投稿者 変態ブラザーズ弟 : 2007年08月11日 18:15
これ私も別のサイトで見ましたが、難しいですよね。
お金がかからないようにするのは大切だけど、
メーカー同士のレースとしての競争も必要だし。
個人的にはF1でもやってるような何年間かのエンジン開発凍結、
オーバーテイクをしやすくなるように空力パーツの制限、
ブレーキやギアボックスの共通化、
燃料規制という方向に向かうのかな~と思ってましたが。
とにかくあのグループC崩壊の再現だけは止めてほしいですね。
Fポンに関してはまだ良く分からないですね。
ただ文中にある国産コンストラクターが作るマシンでレースやるのは理想です。
しかし20台ぐらいのグリッドを埋めるマシン、
さらにそれ以上のスペアパーツを安定供給できる会社が国内にあるのかはちょっと疑問に思います。
メーカーはやらないだろうし・・・。
話題になってるGP2のマシンは安全性は高いけど、お値段が・・・。
今以上のコストアップは間違いないですから。
GP2アジアの構想もそんなに簡単に進むとは思えないですし。
本当に難しいな~、頭痛い(笑)
投稿者 ひろちゅう : 2007年08月11日 20:22
1~FポンとGTはエンジンは(シャシーも)別物じゃないの?
2~GT500クラスのシャシーはFRだけ、という点もそうですが、競争がないなんてスポーツじゃない、レースじゃないと思います。
3~Fポンのシャシーですが、外国製シャシーに負けないものを作るコンストラクターがあるのだから、競争させればいい(ウィングの調整以外は認めないようにするなどして規制すれば)と思います。
P.S.今回の国内競技規則を見て、「林 みのる」さんならなんて言うでしょうね?2年ほど前、「フォーミュラ・ニッポンに参戦するつもりはないんですか?」と聞いたら「競争がないからねぇ・・・」と答えてました。
投稿者 かむかばー : 2007年08月11日 21:42
エンジンはFポンと共用で専用設計?
マウンティング方式が違うはずですが、そこはどうなるんでしょう?…汗
(アメリカンモータースポーツで言えばインディーとナスカーで同じエンジン使えって事かな?)
専用エンジンの設計なんてやったら逆に費用が高くなるのでは?
ホモロゲーションの意義自体崩しかねませんね。
側さえ市販車ベースならエンジンは何でもいいなんて少し前のグループBを彷彿させます。
結局グループBもあっという間に無くなりましたが。
500クラスがその二の足を踏まないことを切望します。
投稿者 変態ブラザーズ弟 : 2007年08月13日 00:28
某メーカーだけが得しそうな感じがします
(ナナメに見すぎかな?)
かつてJTCCを滅ぼしちゃった同じ轍を踏む気なんでしょうかね。
ざっとなぞっただけですけど
かえってコストがかさんで台数減るんじゃないですか?
JAFも「日本だけ」にこだわってないで
FIA規定で車輌規則を定めるべきだと思います。
投稿者 にっし~ : 2007年08月14日 11:28

