« ベントレーで雪上トレーニング! | トップ | 私「クビ」になりました! »
2008年03月11日
日本自動車レース工業会が発足
今日は都内のホテルで行われた、童夢S102の完成披露&日本自動車レース工業会発足発表会に出席してきた。
林みのる氏率いる童夢は、1979年に童夢・零RLで出場して以来、長くル・マン24時間に参加してきたコンストラクターだが、今年久々のブランユーマシン、S102を投入することになった。
そのお披露目がまず行われ、実車が初めて公開された。
その姿は、NA3.5リッター時代のグループCか、最新のプジョー908HDiかといった雰囲気だが、さすがに童夢らしい「攻めた」クルマに仕上がっているようだ。
エンジンはジャッドV10、ドライバーは伊藤大輔の起用が予定されているという。
林代表の目標は「ポールポジションを取ること」だそうだが、是非決勝でも(?)頑張ってもらいたい。
![]()
ベールを脱いだ童夢S102。いかにも空力性能に優れていそうなボディが特徴。3年計画で頂点を目指すとのこと。
![]()
![]()
中身は2座のF1と思って間違いない感じだ。オープントップの前作S101シリーズより、ダウンフォースは強く、重心はより前方の低い位置に設定されるという。
続いて行われたのは、林みのる氏が会長となって、新たに設立された「日本自動車レース工業会(JMIA)」の発足発表だった。
これまで日本のレースコンストラクターやエンジンチューナーは、基本的に個別に活動を続けてきたのだが、これらの会社が結束して、日本のレース産業の発展振興や、レースのレベルアップに貢献することを目標に、この会は設立された。
副会長にトムスの大岩氏、名誉会長に国土交通副大臣の平井たくや氏、理事にムーンクラフトの由良氏、戸田レーシングの戸田氏、ケン・マツウラ・レーシング・サービスの松浦氏など、錚々たる顔ぶれが揃っての船出である。
会場では、現在JMIAとして具体的に開発を進めようとしている、新しい底辺フォーミュラ(汎用モノコック使用)や、次期FCJ、フォーミュラ660(軽自動車のエンジンを使ったフォーミュラカー)などのコンセプトが公開された。
その中には、車体だけでなく、レース専用のエンジンの構想も含まれていた。
また、今後はJMIAとして、国内各カテゴリーの主催団体に、積極的に国産レーシングカーの使用を働きかけていくという。
更にJMIAとしては、国内のレースメディアの健全化にも力を入れたいとしており、林会長は、いいことばかりしか報道しない現状を厳しく非難するとともに、毎年専門誌の中から、最もいい記事と最も悪い記事を選出したいとも言っていた。
この辺りは我々としても非常に興味深いところであり、今後の動向を見守るとともに、何かお手伝いできることがあれば、是非協力したいと考えている。
いずれにしても、国内で長くレースに携わってきた人々が結束して、大きな声を出せる体制が整ったことは非常に素晴らしいことだと思う。
是非、レース界の一層の発展のために、頑張っていただきたい。
![]()
![]()
今回の発表会は、林会長がリードする形で進行。壇上に並んだ理事の皆さんは、いずれも日本を代表するレース関係者ばかりで、その影響力は非常に大きなものになりそうだ。今後はJMIAとして、様々な形でレース界に影響を与えていくことだろう。
![]()
早くも具体的に、様々な車両のアイデアが公開された。JMIAとして、特に底辺フォーミュラや、中間フォーミュラの開発に力を入れていくとのこと。
投稿者 中島秀之 : 2008年03月11日 18:08
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hobidas.com/blogmgr/mt-tb.cgi/28506
コメント
ル・マンで走る童夢のマシンですが、エンジンは国内製じゃないんですね。でも、マシンのスタイルはカッコイイと思います。サイドポンツーン横のしぼり込みなんてF1そのもの。
それとJMIAの考えが実を結ぶためにはナカジ~さんを始めとして、モータージャーナリストの皆さんの役割も大きいと思います。
林さんの呼びかけはトーチュウや童夢のHPでずーっとしてきてますが、国内の反応がほとんどないのが残念です。心の隅っこには童夢製のマシンで、Fポン、F1へ再び挑戦したいと思ってるんじゃないのかなあ?
投稿者 かむかばー : 2008年03月12日 00:16
童夢S102は本当にF1そのものの構造ですね。日本で特に顕著な、速いだけでF1が最高峰というのはあまりに視野の狭い考えで、スポーツカーレースも同じぐらい尊重すべきだと思います。正直アウディとプジョー(ディーゼル対決!!)が3台、アストンとコルベット(V12対V8!!)が2台という体制の中、日本勢がいずれも1台体制なのはちょっと… と言う気がします。スーパーアグリF1にせよ、もっと日本はレース界を支えていくべきです。
そのような中、JMIAの発足は、田中健二郎さん等、レース界の重鎮が相次いで逝去される中で、今後の日本のレース文化を守るための重要な出来事だと思います。どうか、精力的な活動が実を結ぶことをお祈りしたいと思います。
さて、今週末はいよいよF1とスーパーGTの開幕ですね。GTは多分放送は見れそうにないですが、ご無事でレポートを乗り切れるよう心よりお祈り申し上げます。GT-Rのポテンシャルが注目ですが、欲を言えば、FR以外の駆動方式が許される最後のシーズン、GTの黎明期からGT-Rと張り合っていたポルシェやフェラーリが何らかの形でGT500に出てこれたらという思いも片隅にあるんですよね。あの頃は、ルマンカーからカップカーを改造したものまでみんな一緒に走っていて楽しかったなぁ。これも成長過程を過ぎた故の事で仕方ないかもしれませんが…
投稿者 K大生 S : 2008年03月12日 10:48

