2006年11月21日

目黒通りでのキョーガク体験


ついさっき、編集部に戻ってきた。
これから10分後には、打ち合わせのために横浜へ向かう。
どうにもバタバタしててナニがナニなのだが、
さっきまでマジでビックリする体験をしていたので御報告。

実はね、何のために外出していたのかというと、
明日の箱根で撮影をする予定の“ナミじゃない”クルマを
都内の某所から引き取ってきたのだ。……自走で。

だから、今、もうほとんどヘロヘロなのである。

こうしたとんでもないクルマは
できることなら積車で引き取りにいきたいところだが、
あれこれあってオーナーさんのスケジュールと
手配をしていた積車屋さんのタイミングが合わなくなり、
「運転できるのは知ってるから。乗っていきなよ」
というオーナーさんの言葉にありがたく従ったわけだ。

そのオーナーさんは実に豪気な方で、
実は最初から「自走でいけば?」と言ってくださっていた。
ニコニコ笑いながらササッとひととおり、
しかし的確にコクピット・ドリルをしてくださる。
で、「絶好調だから大丈夫。じゃあね」……。

信用してくださってるのはとっても嬉しいのだけど、
預かる立場としてはドキドキものである。
以前エンツォ・フェラーリを運転するとダイエットになる、
というようなことをこの『随筆』の中でしたためたが、
そのときの比ではないほどダイエットな時間だった。

本が出るまで車名を明かすわけにはいかないが、
何せ○○○○○○○・○○○である。
とにかく目立つ。異様に目立つ。
サウンドだって、とてもおとなしいとはいえない。
それにここは新しいクルマとは全く違っているのだが、
この辺りの年式のクルマは大抵の場合、
普通に転がすだけでも特有のコツが必要だったりして、
さらにはその個体ならではのモノもあったりする。
それをつかむまではどうしても少々ぎこちない。

しかも、俺が走ってきたのは夕方過ぎの都心。
いろんな人が家路を急いだり遊びに出たりする時間帯の、
不穏な動きをするクルマが多かったり
交通量が多かったりする目黒通りとか……。

今、マジでちょっとばかり消耗中。
もう電池交換してください……って感じ。

……なのだけど、俺が心から驚愕したのは
そんなことなんかじゃなかった。

いや……このクルマ、すっごく乗りやすいのだ。
幾つかあるコツを覚えて身体が馴染んでくると、
年式も年式、エンジンの気筒数も気筒数、
なのに素晴らしくスムーズに、綺麗に、動いてくれる。

完璧に整備されてるこういうクルマって……すごい。
ちっとも乗りづらいなんてことがない。
ほんの僅かな気づかいを怠りさえしなければ、
ちょっとした日本車のチューンドカーよりも
はるかに運転しやすく、滑らかに動いてくれる。

そんなの知らなかったでしょ?
いやー、実は俺も知らなかった。ふはははは。
だからどーしてもそれだけは先に伝えておきたかった。

なのに、今なぜ俺が体力を消耗してるのかといえば、
「うおおおおおっ! 寄るんじゃねぇーっ!」
「こら! こっち見てねーで前を向いて走れぇー!」
の連続……というか全く途切れることのない時間に、
神経を思い切りやられちゃったからだ。

小さい男である。

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コメント (14)

いち:

この井尾田さん、2度サーキットで拝見しているような
気が・・・。
井尾田さんは、先日のもてぎでエンジンに火を入れてま
したよね?
他の方が乗っていた三浦さんは、息つぎ状態で牛が8頭
くらいしか動いていなかったです。

きんぎんすなご様。
クルマの名前はあくまでも内緒なのですが、やっぱりバレバレでしたか(・_・?
バレバレ……ですよねぇ。ふむ。バレバレだろうなぁとは思っておりました。
いやー、この内緒のクルマ、すっごく迫力のある音色を奏でてくれてましたよ。
しかも、回転の上がりが恐ろしくスムーズ。
都内だけだったからってこともあって俺は5000がいいところでしたが、
オーナーさんによれば8000回転まで一気……なのだそうで(^^)
それ、そのまま信じられるほどの素晴らしいコンディションでした。

きんぎんすなご:

スーパーカー世代にはそのシルエットでバレバレです(笑
きっちり整備された古い牛さんV12の轟音は映像でしか聞いたことが無いので生で聞いてみたいです。

えー、皆さん。もう一度申し上げておきますが、
このクルマが何か? ってことは内緒です。ええ、内緒なんですから。

あき様。
クルマの名前はあくまでも内緒なのですが、三浦さんにはよく似ているけれど、
ストレートに三浦さんだと断言してはいけないような……。
それに、世の中には素敵な三浦さんもたくさんいらっしゃることでしょうが、
俺の知ってる三浦さんの中には、あんまり素敵な三浦さんっていないです。
特に遙か昔のカー・マガジン時代の先輩であった三浦さんには
ずいぶんとかわいがってもらった記憶がありまして、
これから一生かけてどんなふうに仕返し……いや、お返しをしようかと、
延々と悩んでるところなんですよぉ(^o^)

愛@スパイダーさま。
クルマの名前はあくまでも内緒なのですが、確かに現物に触れられるだけでも奇跡みたいなモノですね。
しかも俺、同じ個体を2度もっ!
オーナーさんにはいくら感謝してもたりないくらいなのです。
ちなみに通りすがりのおばちゃんにも振り向かれましたが、
それはどっちかっつーと「なによぉ、うるさいわねぇ」の視線であって、
むしろ乗ってる自転車をひっくり返しながら交差点に走ってきて、
ケータイで写真を撮ろうとしてた高校生くらいの少年のほうが印象的でした。
そういう少年がもっと増えたら、ニッポンの自動車文化の未来も明るいのになぁ、
というようなことを考えておりました。

変態ブラザーズ弟さま。
クルマの名前はあくまでも内緒なのですが、……おお、シルエット!
あれも確かに珍しい。ずぅーっと昔に知人が持っていたのをたった1回だけ、マジマジと見せてもらったことがありました。
8発の牛っていまではかなり貴重な存在になってきてるからねぇ……。

にっし〜様。
クルマの名前はあくまでも内緒なのですが、今回のコレもすっごくスリムですよぉ。
その直後にとある牛の640番にまたしても乗らせていただいたのですが、
運転はすっごくしやすいけれど……でけーよなぁ……って思いました。

AOP.サトウさま。
クルマの名前はあくまでも内緒なのですが、おそらく京都の某オートの広告にあったのとは
違う個体なんじゃないかと思われます。
ちょっと調べてみないと何ともいえないんですけどね。
その辺りは姉妹誌ロッソの独壇場みたいなもんなので、
担当の平井くんに訊ねておくことにしますね。

AOP.サトウ:

確かスーパーカーブームの真っ只中、某有名雑誌の
中で京都の某オートの広告にそのクルマかどうかは
不明ですが、載っていたのを記憶しています。

「白影」なら、いまは亡き「ツール・ド・箕面」でじっくり拝見しました。
(あの規模の集まりはもうムリかなぁ・・・)
いまどきのクルマが肥大化してるせいか、たいそう小さく感じたなぁ。
あのくらいのサイズがちょうどいいと思うんだけどね。


たしか100台かそこらしか作ってないはずなので、
けっこう幸運だと思う、見た人。

変態ブラザーズ弟:

時間的に兄やんの食欲にも誘惑をかけてみましたo(^▽^)o
前にプレスライダーのバイトをしていた頃、ドナドナされていく白い牛のお尻を仕事忘れてついていったことも…汗
たしかそれはシルエットとかかれたエンブレムがあったよえなきが…滝汗

嶋田編集長さま>

今頃箱根にいるのかなぁ~。(^―^)

〇〇〇に乗れるなんてスゴイですねぇ~(o゚д゚)o
っていうか、現物に触れるだけでもスゴイですよっ♪(o゚д゚)o

そりゃ~誰でも見るって!( ̄▽ ̄:)
きっと全然クルマに興味の無い
通りすがりのオバちゃんだって振り向くでしょ~(笑)

〇〇〇に乗るってのは責任重大!
愛なんかポルシェ996ターボSに乗るだけで
ヒヤヒヤものなのに・・・。ε-(´・`) フー

なんか想像できるなぁ~嶋編のカオ♪(笑)

あき:

三浦さんが近くにいたら、誰もが目を奪われますね~。
ほんと素敵だもん、三浦さんって。

えー、皆さん。最初にいっておきますが、
このクルマが何か? ……ってことは内緒です。ええ。内緒ですとも。

変態ブラザーズ弟さま。
クルマの名前はあくまでも内緒なのですが、超貴重であることは確かです。
それにしても“牛”の“レア”っていったら、
何だか別のモノを思い浮かべちゃうじゃないですか。……ハラへった(^◇^;)

にっし〜様。
クルマの名前はあくまでも内緒なのですが、こっち見るな! っていっても
無理だよなぁ……とは思います。確かに。
ちなみに、とあるミウラのオーナーからお話をうかがったことがあるのですが、
隣の車線の斜め前で停まっていたクルマに後続車がオカマ掘ったのを目撃し、
その理由が「あのクルマに見とれてた」だったそうな……。
皆さん、いや、俺もだけど……気をつけましょうね(^◇^;)

AOP.サトウさま。
クルマの名前はあくまでも内緒なのですが、最初の1台がすでにこの世にないのは確かなようです。
その後のクルマを「レプリカ」と呼ぶかどうかは人それぞれでしょうが、
ベースとなったクルマとは……んー、やっぱり乗った感じ似てるけど違ってますし、
なにせほら、もうオーラが強烈でねぇ(^^)

マリコさま。
クルマの名前はあくまでも内緒なのですが、重大任務なのも確かですが、
俺はちっとも“ボス”なんかじゃありません。
太陽に吠えろ! ……じゃないんですから(^◇^;)

マリコ:

重大任務お疲れ様です、ボス!!
国家機密ですね☆
何のお車か気になるなあ~♪
ダイエット、私もやりたいです・・・
最近太ってしまいましたm(__)m
小さい男の人はナイスです☆

AOP.サトウ:

オリジナルは、既に焼失し、メーカー製公認レプリカ
も数台しか作られていない(あのクルマですね!)
日本に存在してるとはねぇ~!

ふんふん、岡山のピット裏に鎮座ましましてた「アレ」ですね。
そりゃあこっち見るなって言っても無理っす(笑)

珍しいクルマに遭遇すると、ついついじっと見てしまいますよねぇ。
それで何度事故りかけたことか(爆)

(ちなみに免許証にはこの13年間キズはついてません(謎))

変態ブラザーズ弟:

兄やん、もしかしてコレは牛のマークの双子でしかもアレなアレですね?
V型の独特の揺れが楽しいアレと見ました。
しかもレア中のレア、本国でも何台残ってるかわかりませんよね

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