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2007年03月13日

ポリシーは「ノンポリ」であること──?


えーっと……なんだったっけ? あ。そうそう。
「ジャーマン・ティーポってのを作ることになりました」
と知った人達にわりと共通する、ある反応の話だった

「ジャーマン・ティーポ……って何語だよ?」
「ティーポのポリシーを曲げるわけ?」

最も多かったのがこのふたつの言葉だったんだけど、
俺は「……ふむ」と考え込んでしまった。

何語かって問われたら……何だろね? わはははは。
……日本語? うん。日本語だな、あえていうなら。
確かに“ジャーマン= german”は英語、
“ティーポ= Tipo”はイタリア語の単語なんだけど、
同時に“ティーポ= Tipo”は俺達がつくってる雑誌の
固有名詞にもなってるわけで、だからさぁ……ね?
ドイツ車版の『ティーポ』で『ジャーマン・ティーポ』。

これでもスタッフ全員であれこれ考えた結果なのだ、実は。
一例をあげるなら『D's Tipo』とか『G's Tipo』とか。
でもね、やっぱり誌名は根っこにあるモノと方向性を
判りやすく伝えられないとダメだと思うのだ。
だから“ドイッチェランド”じゃ長いから“ジャーマン”、
それに根っこである“ティーポ”を単純にくっつけただけ。

「んじゃ“根っこ”である“ティーポ”って何だよ?」
ということなのだけど、
ここでポリシーなるものが関係してくる。

世の中的には『ティーポ』という雑誌は
「イタフラ専門誌!」と思われてるみたいだけど、
実はちょっと違う。……というか、
つくり手側の意識としてはナニナニ専門というような
明確なポリシーみたいなものは、実はなかったのだ。
カテゴリー分けとして輸入車専門誌の中に
ポコンと組み込まれているのも知っているけど、
実はそれもちょっと違う。日本車だって結構登場してる。

だから、あえていうなら……なんちゅーか……、
“いま一番おもしろいクルマ”専門誌だろうか?

確かにイタフラが多いのは事実だけど、
それは新車もユーストカーもヒストリックカーも
ごった煮的にごちゃまぜの境界なしで、
「コレがおもしろいんじゃない?」に的を絞って
“クルマと一緒に人生楽しく過ごしたい”と思ってる
心からクルマが好きな人達に向けてつくっていきたい、
という根っこにある俺達の意識みたいなものと、
読者さん達の多くが望んでる方向性みたいなものの
バランス取りをしてきた結果といえるもの。

みんな何を見たいのかな? 何を知りたいのかな?

そんなことを考えながら
小さくジャブを出してみてはリアクションを見て、
別のパンチを試してみてはスルーされて──。
それを繰り返してきて、今の『ティーポ』なのだ。
別に「イタフラ・オンリーだぜ」とか
「ドイツ車なんて興味ないぜ」なんてーのを
ポリシーにしてきたわけじゃないのである。

ほら。今年も7月に開催することになるけれど、
『ティーポ・オーバーヒート・ミーティング』を
思い出してみて欲しい。
参加車輌は安全面でサーキット走行に適さないと思われる
車体形状をしてるクルマ以外、何でもオッケでしょ?
例えば日本が誇る軽自動車とイタリアが誇るフェラーリが
同じ土俵で奮闘してるサーキット・イベント、
おそらく他にはほとんどないと思うのだ。

そう、それこそが編集チョーとしての俺が考える、
『ティーポ』としての理想型。
新旧や洋の東西を問わず、分け隔てなくクルマは楽しい。
突き詰めれば、そこにはその真実が在るのみ。
5万円のポンコツを慈しむ心と
1億円のスペシャルを愛する心と。
どちらも本気なら、気持ちに貴賎はないとも思うのだ。

ただ、たかだか200ページに満たない薄い雑誌では、
どうしてもできることに限界が生まれてしまう。
手が行き届かない分野もできてしまう。
やり方が甘かったのを認めないわけにはいかないけど、
そこを埋められないのが、ずっとストレスだった。

それに対するひとつのアクションが、
今回の『ジャーマン・ティーポ』なのだ。
「やるぞ!」と決まったのは昨年末だったのだけど、
実は3〜4年前から「できたらいいな」と考えてたのだ。

たちあがりがやたらとピーキーだったから
やっぱり神経の行き届いてない部分もあるだろうけど、
それでも自分達なりのこだわりを持って
ドイツ車に接する本にしていくという主張はあるつもりだ。
金ジャラ系や威圧系などとは隔たりを保って、
テイストの真の旨味を味わっていく雑誌にしていきたい。

受け入れてもらえると……ウレシイなぁ。

投稿者 T.Shimada : 2007年03月13日 05:58

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コメント

昨日、さっそく本屋に行って買いました。 さすがに実車は手が出せませんが興味深い内容で楽しんでます。
今日は例の手帳が無事に届いたので、さっそく準備してあるリフィルをセットしました。 手に馴染むように使い込んでいきますよ。 
ただ、残念な事に使っている万年筆が入らないです。  (ToT)
楽しみが増えるのは嬉しいですね。 来月号も楽しみに待ってます。

投稿者 インク : 2007年03月17日 20:33

嶋田様 ごぶさたしております。
新創刊おめでとさんです。
昨年ポルシェを買ってTipoとは少し違う路線に進み始めた矢先のドイツ版新創刊。ありがたいです。
これも同じ時代に生きてきた同類のなせる技か…。
思い返せば平成の初め頃からフィアット、ランチアと乗り継ぎ、その後シティターボII、初代MR2に流れ、昨年ポルシェを購入と何だかTipoとともに生きているような…。

投稿者 カト : 2007年03月15日 15:34

私のTipo初見は多分富士のPITROAD(笑)
でも、カンケイナイと思ってた。あの時までは…。
今では作り手の「熱さ」が伝わる『唯一の』本と思ってます。なにせ買っている唯一の本ですから。(^^;;
ひとしきりの嵐は過ぎたようですが車雑誌減少の折、このスタイルが続く限りは買いますよ。(笑)

投稿者 car10 : 2007年03月15日 13:05

私の場合「カーズアイ」から始まり、そこで告知のあった
「Tipo OVERHEAT MEETING」に参加
して、そのあと「Tipo」を読むようになりましたし。

ちなみに「カーズアイ」は創刊号から最終号まで本棚に
しまってあります。

投稿者 くるきち : 2007年03月14日 23:19

嶋兄ィ
ボクが"Tipo"に出逢ったのはそれまで読んでいた自動車専門誌の内容に飽きてきていたので
ここでもお馴染みの"高原書店"で見つけて内容や企画ががやっぱりネコ出版の本だなぁって思って読み始めたんだよねぇ。

投稿者 特・名機某 : 2007年03月14日 20:57

昭和が終わろうとしている頃。
ふと書店で見かけた「Tipo」という雑誌。
最初は「ティーポ」とは読めなかった。

それまでの自分は、外国車といえばフェラーリ。
「Tipo」を開いてみたら、MGにシトロエン。
チンクにエリート。バンプラにムルティ。
一気に視界が開けた気がした。

一方で、自分が乗っていたのは軽自動車カプチーノ。
でも、「Tipo」のガハガハには「排気量限定コー
ナー」があり、ツボ8さんとの情報交換もできた。

「Tipo」とは・・・輸入車専門誌でもなく、技術
系マニア誌でもなく・・・そう、大事な物がたくさん
詰まった「クルマ情報誌」!


こんな風に感じてます。


投稿者 いち : 2007年03月13日 23:24

ユメが現実になってよかったですね♪
私もドイツ車欲しいなあと思います(^o^)
「ティーポ」はイタリア語だったのか!!
言語の問題は難しいですね♪
ジャーマンティーポ創刊おめでとうございます(^o^)
大当たり☆

投稿者 マリコ : 2007年03月13日 22:40

German Tipo創刊おめでとうございますっ!
ワタクシ偶然にもつい今週の日曜日にパサート・バリアントを買ったばかりです。
『質実剛健!』を絵に描いたようなクルマで、ある意味ドイツ車らしいドイツ車だと思うんスけど、地味すぎて雑誌に載ることはほとんどありません(-_-)ネタが切れたらいつか取り上げてくださいね~。

投稿者 ピロナオ : 2007年03月13日 18:58

実はこれから寝る(_ _)(-.-)(~O~)ファ…(~O~)(-.-)デシ

今週は夜勤で、五時頃に仕事終わりました。

昼過ぎに再起動(·ω·)/

投稿者 変態ブラザーズ弟 : 2007年03月13日 07:16

変態ブラザース弟さま。
ひゃー(゚0゚) なんとまぁ早起きですねぇ。俺はこれからちょっと横になろうかと思ってたところで……(^^;)
いやいや、実はジェイズ・ティーポができたのも、きっかけは同じようなモノで。
ちなみにザックスのモペット、実はちょっと興味があったりして(^o^)

投稿者 Tipoの嶋田でーす! : 2007年03月13日 06:32

兄やん、ソレを言っちゃぁジェイズも立つ瀬が無いですにゃ。

何でもカテゴライズしたがるのは日本人の悪い病気の一つですから、気にせずガンガンイッちゃいましょうo(^▽^)o

最近意外なところがバイク造っちゃってますから、それの特集組んじゃうのも面白いかも。

ドイツのサスペンションメーカーのザックスがバイクまで作っちゃってるなんて思いもしませんでした…汗

投稿者 変態ブラザーズ弟 : 2007年03月13日 06:16

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