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2007年12月05日

京町家をレストア中! その16(Part.2)

前回の続き

さて、大工さんに土壁の修理をお願いしていたウチの町家だが、今回京都に行った時には、既に修理は終わっていた。
以前も書いたが、現代の技術では、パラパラと剥がれ落ちることが殆どない、粘着性の高い材料で土壁が塗れるそうで、ウチの場合それを使ってもらっている。
もちろん基本的には土が材料のため、仕上がりは、伝統的な土壁と全く同じなので、ありがたい。
それでは、塗り終わったところをご覧いただこう。


1階のオク(奥の間)は、上の写真のようになった。下に穴が開いていた床の間の横はきれいになったし、汚れも当然ながら一切なくなった。黄色味を帯びた淡いベージュの土壁は、建具の濃い茶色と凄くマッチしているように思える。


これも「オク」の庭側の壁の部分。壁がきれいだと、古い建具や昔のままの天井が一層引き立つ。


これは「ミセ(見世)」の部分。左の写真は道路に面した出窓付近をダイドコ(茶の間)側から見たところだが、出窓(障子ブラインドがかかっている)付近の壁の色と、玄関側の少し出っ張った部分(玄関の引き戸の戸袋)の壁の色を比較してみて欲しい。わずかに玄関側の部分の色が薄いようにも思えるが、殆ど差はない。実はこの部分は、前回お見せしたベニヤ板だけだったところ。この部分は土壁が塗れないため、土壁風の壁材が貼ってあるのだそうだ。手触りもほぼ同じだし、これなら全く違和感がない。
右は便所側の窓(すだれカーテンがかかっている)を見たところだが、ベニヤ板が貼られていた、前回掲載の写真と比べてみていただきたい。


やはり「ミセ」の玄関側。前回掲載の写真で棚があったのがこの部分で、かなりイメージが変わっているのがわかるだろう。


さらに玄関のでっぱり部分のベニヤにも、前述の土壁風壁材を貼ってもらった。仕上がりはご覧のように自然で美しいもの。こうなると、傘や靴べらのかかっている古いパネルが、やたら汚れて見えてしまう。

というわけで、気になっていた箇所がきれいになり、町家生活がまた楽しくなった。

投稿者 中島秀之 : 2007年12月05日 22:24

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コメント

それぞれの建物には、それぞれの家庭のにおいがあると思いますが、レストアされたお家のにおいはどうですか?壁材の香りはあるかもしれませんが、以前とおんなじですか?

投稿者 かむかばー : 2007年12月07日 20:31

かむかばーさん、においは以前と変わらないですね。
今の土壁の材料は、そんなににおいがしないのか、塗り直した部屋も、それほど以前とにおいは変わらない気がします。

投稿者 ナカジ〜 : 2007年12月09日 01:15

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