もう御存知の方もたくさんいらっしゃるだろうけど、
あのアストン・マーティンが
フォードの手を離れることになった。
去年の8月にアストン売却の方針が明らかにされて以来、
あの伝統的な英国製スポーツカーの魂を
いったいどこの自動車メーカーが受け継ぐのだろうと
世界中のファンがやきもきしていたはず。
だが、そのアストンを手中に収めたのは、
自動車メーカーではなかった。
プロドライブ社を率いるデヴィッド・リチャーズと
アストン・マーティンの熱心なコレクターにして
アストン・マーティン・レーシングの後援者である
ジョン・シンダー氏、さらにクウェートに本拠を構える
投資会社などからなる合資グループである。
その売却額が4億7900万ポンドであり、
そのうちの4000万ポンドは引き続きフォードが保有する、
といった話題もさることながら、
注目すべきはやはりデヴィッド・リチャーズの存在だ。
リチャーズはあくまでもアストン・マーティン社には
個人としての資格で非常勤会長として関わるというが、
彼のプロドライブ社がモータースポーツや
自動車エンジニアリングを専門とする英国の企業であり、
スバル・ワークスの WRC チームの運営や、
近年ではアストン・マーティンのワークスとして
ル・マン24時間レースや FIA-GT 選手権で、
大きな活躍をおさめているのはよく知られている話だ。
加えてプロドライブ社は、2008年、
つまり来シーズンからフォーミュラワンにも
参戦することになっている。
ってことは……だ。
そう。もしかすると、もしかするかも知れない。
来年の今頃、F1GP の開幕直前のニュースの中に
「新たに参戦するアストン・マーティン F1 チーム、
開幕前のテストを好感触に終える」
なぁーんていう見出しを見ることができるかも知れない。
アストン・グリーンを基調に彩られた F1 マシン──。
ひょっとしたら俺達は赤いフェラーリと戦うその姿を見て、
50年代後半から60年代のル・マンをはじめとする
スポーツカー・レースで繰り広げられた
フェラーリ対アストン・マーティンのバトルに想いを馳せ、
数年前のル・マンでのマラネロ対 DBR9 を思い出し、
興奮することができるんじゃないだろうか。
ヴァンキッシュも DB9 もV8ヴァンテージも、
俺にとっては憧れのクルマである。
近年のアストンはフォードの手綱さばきもあって、
素晴らしいスポーツカーを次々と送り出し、
アストンだけを見れば経営的にも安定していたという。
その立役者となったウルリッヒ・ベッツ氏も、
引き続き経営に携わっていくようだ。
まるで“今”版のラゴンダを想わせるような
4ドアのプロトタイプ『ラピード』などの
ニュー・モデル計画にも大きな変更はないという。
モータースポーツへのチャレンジも、
引き続き行っていくことも示唆している。
アストン・マーティンの未来は、
まだまだこれから、ますます光り輝くのだろう。
そういえば、モデル名に使われている『 DB 』は、
何度目かの経営危機を救って
1947年からアストン・マーティンを経営していた実業家、
デヴィッド・ブラウンのイニシャルである。
彼は70年代に DB グループが破綻して退いたが、
87年にフォードが経営権を握ってから後、
あらためて役員として招聘されている。
およそ20年の時を経て、DB7 以降のモデルで
再び『 DB 』を名乗るようになったのは、
初代“デヴィッド”がどれほどアストン・マーティンに
“愛されて”いたかを象徴するような出来事だろう。
初代“デヴィッド”が退任してから数年──。
今度の“デヴィッド”は、どうだろう……?
車名に『 DR 』が冠されるほどの人物として、
アストン・マーティンの輝かしい歴史に
その名を刻むことができるだろうか……?
それは、おいおい判っていくことになるだろう。
それにしても、まさか自分達が起こしたブランドが
およそ90年もの時間が経過した後に
モータースポーツの最高峰に出るかも知れないと
取り沙汰されることになるなんて、
その頃アストン・クリントン村のアストン・ヒルで
ヒルクライムに挑戦していた
ライオネル・マーティンとロバート・バムフォードという
ふたりのアマチュア・レーサーは、
一度でも想像したことがあっただろうか──?
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コメント (0)
遅きに失し……とう感じですが、こちらにもお返事を。
変態ブラザーズ弟さま。
いやー、今年のF1、実はちっとも見ることができてないのです。
結果だけは新聞とか雑誌で知るって感じで(^◇^;)
俺としては個人的に……やっぱりSAF1を応援してるんですけどねぇ。
マリコさま。
故アイルトン・セナと誕生日が同じ(・_・? それは羨ましい。
俺はジャン・アレジさんと薬師丸ひろ子さんの誕生日に挟まれております。
いち殿。
プロドライブ、どうやらメルセデスのサテライト(?)に収まりそうですね。
俺としてはペドロ・デ・ラ・ロサがステアリングを握ってくれたら、
とってもとってもウレシイんですけどねぇ。
特・名機某さま。
今ではそういう“なんちゃって”ワークス・チームは、
だいぶ少なくなってきてますね。
リチャーズはアストン・ブランドでのF1参戦を否定してるので、
どうやらそういう心配はなさそうです。よかったぁー。
PEAMS-TOSHIさま。
どもども。いつも癖の強い髪を切ったり曲げたりしてくれて、
ありがとうございます。とっても助かっております。
また近々、竹下のサロンの方にお邪魔したいと思っておりますので、
ヨロシクお願いしますね(^^)v
……というわけで、皆さんにちょっと御紹介しておくと、
この人は原宿に美容室をオープンしているカリスマ美容師さんのひとりで、
パリコレやミラノなどでも活躍してる染谷さんなのであります。
めちゃめちゃクルマが好きな、親しい友人。
あ。そーだ。そのうち染谷さんのこともとりあげなきゃ。ネタはあるのだし(^^)
投稿者: ティーポの嶋田でーす! | 2007年6月 5日 02:52
日時: 2007年6月 5日 02:52
凄いぞくぞくします
これでロータスも復帰なんてならないですよね
名門がF-1を戦うのはすばらしいことです
ロマンがありますね
走る姿に歴史があるのはF-1の醍醐味ですね
投稿者: PERMS-TOSHI | 2007年5月 8日 23:46
日時: 2007年5月 8日 23:46
嶋兄ィ
デヴィッド・リチャーズを始めとする共同体が
"アストン・マーティン"を買収したって話を聞いたとき
何か勘繰りたくなっちゃいましたね例えば以前パシフィックGPっていうF1チームあったでしょ?
あの時もロータスがマシン開発に何か絡むのかなと思いきやサイドポンツーンの前にロータスのマークがあっただけ
つまりデヴィッド・リチャーズのプロドライブF1が名前だけ
"アストンマーティン"を名乗って
中身が何も"アストン"と関係のないものだとしたら
ヤだなぁって思うのでした。
投稿者: 特・名機某 | 2007年3月14日 21:11
日時: 2007年3月14日 21:11
プロドライブって、最近派手にやってくれますね。
各カテゴリーでの活躍もあり、F1でも初年度から上位に
食い込んできそうな勢いです。
今回のアストン獲得は、何としてでもイギリスの魂を取り
戻したかったのでしょう。
(と、勝手に感傷的になってます。)
投稿者: いち | 2007年3月13日 23:37
日時: 2007年3月13日 23:37
レーサーもチームも車も知らないけれど
私はあの「セナ」とお誕生日が同じなのです(^o^)
音速の貴公子です♪
ちなみに3月21日です☆
今もセナは人気なのかなあと思います♪
そろそろレースシーズン開幕かちら?
レース見に行きたいです(^o^)
投稿者: マリコ | 2007年3月13日 22:45
日時: 2007年3月13日 22:45
兄やん、開幕前からスゴいニュースが飛び込んじゃったら368日ぐらい後の開幕戦が楽しみになっちゃいます。
しかも何年かぶりのブリティッシュ復活だなんて嬉し過ぎます。
あの時はシャシーのビルドで、モーターはホンダでしたし。
投稿者: 変態ブラザーズ弟 | 2007年3月13日 22:24
日時: 2007年3月13日 22:24