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2006年11月
2006年11月29日
自分が選んだ カー・オブ・ザ・イヤー、これが大賞だっ!
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| いやぁー、ダイヤル狂いまくってるなぁ。
実は今、次のティーポの締切バリバリ真っ最中。
次の朝までにまるごと印刷所に渡さないといかん。
いやー、だいじょーぶかなぁ……俺。
……と、斜め前でゴルゴ13に狙撃されたようなカタチで
ストンと眠りに堕ちて早3時間のナパを見ながら、
俺も「語り合えるなんて楽しいぜぇーっ!」
なんて喜んでる場合じゃないかも知れないと、
ちょっとばかり怯みながら楽しんでるのであった。
そう、『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』の、
明日はいよいよ総ての投票結果が発表される日なのである。
ここ数日は結果が発表されちゃうまでの間に
自分が選んだクルマとその理由についてここで語ろうぜ、
ということでみんなで“青年の主張”をしてきたわけだが、
それもいよいよ残るは“大賞”だけ。
“自分が選んだ カー・オブ・ザ・イヤー”はコレだ!
という大トロ……じゃなくて、大トリのみになった。
うーむ。締切の時期にはミス・タイピング増えるなぁ……。
いやいや、そんなことはどーだっていい。
前回にも公表しているとーり、
ティーポはスポーツカー専門誌のようなモノ、
その編集チョーをやらせてもらっているからには、
“大賞”はスポーツカーから選ぶべきだろう、
というふうに俺は考えた。
つまり、この“大賞”が本来のスポーツカー部門の
第1位となったクルマだと思ってもらっていい。
んーで、1台でも多くのクルマにポイントをあげたいから、
僅差の第2位を『スポーツカー・オブ・ザ・イヤー』の
一番として投票することにしたってわけだ。
俺が“大賞”に選んだクルマは何かといえば、
……じゃんじゃんじゃんじゃんじゃーーーん!
ぱんぱかぱーん! ……って、
総入れ歯俺……じゃなくて、そういえば俺、いやいや、
マジでミス・タイピングが酷いなぁ眠ってないと……、
うむ、そういえば俺、もうとっくに公表しちゃってるから、
ファンファーレを鳴らすほどのことじゃないんだった。
──アルファ・ロメオのトップレス・モデル。
それが俺の“大賞”だ。ほら、写真を見て。
このジュリエッタ・スパイダーの美しいことったら!
……っていうボケ方には飽き飽きしてるだろうけど、
歴史的なことを振り返るなら、アルファ・スパイダーは
初代の“スパイダー・デュエット”が
世に送り出されてから40周年。
姿が変わり、エンジンが変わり、駆動方式が変わり、
時代まで大きく変わっているというのに、
こいつの魂はちっとも変わっちゃいない。
そのことを祝いたい気持ちもある。
とはいえ、クルマ単体で考えてみても、
アルファ・ロメオ・スパイダーは
充分に“大賞”にふさわしいクルマだと思う。
速く走りたければ結構なところまで連れてってくれて、
のんびり流したければ、そのときはそのときで心地よい。
街の中でも、ワインディングの上でも、
海のそばでも、星空の足下でも、どんなときでも、
ドライバーの熱い気持ちや穏やかな心、
どちらをもすんなりと受け入れてくれる。
さらにこの新型は、快適性が増している。
太陽や星を手づかみにできる気持ちよさはもちろんだけど、
オープン・エアに触れているときもどんなときも、
例えば髪が乱れるような小さなことも含めて
おおよそ不快な想いを押しつけられることがない。
艶やかな姿態を隠すことはできないけれど、
あくまでも主人公が人間であることをわきまえてる。
ドライバーがスポーツカーに求めたくなるすべてを
高い次元でバランスさせている。
そのバランス感覚の素晴らしさは、
他のどのスポーツカーにも持ち得ないものだ。
このクルマと一緒に日々を駆け抜けていけば、
この人生はどんなにドラマティックに変貌するのだろう?
スピードから得られる快感は無視できるものじゃない。
けれど、快感はスピードだけに帰属するものでもない。
一緒に過ごして「気持ちいい」と感じていられる、
それこそがスポーツカーにとって最も大切なこと。
俺自身のその信念と綺麗にシンクロしたのも大きかった。
だから、スポーツカーの第1位はスパイダー、
ってことは自動的に“大賞”がスパイダー、ということ。
さて、みんなの心に決めた“大賞”は──なにかな?
発表までの残り1日、ワクワクしながら
話題を楽しみたいよね。……あ。忘れてた。原稿げんこー。
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投稿者 T.Shimada : 14:35
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2006年11月28日
自分が選んだ カー・オブ・ザ・イヤー、其の参っ!
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| ……ふぅー。「やるぜぇーっ!」って大見得切ったのに、
ダイヤルがどんどんズレてきちゃってる。ゴメン!
『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』の
あなたの“自分が選んだ カー・オブ・ザ・イヤー”論!
……こんがらがってきそうな気もしないでもないけど、
今日はいよいよ、ここを見てくれてる多くの人が
最も選択に悩み、最も選択を楽しんだだろうカテゴリー、
恋人と乗りたいクルマ大賞こと
『スポーツカー・オブ・ザ・イヤー』と、
一度は乗りたいオシャレなクルマ大賞こと
『インポートカー・オブ・ザ・イヤー』である。
オフィシャル・アドバイザーの義務として公開投票が
予定されていたキックオフ・イベントの前夜、
俺はこのふたつのカテゴリーがなかなか決められなくて
徹夜しちゃったようなもんだった。
ただでさえ興味のとりわけ強いカテゴリーなうえ、
マジメな話、当たり年だったからねぇ。
そんな中で『スポーツカー・オブ・ザ・イヤー』として
俺がやっとの思いで選んだクルマは何かといえば、
意外に感じるかもしれないけれど、
フェラーリじゃなくてランボルギーニである。
確かにこのところエンツォが使ってた
パープルのインクを再生産してもらってきたり、
アルフレッド・フェラーリの生前の面影を
追いかけてきたりと妙に跳ね馬づいてたところもあるが、
でも今回はランボルギーニなのだ。
そう、V12をフロントの長いボンネットの下に収めた
希代の4シーター・グランツーリスモ、
ランボルギーニ・エスパーダに決めた。
……っていうのは言うまでもなく冗談ジョーダン。
ランボの本社でピカピカに光ってるスレンダーなボディを
初めて観た感動を、ちょっとオスソワケしたかっただけだ。
だから、こっちの写真もどーぞ。
話を元に戻すと、俺が選んだのはムルシエラゴLP640。
理由は、2006年にステアリングを握った
数々のスポーツカー達の中で、最も刺激がキツかったから。
フロリダのホームステッド・サーキットで乗った
ガヤルド・スパイダーの完成度の高さと速さにも
ヒックリ返るほどに打ちのめされたけど、
アウディとジョイントしてからのランボは
完成度や性能は途轍もなく高くなってはいるものの、
全体にどことなくクールな印象が強い。
ランボルギーニらしさ、ということでは
もともと圧倒的にムルシエラゴが勝ってる。
完成度や性能という点では目に見えてよくなってるのに、
ランボ特有の“狂気”のようなものまで
激しく膨れあがってる。そこにやられた。
あまり詳しく告白しちゃうと
次のティーポの原稿とかぶっちゃうので大概にするけど、
640PSのフル加速っていうのは、それはそれはド迫力だ。
スピードがすべてだなんて思ってもいないし、
こんな凄まじいクルマは恋人と甘い時間を過ごすのに
まったく適してなんかいないとも思うけど、
この刺激のキツさは唯我独尊。麻薬だとすら思う。
ちなみにティーポはスポーツカー・マガジンのようなもの。
なので、このカテゴリーで本当に1番だと考えたクルマを、
俺は“大賞”に相応しいとして推している。
もちろんそれは、偏差もいいところだったんだけどね。
お次は、やっぱりコレも悩みに悩んだ結果の選択。
『インポート・カー・オブ・ザ・イヤー』は、
フィアット・グランデ・プントに1票。
『スポーツカー・オブ・ザ・イヤー』のときには
綺麗サッパリ無視しちゃった副題だか、
ここでは“一度は乗りたい”を
“一度はともに暮らしたい”と解釈することにして、
そこから考え始めた結果の選択だった。
だってさぁ、FWDの2ボックスカーとしては、
このスタイリングの良さと色づかいとかのセンスは
ピカイチだと思えるでしょ? それがまずひとつ。
次に、決して速いとはいえないけど、
不満はないくらいには元気よく走ってくれるし、
腰の効いたしなやかなフットワークもなかなかのもの。
こういうクルマに乗ると、ヨーロッパのスモールカーが
いかにスゴイかってことを思い知らされるよね。
もちろん実用性だって、当然のことながら充分以上。
登場したばかりのデュアロジック(2ペダルMT)だって
予想していたよりグンとできがいいから、
AT専の恋人や奥さんにだって安心してハンドルを渡せる。
毎日の暮らしのパートナーとしては理想的だし、
200万円前後でイタ車や欧州製の小型車の真髄に
存分に触れられるってのは、貴重な存在でもあると思う。
フランスのスモールカーも捨てがたい魅力的があるけど、
イタリアのスモールカーって、
ただそれだけで理屈ヌキに楽しくなってくるからね。
みんなはどんなふうに悩んだのかな……?
その苦悩っぷりを聞きたいものだねぇ。
お次はいよいよ……大賞だっ!
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投稿者 T.Shimada : 03:26
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2006年11月26日
自分が選んだ カー・オブ・ザ・イヤー、其の弐っ!
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| ……よしっ!
いや、いきなりどうして「よしっ!」なのか
自分でも今イチはっきりと解ってはいないのだけど、
まぁそんなことはこの際、どーだっていい。
『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』の中で
“自分が選んだ カー・オブ・ザ・イヤー”、
今日の語りのテーマは、このふたつ。
お父さんに乗せたいクルマ大賞こと
『セダン・オブ・ザ・イヤー』と
家族で旅行に行きたいクルマ大賞こと
『RVオブ・ザ・イヤー』である。
『セダン・オブ・ザ・イヤー』で俺が選んだのは、
その独特のサスペンション構造が産む
人に優しいどこまでも快適な癒し系の乗り味と、
いつ見ても軽く衝撃を与えられるスタイリング、
──いうまでもなく『シトロエンDS』だ。
……とボケてみても、それほほとんどボケになってない。
だって、この車名の2文字をひょいと入れ替えたら、
そのまま今回の俺の選択なのだから。
そう、『シトロエンC6』を、俺は選んだのだ。
……ってことは、シトロエンって昔っから、
実は特徴的な部分と魅力の方向性、変わってないわけだね。
自分達の歴史の上にある過去の名車達に敬意を表しつつも
それが単なる懐古趣味的なイメージにはつながらない、
ほかのどのクルマにも似ていないスタイリングは、
エレガンスに溢れていながらもインパクトはかなり強烈。
まったくもって見事としかいえない。
けれど最も魅力的なのは、やはりどうしても
ハイドロ系シトロエンの進化を極めた
“魔法の絨毯”と呼ぶに相応しい、
柔らかくて優しい疲れを知らない乗り心地。
副題が“お父さんに乗せたい”であることを考えると、
やはりそこを無視するわけにはいかない、と思ったのだ。
実のところこのカテゴリーでは、最後の最後まで
『アルファ・ロメオ159』と比べて悩んでたのだった。
だって、お父さんにはいつだって
カッコイイ大人の男でいて欲しい、とも考えたからだ。
159のドライビング・プレジャーはいつだって
大人の男に素晴らしい笑顔を与えてくれるはずだし、
スポーツ・セダンを綺麗に乗りこなせていることの自信は、
そのまま男としての自信、父親としての自信に
つながるんじゃないか……と考える気持ちもある。
が、最終的に心の中で勝ったのは、
毎日仕事で頑張って疲れてるお父さんには
“疲れ知らずのクルマ”に乗って欲しいという気持ち。
ほんのわずかな差で、シトロエンが1番になったのだった。
一方、『RVオブ・ザ・イヤー』のほうは、
ほとんど圧勝とすらいえる独走状態で
『クライスラー300Cツーリング』を選んだ。
その理由は……まぁいうなれば個人的な好みである。
うん、それ以外のナニモノでもないなぁ、きっと。
そもそもRVにカテゴライズされるクルマの中で、
俺が唯一強い関心を持ってるのがステーション・ワゴン。
ミニバンやクロカン系には興味は薄い。
となれば自ずとステーション・ワゴンに目がいくわけだが、
その中で最もエモーショナルな存在に思えたのが、
この300Cのワゴンだった。
なにせ、まずはこの堂々たるスタイリング。
ステーション・ワゴンは長くて低いのがカッコイイ、
という昔からの俺の好みにバッチリはまってる。
日本の都会で乗るにはでかすぎるのも確かだけど、
それが“ゆとり”につながってることを忘れちゃいけない。
車内は実に広々。荷物だってバンバン積める。
“ゆとり”といえば、エンジンにも大満足だ。
“HEMI”のV8ユニットが生む途方もないトルクは、
スロットルを大して踏まなくても
このでかいボディをスルスルと前に押し出していく。
グイと踏み込めばズバーンと加速していく。
極めてスムーズで、そして速いクルマでもあるのだ。
だけど低速での悠然としたフィールが気持ちいいから、
飛ばせばブッ飛んでいくけど、飛ばさない。その余裕!
旅の相棒には、そういうクルマがいいでしょ?
そうした総てにわたる“ゆとり”に、俺は憧れている。
昔からアメリカのクルマ特有の魅力だった
“豊かさのイメージ”そのものを、
このクルマはしっかりと持っているのである。
確かに欧州車が好みの中心なのは否定しないけど、
ステーション・ワゴンに限ってはアメ車、
って昔から感じてるようなところが心の中にある。
理屈じゃなくて“好き”なのかも知れない。
そういうわけで最も欲しいワゴン、300Cに1票。
──と、今回はそういう感じかな。
みんなは……さてさて、どんな感じ?
明日はもちろん、このふたつ。
『スポーツカー・オブ・ザ・イヤー』と
『インポートカー・オブ・ザ・イヤー』だからね。
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投稿者 T.Shimada : 11:37
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2006年11月24日
自分が選んだ カー・オブ・ザ・イヤー、其の壱っ!
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| もうあとほんの少しで投票が締切となる
『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』。
その結果は今月の30日に発表されることになるわけだが、
せっかくなのでそれまでの間、盛り上がろーな!
みんながそれぞれ自分の選んだ1台を語るってのは、
自分の思ってること考えてることを主張するってのは、
とっても意義深いことだもんな!
『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』の
最も素晴らしいところってきっとそーゆーことだもんな!
……と思いついたのが、ゆうべのこと。
まぁ何つーか……なんだかんだ偉そうにいってるけれど、
結局のところは思いつきなのだな。ふむ。
人生のそのものが思いつきでできてるからな、俺の場合。
だけど、素晴らしい思いつきだと思わない?
そーゆーわけで、今日から数日間、
1日にふたつの部門ずつ互いに語っていこうぞよ。
お題目は、まずはこのふたつ。
環境に優しいクルマ大賞こと
『ECOカー・オブ・ザ・イヤー』と、
街中スイスイ小さいクルマ大賞こと
『K4オブ・ザ・イヤー』である。
俺の場合はすでにオフィシャル・ホームページの中で
投票結果とその理由を公開しちゃってるのだけど、
まぁ、いいだしっぺだからなぁ……。
もうちょっと補足しておいてもいいかぁ。
えー、このふたつの部門でそれぞれ俺が選んだのは、
写真の『フィアット500』と『スマート』で
……なぁーんてことがあるわけないっしょ。
ノミネート車種に入ってないんだから。
自分で選んだクルマの写真をココにアップしちゃうと
票の誘導をしてるみたいに思われちゃうかもしれないから、
それで全く関係ない写真を持ってきたのだ。
でも……意外と相応しいかも……。
いやいや、それはそっちに置いといて……。
『ECOカー・オブ・ザ・イヤー』、
俺は『メルセデス・ベンツE320CDI』に1票。
その理由は、まぁこのクルマに1票を入れた皆さんと、
おそらくほとんど一緒だと思う。
長い間、日本ではディーゼルの印象は劣悪だった。
臭い、うるさい、汚い、遅い──。
確かにちょっと昔の日本のディーゼルは、
あまりホメられたもんじゃなかったように記憶してる。
ところが……だ。今やヨーロッパではコチラが主流。
乗用車の総販売台数の60%以上がディーゼル、
なぁーんて国すら存在するほどなのだ。
その理由、このクルマに乗ってみると一発で判ると思う。
臭くない、静か、クリーン、しかも速い。
トルクなんて同じEクラスのガソリン5リッターに
ちっとも負けてないくらいに力強い。
だから走っていてもかなり気持ちいいのだ。感触もいいし。
それでいて普通にたらーんと走って
リッターあたり10km程度はサラッと走ってくれる。
俺は高速道路で気を使って走ったら18kmをマークして、
計算か頭のどっちかが狂ったんじゃないかと思ったほどだ。
軽油は昔ほど安くはないが、これは立派なアドバンテージ。
確かに価格は安いとはいえないものの、
こうしたクルマは永く乗りたくなるもの。
クオリティの高さは一級品。当然ながもち、である。
ただECOなだけじゃなくて、
クルマの完成度の高さとステアリングを握る楽しさ、
そうしたところが俺の中でポイントが高かった。
まだ現在、日本はディーゼル・エンジンにとっては
住みにくいバックボーンを抱えてる。
にも関わらず導入に踏み切った
インポーターの勇気にも大きな拍手を送りたい。
きっとこのE320CDIが、道を切り開いてくれるだろう。
『K4オブ・ザ・イヤー』には
『三菱 ek ワゴン』を選んだ。
同じ三菱の『 i 』と少し迷ったのだけど、やっぱりこっち。
理由は単純だ。キーで開閉できる自動ドア、である。
それが高価で大きなワンボックスについてるならともなく、
こっちは若いママさんに向けた軽自動車。
スーパーマーケットの駐車場などで、
実際に若いママさん達がクルマに何を望んでいるのかを
徹底的に調査した結果の、ある種の必然だったのだという。
そしてたった5万円のエクストラ・コストを支払えば、
これが手に入るのだ。これはスゴイことだと思う。
そう。覚えになければちょっと想像してみるといい。
片手に、あるいは両手にお子ちゃまの手を握り、
買い物の荷物も持って、そのうえ雨でも降ったらどうする?
若いママさんってのは“超”がつくくらいの重労働。
その立場になって企画・開発した優しさを賞賛したい。
──という感じなんだけどね、俺の場合は。
みんなは……どんな感じなのかな?
そうそう、明日のお題目は
『セダン・オブ・ザ・イヤー』と
『RVオブ・ザ・イヤー』でいくことにしよう。
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投稿者 T.Shimada : 23:12
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せっかくだもん! 主張しようぜ!
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| 泣いても笑っても残りは1日……である。
ん? いつの間にかもうこんな時間になっちゃってるから、
もうとっくに24時間は切っちゃってるわけだ。
……へ? 何が……って、決まってるじゃん。
『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』の投票が、
明日……じゃなくて今日の24時ジャストに
締切になっちゃうのである。
クルマ好きたるモノ、「俺はコレだ」「私はこっち」と
自分の気持ちに忠実な1台に1票を入れて、
すっきりした気持ちで2006年のラスト・スパートに
意識を向けていきたいもんね、やっぱり。
……何ぃ? 何だって? どーすりゃいいのか……って?
24時にならないうちならまだ間に合うから、
オフィシャル・サイトに飛んでパッパと会員登録をすませ、
次々に表れてくる投票ページから
6つの部門賞と大賞をひとつ、選ぶだけでオッケ。
俺はオフィシャル・アドバイザーを仰せつかってるので
今月10日のキックオフ・イベント内で
公開投票をすませちゃってるわけだが、
中間発表が行われた今、ビックリするのと同時に
とっても新鮮な気持ちでいっぱいだ。
だって、俺が選んだクルマと中間発表の結果、
見事なまでに食い違ってるのだ。
……にっ……日本車、強いねぇー。
しかも、各部門のベスト5と大賞ベスト10の中に、
俺が選んだクルマはたったひとつしかランクインしてない。
そんなにマニアックなクルマ選びをした覚えもないし、
俺なんてちっともマニアでも何でもないのにねぇ。
だけど……いやー、コレはオモシロイ。
こんなふうに自分自身のスタンスを改めて確認できるのも、
自分とクルマの関係性に意識を遊ばせることができるのも、
出た目に対して友人・知人と議論したり肩を叩き合ったり
グーで殴り合ったりできるのも、とってもオモシロイ。
だってさぁ、普段はこんなふうに
今年出てきたクルマで何が一番? なぁーんて話、
いくらクルマ好きでもあんまりする機会ってないじゃん?
いつもつるんでるヤツとの間でははあるかも知れないけど、
そうでもないなら、まずしないもんね。
だけどさぁ、それほど親しくなかった間柄でも、
何に投票したの? なぁーんてところから
そいつの趣味嗜好や主義主張が見えてくるわけだし、
ってことは人間性の一部を垣間見ることができる。
これをキッカケにグッと親密度を増すかも知れないわけだ。
残ってる時間はもうほんとに僅かだけど、
試しに普段は苦手と思ってる仕事場の上司だとか
仲良くなりたい異性の友達……なぁーんて相手にススメて、
あれこれお話ししてみるといいんじゃないかな?
きっと今より少しは、キミとの距離が縮まるはずだから。
……へ? 逆にケンカになったりミゾができたりしたら?
うーむ……まぁそのときはそのときでしょ。
だいじょーぶ。何とかなる。
うん。責任はもたないけど。ふはははは。
ともあれ、クルマに興味を持つすべての人が
“今年のクルマ”っていうキーワードでつながって
仲良くなったりケンカしたりする機会が平等に与えられる
『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』。
クルマの話題がいろんな人のクチにのぼるっていうのは
クルマ好きにとってはめちゃめちゃ楽しいことだし、
それがもっともっと大きくなって浸透していくと、
日本の経済だってさらに大きく動くかも知れない。マジで。
……良きこと良きこと。俺はそう思うよ。
そういうわけだからせっかくの機会を逃さずに、
ここを見てくれてる人、そしてここを見てくれてる人に
引っ張ってこられる新しい仲間達のみんなで、
『青年の主張』みたいなこと、やらない?
そう、自分がどういう理由で何を選んだのかを、
ここでハッキリキッチリ主張しようってわけだ。
だってさぁ、他でもない自分が選んだ1台なんだよ?
中間発表がどうだなんてことは、それはそれ。
コイツは単にクルマの優劣だけを論じる賞じゃない。
1番になったクルマと自分の選択が食い違ってたとしても
それはそのギャップを楽しめばいいだけの話であって、
恥ずべきことなんて何ひとつもないんだから。
クルマ好きとしての自分に誇りを持って、
堂々と主張していい。いや、主張すべき……だろうな。
それが『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』の、
実はハイライトなんじゃないかと俺は感じてるからね。
そういうわけだから、明日からやろうよ。
そうだな、発表が30日に行われるわけだから、
毎日ふたつの部門賞について語り合って最後に大賞。
そして発表を待つ。それでどう? ──よし、決まり!
それじゃ明日は『ECOカー・オブ・ザ・イヤー』と
『K4オブ・ザ・イヤー』でいこうな。
んっふっふっ。またまた楽しくなってきた。
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投稿者 T.Shimada : 03:42
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2006年11月21日
目黒通りでのキョーガク体験
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| ついさっき、編集部に戻ってきた。
これから10分後には、打ち合わせのために横浜へ向かう。
どうにもバタバタしててナニがナニなのだが、
さっきまでマジでビックリする体験をしていたので御報告。
実はね、何のために外出していたのかというと、
明日の箱根で撮影をする予定の“ナミじゃない”クルマを
都内の某所から引き取ってきたのだ。……自走で。
だから、今、もうほとんどヘロヘロなのである。
こうしたとんでもないクルマは
できることなら積車で引き取りにいきたいところだが、
あれこれあってオーナーさんのスケジュールと
手配をしていた積車屋さんのタイミングが合わなくなり、
「運転できるのは知ってるから。乗っていきなよ」
というオーナーさんの言葉にありがたく従ったわけだ。
そのオーナーさんは実に豪気な方で、
実は最初から「自走でいけば?」と言ってくださっていた。
ニコニコ笑いながらササッとひととおり、
しかし的確にコクピット・ドリルをしてくださる。
で、「絶好調だから大丈夫。じゃあね」……。
信用してくださってるのはとっても嬉しいのだけど、
預かる立場としてはドキドキものである。
以前エンツォ・フェラーリを運転するとダイエットになる、
というようなことをこの『随筆』の中でしたためたが、
そのときの比ではないほどダイエットな時間だった。
本が出るまで車名を明かすわけにはいかないが、
何せ○○○○○○○・○○○である。
とにかく目立つ。異様に目立つ。
サウンドだって、とてもおとなしいとはいえない。
それにここは新しいクルマとは全く違っているのだが、
この辺りの年式のクルマは大抵の場合、
普通に転がすだけでも特有のコツが必要だったりして、
さらにはその個体ならではのモノもあったりする。
それをつかむまではどうしても少々ぎこちない。
しかも、俺が走ってきたのは夕方過ぎの都心。
いろんな人が家路を急いだり遊びに出たりする時間帯の、
不穏な動きをするクルマが多かったり
交通量が多かったりする目黒通りとか……。
今、マジでちょっとばかり消耗中。
もう電池交換してください……って感じ。
……なのだけど、俺が心から驚愕したのは
そんなことなんかじゃなかった。
いや……このクルマ、すっごく乗りやすいのだ。
幾つかあるコツを覚えて身体が馴染んでくると、
年式も年式、エンジンの気筒数も気筒数、
なのに素晴らしくスムーズに、綺麗に、動いてくれる。
完璧に整備されてるこういうクルマって……すごい。
ちっとも乗りづらいなんてことがない。
ほんの僅かな気づかいを怠りさえしなければ、
ちょっとした日本車のチューンドカーよりも
はるかに運転しやすく、滑らかに動いてくれる。
そんなの知らなかったでしょ?
いやー、実は俺も知らなかった。ふはははは。
だからどーしてもそれだけは先に伝えておきたかった。
なのに、今なぜ俺が体力を消耗してるのかといえば、
「うおおおおおっ! 寄るんじゃねぇーっ!」
「こら! こっち見てねーで前を向いて走れぇー!」
の連続……というか全く途切れることのない時間に、
神経を思い切りやられちゃったからだ。
小さい男である。
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投稿者 T.Shimada : 20:24
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2006年11月16日
秋の夜長のお楽しみ
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| どうやら俺は、馬鹿に見えるらしい。
40ヅラを下げて昔の“しっとるけ”のように髪が長く、
『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』の
キックオフ・イベントの会場で俺を目撃した読者さんに
「キャバ嬢を口説いてる社長のよう」と形容された
仕草・風体でもある。馬鹿に見られるのは自然の摂理だ。
だが、俺は馬鹿かも知れないが、本は読む。
ジャンルに決まりのない乱読型だが、
とにかく読みまくる。もはや趣味というよりも中毒で、
活字が何か手元にないと、妙に落ち着かないのだ。
我ながら、ラッキョを剥く猿のようだと思う。
近頃では読書の秋に相応しくしこたま本を買い漁り、
日々どれを持って出ようかウキウキと悩んでるのだが、
先日、“最近読んだ中で一番印象的だった本は?”
と知人から問われたことがあった。
純文学。推理小説。冒険小説。詩集。
ドキュメンタリーにルポルタージュに実用書。
俺は本屋さんで面白そうに思えるモノを見つけたら、
片っ端から買って片っ端から読んでいる。
自分でも呆れるほどの雑食性だ。
が、ここからが“趣味じゃなくて中毒”なのだと
自ら思い知らされてる由縁でもあるのだけど、
片っ端から読んだ本のディテールを
片っ端から忘れていくようなところがあったりもする。
けれど、この本だけはそんなふうにはならなそうだ。
実はまだ読破したわけではないのだけど、
読み進めている今の段階で、これは今年のベストかも!
なぁーんて感じているくらいなのだ。
『ABARTH カルロ・アバルトの生涯と作品』
手前味噌で恐縮なのだけど、これ、
ネコ・パブリッシングが発行しているウルトラ豪華本で、
軽く500ページをオーバーする凄まじい1冊だ。
まるで百科事典並みの大きさと重さだから、
外に持って出て茶をしばきながら読むわけにもいかない。
寝転がって開くのも無理。ちっとも手軽じゃない。
珍しく家にいるときに、ちょっとずつ読み進めてる感じだ。
確か1〜2年前に発刊されているはずだから
今さら「今年のベストかも!」も何もないものだけど、
それはつい最近、やっと思い切って手に入れたことによる。
そりゃ思い切りも必要だろう。なにせ驚異の1万2600円!
ずっと“欲しいなぁ”と思ってたのだけど、
その値段に尻込みしていたわけだ。
が、ある日いきなり、俺は気がついたのだった。
……このクラスの洋書を日本国内で買おうと思ったら、
そのくらいの値段なんてザラじゃん。
それが日本語になってるんだもん。考えたらお得でしょ。
そう、この本はイタリアのジョルジュ・ナーダ社発行の、
イタリア語/英語だった同名の本を日本語訳したモノ。
ルチアーノ・グレッジオ著によるこの本は、
それまで「コレだ!」といえる書もなく
誰もが知ってるようで本当のところは判らなかった、
カルロ・アバルトというひとりの男と
彼の興したアバルト&C社の全貌、
そして彼らが情熱を傾けて造ってきたマシン達について、
これ以上はあり得ないと言えるほど詳細に、
余すところなく丁寧にしたためている作品だ。
520ページにわたるその内容の奥深さと正確さは、
25年間にもわたる時間をカルロ・アバルトと共に生きた
レンツォ・アヴィダーノ氏が序文で絶賛したことからも
証明されているといっていいだろう。
今では世界中のアバルト・エンスージャストの間で、
聖書のような存在となっているらしい。
読み進めている俺が最も感動してるのは、
取材の細かさやデータの緻密さ、
ビックリするほど豊富な美しい写真群もさることながら、
単なるそれらの羅列に終わらず、
ふとしたときに一大叙情詩でも読んでるのか?
という錯覚にすら陥るような読み応え。
まるで聖書を初めて“読書”したときのようである。
それはグレッジオ氏の筆力の高さによるのは当然として、
翻訳にあたられた武田公実さんのセンスと筆力、
何より自動車に対する深い愛情によるものだろうと思う。
もちろん「完璧!」との呼び声の高い資料性から、
データ・ブックとして活用するのも簡単だ。
あらゆる意味で“スーパー”な1冊なのである。
……いやー、コレ、手に入れてよかった。マジで。
ほんっと一生モンだと思う。
今や季節は“夜長”といわれる秋である。
元々夜の生き物ゆえ長かろうが短かろうが
逆にあまり関係ないっていわれりゃそうなんだが、
今はちょっとずつでもコレを読み進めてる時間が楽しい。
ましてや最近、本国のフィアット帝国の中で、
アバルトがちゃんとしたカタチで復活するという動きが
活発になってきているという情報を掴んだばかり。
読むなら今だな、とも思う。
そんなわけで俺はほぼ毎日、明け方に勉強をしてるわけだ。
午前中から仕事場にいけないのは、
何も遊んでるからじゃないのである。……ホントだってば。
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投稿者 T.Shimada : 01:19
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2006年11月12日
あなたの知らない視界
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| 『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』、
キックオフ・イベントの2日目はあいにくの雨。
……いっておくが、俺は数年前に体質改善をして
雨男をヤメてるから俺のせいではない。念のため。
今日はときおりビックリするほどの降りに見舞われたけど、
それでも小振りになったり止んだりしたときには
いったいどこにいた? と不思議に思えるほど多くの人が、
わらわらと展示車輌達の周りを取り囲んでいた。
トーク・ショーのほうはどうだったかというと、
今日のお相手は『デイトナ』の編集長、カゲヤマ。
『ティーポ』と『デイトナ』といえば、
どちかもカタギとはいえないけど両極端な性格の雑誌。
その編集長がガンクビを揃えたところで、
話が噛み合うはずなんてない。
ただ、そのズレっぷりがおかしかったのか、
一部の見物人に妙に大ウケをしていたのが不思議だ。
それにしても、MCの小柳津さん、
さぞかしやりにくかっただろうなぁ。ごめんごめん。
明日のトークショーも開催時間は12時と15時から。
お相手は『オートカー』編集長の宇宙人・中尾と、
カーライフ・エッセイストの吉田由美さん。
うーむ。間違いなく話は大気圏を突き破って飛んでいく。
明日のMCさんも、災難だなぁ。かわいそうに……。
先に謝っておくね。ごめんごめん。
いやいや、イベントの話ばかりしても、
こればかりは来てもらって楽しんでもらう以外にない。
なので、展示車輌の中の1台に関して
ちょっとばかり興味深い(かも知れない)写真があるから、
それをお見せしようかなぁ……と思う。
ミドシップのスーパーカーを運転したことのある人は、
おそらくそれほど多くないだろう。
うちの編集スタッフでも経験のないヤツの方が多いし、
俺にしても1年にそうそう何回とあるわけでもない。
そういうクルマの運転席に座って、
いつも最初に確認するのは何かといえば、
俺の場合はまず例外なく後方の視界である。
お借りしたクルマを何かに当てちゃうわけにはいかない。
だが、大抵のミドシップ・スーパーカーは、
背中にバカでかいエンジンを背負ってるわけだ。
どう考えたって後方視界がいいはずもない。
……というような理屈をどこか読んだことはあるだろうが、
実際にそれがどの程度かということまでは、
普段は誌面スペースの都合もあって伝えきれていない。
機会があったらぜひとも紹介したいと思っていたので、
先日、渋滞で手持ちブタさんだったときに撮ってみた。
写真はランボルギーニ・ムルシエラゴのLP640。
運転席から見たナナメ後ろの方角である。
目視確認では、ナナメ後ろ方面はちっとも見えやしない。
ちなみに室内のバック・ミラーはどんなもんかといえば、
運転席から見るとこれっぽっちなのである。
これでも先祖であるカウンタックと比べれば、
夢のように後方視界が広がっている。
唯一の救いはドア・ミラーが見やすい位置にあることで、
ちゃんと見れば隣のレーンの様子はそれなりに把握できる。
だが、これはあくまでも停まってる状態であって、
こっちも動いてる、周りのクルマも動いてる、
という走行中では目視が効かない分だけ不利になる。
よって、合流などのケースでは、
自分のナナメ前方にあるクルマをビューンと追い越して、
そのクルマの前に入るのが最も安心できる方法となる。
だって、こっちが速度で勝っていれば、
追い越して後続車になったそのクルマとの距離を
自分でコントロールすることができるわけでしょ?
ときどきフェラーリだとかランボだとかのスーパーカーが、
合流で左側からえらい勢いで飛んできて
自分の前に入ろうとすることがあるよね?
それはパフォーマンスを見せびらかしたり
目立とうとしたりしていい気になってるわけじゃなく、
実はそうした切羽詰まった事情があるのである。
だから怒りを感じたりしたらダメだよ。
ムルシエラゴは、決して小さなクルマじゃない。
それが「結構いい」とはいえ、この程度の視界なのだ。
オーナーならともかく、キーを預かった人間が
どれほど冷や汗をかくか、想像してもらえるだろう。
スーパーカーを転がす大変さの一部、知らなかったでしょ?
こうした視界の悪さと格闘しながら
俺達が綺麗に整頓して並べたノミネート車達。
どうやら明日はスッキリと晴れそうな気配である。
雨は大地にとっても人間にとっても大いなる恵みだが、
イベントの当日には晴れてるほうがありがたい。
横浜赤レンガ倉庫にダーッとクルマが並んでいるのも
明日の夕方まで。残るチャンスは明日だけ、だ。
まだ投票の締切までにはちょっと時間はあるけれど、
とりあえずクルマはまとめて観ておくべし。
観れば観るほど……迷うはずだから。いっひっひ。
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投稿者 T.Shimada : 01:06
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2006年11月11日
冷ややかな視線──
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| 今日は……うわ、もう昨日になっちゃってるけど、
『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』の
キックオフ・イベント初日。
前夜、どのクルマに投票しようかと考えに考えて、
考えてるうちに結局夜が明けてしまい、
俺は一睡もしない状態で横浜赤レンガ倉庫に向かった。
俺としては珍しいことだけど、電車に乗った。
東急東横線とみなとみらい線を使って、馬車道駅まで。
俺は電車があまり得意ではない。
頭で組み立てたルートを、覚えてるつもりで間違える。
「ここでよく間違えるんだ」と判ってるはずなのに、
必ず同じ場所で反対方向に乗り換えちゃったりする。
メトロの地下通路で迷子になる。駅の出口で悩む。
急行電車に乗ると各停への乗り換えに失敗して乗り過ごす。
シートに腰掛けると寝過ごす。……人生の落伍者のようだ。
クルマだと何も考えなくても大抵スムーズにいけるのに、
電車だと考えなきゃならないことも多いし、
3回に1回くらいしかスムーズにはいけない。
でも、今回はだいじょーぶ。
なにせ、ほぼ1本。そのまま各駅停車でもいいし、
途中で急行に乗り換えても必ず目的地の駅に停まる。
降りるのは“馬車道”という有名な名前の駅、
そのうえ仮にそこで降りそこなったとしても、
次の“日本大通り”というやはり特徴のある名前の駅から
歩いたとして、赤レンガまではほぼ同じくらい、
という出血大サービスような状態なのだ……と、
とイベント事業部のスタッフが親切にも教えてくれた。
いかに俺がダメ人間であっても、これなら楽勝だ。
都立大学駅から乗って自由が丘で急行に乗り換えると早い、
ということも教えてもらっていたのだけど、
実際には電車の中の車内放送が
「この電車は“武蔵小杉”まで先にいきます」
と教えてくれたので、そっちで乗り換えることにした。
「降りたホームの反対側の電車に乗れ」
というふうに教わったのは自由が丘での乗り換え方法、
それが武蔵小杉にも当てはまるのか……と疑問に思い、
駅員さんに訊ねてみたら大丈夫との応え。
俺は少しホッとして、ホームに滑り込んできた電車に
すんなり乗り換えることができた。
座席に座ると間違いなく眠りに堕ちるので、
毎回そうするようにドアの脇に立って、
俺は鞄からハードカバーを出して読み始めた。
しばらくして何となく視線を感じるのでそちらを見ると、
若い女性が俺を見つめている。どことなく冷ややかな目。
……俺のちゃらちゃらした感じが気に入らないわけだね。
またしばらくして、今度は別の方向からの視線を感じ、
そちらを見ると、今度は幼い子供を連れた奥様。
やっぱり、俺を見目は明らかに冷たい。
……だいじょーぶ。あなたの子をさらったりしないから。
ん? と思って反対方向を見ると、
今度は「教師生活25年!」の町田先生にも負けてない
おかたい雰囲気のおばさまが、
明らかに軽蔑の表情を浮かべて俺を見ていた。
……あなたの教え子じゃないんだから説教しないでね。
まぁいーか……と思って本に意識を戻そうとしたのだが、
知らない人達にこんな視線を浴びせられる意味が判らない。
……あ。わかった。ジッパーだ。
きっとジーンズのジッパーが開いてるのだ。
そう気づいた俺は、さりげなく後ろを向いて、
ゴソゴソと確かめた。
……おかしい。開いてない。
ならば他に、いったいどんな理由があるというのだ?
冷ややかな目で俺を見てるのは女性ばかり。
男どもはそんな目で俺を見てたりはしないじゃないか。
あれ? そういえば男がいない。周りは女性ばかりだ。
これじゃまるでハーレム電車……と思ったところで、
視界の脇に入ってくるモノがあった。
『この車輌は……午前10時まで……女性専用……』
なにぃーーーっ!?
俺は女性専用車両に乗り込んじゃったのか!!
なんだよ! 武蔵小杉駅の駅員っ! おい、駅員っ!!
俺が乗り込むときにそばにいたんだから、
その時点で教えろよ! ……と心の中で叫びつつ、
俺が顔面を真っ赤に爆発させながら、
すごすごと違う車輌に移動をしたのであった。
──と、まぁそんないきさつもあったのだけど、
『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』の
キックオフ・イベント初日は、平日なのに盛況だった。
あの河村隆一さんやタレント兼レーサーのヒロミさん、
レーシング・ドライバーの織戸学さんや谷口信輝さん、
それに横浜市の中田市長さんといった方々が見えて、
投票とトーク・ショーなどをしてくださった。
オフィシャル・アドバイザーは全員が当日に投票、
その結果は公式ホームページのココからのぞけるのだが、
どういうわけか俺もトーク・ショーに借り出されて、
それが気に入られたのか他に誰も人がいないのか、
この土曜日と日曜日にも正午と午後3時の2回ずつ、
急遽トーク・ショーが組まれることになった。
昨日は平日にもかかわらず
仕事をサボって(?)来てくれた読者さんもいたが、
今日はウイークエンドなので堂々と誘える。
俺も今日と明日、午前11時くらいから
会場内を浮遊霊のようにフラフラ歩いてるから、
みんなも横浜赤レンガ倉庫に遊びに来てね、と。
ミニ・モーターショー、かなり見応えあるしね。
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投稿者 T.Shimada : 05:03
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2006年11月10日
横浜・赤レンガにおいで
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| あーっさてぇーっ、いよいよ明日……っていうか今日から、
『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』の
キックオフ・イベントがスタートする。
この11月10日は“あなた自身が選ぶ1台”の
投票受付を開始する日。
パソコンやケータイから、心に決めたクルマ達を
自分の1票として主張することができる。
それに合わせて、ノミネート車輌のほとんどを
横浜赤レンガ倉庫に展示して、
皆さんにジックリ見てもらおう……というイベントだ。
その準備で赤レンガ倉庫にいってきたのだけど、
いやー、そりゃもう壮観だった。
まるで“横浜赤レンガ倉庫モーターショー”である。
この1年ほどの間にデビューしたり上陸を開始した
クルマ達がズラーッ! と並んでいる。
中には日本ではおそらく初めての一般公開となる
フェラーリの新しいフラッグシップ“599”や
上陸台数が少なくて滅多に観られない
TVRサガリスなどの憧れのスポーツカー達の姿もある。
こうしたクルマ達がディーラーに足を運ばなくても、
赤レンガに行きさえすれば観られるのだ。
10日の金曜日から12日の日曜日までの3日間、
クルマは日曜日の17時までずっと展示されている。
夜にはライトアップされて、とっても綺麗だ。
日中は11時から18時(日曜のみ17時)まで、
ステージ・テント周辺では何かしら
催しが行われることになる。
また、その場で投票をした先着2000名の人には
もれなくプレゼントが贈られることにもなっている。
金曜日は14時からステージ・イベントがあって、
そこには横浜市の中田市長、河村隆一さんといった
普段はお見かけすることも難しい方々も来られるほか、
『あなたが選ぶ カー・オブ・ザ・イヤー』の
オフィシャル・アドバイザーが
皆さんの前で投票すると同時に投票理由も公開する。
おそらく人出が一番多いのは日曜日だろうが、
会場が一番盛り上がるのは、この金曜日となるだろう。
俺も明日と日曜日は、ずっと会場にいる予定だ。
……なので、みんな、赤レンガに集合っ!
特に金曜日は日曜と比べればクルマも見やすいだろうし、
ステージでのイベントもとっても興味深い。
そういうわけだから、来てね。
……へ? 急に誘うなって?
仕事がある? 学校はどーする?
あーあー。何をいってるかなぁ。
人生ってのは基本的には『いきなり』の連続でしょ?
コトというのは突然やってくるもんなのだ。
しっかりと向き合う強い心を持っていないと、
流されるだけの人生になっちゃうぞよ。
それにね、ヒトのカラダってのは
誰もが等しく具合悪くなる可能性を持ってるのだ。
しかも、時と場所を選ぶことなんてできない。
朝に目覚めたら頭痛がしてたり
午前10時にひどい腹痛がはじまったり
水虫が悪化して歩けなくなったりしたところで、
人間である以上ちっとも不思議じゃないのだ。
俺だって急に思いついて具合が悪くなることくらいある。
いや、水虫じゃなくてね。
ありゃ? 思いついて……は余計だったかなぁ。
まぁいいや。もう書いちゃったから。
とにもかくにも、人生すべてやり方次第。
あなたなりに14時に赤レンガにいるための手段を
編み出せばいい、というわけだ。
そういうわけだから、赤レンガ倉庫で会おうね。
──で、俺がこんな時間になにをやってるのかといえば、
延々と悩み続けているのである。
どのクルマに投票しようかなぁ、ってことを。
何せオフィシャル・アドバイザーという
大役を(気がついたら)仰せつかっている身の上。
……ってことは、その14時までに投票をすませて、
発表できる理由まで明らかにしておかないとならない。
公式サイト上でも、即日アップされるらしいし……。
6つの部門賞のうちの半分は、何とか決めた。
けれど残りの3つと“大賞”を、決められないでいるのだ。
なぜかというと……だって、楽しいじゃん!
魅力的なクルマは数多いし、それぞれ独自の世界観だとか
個性だとかを持ってるわけだし……。
頭の中であれこれ考えちゃったり比べちゃったりして、
いつまで経っても結論が出せない。
いやー、まいった。これって……おもしろすぎ。
『あなたが“選べない”カー・オブ・ザ・イヤー』
である。このままだと。いやー、マジでまいった。
……ああ、優柔不断。
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投稿者 T.Shimada : 05:44
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2006年11月08日
ああ、ポジティブ思考──
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| 今日……ああ、いや、もうとっくに昨日か、
レーシング・ドライバーの桧井保孝選手が遊びに来た。
今シーズンはスーパーGTシリーズとJLMCと
ル・マン24時間耐久レースで
ランボルギーニ・ムルシエラゴのステアリングを握って
大活躍をおさめた腕っこきのスーパーカー遣いであり、
ティーポではレポーターとしてもお馴染みの、
一時期日本の話題を総ざらいした
多摩川のタマちゃんに顔が似てる桧井選手である。
タマちゃんを思い出して比べてみてよ。……でしょ?
激戦区である先週末のスーパーGT最終戦で
予選16位から決勝で5位まで上げてゴールした
ドライビングの腕前には疑いは微塵もないが、
お昼に現れて夕方まで居座るなんて、
暇さ加減にも疑いの余地はない。
ちょうど正午から午後3時くらいまでの間は
ネコ・パブリッシングのスタッフ達で妙に混み合ってる
通称「社員食堂」と呼ばれる“カフェ・クレスト”で
毎度のごとく一緒に昼飯を喰らったのだが、
普段、彼は広島在住、俺は仕事場から徒歩3分、
なかなか会えないこともあって話は弾む=仕事は遅れる。
そんな中で、よせばいいのに、
彼は自分の愛車である15年落ちのメルセデス300Eの
話題をついつい始めてしまった。
確か45万円で買ったW124のセダンを、
自分の手で修理したり診断したりしながら乗りつつ
「ああ、やっぱりいいクルマだ」と納得したり浸ったり
自分を騙したりするのが彼の趣味なのである。
そこで俺は、やっぱり思い出しちゃったのだ。
姉妹誌『Rosso』が10月21日に開催した“Rosso Day”、
つまり広島県福山市の啓文社コア福山西店での
読者イベントに、彼がゲストとして参加した日の顛末──。
桧井選手はその日、トーク・ショーに出演すべく、
愛車メルセデス・ベンツ300Eで駆けつけてくれたという。
地元・広島出身ということもあってか、
トーク・ショーは大きな盛り上がりを見せて終了。
彼は読者さん達やファンの人達(註:ぜんぶ男)の
たくさんの熱い眼差しを受けながら、
広島市へ戻ろうと自分のメルセデスに歩み寄り、
リモコンでドア・ロックを解錠しようとしたらしい。
しかし、ドア・ロックはウンともスンとも反応しない。
「それがですねぇ、困ったことに
バッテリーが上がっちゃってたんですよぉ。
だからドアが開かなくなっちゃったんですぅ」
桧井選手はコンマ1秒を争う仕事をしてるとは思えない、
いつもの長閑な調子で弁明を開始した。俺は質問を返す。
「フツーにキーを差し込んで開ければいいじゃん」
「それがですねぇ、僕はいつもメイン・キーを刺したまま、
リモコンで鍵をかけるんですよぉ。便利ですからぁ」
「果てしない馬鹿だねぇ……」
「だってぇ、便利なんですもーん。ちゃんと閉まるしぃ」
「……で?」
「おかしいな〜と思ってよーく見てみたら、
ヘッドランプのダイヤルを戻してなかったのが判って、
つまりライトが点きっぱなしだったんですよぉ」
「……このトンマ。だけどさぁ、エンジン切ったら
ライトも消えるとか、そういうのはないわけ?」
「それがですねぇ、エンジンを切ってキーを抜くと
自動的にライトが消えてくれるんですけど、
ほら、僕はメイン・キーはそのままじゃないですか」
「じゃないですか……って、そんなん知るか!」
「読者さんとか書店の店長さんとか、
皆さんが僕を見送ってやろうと待っててくださって、
申し訳ないやら恥ずかしいやらで……まいりましたよぉ」
「クルマのプロのくせに。そもそも元メカニックじゃん」
「いやぁ、さすがにドアが開かないと手も足も出ないので
JAFの方に来てもらって、それでも開かないんで、
別のもっと経験のある方が来てくださって、
それでもダメだったからプロ中のプロが来てくださって、
ドアが開くまで3時間もかかっちゃいましたぁ」
「ウルトラ・トンチキ。ダメ人間。偽マルコ」
「いやぁ、すごく反省してます。これからは毎回、
ヘッドランプのスイッチ、ちゃんと確認しますよぉ」
「じゃなくて、メイン・キーを抜けっつーの!」
「でもねぇ、おかげですっごいことが判ったんですよぉ」
「……ん?」
「JAFのプロが3人交替で3時間かかってやっと、ですよ」
「……だから?」
「W124は盗まれにくい……ってことなんですよねぇー。
それが判っただけでも、バッテリー上げたかいが
あったっていうもんだと思いませんかぁ?」
何ぃ? ……い……今、何て言った?
しかも、タマちゃんのようなまぁーるい目が真剣だ。
この男はどうやら本気でそう考えてるようである。
な……なんちゅー意味不明な前向きさ!
転んでもただでは起きないっていう言葉もあるが、
これほど凄まじいポジティブ思考は初めてだ。
ここまで素っ頓狂に前向きだと、
“ポジティブ”を通り越して“でたらめ”である。
この男はいつもこんな感じなのだった。
だが、考えてみると、これって大切なことかも知れない。
常日頃からうじうじと後ろ向きに生きるより、
はた迷惑であろうと、周囲をコケさせようと、
社会的には不適合であろうと、とりあえずは前向き。
何があっても物事や事象をポジティブにとらえる。
そうすりゃまずは少なくとも、
自分だけは幸せな気持ちでいられるわけだからね。
自分が幸せじゃないと、他人を幸せに導くのはムズカシイ。
そういう一般定義にのっとれば、ちょっと大袈裟だけど、
これは人間達が幸せに共存していくための最初の一歩なのだ。
桧井選手は、もしかしたら人類を幸福に導くために、
天から遣わされた尊い救世主なのかもしれない。
……なぁーんて考えるはずもなく、彼はただただ、
あくまでも広島から来たタマちゃん似の天然ボケである。
だが、そのキレのいいボケっぷりの中のほんの一部だけ、
見習いたいもんだなぁと思った晩秋の午後だった。
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投稿者 T.Shimada : 04:43
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2006年11月07日
ちかごろダイジェスト
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| 穴っぽこ、であった。
……いやいや、やっぱり無理があったか。
風邪っぴき→岡っぴき→お茶っぴき──と来て
次の一手を探そうと思ったのだが、
無理がある上にちっとも面白くないじゃないか。
悪友達から「万死に値!」とメイルが飛んで来そうだけど、
まぁいいや、もう書いちゃったもん。
ともかく、今回の風邪は本当にタチが悪かった。
9日からほぼ20日間、ずぅーっと……だったのだ。
お世辞にも養生したとは言い難い日々ではあったけれど、
それでも俺にしては最大限の注意を払ったし、
病院で処方してもらった薬もしっかりと飲んだ。
が、なかなか「これで完璧!」とはならなかった。
俺の友達にもそういう症状で困ってたヤツが何人かいる。
ヒックリ返るほど悪くはならないけど
なかなか全快はしない。どうやらそれが今年の風邪らしい。
皆さんもお気をつけあれ。
10月14日、郡山の岩瀬書店さんの軒先をお借りして
『東北の皆さん、こんにちはツアー』という
ティーポ・イベントを開催、
展示と試乗を兼ねてムルシエラゴ LP640に乗っていく。
試乗のレポートは12月6日発売号に送るけれど、
ここで驚いたことがふたつ。
まずはお子ちゃま達のランボを見つめるまなざしが、
とってもキラキラとしてたこと。
子供達がクルマに夢や興味を抱かないというのは
今では自動車ギョーカイの定説になってるわけだけど、
そりゃ必ずしも真実じゃないな。
きっと育つ課程の中で彼ら彼女達からクルマへの夢を奪う、
あるいは興味を持たせなくする、何かが存在するんだろう。
そりゃいったい何なんだ……?
いや、何であるにせよ、俺達は彼ら彼女達に対して
常に“夢”だとか“憧れ”だとかそういったものを、
常にチカラ強く発信し続けていかなきゃならない、
と心の底から思った。打ちのめされるほど再認識した。
もうひとつビックリしたのは、本のこと。
会場の岩瀬書店富久山店は大型スーパーまるごとひとつ
……どころじゃないほどの売り場面積のある本屋さん。
ほとんど“ないものはない”と言えるほどの品揃えだった。
だからというわけでもないのだろうけど、
店内には常にお客さんがたくさんいて、
思い思いに本を手にとったりレジに並んでいたりした。
本当に活字離れは進行してるのか? とすら感じたほど。
いや、確かに活字離れは進んでる。データはそう語ってる。
だけど、それは単にネットの普及だけが原因なのではなく、
俺達出版に関わる人間達の意識にこそ
真の原因が潜んでるんじゃないのか? と感じた。
だって、こんなにたくさんの本好きがいて、
それでも本が思ったようには売れないという現実。
ネット普及以前に情報供給を独占していた出版業界人が
その立場に知らず知らずあぐらをかいて、
既得権的独占ビジネスだと思い込むことで
本当に「読みたい」「知りたい」と思わせるような本を
創り出してくることをしなかった……からじゃないか?
ダメじゃん、俺達……と感じた。心の底から。
ネットはネット。活字は活字。
似ているようでいて、ふたつは全く別の生き物だと思う。
ちゃんと共存していく道はあるはずなのだ。
それをしっかりと探って行かなきゃならない、
と妙に考え込んじゃったりした。ガラにもなく。
そして東北道での帰り道、
サービスエリアでこんな飲み物を発見した。
妙なモノを発見して急激にウズウズしてきたものの
コーヒーなしではいきられない俺は
散々迷ってから最終的にコーヒーを選んだのだが、
想像する限りでは焼き芋にミルクをかけて
まぜまぜしたような味……。う……。
だ……だいじょーぶなんだろうか……?
だれか試した人がいたら、感想を聞かせてください。
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投稿者 T.Shimada : 03:45
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