« 京都の紅葉を満喫! | トップ | ちょっとイギリスで取材(!?) »

2007年12月12日

ALWAYSを見てきた!

先週末、映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を見てきた。
昨年初めに第一作を見て、映画の内容云々より、そのVFX(CG)を用いた、昭和30年代の再現の仕方に驚かされ、すっかり魅了されてしまったので、第二作も気持ちよく楽しませてもらった。
僕は、舞台となっている昭和33~34年にはまだ生まれていないのだが、小学校に上がる前頃までは、これに近い環境が周囲に残っていたので、ついつい懐かしさを感じてしまう。
特に、登場するクルマに関しては、「時代考証的におかしいものはないか?」と、粗探しをしつつも、画面に映るとやはりそこに目がいってしまう。

例えば、鈴木オートのダイハツ・ミゼット。かなり使い込まれた風にウェザリングされているこのミゼットは、実は昭和34年10月発売のMP型なので、本来なら第1作、第2作とも、登場するのはおかしいのだが、制作陣はそれを承知で、敢えて昭和30年代のイコンとして使用しているようだ。
実際のところ、このMP型のミゼット、特に荷台の長いMP4型(昭和35年発売)は、僕らの世代は子供の頃、町中のあらゆるところに溢れていた。
阿佐ヶ谷にあった我が家の近所でも、お向かいのお米屋さんや、八百屋さんの販売車、郵便局の集配車など、たくさん走っていたのだ。
それだけに確かに懐かしい。

その鈴木オートに修理のため入庫している車両も、ダイハツ・ビー(3輪乗用車)、ダットサン110/210系など、貴重なクルマばかり。
面白いのは、第1作でもエキストラ的に登場していた、オースチンA30が修理に入っているシーンがあったことだ。
日産がノックダウン生産していたのは、A40サマーセットとA50ケンブリッヂ(どちらも画面に登場する)だから、A30は当時純粋な輸入車で、おそらく国産車よりかなり高額だったと思われるが、わざわざ買った人もいたのだろう。
当時の実際の写真で見たこともあるので、間違いないとは思うが、やはり相当珍しいクルマであったはずだ。
それが鈴木オートに入庫していたのだから、お父さんの腕はなかなかのものだった(という設定な)のかもしれない。
また今回も、憎まれ役の川渕社長のクルマはピカピカの初代観音開きクラウンで、いい味を出している。

そして今回の第2作では、前作では使われなかったCG制作による車両も登場している。
首都高速のできる前の日本橋のシーンでは、後ろを走るクルマはCGで、ダイハツのオート3輪なども姿を見せる。
ただCG制作の車両は車種が限定されるようで、ダットサン110/210系、スバル360などが多かった。
個人的には、もっと日野ルノー、初代コロナやマスター、いすゞヒルマン・ミンクスなどが、タクシー仕様も含めて登場してくれた方がリアリティがある気がしたのだが。

それでも、この映画のスタッフの方たちの、昭和30年代への拘りは半端ではなく、あらゆる画面で細部にまで注意が払われていることに感心してしまった。
これでシリーズは終了とのことだったが、第3弾があればファンとしては嬉しいし、あのセットを見られるテーマパークなどがあってもいいのでは、とも思ってしまった。
まだご覧になっていない方は、是非映画館へどうぞ。


投稿者 中島秀之 : 2007年12月12日 12:27

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hobidas.com/blogmgr/mt-tb.cgi/24332

コメント

コメントしてください




保存しますか?



« 京都の紅葉を満喫! | トップ | ちょっとイギリスで取材(!?) »