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2009年12月
2009年12月28日
年明けをお楽しみに!
来年のことを言うと鬼が笑うなどというが、もう12月も28日だから鬼も許してくれるだろう。
正月明け早々1月6日発売のティーポ次号は、「2010年 コイツを見逃すな!」と題して、注目の新車やトレンドを特集している。
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その中で、僕は「'80s Carブームがやってくる!」と題したページを担当していて、生産から20~30年経つ80年代の車両にスポットを当てている。
何台か中古車を取材したのだが、面白かったのはこのクルマ。
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え、普通にアルファ75だろうって?
いやいや、日本でよく見るツインスパークやミラノではないのだ。
京都の老舗のアルファ屋さんで見つけたこの75の詳細が知りたい方は、是非ティーポ次号をお買い求めいただきたい。
ところで、年末進行の超忙しい最中に、モータースポーツ・ファン注目の発表があった。
それは、ミハエル・シューマッハの現役復帰だ。
3年のブランクを経て、40歳での再挑戦だが、ブラウンGP改めメルセデスGPからの復帰だけに、間違いなくトップ争いに絡んでくるだろう。
思えば、F1デビュー前にメルセデスのスカラシップドライバーとしてグループCカーで活躍していた頃以来、久々にシルバーアローに乗り込むことになるシューマッハ。
母国ドイツの誇りを胸にどんな走りを見せるのかに注目したい。
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(写真協力:メルセデス・ベンツ)
シューマッハが復帰することで、再び人気が盛り返すであろうF1に、ザウバーから参戦することが決まった小林可夢偉にも期待している。
BMWと決別し、フェラーリ・エンジンで参戦するザウバーは、もう一人のドライバーがまだ発表されていないが、噂ではニック・ハイドフェルドが残留すると言われている。
ハイドフェルドは経験豊富でレベルの高いドライバーだが、可夢偉がハイドフェルドを上回る成績を序盤戦で見せられれば、チームは可夢偉をメインドライバーに考えていく可能性が高い。
それだけに序盤数戦が非常に重要だと思うが、少ないチャンスを見事な走りで掴んだ可夢偉ならそれができると思う。
是非頑張って欲しい。
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(写真協力:トヨタ)
なんとなく暗く、景気の悪い話ばかりだったイメージの2009年だが、2010年はこうした明るい話題がもっともっと増えてくれることに期待したい。
それでは皆さん、よいお年を。
投稿者 中島秀之 : 15:12 | コメント (5) | トラックバック
2009年12月 8日
イギリス自動車事情
先月イギリスを訪れた際、クルマ関係で気になったことや気が付いたことをいくつかご紹介しよう。
まず今回の旅行ではレンタカーを使用したのだが、ヒースロー空港で借りたのは、先代のフォード・フィエスタ。
レンタカー屋のカウンターではお姉さんが、「アウディのカブリオレのATも用意できますけど、本当にマニュアルでいいんですね」と念を押されてしまった。
日本人観光客はATしか借りないのかもしれない。
で、このフィエスタ君、1.4リッターだと思うのだが、なかなかどうしてよく走るし、乗り心地もまずまずだし、荷物はたくさん積めるし、燃費もそこそこいいしで、すっかり感心してしまった。
こういうベーシックだけどいいクルマ(しかもマニュアル)って、なんで日本で売れないのかなぁ・・。
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レンタカーのフィエスタ君は大活躍。ホントは新型に乗ってみたかったけど、旧型も凄くいいクルマだった。小さな車内だが、トランクには2人分の海外旅行荷物が入って、まだ余裕がある。
自分でレンタカーを運転して走り回っていると、イギリス人の運転マナーの良さと運転のうまさが凄くよくわかる。
マナーの方は国民性の問題だと思うが、とにかく譲り合いの精神が徹底していて、走りやすいことこの上ない。
一方うまさの面は、こんなことがあった。
ある日、陽が落ちて真っ暗になった片側一車線のカントリーロードを走っていたら、バケツをひっくりかえしたような土砂降りとなった。
街灯など全くない、細い田舎道ゆえ、前を走るクルマに離されると、車線が見えなくなり、路肩に脱輪する可能性がある。
そこで前のクルマにつかず離れず走ったのだが、どんなに雨が強くても前のクルマの速度は65~75mph(104~120km/h)をキープしており、ところどころ大きな水溜りがあってもお構いなし。
かなり必死に走らせないと、ブッチギられてしまいそうになる。
肩に力を入れて、なんとか走らせたのだが、別に僕の前を走っていたクルマ(古いヴォクゾールのバン)が特別速いわけではなかった。
なぜなら、僕のすぐ後ろのクルマも同じ速度でついてきていたから。
こういう環境で鍛えられたら、運転が上手くなるのも当たり前で、何人もF1ワールド・チャンピオンが誕生するのも当然と、妙に納得してしまった。
ところで、今回1年半ぶりにイギリス中部を走り回っていて気づいたことがひとつ。それは新型チンクエチェントがかなり増えていたこと。
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写真はクラシック・モーターショー会場に入る渋滞中のものだが、前には500Cが見えている。
もともと小さいクルマが多いイギリスだが、やはりエコ意識の高さを反映して、かわいくて燃費の良いチンクは人気を集めているようだ。
エコ意識の高さといえば、平日はコンジャンクション・チャージを徴収されるロンドン市内は、更に進んでいた。
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インド製の4人乗り電気自動車REVAが、猛烈な勢いで増殖していたのだ。
EVにはいろいろと優遇措置があるそうで、人気に拍車をかけているそうだが、中には車体の一部を豹柄にして乗っているお姉さんなんかもいて、興味深かった。
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その一方で、一時廃止されたルートマスター(ドアのない古い2階建てバス)が、路線限定で復活し、元気に走り回っていたのにも感心した。
信号待ちや渋滞で、乗り降りできるこのタイプは、バス停でしか乗り降りできない新型より、ロンドン子に人気が高いのだ。
このタイプのミニカーで遊んだ世代としては、いつまでも現役で頑張ってもらいたいと祈っている。
というわけで、ちょっとしたイギリス自動車事情をお伝えした。
投稿者 中島秀之 : 18:55 | コメント (2) | トラックバック
2009年12月 2日
神宮外苑でクラシックカーを堪能
さて、まずは前回のクイズの答え発表から。
左上のグリーンのボディの2座ロードスターは、フェアソープ・エレクトロン・マイナーのシリーズ3か4。
フェアソープは、様々な英国製メーカーのパーツを使ってキットカーを作っていたメーカーで、エレクトロン・マイナー・シリーズは、1957~73年に400台ほどが生産されている。
トライアンフ・ヘラルド系のパーツを多く使っていたようだ。
その右の赤いクーペは、ロックデール(Rochdale)オリンピックのフェイズ1だ。
ロックデール・オリンピックは、1959~68年に400台ほどが生産された、FRPモノコックのクーペで、フェイズ1はリアにハッチゲートを持たず、ライレーのパーツを多く使っていた。
2段目左の黄色い2ドアクーペは、ギルバーン・インベーダーのMk.1か2だ。
ギルバーンは1959~1974年に活動したウェールズの少量生産メーカーで、インベーダーはその後期に作られた、シリーズ中最も完成度が高いといわれるモデル。
3リッターのフォードV6を搭載し、260台ほどが生産された。
その隣の赤いスーパーカー風クーペは、パイパーP2。
ジョージ・ヘンロットの作ったパイパーは、ロータス・ヨーロッパより車高が低いFRスポーツカー。
前期型のパイパーGT/GTTは70台ほど生産され、日本にも数台存在する。
これは後期型で1971~74年に40台しか生産されなかったP2で、リアアクスルがフォード・カプリ用となり、リトラクタブルライトを採用している。
というわけで、イギリスはこうしたド・マイナー車でもクラブが必ずあって、きちんと活動が行われているというのが、おわかりいただけただろう。
さて、イギリスから帰ってからは、チンクエチェント・マガジンとティーポ本誌の編集作業が嵐のように待っていたのだが、その大忙しの最中、11月28日土曜日に、神宮外苑の絵画館前で行われた、「トヨタ博物館クラシックカーフェスタin神宮外苑」に出かけてきた。
毎年この時期に行われるこのイベントで、今年は僕が車両紹介のアナウンスを担当したのだ。
朝、一般参加の皆さんのヒストリックカーが銀座方面にパレードに出かけるときに、1台ずつ車両の解説をして、午後は何台かのオーナーの方にインタビューさせていただいた。
快晴で暖かい、最高のお天気の中行われたこのイベント、博物館の学芸員の皆さんによる興味深い解説やデモ走行などもあって、とても楽しいものだった。
このイベントに参加した車両を何台かご紹介しておこう。
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左は1926年式フォード・モデルTピックアップ。大量生産を最初に導入したT型フォードのピックアップで、オーナーさんはニュージーランド在住の日本人の方で、とても楽しい方だった。右は、埼玉にあるWAKUI MUSEUMが所蔵する、吉田茂元首相の愛車だった1937年式ロールス・ロイス25/30HP。これはもう単なるクラシックカーではなくて、昭和史の動く資料ともいうべきクルマ。
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左は1967年式のローバー2000SC。英国大使館などで使われた後、現オーナーが40年近く大切に維持されてきた車両で、とても良い雰囲気だった。リアに背負ったスペアタイヤケースが、コーギーのミニカーを思い出させる。右はミニ・マルヤマが所有する、1957年式オースチン・ミニ・プロトタイプ。ヒーレー親子の提案でオープントップに改造されたプロトタイプであることは知っていたが、実は当初はミニの生産型プロトとして作られた2台(当然屋根つき)の1台だったそうで、もう1台はクラッシュテストで破壊されたため、これ1台しか残っていないという、二重に貴重なクルマだった。
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この2台はトヨタ博物館の所蔵車。左はベンツ・パテント・モトールヴァーゲンのレプリカで、1886年当時の姿そのままに、会場内でデモ走行を行っていた。右は1939年式パッカード・トゥエルヴのルーズヴェルト大統領専用車。実際にパレードなどで使用されていたクルマとのこと。エンジンをかけるデモンストレーションがあったのだが、あまりの静かさに驚いた。
投稿者 中島秀之 : 17:24 | コメント (2) | トラックバック
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