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RUSHは凄い映画でした!

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今年ももうあと僅かですね。
雑誌はこの時期、年末進行という苦行がありまして、ティーポもいつもより一週間ほど早く、次号の編集を終わりました。
もっとも今年は、例年より2日ほど遅れて、クリスマス当日の夜までかかりましたけど・・・。

さて2014年1月6日発売のティーポ2月号は、この時期恒例の「ティーポ流2014年は注目のクルマ」をテーマに、新車からヒストリックカー、グッズなどに至るまで、ティーポが注目するものをご紹介しています。
その中で、僕は2月7日に全国で公開される、映画「RUSH/プライドと友情」について原稿を書いています。
この映画については、個人的に制作中からずっと注目しており、今回ようやく試写会で観ることができました。

ティーポの記事でも書きましたが、レースを題材にした映画で、コアなモータースポーツファンが納得できるものは、「グラン・プリ(ジェームズ・ガーナー主演)」と「栄光のル・マン(スティーブ・マックィーン主演)」くらいしかないと僕は思っています。
「栄光への5000km(石原裕次郎主演)」、「レーサー(ポール・ニューマン主演)」、「F2グランプリ(中井貴一主演)」なんかも好きですが、上記2作品は別格と言うべき内容だと思います。

モータースポーツ・ファンは、映画の細かな部分に「そんなバカな!」といったことがあると、それだけでその映画に冷めてしまうようです。
例えば「ドリブン(シルベスタ・スタローン主演)」の中で、屋外パーティの会場からタキシード姿の2人のドライバーが自分でインディカーにエンジンをかけて公道に走り出していくシーンなどは、呆れるのを通り越して怒りを感じるほどでした。
はたして「RUSH」はどうなのか?

結果から先に申し上げれば、「もう大満足! よくぞここまで1976年シーズンを再現し、感動的な映画にしたてた!」と、完全に脱帽でした。
いやもう、その出来は見事というほかありません。
詳しくはティーポ本誌の記事でお読みいただきたいのですが、レースに少しでも興味のある方は、絶対に見逃してはいけない映画です!

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(C)2013 RUSH FILMS LIMITED/EGOLITOSSELL FILM AND ACTION IMAGE.ALL RIGHTS RESERVED.

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上の写真からもおわかりただけるように、使用するマシンはすべて本物、ジェームズ・ハントとニキ・ラウダ役は、本人によく似た俳優(特にラウダはしゃべり方までそっくり)を起用しています。
レースのシーンは、基本的に本物のマシンで撮影して、周りをCGで1976年にする手法がとられているようです。
このため、当時何があったかほとんど記憶している僕と同世代のレースファンの方なら、超リアルなドキュメンタリー映画を見ているような気分になるはずです。

もちろん、細かい部分では「あれ?」と思うところも確かにあります。
例えばハントがモナコGPのコースをイメージトレーニングしている時に、「グランドホテル・ヘアピン」と言ったり(当時は「ステーション・ヘアピン」)、日本GP(F1世界選手権イン・ジャパン)にコジマ007やヒーローズ・レーシングのティレル007がいなかったり、ドライバー全員が現在発売されているベル・スター・クラシックのヘルメットを被っていたり、数えればきりがないのですが、再現されている凄い映像の前に、そうしたことは全く気にならなくなります。
いや、むしろ、そうした細かい違いが残ってくれていて良かったとさえ思えるほど、この映画のマニアック度は非常に高いと言えるでしょう。

あまりレースに興味がないという方でも、ひとつのスポーツを題材としたライバル対決の映画としても十分楽しめるはずですから、ぜひご覧になることをお勧めします。
僕個人的には、試写会は比較的小さな会場の小さなスクリーンで見たため、ロードショーが始まったらぜひもう一度、大画面で観たいと思っています。

ティーポ3月号の締切間近の1月27日に、お台場で行われた恒例のJCCAニューイヤーミーティングに行ってきました。
急ぎ足で見て、ミニカーをいくつか買ってきただけですが、今年もなかなか面白かったですよ。
気になったクルマを写真でご紹介しましょう。
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セヴンオーナーズクラブオブジャパンのブースに展示されていたのは、メンバーの方が手作りされたという、ワンオフのSDM(スポーツドライビングマシン)なるライトウエイトスポーツカー。
FJ1600のエンジン&ミッションを利用した以外、シャシーも足周りもボディ(ウェットカーボン製)もすべて自製だそう。

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今年のコンクールデレガンスのテーマはドイツ車。ということで、ビートルでお馴染みのFLAT4の小森代表が展示されていたのが、1953年式ダネンハウアー&スタウス。ビートルをベースとしたスペシャルカーの一種で、現存16台という希少車(黒いオープンカー)。また、やはりデレガンスの対象のフランス車も何台か新顔が登場。2台のルノー16が並ぶ珍しい光景も!

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イタリア車も少ないながら元気に参加。とてもきれいな1976年式アルファスッドTIと、カロッツェリア・マチオヤジマが仕上げたアウトビアンキA112アバルト。A112は1984年型をベースに、カツブシバンパーなどで外観をクラシカルに演出し、ヘッド&カムなどを変更してチューンした1台。

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このイベントの主役はなといっても国産車。今年も凄いクルマが何台も登場していました。黄色いレーシングカーは、1969年にダイハツが製作したフェロー7。軽自動車のエンジンを積んだFRのグループ7マシンでしたが、実戦には参加しなかった幻の1台だそうです。いすゞフローリアンは、オリジナルデザインの1972年式。実は1968~69年頃、我が家で乗っていた懐かしいクルマです。ホイールがオリジナルでないのが残念。

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国産は商用車も珍車が目白押しですが、このトラックは1957年式トヨタ・マスターライン。よくぞ残っていたと驚く1台です。またシトロエン2CVフルゴネットは、アンティークトイなどを販売していたショップの方が乗っていらしたクルマ。このお店でシトロエンDSのブリキ製1/32くらいのミニカーを買いました。

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そして今回、なぜかブームとなっていたのが、国産旧車のタクシー、もしくはタクシー風にモディファイしたクルマたち。数年前からこの手のクルマはありましたが、一気に増殖した感じです。
1964年式のセドリック1500STDは、色はもちろん、料金表示灯などまで当時のタクシーそのままで、自分が子供時代に見た記憶がよみがえってきました。1974年式のバイオレットは、なんと1400STDというベースグレード。このためタクシー仕様が似合うこと(当時の本物?)!  
1985年式のカペラとルーチェは、実際タクシーとして使われていたもののよう。上のセドリックを含めて、日産印旛タクシーキャブ販売というクラブ(?)が展示していました。
赤い6代目のクラウン・セダンは、香港(たぶん)のタクシー仕様。いやはやもうなんだか・・・。

京都のディープなクルマ屋さんを訪問

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9月6日発売のティーポ10月号の巻頭特集は、「なごみ系スローライフのススメ」。
癒し系のなごめるクルマがたくさん登場します。
その中で、僕はなごみ系車両の売り物を紹介する、「なごみ系車両探訪、東海道53台の旅」というページを担当しています。
このため、東京から京都まで、何軒かのお店を取材で訪れたのですが、今回初めて伺った京都の2件のショップが、共にディープで印象的だったのでご紹介しましょう。

まず伏見にあるシトロエンの専門店AutoNeeds さん。
京都に家があるのでよく行くのですが、ウチがあるのは東山の方で、伏見の方はあまり詳しくなく、ナビを頼りにお邪魔しました。
すると、ちょっとした丘の斜面に膨大なシトロエンの車体が見えてビックリ!
ショールームが隣接された事務所に伺うと、販売車両がこれまた所狭しと置かれていてまたビックリ。
更にメンテが行われている工場を見せていただいてまたまたビックリと、いやホントにシトロエンだらけで驚かされました。
以前西武自動車にいらしたという仁井浩之代表が1998年に始められたというこのお店。
シトロエニストなら、とにかく一度訪ねてみる価値があります。
またシトロエンを買いたいという方、新旧問わず、程度の良いクルマが豊富に揃っていますし、古いクルマは契約が成立してからレストア作業を行ってくれるので、是非一度問い合わせてみてください。

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右はアウトニーズさんの事務所兼ショールーム。AMI6、DS、CX、GS、XM、BXなどなど、ありとあらゆるシトロエンが在庫されている。

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工場はかなりの広さで、同時に多くの車両がメンテナンスを受けられる。右のDSは既に販売された車両で、納車のための整備(というかレストア)が行われている。

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右は在庫車が置かれているヤード。この中から程度の良いものをレストアして商品化するそう。更にこの下の段に、部品取り用などの車両が大量に置かれている。


さてもう一件は、鳥獣戯画で有名な高山寺や、高雄サンデーミーティングが行われる高雄パークウェイの入り口などがある、国道162号線を更に北上した、右京区京北細野町という所にあるappia さんです。
高山寺は大好きなお寺でよく行くんですが、そこから更に30分近く走った山奥と言っても良いくらいの所にあり、ナビを頼っても、最初はホントにこの道で大丈夫かなと不安になるくらいでした。
ところが到着してみると、その一角だけログハウスしか建ててはいけない地域とのことで、まるで日本とは思えないような素敵な集落(?)の中に、ひときわ素敵なログハウスがあり、そこがお店でした。
懐かしい欧州車および一部アメリカ車やオートバイを販売しているこのショップ、素敵なジャズが流れるカフェのような店内(実際カフェとしても営業されているそう)で、代表の北村仁さんにお話しをうかがったのですが、その内容はちょっと驚きでした。
というのも、ここで販売されている車両は全て、北村さんが一人でレストア&整備して商品化したものなんだそうです。
ボディは外注だそうですが、それ以外は全部自分で整備されるそうで、もちろん販売した車両のメンテナンスもお一人でされているというのです。
36歳とまだお若い北村さんですが、実は伯母様が昔から山科でクラシックカーの販売などをされていたそうで、子供の頃からこうしたクルマに親しんでいたそうです。
で、若い頃からそのお手伝いをされていたそうで、20年ほど前にこのログハウスに引っ越した後も一緒にお仕事をされてきたとのこと。
5年前に伯母様が引退されてからは、ご自身が引き継がれて、お一人でお仕事をされているそうです。
凄く空気がキレイでクルマも殆ど通らない環境にある素敵なお店と、懐かしいクルマたち。
京都に行かれた際は、一度訪ねてみてはいかがでしょうか?

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京都郊外にあるappiaは、素敵なログハウスが目印。車両は北村代表が自分でレストアしたものばかり。

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店内はクルマとバイクのある、お洒落なカフェのよう。実際カフェとしても営業されているそう。またオーディオも拘りのシステムなのだとか。

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エランが覗けている所が作業スペース。またお店のトランスポーターは古い日産製のもので、以前は京都御所の中で使用されていたトラックだったとのこと。

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プロフィール

ナカジ~ = 中島秀之

なかじまひでゆき ティーポ編集部員&契約ライター。またカーマガジンの「失われた時を求めて」のライターも担当。一方フリーランスのレースアナウンサーでもあり、サーキットの場内FM「Pit-FM」やCS放送局の「J Sports」の番組で、レース実況やピットレポーターを担当。また各種ヒストリックカー・イベントの場内放送なども行っている。

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