# ナカジ~の『なんでも実況中継』: 2009年02月 アーカイブ

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2009年02月

2009年02月25日

カメラマンに挑戦?

次号ティーポの巻頭特集は、「趣味車100万円! 安かろう!楽しかろう!!」。
100万円前後で買える、楽しいクルマをたくさん紹介する予定だ。
で、先々週くらいから、あちこちのショップに各編集部員が取材にでかけて、今週はその編集作業で大忙しという状況だ。
ところで今回の取材だが、経費削減の折から、販売車両の写真は編集部員が自分で撮るということになった。
で、僕も都内近郊のお店数件に、一眼レフと三脚持参で出かけ、写真を撮ってきた。
別に自分が撮った写真が、見開きで大きく使われるわけでもなんでもないのだが、「せっかくならなるべくいい写真を」と思って、少し時間をかけてみたのだが、いやぁやっぱり写真は難しい。
天候や、陽の当たり方、後方の景色の見え方、撮る角度などなど、悩むことだらけ。
途中で、「ええい、もう適当でいいか!」なんて思ったりもしたが、なんとか無事撮影を終了できた。
もっとも、その中から誌面で使われるのはホンの数点、それもかなり小っちゃくなんだけど・・・。


今回の取材で撮影したシトロエンGSの写真。素人丸出しで恥ずかしい限りだが、風が凄く強く吹き、日差しも強い中での撮影で、かなり頭を悩ませた。さてこの写真が使われたかどうかは、3月6日発売のティーポ4月号で確認していただきたい。

投稿者 中島秀之 : 12:20 | コメント (4) | トラックバック

2009年02月12日

ホンダへの期待と不安

先日とても貴重な体験をした。
それは、ホンダが開発した燃料電池車、FCXクラリティを、編集部員4人で交代しながら運転したのだ。
ホンダの協力で、朝10に青山のホンダ本社で駆り受け、夕方4時に返却したのだが、横浜大黒埠頭にある水素ステーション(!)で給気(?)して満タン返しするのが唯一の条件で、あとは基本的に好きに走ってOKという、ありがたい試乗だった。
もっとも時間が限られていたので、横浜界隈までしか行けなかったのだが、それでもこの新時代の乗り物に、皆すっか魅了されてしまった。
これまでハイブリッド車はもちろん運転したことはあるし、何台か電気自動車も、チョイ乗りで運転したことはあった。
ただこのFCXクラリティは、運転感覚としてはその中間のような感じで、電気自動車的(実際そうなのだが)に音もなく低速からトルクフルに加速するのに、運転感覚は市販のハイブリッド車的に、良い意味で「ごく普通」だったのだ。
それだけ完成度が高いということだろうが、内装や各部の造り込みの良さともども、とても良くできていると感心した次第。
もっとも、水素から電気を作って走る燃料電池車は、インフラの問題など解決すべき点が多く、それなら完全な電気自動車の方が安価だし効率が良いという考え方に現在ではシフトしているようだ。
このため今後どんどん進化して、普及が進むということではないようだが・・・。
なお、この辺りは次号ティーポでまた詳しくご紹介する予定だ。


FCXクラリティの外観は、前から見るとオデッセイのようだが、横から見ると、異様に長いホイールベースを持つ4ドアセダンであることがわかる。インパネなどは現在のホンダ流を元に、ちょっと未来的に巧みにデザインされている。メーターパネル中央には、アクセル開度によって大きさと色が変わる丸がある。


エンジンルーム(なのか?)は、なんだか普通のレシプロ車と大差ないような眺めだが、下にはモーターなどが置かれる。また水素の補給(給気?)は、指定の水素ステーションで行われるが、やり方はそれほど難しいものではなく、アースを取った上で普通にノズルを差し込んで行われていた。


さてホンダ本社にFCXを返却したついでに(!?)、本社ショールームに飾ってある、新しいハイブリッドカー、インサイトを観察してきた。
価格を下げて、大量販売を目指すというコンセプトだけに、例えば後席ドアが物凄く軽かったりといったコストを意識した作りが見受けられはするものの、かなりよく出来ているという印象を受けた。
まだ運転したわけではないのでハード面はなんとも言えないが、少なくとも世間で大きな話題となっているのは事実だろう。
ホンダはF1からの撤退、鈴鹿8耐へのワークス参戦中止など、モータースポーツ活動を次々と縮小している。
またS2000の生産中止も発表され、ついにスポーツカーを持たないメーカーになってしまうこととなった。
非常に残念なことだと思うが、なんとかこの苦境を乗り越え、再び本来の意味のホンダDNAが復活してくれることを望みたい。
そのためにはまず、このインサイトが売れなくては始まらないのだが、さてどうなることだろうか?


インサイトはコンパクトな車体に好感が持てる。後席の頭上が狭いかと思ったのだが、少なくとも小柄な僕にはなんの問題もなかった。唯一気になったのがスピードメーター。FCXクラリティでもそうだったのだが、最近ホンダ車が次々採用している、スピードだけが奥の方にデジタル表示されるこのメーターは、僕のように小柄だと、シートを低いポジションにしていると、必ずステアリングが邪魔になってきちんと見えない。リフターでシートを高い位置にすれば見えるが、低い着座位置で運転したい場合はどうしたらいいのだろうか?
(写真協力:ホンダ)

投稿者 中島秀之 : 12:10 | コメント (5) | トラックバック

2009年02月06日

待ちかねたぞ~

ティーポ最新号、「だってクルマを愛してる!!」は、もうご覧いただけただろうか?
先日もちょっとお伝えしたが、その中で、由良拓也さんが18歳で最初に乗った四輪車であるフィアット・ムルティプラの思い出を語ってくださっているページがある。
実はもともとこの話しは、個人的に以前伺って知っていたこともあるが、由良さんのホームページ、「ゆらたく屋」の中の、「ゆらたくヒストリー 店長のくるまヘン歴第1話」を参考にしている。
このホームページ内では、由良さんが最近書かれたムルティプラのイラストが使われているのだが、今回ティーポの記事の中では、由良さんが18歳の頃実際に書かれたイラスト数点を、由良さんからお借りして使用している。
つまり、「ゆらたく屋」でも見られないイラストがご覧いただけるわけだ。

で、ついでと言ってはなんだが、由良さんに、「18歳頃、ムルティプラと一緒に写っている写真があったら貸してください」とお願いしたところ、「探してみるけど、どうかなぁ・・・」というお返事だった。
結局締め切りまでに写真は見つからず、とりあえず、これも「ゆらたく屋」の中で公開されている、17歳頃と23歳頃の由良さんの写真を使用させていただいた。

ところが、先日由良さんから電話があり、「もう締め切りは過ぎちゃいましたか?」とのご質問。
「もう本が出来上がる頃です」とお伝えしたところ、「実は・・・、当時の写真が見つかったんですよ」と言われるではないか!
「ええぇ~! それは残念!! でも僕のブログで公開して、読者の皆さんに見ていただいてもいいですか?」とお聞きしたら、快くOKをいただき、以下のようなメールが送られてきた。

「遅かりし由良之介? ですが、ムルティプラの画像を送ります。ウェブでもなんでも使ってください。ではでは」

いやぁ、由良さん、どうもありがとうございます!
え? 写真はともかく、「遅かりし由良之介」ってのは何かって?
う~ん、オジサン同士だと、普通に通用するのだが、ここは若い読者の方のためにも少し解説を。
赤穂浪士が吉良上野介の邸に討ち入りをしたあの物語、忠臣蔵は、一応史実ではあるのだが、実は江戸時代に歌舞伎の演目として作られた「仮名手本忠臣蔵」を元にしている部分が多い。
で、この「仮名手本忠臣蔵」だが、作られた時に幕府の意向などもあって、時代設定を元禄時代から室町時代へと置き換え、登場人物の名前も、吉良上野介は高師直(こうのもろのう)、浅野内匠頭は塩冶判官(えんやはんがん)、そして大石内蔵助は大星由良之介(おおぼしゆらのすけ)と変えていた。
で、この中で判官が切腹する場面があり、その時由良之介がなかなか到着せず、最後にようやく到着するのだが、この名場面の台詞を使って、何かが僅かの差で間に合わなかった時に、「遅かりし由良之介」と昔からよく言うのだ。
今回の場合間に合わなかったのが由良さんの写真だけに、文字通り「遅かりし由良之介」であって、このメールが届いた時には思わず、やはり判官の台詞で、「待ちかねたぞ~」とつい声に出してしまった。

というわけで、少し説明が長くなったが、由良さん18歳の頃の、愛車ムルティプラとの写真をご覧いただこう。
なお写真にあるキャプションは、全て由良さんご自身が書いてくださっている。
また写真はクリックすると大きくご覧いただける。


投稿者 中島秀之 : 18:11 | コメント (6) | トラックバック

2009年02月05日

次号のティーポは?

明日発売されるティーポ3月号の特集は、「だってクルマを愛してる!!」。
なんだか抽象的なタイトルだが、中身はティーポとしては珍しい「読み物特集」となっている。
「読み物特集」というのは、ティーポ誌面でいつも原稿を書いてくださっているジャーナリストさんたち(&編集長と僕)が、自分の好きなことをを好きなように書いたものを読んでいただこうというもの。
エッセイもあれば、自分のこれまでの経験を振り返ったものもあれば、小説もありで、とてもバラエティに富んでいる。
その分いつもより「文字70%増量(イメージ)」といった感じだが、是非じっくりお読みいただきたい。

さてその中で僕が担当したのは、いつもお世話になっているレース界の重鎮お二人に取材した、1960年代終わり頃の思い出話しをまとめたページ。
まずお一人は、お馴染みの由良拓也さんで、由良さんが18歳で最初に買ってもらって乗っていた、フィアット・ムルティプラのお話し。
そしてもうお一人は、かつて職人と呼ばれたレーシング・ドライバーで、テレビのレース解説などでもお馴染みの鈴木恵一さんなのだが、こちらは、やはり18歳の時に愛車ブルーバードで経験した武勇伝を、小説風にまとめさせていただいた。
どちらも興味深い内容で、しかも「時代の匂い」のようなものが感じとれるのではないかと思う。

この他、太田哲也さん、熊倉重春さん、西川淳さん、舘内端さん、吉田匠さんら、豪華なメンバーがいろいろと趣向を凝らした内容でエッセイや思い出話しを展開。
更に、初代編集長山崎憲治さん、元編集部員山田弘樹さんらによる、短編小説も見逃せない。
是非お楽しみにしていただきたい。


由良拓也さん(左)と鈴木恵一さんのお話しは、僕がまとめを担当したのだが、偶然にも、共に1968~70年頃の懐かしい思い出話がベースとなった。



西川淳さんの原稿の中に、「子供の頃トミカやマッチボックスで、畳の縁を道路に見立てて遊んだ」という内容があり、ご本人はミニカーをお持ちでないとのことなので、僕のコレクションの中から該当すると思われるミニカーを集め、畳の上で撮影した。今では数万円、中には十数万円ものプレミアがつくものもあるが、何が何のミニカーかおわかりになるだろうか?


投稿者 中島秀之 : 11:54 | コメント (2) | トラックバック

2009年02月04日

JAIA試乗会に参加

毎年この時期恒例、JAIA(日本自動車輸入組合)主催の試乗会が大磯で行われた。
昨日我々ティーポ編集部も会場にお邪魔し、気になるモデルをお借りして、チョイ乗り試乗してきた。
その中から僕が気に入ったクルマたちをご紹介しよう。


上左はアウディA3スポーツバック1.4TFSI。最近のマイナーチェンジで、ゴルフと同じ1.4リッター・ターボとSトロニックを搭載する仕様になったのだが、ボディサイズや室内の質感なども含めて、かなりよくできていると思った。右はもうお馴染みのシトロエンC6。C5が新型となってやや影が薄いが、乗るとやはりこちらの方がシトロエン味が濃厚。特にリアシートの快適性は感激モノ。個人的には布シートの方が好みではあるけど・・・。


左はプジョー308SWグリフ。308は初めて運転したのだが、シートや乗り心地が一時のドイツ車的に硬いものから、フランス車らしい柔らかい当たりのものに戻っていて嬉しかった。ただこのSWは、3列シートのため、2列目のシートの座面が凄く短いのが残念。2列シートの方が使い勝手がいいと思うけどなぁ。右はメルセデス・ベンツC300アヴァンギャルドS。Cクラスの最も上のグレード(AMGは除く)だが、いやぁビックリした。普段乗りなれてないせいもあるが、今のドイツ車の凄さをまざまざと見せられた気がする。スポーティなのに乗り心地は超しなやか。後席でも猛烈に快適なのだ。しかもやる気を出せば、豪快に振り回して走ることもできる。編集部員4人で乗って、全員が「おそれいりました!」と言うほどだった。


オーバーヒート・ミーティングではお馴染みのイエスが2台用意されていて、僕は黒いロードスター1.8ターボをお借りしたのだが、ターボラグが大きく、回転が落ちにくいエンジンと、超ショートホールベースのため、運転がやたら難しい印象だった。で、もう1台の白いロードスター3.2ターボに同じ時間に乗っていた松田秀士さんと途中でクルマを取り替えっこ。こちらはターボの効きもマイルドで、ホイールベースが長いことから動きも落ち着いており、運転しやすかった。


今回ティーポ編集部は、長期レポート車のトゥインゴGTと、ナパのサンク、2台のルノーで会場にでかけたのだが、ルノー広報のSさんたちがサンクに興味深々(上左)で、ひとしきり話しが盛り上がった。せっかくなので2台並べてみたら、意外にもトゥインゴの方が大きかった。昔のクルマは小さいのだ!

投稿者 中島秀之 : 12:58 | コメント (2) | トラックバック

2009年02月02日

セナにまつわる思い出・・・

モータースポーツは今、シーズンオフだが、F1は今年からレギュレーションが大きく変わるため、各チームが例年より早く新車を発表し、テストを開始している。
その新車だが、フロントウイングが大きく低くなり、リアウイングは小さく高く、またスリックタイヤが復活して車幅が拡大、車体上部の空力付加物がなくなるなど、昨年までとイメージが大きく様変わりしている。
当初はカッコ悪いのでは? と心配していたのだが、なかなかどうして、これはこれでカッコイイのではないかと思う。
特にフェラーリの新車F60(F1参戦60周年に因んだ車名)は、シャープなノーズとコンパクトなサイドポンツーン形状で、シンプルなカッコよさがある。
このF60、何かに似ている・・・と思って、ふと頭に浮かんだのは、1989~90年に使用された、フェラーリ640、641、641/2といったマシンたち。
ジョン・バーナード時代のこれらのマシンのシンプルで美しいボディ形状を思い出してしまったわけだ。

で、これにつられるように、この時代、つまり日本でF1ブームが最高潮だった時期のことが、連想ゲームのように頭の中に次々と思い出されてきたのだが、やはりその中心はアイルトン・セナにまつわることが圧倒的に多かった。
僕個人として一番の思い出は、それより2年ほどあとの1993年、つまりあの事故で亡くなる前年の日本GPで、Pit-FMのコーナーレポーターの仕事のために、鈴鹿のS字コーナー内側のイントレ(やぐら)の上で、セナの走りを間近に見たことだ。
鈴鹿のS字はドライバーの腕が如実に表れることで有名だが、この時、非力なマクラーレンMP4/8を駆るセナは、全く無駄がない上にとてつもなくスムーズで、しかもとてつもなく速い走りを見せてくれた。
軽いフォードV8を積んでいたこともあるだろうが、同じマシンに乗るミカ・ハッキネンが、スパスパと向きを変えて、飛び出しそうになるのをコントロールしながら走っている(それでもタイムはセナに遜色なかったが)のとは対照的だった。
因みにこの年の王者アラン・プロストのウイリアムズFW15Cは、ハイテク満載で機械先行、ドライバーはただそれを動かすだけといった風情だった。またベネトンB193Bを駆るミハエル・シューマッハは、このレースと次の最終戦のみ使用した4WSシステムのため他のマシンとは大きく異なるラインを走っていた。

そんなわけで、今年早いもので没後15年になるセナのことを思い出していたら、偶然にも素晴らしい本にめぐり合ってしまった。
それがこれ、アイルトン・セナ 音速の記録だ。
これまでセナに関する本はたくさん出版されているが、この本のように、セナに近い人たちの数多くの証言を元に構成され、しかも美しい写真がたくさん掲載されている本は存在しなかったように思う。
さらにこの本が素晴らしいのは、セナにまつわる様々な「紙もの」が、復刻される形で付録になっていることだ。
例えば、洗礼証明書、本人直筆の手紙、初めてF3に乗った時のラップチャート、チームオーナーからの感謝の手紙、ライセンスやクレデンシャルなどなど、本当に興味深いものばかり。
しかも、ここが重要なのだが、全て日本語で書かれ、手紙などにも全て日本語訳がついているのである。
これは僕のように語学が堪能でない人間には、とてもありがたいことだ。

34年の生涯を、まさに音速で駆け抜けたアイルトン・セナのことを、懐かしく思い出すには最高の本だし、セナをリアルタイムで知らないという世代の方も、セナを知るために是非手にしていただきたい。
この「アイルトン・セナ 音速の記録」は、15000部の限定発売だそうだが、ホビダスでは18部を確保したそうなので、「どうしても欲しい!」という方は、早めに購入されることをお勧めする。



本はハードケースに入れられた豪華な装丁となっている。ケースのサイズは、314×223×42mm。


中はご覧のように、美しい写真と、文章が並んで配置されている。またところどころに、透明な袋状のページがあり、その中に様々な付録が入っている。


付録の一部がこれ。左はセナ本人の洗礼証明書(のコピー)。右は、セナがシフトポイントと丁寧なサインを記入した鈴鹿のコース図(のコピー)。

投稿者 中島秀之 : 12:40 | コメント (2) | トラックバック


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