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レースの最近の記事

フォルツァ! シューマッハ

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新年あけましておめでとうございます。
今年も例年通り、ティーポやレース番組などでお目にかかることになると思いますので、どうぞよろしくお願いします。

さて新年早々、というか昨年末からの話ですが、こんな悪いニュースに気をもむことになろうとは、夢にも思いませんでした。
あのミハエル・シューマッハが、12月29日にスキーで頭部を強打して、重体の状態が続いています。
一昨年二度目の現役を引退した後、悠々自適の日々を過ごしていたようですが、まさかスキーでこんな大怪我をするとは・・・。
報道によれば、かなり運の悪い事故だったようですが、それにしても、シューマッハのような卓越した運動神経と反射神経、そして動体視力の持ち主が、時速20km/hほどで重大事故を起こすなんて、いまだに信じられません。

思えば、過去のドライバーやライダーにも、引退した直後に悲劇に見舞われた人がいます。
1958年にフェラーリでチャンピオンとなったマイク・ホーソーンは、この年現役を引退し、翌年早々に交通事故で亡くなりました。
1962年と1968年のチャンピオン、グラハム・ヒルは、自身が現役を退いた半年後の1975年秋に、飛行機事故で亡くなっています。

モータースポーツの世界で、こうした事例が少なくないことは、レースファンの方ならご存知のことでしょう。
ですが、7度のワールドチャンピオンと通算91勝という前人未到の記録を持つこの偉大なチャンピオンに、こうした「悪いジンクス」のようなものは無縁だと信じています。
再びあの強い精神力と不屈の闘志で、元の姿に戻ってくれると期待しています。
そして、あのファン-マヌエル・ファンジオのように、天寿を全うするまで、モータースポーツのリビングレジェンドとして、長く尊敬の対象となって欲しいと願っています。

どうか世界中の人たちの祈りが、届きますように。
フォルツァ! ミハエル・シューマッハ!

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写真協力:PIRELLI

モータースポーツファン必読の一冊

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凄い本が弊社ネコ・パブリッシングから発売されたのでご紹介したい。
塩澤進午氏が書かれた、「日本モーターレース 創造の軌跡」 がそれだ。

塩澤氏は、日本のモータースポーツ黎明期である1960~70年代に、コンストラクターやプロモーター、レースディレクターとして活躍された方で、日本インディや日本カンナムは氏なくしては成立しなかったイベントだった。
その塩澤氏が当時のご自身の行動を細かく記したこの本は、日本のレース史を知る上で大変貴重な資料であると同時に、良い意味で規格外れの魅力的な男の一代記でもある。

熱心なレースファンの皆さんなら、10年あまり前に、日本のオートスポーツ誌に2年にわたって連載されていたのをご記憶かもしれない。
諸般の事情で、AS誌の版元が単行本化しなかったため、弊社が代わって引き受けた形だが、貴重な資料でもある本書が、一冊の本となったことは素晴らしいことだと思う。
また単行本化に当たっては、塩澤氏ご自身が加筆修正をされている他、連載時に使用されていた写真の多くをお借りして、掲載している。

パラパラと拾い読みするだけでも、「今から40年以上も前に、こんな豪快で国際的な人物がいたのか!」とビックリすること請け合いなのだが、是非ともお買い求めいただいて、ゆっくり読んでいただきたい。


日本のモータースポーツは何処へ?

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トヨタが今季限りでF1から撤退することを発表した。
また来季限りで、ブリヂストンもF1からの撤退を表明している。
昨年スーパーアグリとホンダが撤退し、これで日本のチームはゼロとなり、スポンサーやサプライヤーも限りなくゼロに近くなる。
更にトヨタ撤退なら、日本人ドライバーが参戦できる可能性も極めて低くなる。
最終戦アブダビGPで、あれほどの輝く走りを見せた小林可夢偉も、来季のシートを確保するのは相当厳しいだろう。

企業は本業の業績が第一であり、その屋台骨が揺らいでいる時に、エコの流れに逆行するようなモータースポーツを続けることが、取締役会で理解を得られないというのは、よくわかっている。
F1が金食い虫で、その割りに見返りが少ないと企業が判断するなら、それもその通りだと思う。


だが本当にこれは仕方ないことなのだろうか。

このままでは、日本のモータースポーツは、数十年時代を逆行することになるだろう。
F1は、年に一度鈴鹿で行われるだけで、日本からの参加者はゼロ。
当然ファンは減り、一部のマニアだけが、専門誌とTV放送(地上波放送が継続されれば良いが・・)で情報を得るだけになる可能性が高い。
若い日本人ドライバーがF1に乗るなどというのは夢のまた夢。
海外でF3やGP2などを戦うには、かつて生沢徹さんや風戸裕さんがそうしたように、自費で予算が続く間だけ出場するしかない。
その上、かつてのマキF1やコジマF1のような、理想に燃えた若者の作るマシンがスポット参戦するような道は、現在完全に絶たれている。

これでは、F1の人気が再び高まることなど、ありえない。
国内のモータースポーツが振興すればいいと言われても、F1がこの状況なのに、国内レースのファンが増えるなど、どう考えても夢物語だ。

その先にあるものはなにかと言えば、自動車の白物家電化。
つまりどれでもクルマは似たりよったりで、クルマに夢や希望は感じないという人ばかりになることのような気がしてならない。

日本の自動車メーカーは経営再建という名目のために、その流れを極端に早めていることを、そして自分で自分の首を絞めているということを、改めて考えたほうが良いのではないだろうか。

来季、可夢偉がどこかのF1チームで、シートを獲得できることを切に望んでいる。
世界に潜在能力の高さを見せつけた若者の才能が、ここで摘み取られてしまうのは、あまりにも惜しい。
日本のF1ファンは、可夢偉にかすかな望みをかけるしかない状況なのだから、せめてトヨタには、金銭的な援助をお願いしたい。


(写真協力:ブリヂストン)

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プロフィール

ナカジ~ = 中島秀之

なかじまひでゆき ティーポ編集部員&契約ライター。またカーマガジンの「失われた時を求めて」のライターも担当。一方フリーランスのレースアナウンサーでもあり、サーキットの場内FM「Pit-FM」やCS放送局の「J Sports」の番組で、レース実況やピットレポーターを担当。また各種ヒストリックカー・イベントの場内放送なども行っている。

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