金曽さんがこしらえたカローラ GT300 仕様は異彩を放っていて、
通りかかる誰もが足を止めて「ほぇ……」って顔をしてたけれど、
もちろん俺も「ほぇ……」って顔をしてたはずだ。
が、ちょっとばかり興奮が落ち着いてくると、
今度はその少し奥に展示されていた
もう1台のカローラ・アクシオにしっかりと目を奪われた。
GT300 仕様と較べればだいぶ控えめだけど
こっちはこっちで明らかにフツーのカローラとは違う。
っていうか、迫力や“凄さ”感、それにパフォーマンスでは
圧倒的に『カローラ・アクシオ apr GT』なのだろうが、
こちらのカローラは明確にカローラらしさを残したまま
“こうなったらカローラもイケてるよね” と
多くの人が感じられそうな佇まいである。
『カローラ・アクシオGT N2 ワンメイク・レース仕様』だ。
その名のとおり、JAF の N2 規定に合わせて開発された
完全なレーシングカーである。
ボディはロール・ケージにガッチリと固められて、
前後スポイラーやオーバー・フェンダーなどを纏い、
当然シャシー周りや駆動系などにも手が加えられたうえで、
1.5 リッター・ターボ・エンジンを
180PS までチューンナップして搭載している。
トランスミッションは、5速の MT だ。
ボディやエンジンなどの主たる部分は TRD によるもので、
シャシー関連は apr が担当、
走行テストは apr の新田守男選手が担当したらしいから、
金曽さん率いる apr は、俺達が想像しているよりももっと深く、
このマシンの開発に関わっているのかも知れない。
入門編のヴィッツ・レースとトップ・カテゴリーのパイプとなる
ステップアップ・カテゴリーとするべく、
今年の7月から“カローラ・アクシオ GT クラス”として
レースはスタートする予定だというが、
俺としては何よりもこのマシンのルックスに惹かれてしまった。
だって、こんなオーバー・フェンダーが備わってるのだ。
ビス留めだってだけでシビレちゃうのに、ほら、このカタチ!
まるで TS 仕様の KP47 スターレットみたいじゃないか。
ぐわー! もうココだけでクラッと来たぞ。
こりゃ間違いなく “オヤジ殺し” ではある。
このマシンはあくまでもレース専用という前提で、
TRD からコンプリートとしてもキットとしても販売される、
ということになっているようだが、
このフェンダーだけでもパーツ売りしてくれたら、
俺達世代はいきなり盛り上がるんじゃないか? と思った。
もちろんナンバー付きのカローラに装着したりして。
だけどナンバー付きのカローラって、おとなしいじゃん。
……という人が出てくることを予想していたのかどうか、
俺はあんぐりとクチを開けちゃったのだけど、実はっ!
ナンバー付きのカローラにも結構ホットなモデルが用意されていた。
『カローラ・アクシオ GT 』がそれである。
パッと見ではグリルがちょっと違って
前後スポイラーとサイド・スカートが装着されただけの
ドレスアップ・カローラに思えるかも知れないけれど、
実はコイツ、中身までしっかりスポーツ・グレードなのだ。
専用のスポーツ・サスペンションとスタビライザーを持ち、
5速のマニュアル・トランスミッションとなるこのクルマ、
実はエンジンがこんなことになっている。
……あ。これじゃ判らないか。実はターボ付きなのだ。
1.5 リッター・ターボは N2 仕様のベースともなるもので、
最高出力は 150PS / 6000rpm 、
最大トルクは 20.0kg-m / 4800rpmと、
ノーマル・カローラとは全く比較にならないほど。
車重が 1160kg だから、これが遅かろうはずはない。
しかもオプションとしてメカニカル LSD や
スポーツ・マフラーらしきものも用意されているらしいから、
走らせたら “ニーナナ” みたいに楽しいかも知れない。
え? オプション? と気づいてしまったあなた、偉い!
そう。このクルマはトヨタ・カローラ店で普通に市販されるのだ。
価格は税込みで 249.5 万円。
ノーマルが135.6 〜 239.5 万円だから安いとはいえないけれど、
トヨタのレース部門といえる TRD が開発をした
コンプリートカーだということや、その内容を考えてみると、
ちっとも高いとは思えない価格設定。
ちょっとばかり地味すぎるような印象もあるといえばあるが、
羊の革を被った狼的なあの “カローラ GT ” の復活だと思えば、
この渋さは俺達世代にはズズズイと迫ってくる。
コイツも立派な “オヤジ殺し” じゃないか。
……ん? そういえばカローラのスポーツ性を高めたのって、
20代とかの “若者殺し” が目的だったんじゃなかったっけ。
こうして……オヤジばかりが勝手に殺されてどうする?






コメント (8)
嶋兄ィ
"カローラ"が"コロナ"化した今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
"MR-S"が生産終了になって"トヨタ"の次期"GT300"クラスの"ウェポン"ってことで
"カローラ"に決まって"オートサロン"に展示されてたモノは"NASCAR"と見紛うばかりの
ノーズの低さでそこにはエンジンは搭載されてなくてエンジンは背中に背負った格好の
レイアウトってホントに何でもアリみたいなカンジになりましたよね。
投稿者: 特・名機某 | 2009年1月19日 13:54
日時: 2009年1月19日 13:54
フィールダーもこのエンジンを積んだモデルが出るといいなあと思う私。
最近、凄くいいなあと思う欧州車のスポーツワゴンが多いので。
投稿者: くるきち | 2009年1月16日 22:21
日時: 2009年1月16日 22:21
変態ブラザーズ弟殿。
そうそう。この2台はちゃんと買うことができるわけです。
もっとも、N2 仕様の方はサーキット専用ですが。
ちなみにカローラ店の方で買えるストリート仕様には、
エンジンとかはノーマルのままのモノもあるみたいですね。
“羊の革を被った狼” ってのは、今も昔も男のある種の理想型。
やっぱりビリビリと来ちゃうでしょ?
ヨネルトくん。
グランデプント・アバルトも、路線としては似てるもんね。
そっちも立派な“羊の革を被った狼”なわけですから。
ラリーの S2000 クラスで活躍してる、
っていうバックグラウンドもあるわけですし。
やっぱりこういうのには年代に関わらずグッと来るモノがあるのかな?
それとも、ヨネルトくんが特殊なのかな?
投稿者: Tipoの嶋田でーす! | 2009年1月15日 15:25
日時: 2009年1月15日 15:25
すいません。。。
グラプンアバは270万でしたね(^^;
某モバゲータウンのサークルでも、アバルトの話で
盛り上がっています!
投稿者: ヨネルト | 2009年1月15日 09:48
日時: 2009年1月15日 09:48
カッチョエエです!♪
これはシビれますね。
値段は…ちょっと痛いです。
245万もあれば…1型エリーゼは買えませんが…
グラプンアバ買えちゃいますね。。。
投稿者: ヨネルト | 2009年1月15日 09:42
日時: 2009年1月15日 09:42
こっちはちゃんと市販されるカローラなんですね。
衝動買いしても良いかなぁ?
贅沢言えば2ドアか3ドアで欲しいかも。
ナンバー付きのN2なんてのもあったら面白いかも。
投稿者: 変態ブラザーズ弟 | 2009年1月15日 05:13
日時: 2009年1月15日 05:13
いち殿。
そりゃ『続く』ってしちゃったのだから続きます。今年は意地でも(-_-)
それにしても、マイナー・ツーリング。
うーむ。いい響きだなぁ(^o^)
投稿者: Tipoの嶋田でーす! | 2009年1月15日 02:37
日時: 2009年1月15日 02:37
やった!後半だぁ(笑)。
やっぱりコレはオヤジ殺しですよ。
若者には高額。
いきなり250万円出してカローラ…想像は難し。
親と共有で、実はサーキット走っちゃう場合には有りですね~。
私個人はコレ気に入ってます。
マイナーツーリング再来だぁ~!
投稿者: いち | 2009年1月14日 23:46
日時: 2009年1月14日 23:46