« 2005年09月 | トップ | 2005年11月 »

2005年10月

2005年10月27日

狼少年、ふたたび

いやー、申し訳ない。
ひさびさに登場していきなり詫びを入れるのもナニだが、
いやー、ほんとのほんとに申し訳ない。
9月5日に「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」と
いかにも神妙そうに詫びを入れたにも関わらず、
いやー、ほんとのほんとのほんとのほんとに申し訳ない。

あのときは「うーし、飛ばすぞぉ、与太っ!
与太を飛ばしまくって、世間をあっといわせてやるからな」
と本気印で決意していたのだが、できなかった。
40年以上もおめおめと生きてきて、
よくよく考えてみたら世間が「あっ!」といってる
瞬間というのを見たこともないのだが、
あのとき俺は、真剣にそう考えていたのだ。
なのに、できなかった。うーむ……不覚。
これじゃまるで、狼少年じゃないか。
あ。狼チューネンか。
……そうか。
……うん、チューネンだな。
……うん。……まぁいいや。

いや……まぁいい。
うむ……いいや。

俺が狼チューネンに成り果てた理由はいくつかある。
いくつかあるのだが、それを並べ立てると
言い訳のデバートみたいなものになってしまう。
とにもかくにもゴメンナサイと
マジメにちゃんとお詫びすることから始めて、
改めて『新』のついた『場外乱闘』を
これから日々繰り広げていきたいと思う。

御存知の方もいらっしゃるかも知れないが、
俺はもはや『ティーポ』の編集チョーではない。
あ。どーせ悪いことしてクビにでもなったんだろ?
そうだそうだそうに違いないそれ以外にあり得ない。
……と思ったね? ほら、そこのアナタ。思ったでしょ?

期待を裏切って申し訳ないのだが、それは違う。
その辺は今のところ、クビの革1枚でつながってるのだ。
というか、俺は見てくれから判断されるほど
悪いことはしていない。そんなに悪いヤツじゃないのだ。
こう見えて結構いいヤツなのである。
根に持つタイプだけど。

とにもかくにも、現在はティーポの兄貴分にあたる
『カー・マガジン』の編集部に席を置いているわけだ。
名刺の肩書きは“編集長代理”、
欧文の名刺では“Editorial Director”となっている。
“編集長代理補佐見習”くらい細かく刻んだほうが
ウケるに違いないと思って提案したのだが、
それはカー・マガジンの編集長であり
ネコ・パブリッシングの社長でもある笹本から
「……んっ」と鼻で笑われたうえにあっさり却下された。

まぁいうなれば社長業務が超多忙である笹本に代わって
実務を仕切る現場監督みたいなもんであって、
仕事の内容としても基本的にはティーポでやっていたのと
それほど大きく変わるところはない。
つまりは皆さんに思い切り楽しんでもらえる
自動車雑誌を死ぬ気でつくれ、ということに他ならない。

まぁ、それはいい。むしろ望むところである。
だってクルマ雑誌をつくるの、好きだもん。
だが、俺にとってはとても見過ごすことのできない
大きな問題が、ひとつあったのだった。

カー・マガジンの編集部は笹本が編集長なわけで、
ってことは社長直轄なのである。
それがどう問題なのかといえば、
始終シャチョーの監視下にあるってことだ。

シャチョーである笹本は、そりゃもう恐ろしい人物だ。
実は風貌にマッチしてるとは言い難いほどの人情派で
コワモテからは想像もできないほど優しい人だし、
ネコ・パブリッシング・ビルの中の
どこのどんなスタッフよりも激しく仕事をしてる。
仕事にしても趣味にしても、その探求心と実行力は、
「この人に“リタイア”なんて言葉は縁がない」
と嫌でも感じさせられるほどである。
男として、実に尊敬すべき人だと思う。

だが、ひとたび怒りを爆発させたときの瞬間最大風速は
こっちが木っ端微塵になって吹き飛ばされそうな勢いで、
永遠に立ち直ることはないだろうと思い知らされるくらい
それはもうケチョンケチョンにやっつけられる。
どうして相手に強烈なダメージを与えるタマを
これほど豊富に持ってるのだろう、
と後から疑問が湧いてくるほどの言葉が次から次に、
それこそナパーム弾のような重さを持って、
速射砲のように切れ目なく飛び出してくるのだ。
よくて体重2kg減、悪けりゃ即死である。

それだけならまだしも……いや、やめておこう。
このまま調子にのって暴露を続けたら、
明日の朝一番でケータイが鳴ることになるに違いない。
シャチョー室に呼ばれて、
嬉しい想いをしたという経験はそれほど多くないのだ。

そういうわけで15年ぶりだったか16年ぶりだったかで
俺は古巣であるカー・マガジンに戻ったわけだが、
毎日毎日キンチョーの連続。ビクビクしながら過ごしてる。
東京モーターショーのプレス・ディを一緒に歩き、
様々な方々に改めて紹介されるたびに
「わははは。コイツに首輪をつけましたから。もう大丈夫」
と不適に笑っていた姿が脳裏から消えていかないからだ。
でも、「もう大丈夫」って……いったいナニが……?

カー・マガジンの読者の皆さん、
あらためましてヨロシクお願いします。
「はじめまして!」の方も多いことでしょうが、
ここでは仕事の領分とはあまり関係もなかったりする
かなり私的なモノ・コトをついついさらしがちなので、
お気に召さないこともあるかと思います。
どうか許してくださいと先にお願いしておきます。
それとティーポから飛んできてくれた馴染みの皆さん、
つくる雑誌が変わっても
心の中にあるものは変えることができません。
信念じみたモノに沿うようにして、
やることをやっていくのみです。
だから、今後もヨロシクおつきあいのほどを。

テーマは変わらず『煙草1本分の与太話』。
新たに皆さんからコメントしてもらえる体裁になりました。
こちらからの一方通行ではなく、
ちょっとしたキャッチボールが楽しめたら嬉しいな、
なんて思っていたりします。
もちろん自分に都合の悪いコメントからは
あっさりとダッシュで逃げるけど。わはははは。

うーむ。リニューアルした初日からこんな調子だと、
朝イチにケータイが鳴る可能性は否定できないなぁ。
うん。もう電源きっちゃお。
いや。やっぱり書き直していい子になっておこうかなぁ。
うんにゃ。「ここはぜんぶ本音」って決めてるしなぁ。

人生ってヤツぁ苦悩の連続なのだな。
……うー。

投稿者 T.Shimada : 22:15 | コメント (20)



« 2005年09月 | トップ | 2005年11月 »