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2008年04月08日

今年も京都の桜を堪能(その2)

日曜日も朝から快晴。
この日は、昨年乗って感激した、岡崎の疎水を巡る十石舟に乗ろうと思ったのだが、実は前日の朝通りかかったら、大行列ができていたのだ。
で、9時半から整理券を配ると聞いて、9時にウチを出て、行列に並ぶことにした。
既にかなりの数の人が並んでいたが、乗船券は事前予約できないので、こうして並ぶしかない。
結局11時近くまで並んでチケットを入手。
1時からの券だったため、すぐ横にあるインクライン(琵琶湖から台車に船を乗せて運んだ跡)で時間をつぶすことにした。


インクラインは両側が桜並木のため、この季節は観光客がいっぱい。
動物園前から蹴上の浄水場前までの数百メートルの間、びっしりと人で埋め尽くされていた。
まぁ、それでも、前日の哲学の道よりは、少しましだったが。

その後1時から、十石舟に乗船。
実は今年から、船が新しくなったそうで、去年までと若干印象が異なっていた。
それでも乗ってしまえば、美しい桜を楽しむことができるのは相変わらずで、またまた大感激してしまった。

船が今年から新しくなった(左)。船体がFRP製になって、幅も広くなったし、乗る時には、簡易型の救命胴衣を着用しなくてはいけなくなった。行政指導でもあったのだろうが、風情は昨年 までの木造船の方が断然良かったように思う。ただ、疎水の水面から見上げる桜は、例年通り、やはり抜群に美しい。25分ほどの乗船時間は、あっという間に過ぎてしまう。

船左サイドに座ると、船着場に戻る時、東山を遠くに見ながら、桜を楽しむことができる(左)。また平安神宮の鳥居を、道路より低い位置から見上げる、貴重な体験もできる。

珍しく野鳥にも遭遇した。土手にたたずむこの鳥(左)は、なんという種類なのだろう? 暫くじっとしていて、最初は置物かと思ったほどだった。また、昨年乗った木造船は、低い橋の下をくぐる時、船頭さんが屋根を人力で下げていた。柱が折りたたみ式(ダンパー付)になっていたのだ。だが今年登場の新船は、柱が電動で伸び縮みし、屋根を上下させる仕組みになっていた。これも人力の方が、風情があったように思うのだが・・・。

下船後、神宮道をブラブラ歩いて知恩院前、円山公園、高台寺前と散歩したのだが、いやもう、人出が凄いのなんのって。やはり足早にここは通り過ぎて、八坂の塔へと抜けた。実は、塔の周りと、その先、二年坂、産寧坂に至る辺りは、清水寺に向かう人でごった返していたので、パスしようかとも思ったのだが、ふと見ると、いつもたいがい閉まっている見学受付の門が開いているではないか!珍しいこともあるもんだと、拝観料を払って、塔の内部に入ってみた。

おなじみの八坂の塔は、霊応山法観寺の塔で、6世紀に聖徳太子によって建てられたと言われている。現在の塔は、何度かの焼失を経て、15世紀に足利義教によって再建されたものだそうだ。
内部公開は、受付の方によれば「不定期です(笑)」とのこと。今回は運良く入れたわけである。
塔の周りには、何本かの桜があり、敷地は狭いが、なかなか風情がある。塔の内部は、1階に仏像が置かれ、内壁には美しい彩色の仏画が描かれていた。すごく狭いため、気をつけないと絵に触って、色を落としかねない。さらに極めて急で狭い階段を上って2階に上がると、立派な中心柱を見られるとともに、低い位置にある窓から、外の様子をうかがうこともできた。なんとも素敵な五重塔の内部見学だったのだが、観光客には不人気のようで、見ている人はあまりいなかった。

八坂の塔から祇園方面に抜ける途中、建仁寺のお庭を通過。ここにも見事な桜が何本かあって、なかなかきれいだった。で、せっかくなので、拝観料を払って中に入った。日本最初の禅寺で、俵屋宗達の風神雷神図があることで有名な建仁寺。前述の高台寺や法観寺はここの末寺だそうだ。

風神雷神図の本物は京都国立博物館にあるため、複製しか見られなかったが、方丈と呼ばれる建物の天井に描かれた、小泉淳作画の「双龍図」(2002年完成)は見応えがあった。


またまた凄い混雑の祇園花見小路を突っ切って、鴨川を渡り、三条寺町方面に出て、買い物&お茶をする。桜の並木が美しい鴨川は、河川敷にテントが並び、様々なイベントが行われていた。

この日の夕食は珍しく(?)豪華に、祇園にあるイタリアン・レストラン「スコルピオーネ祇園」で食べた。
花見小路を四条通りの北側に少しいったところにある、古い町家を使ったお店で、以前から一度行ってみたかったのだ。築150年という、お茶屋兼住宅を改造したお店の内部は雰囲気満点。お料理もなかなかおいしかった。


築150年の建物は、少しずつ傷みが進行しているようで、維持には苦労が多いようだ。なんとか頑張って、この建物を保存してもらいたいと思う。

食後、祇園の白川沿いを散歩したのだが、昼間でもきれいだった桜並木が、夜はライトアップされて更にキレイだった。特に川端通り近くの広場は、桜の天井ができたかのようだった。

白川沿いの桜、昼間(左)と夜(右)。夜はライトアップされて、さらにきれいだった。

というわけで、翌日、ウチの町家を大掃除してから、雨の中東京に戻った。


投稿者 中島秀之 : 2008年04月08日 19:14

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コメント

いつも思うのですが、ナカジ~さんの京都のお話はガイドブックやTVの旅番組のレポートに負けないくらい楽しいと思います。京都のことなら何でも?知ってるナカジ~さんなら「京都検定」でかなりの高得点を取るんでしょうねぇ?

投稿者 かむかばー : 2008年04月10日 00:12

初めまして・・・ではないですね(笑)
京都では長~~~い待ち時間を楽しいお話をして下さってありがとうございました。
本当なら地元の私達がなにか穴場をご紹介すべきなのに、逆にいろいろと教えて下さってありがとうございました。
「町屋」ほんとうに素敵ですね!
町屋のリノベーションは簡単ではありませんが少しずつ再生されていく楽しみはありますね。
「駒井家住宅」もぜひ訪れたと思います。私もこんな素敵な住宅に住んでみたいです(笑)
十石舟は並んだ甲斐がありました。桜が本当に素敵でした。
舟からの桜があんな風に見えるのですね。桜の森の真ん中を歩いている感じ。
そよ風が吹くたびに桜吹雪が水面に舞い落ちて、とても神秘的でした。
車の専門家とは知らず、数々の失言お許し下さい。。
また是非、京都を堪能して色々と教えて下さいね!(逆ですね、、)

イタリア車を持っている弟がいないmkより。

投稿者 mk : 2008年04月25日 20:31

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