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2007年11月18日
Fニッポン最終戦を中継
鈴鹿サーキットで行われた、フォーミュラ・ニッポン最終戦の生中継で実況を担当した。
今期ここまでのレース同様、今回も東京お台場のJ SPOTSのスタジオで、現場から送られてくる映像を見ながらの実況となった。
今回は、いつも解説をしてくれる土屋武士選手と伊藤大輔選手が、現場でお仕事が(武士選手は若手と一緒に決勝後オーディションに参加する)あるため出演できず、スーパーGTの解説でお馴染みの鈴木恵一さんと、スーパーGTで日産系チームの総監督を務める柿元邦彦さんを解説にお迎えした。
柿元さんはこれまで、鈴鹿1000kmの中継でゲストとしてご登場いただいたことはあるが、解説として出演されるのは初めて。
最初は緊張されていたご様子だが、すぐに的確なコメントで、恵一さんと共に三つ巴のチャンピオン争いを盛り上げてくださった。
そのチャンピオン争いだが、ブノワ・トレルイエと小暮卓史、松田次生が、4ポイント差でこの最終戦に臨んだ。
レースは、第7戦、第8戦と2戦連続でポール・トゥ・ウィンを決めている小暮が、今回も圧倒的な強さと速さを発揮し、スタートから全く危なげなく3連勝を記録。
問題はその後ろの2位争いで、トレルイエと小暮の僚友ロイック・デュバルが激しい接近戦を展開。
トレルイエは2位であれば2年連続チャンピオンが決まるため、徹底してデュバルを抑えたのだが、レース終盤に両者が130Rで接触し、そのままリタイア。
接戦の中での接触だったため、どちらが悪いとも言えないが、残念な結末となった。
これで小暮は楽になり、そのまま3連勝でチャンピオンを決定。
僕も恵一さんも柿元さんも、新チャンピオン決定を、清々しい思いで見ながら、番組を締め括ることになったのだった。
ところが。
番組終了後自宅に着いてから電話があり、なんと小暮のマシンのスキッドプレートに、レース後の再車検で違反が見つかって、小暮は失格。
この結果、レースで5位となった松田が4位に繰り上がり、トレルイエを逆転してチャンピオンに輝くという、大ドンデン返しとなった。
松田は今期一度も優勝しないまま、チャンピオンに輝くという異例の展開。
Fニッポンは今期から、F1と同じ、優勝者が10ポイント、2位8ポイントで8位までポイントを与えるシステムとなり、昨年までの優勝者が10、2位が6で、6位までポイントを与えるシステムであれば、今回失格でも3勝(実質4勝)した小暮が王者だっただけに、小暮にとってはなんとも残念な結果だっただろう。
我々も、表彰式やセレモニーでの小暮の晴れ晴れとした笑顔を見た後だけに、非常に残念でならない。
また現場やテレビ中継で観戦したファンにとっても、まるで幻のレースを見たかのような、後味の悪い結末だったに違いない。
もちろんルールはルールだし、nakajima racingとしては、攻めた結果ゆえのスキッドプレート違反だったのだろうから、この結果はファンを含めた全員が受け入れるしかない。
それにしても、1年間戦ってきた結末が、こういう形とは・・・。
個人的には、何故今さら今年になってF1と同じポイントシステムを採用したのか、という思いが、ここにきて再び強くなった。
レースはやはり優勝者が最も讃えられるべきであって、勝者と2位のポイント差が僅か2というのは、17戦も行われるF1ではともかく、9戦しかないFニッポンにはそぐわないのではないかと思えてならない。
いずれにしても、今期最も速かったドライバーは小暮卓史であったことは、日本中のレースファン全員が理解しているはずだ。
小暮には、Fニッポンなどで満足することなく、世界を目指して欲しいと、最後にエールを送りたい。
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今回は、柿元邦彦さんと鈴木恵一さんが解説。長丁場の中継だったが、楽しく収録できた。だが自宅に着いてから、思わぬ一報が届いた。
投稿者 中島秀之 : 2007年11月18日 21:40
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コメント
今週末もお疲れ様です。
それにしても… たった今ネットではた☆なおゆきさんの松田逆転チャンピオンのレポートを見てびっくり、しばらく笑っていました。中島さんのおっしゃる通り、去年だったら最終戦だけ失格でも素直に小暮選手の王座と祝えました。見方を変えれば、ポイント制が変わったことを前提に皆攻めていた、同条件の上での結果だとも言えなくもありませんが、ウェイトハンデ制のないレースで未勝利チャンピオンが生まれるのはやはり宜しくありません(確かにF1でも未勝利のルイス・ハミルトンが序盤首位に立ったにせよ…)。
スキッドブロックの定義についての疑問としては、何故地面を擦ってはいけないのかということです。フラットボトム時代のF1は思い切り擦ってこすって擦りまくって火花が出てまでいたのに、今は安全のため、またはマシンパフォーマンスに影響するためできない、その科学的根拠は? 安全性が格段に向上した今、オーバーテイク云々よりもこちらの方を改めて調査すべきではないでしょうか。
2006年よりプロトタイプクラス全車にステップドボトムが義務付けられたルマン24時間レースでも、24時間クタクタになって見事な優勝と思ったらスキッドブロックが磨減りすぎて失格… という笑えない珍事が生まれるのではないかと、心配だし恐いです。
小暮選手は本当に気の毒ですが、速さはぴか一なのは確か、チームチャンピオンを獲得した星野陣営も素晴らしいと思います。カナーンもステアリングの重いマシンで良く頑張ったようですね。
来年も臨場感溢れる実況をお待ち致しております。FN06ラストイヤー…
投稿者 K大生 S : 2007年11月19日 01:09
中島さん、実況お疲れさまでした。今回は鈴鹿観戦でしたのでまだ放送は観てませんが‥。
130Rの事故は、ピエールさんもレーシングアクシデントだから仕方が無いと放送していて、小暮の優勝したときも観客は拍手してましたから、今回の失格は残念です。個人的には松田選手も好きなのでなんか複雑です。
やはり、優勝無しのチャンピオンですから松田選手自身も複雑でしょうし、その分来年は皆さんから認められるようなチャンピオンになってくれることを期待してます。
来年も応援しますよ。
投稿者 らくだ : 2007年11月19日 12:58
昨日の結果は記録よりも記憶に残る優勝といったところでしょうか?
ブノワ選手とデュバル選手がリタイヤした段階でチームタイトルはインパルチームに決まってしまいましたので、小暮選手は5位以上で松田選手よりも上の順位でゴールすればタイトルを取ることができたわけですよね。
クレバーな展開を考えれば、ペースを落としてエンジンをいたわりつつスキッドブロックの磨耗を防ぐこともできたでしょうが、最後までラップタイムを落とすことなく攻め続けたのは小暮選手らしかったと思います。
個人的には松田選手を応援していましたが、両選手ともに互いに全力で戦った結果であったこそゴールの瞬間や表彰台での小暮選手に惜しみない拍手を送らせていただきました。
様々な意見があるとは思いますが、松田選手、小暮選手をはじめ全てのドライバーに是非とも賞賛の声を!
投稿者 LIFEDRIVER : 2007年11月19日 13:43
小暮選手ファンの僕としては、本当に受け入れがたい事実です。小暮選手は、去年まで速さが結果に結びつかない歯がゆいシーズンを送っていました。今年の走りを見ていて、去年のトレルイエ選手のように、速さをコントロールする技術を身につけたように感じ取れました。レース運びはまるでライコネン選手のように最速主義で、まさにライコネン選手と同じように最終戦での逆転。あまりの嬉しさに、部屋で一人で飛び跳ねたのに・・・。
それにしても、ポイントシステムを変更した初年度に、いきなり未勝利チャンピオンが誕生するなんて、何とも皮肉なことですね。まぁ松田選手も、第5戦の鈴鹿のように実質勝ったと言ってもいいようなレースもありましたけどね・・・。JRPには、もう一度ポイントシステムについて見直してもらいたいです。
最後に、僕も、小暮選手には早く世界に飛び立ってほしいと思っています。確実に世界で通用する速さを持っているので、ホンダさん、ご支援お願いします!!
投稿者 レイトンブルーの末裔 : 2007年11月19日 19:09
レース後のシーズンエンドパーティーが20分近く遅れて始まったのですが、その失格の裁定をめぐってどうのこうので遅れたのかなあ?ドライバー全員によるシャンパンファイトの後、コントロールタワーの真下(だったかな?)のピットに本山選手のマシンが置いてあったのを見て「あれ?まだ車検終わってないの?」と疑問に思いながらも、レース後の余韻に浸ってたました・・・
そのパーティーの冒頭で小暮選手が失格と言うアナウンスが流れ、会場内に大きなどよめきが起きました。パーティどころの気分じゃないはずなのに顔を出してくれた小暮選手に感謝したいです。
一方の松田選手。チャンピオンになったけど、実感が湧かない、ファンや関係者に祝福されながらも、とまどいの表情は隠せないようでした。決勝前のフリー走行後に声を掛けても「がんばります」と答える声に元気がなく、握手しても握り返す手に力は感じられなくて、いくら最後までがんばる松田選手でも、これはだめかなあ?なんて思ってしまいました。
投稿者 かむかばー : 2007年11月19日 22:58
中島さん、こんにちは。
F1に倣ったポイントシステムが全ての元凶の様に感じます。寒い中、現地で最終戦を観ていましたが、この結末は予想を遥かに超えていました。
トニー・カナーンの参戦は嬉しかったです。アメリカン・オープンホイールのレースをツインリンクもてぎで10年観続けて来て、その10年間、トニー・カナーンは皆勤賞でした。それに加え鈴鹿まで走ってくれたので感激しました。
今季は、中島さんの実況が鈴鹿で聴けずじまいだったのが残念でした。鈴鹿はピエール北川さんの実況に加え、レーサーでもある山本アナのレース初心者向けの実況もあり、情報の伝達手段には充分な感もありますが、一歩踏み込んだマニア向けの実況も欲しいです。
更に最終戦では、ワンセグ放送が受信出来る携帯さえ持っていれば、サーキットの場内映像と同じものが受信出来るという実験放送も開始されていて、何だか“Pit―FM”の復活を遠く感じてしまいました。
投稿者 ♂ふたごのぱぱ♂ : 2007年11月21日 09:39
ナカジ~さん毎度どもです。
小暮の失格裁定も衝撃的ですが
ロイック・デュバルのブノワ・トレルイエへの撃墜は
'90の鈴鹿F1を思い起こさせるシーンでしたね。
起きたコーナーは違いますが・・・・・。
その後のブノワの拍手は"よくもやってくれたな"という意味の
嫌味なアクションだったではないでしょうか?
投稿者 特・名機某 : 2007年11月21日 18:54
今、今季初めて「モタスポS」を見ています。フォーミュラニッポンを始めよくまとまっている番組だとは思いますが、中島さんの声が聞けなかったのが残念、何故わざわざ別にフジテレビアナを起用するのかが分かりません。
それはさておき、例の携帯モースポch・貝島コラムには考え方を変えさせられました。ステップドボトムはフラットボトムとは根底から違い、僅かな車高の変化が物凄くパフォーマンスに影響するのですね… 例えレンタルカーターでしかない私としても知恵が足りないことを恥じています。
チャンピオン争いにしても、小暮選手の速さは昨年と変わらず健在ですが、年間通して一番安定感を見せていたのは、松田選手だったわけで、30年前のF1チャンピオン、ニキ・ラウダのような「速さだけでなく強さも」を実践した事が分かります。貝島さんの文面、是非PCでも読めるようにしていただきたいところです。
番組を見ている中で思ったのが、ハード面の競争が少ないなぁといったところです。中島さんが以前おっしゃっていたように、まずはエンジン対決をもっと活発にすべきではないかと思いました。空前のV8ブームに湧く(?)レース界で、FNの競争で得られたデータが他のレースで役に立つと思っているのは私だけではないはずです(アッ、でもF1だけは開発凍結していたんだ! 嗚呼…)。
投稿者 K大生 S : 2007年11月26日 03:07

