2009年1月17日

ティーポがどーしてジーンズ……?【後編】

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そもそも、高岩さんと俺が知り合ったのは、
知人が知人を紹介してくれて、その人の引き合わせによる。

きっかけはミラノ在住の敏腕コーディネーター、
俺達スタッフが尊敬の念を込めて “ゆうこ姐さん” と呼ぶ、
野口祐子さんだった。

去年の7月に 500 アバルトとミトの試乗に合わせて
カルロ・アバルト関連の取材に行くことになったときのこと。
事前の打ち合わせのときに、ゆうこ姐さんはこう言い放った。

「そういえば嶋田さんがイタリアに着く頃に
 日本からちょうどオモシロイ人が来てるのね。
 ぜひ一度会わせたいなぁ。嶋田さんと話が合うと思う。絶対」

コーディネーターとしては宇宙で一番優れた人ではあるが、
別の惑星に住んでるようなところのある姐さんの勢いのある言葉に、
俺は誰がどんなふうにオモシロイのかサッパリ判らないまま
「はー。ぜひぜひ。お願いします」と応えるしか術はなく、
結局その渡航のときの俺のイタリア入りが
トリノ着になってしまったために流れてしまったのだけど、
同じ月の後半、俺はその “オモシロイ人” と
岡山の地で会うことができた。

7月の岡山、といえば決まってる。
『ティーポ・オーバーヒート・ミーティング』である。
その会場に、その “オモシロイ人” が遊びに来てくれたのだ。

あのイベントのときの俺はシッチャカメッチャカだから
それこそ御挨拶だけで終わっちゃったのだけど、
その後、彼が仕事で東京に来たときに再開することが叶って、
じっくりとお話しをすることができた。
ゆうこ姐さんは “オモシロイ人” と表現していたが、
それは “お笑い系” を意味していたわけじゃなく、
“興味深い人”の方の意味だったのだ。

彼は岡山で繊維関連の加工を専門にしている方で、
詳細をお話しするわけにはいかないのだけど、
天才的な閃きを持ったアイデアマンである。
その過酷で地道な作業の上に成り立つ
豊かな発想が生んだ仕事の結果は、
ある意味、世界中を唸らせていると言っていいだろう。

どうしても勘弁、とおっしゃるので名前も仕事内容も
何ひとつとして表沙汰にすることはできないのだけど、
その “オモシロイ人” こそ、実は仕事の中身に
“超” がつくほどの “こだわり” を持っている人物であり、
その彼が「この男はほんまに頑固で……」と太鼓判を押すのが
ハイロックの高岩利守さんだったのだ。

高岩さんはその “オモシロイ人” と一緒に
オーバーヒート・ミーティングにも東京出張にも来てくださった。
写真はその都内でのミーティング(?)のときのもので、
向かって一番右が高岩さん、その隣にいるのが
別の惑星……じゃなくてイタリアからたまたま帰国されていた
ゆうこ姐さんだ。“オモシロイ人” が誰かはいえないのだが、
ここに写ってるのは今回の関係者ばかりだから
この中にいらっしゃることはいらっしゃる。

この番はヤキトリとビールを囲みながらいろんな話をしたのだけど、
俺はこの人達のどう考えても “こだわり” にしか思えないことを
当たり前のこととして実践してる仕事への考え方に、
わが身を振り返って恥ずかしくなるような想いだった。

背骨の通った職人さんの話というのは
職種が何であれとっても興味深くて勉強になるものだけど、
とりわけこの晩の話は頭の中にブスッ! と刺さって残っちゃった。
この人達と何か一緒にできたら面白いだろうなぁ、
この人達と何かを一緒にやりたいなぁ、と思っちゃったのだ。

で、「一度、児島まで見に来てくださいよ、わしらの仕事」
という言葉を社交辞令だと思わないことにして、
去年の12月号『ロータス特集』にひっかけて
ヨーロッパに乗って児島まで1泊2日で行ってきたわけだ。

児島の地で俺達が何を見て何をしてきたのか、
それは一緒に行って誰よりも喜んで帰ってきたナパ三宅が
近いうちに “コルソ・ティーポ商品開発買い付けブログ” で
あれこれと書き連ねるだろうからココでは黙っておくし、
今後のために一緒に企んでることもまだ言えないけれど、
ひとつだけ言っておきたいのは、
ハイロック・ファミリーは俺達シロートが想像している
何倍もの手間暇をかけて、実に丁寧に、
正直にジーンズを作っているということだ。
今の時代からしてみれば採算性の高い効率的な仕事とは言えないが、
だからこそ、これだけ素晴らしいモノができあがるんだな、
ということを実感させられちゃったのだ。

俺はこの先、何年も何年も、ジーンズなら
ハイロック以外は買いたいと思わないんじゃないか、とすら思う。

Corso Tipo』は Web 上にあるティーポのセレクト・ショップ。
“ティーポの” ということは、雑誌の看板をしょってるわけだ。
言うまでもなく “安かろう悪かろう” みたいな
いい加減なモノを扱うわけにはいかない。

俺達自身が心から欲しいと感じているモノや、
読者さん達が興味を持ってくれそうなアイテムの中で
しっかり責任を持ってオススメできるモノ、
あるいは他ではちょっと見つけにくく手に入りにくいモノ、
そういった品々を探してきてみんなに紹介する場だと考えている。

多くの人が日頃からジーンズに足を通しているのだろうけど、
無理強いする気なんて毛頭ないが、
このハイロック・ジーンズ、ぜひ試してみて欲しいなぁと思う。
魂のこもったジーンズがどれほど履いていて嬉しくなるものか、
理解していただくことができると思うからだ。

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コメント (6)

Tipoの嶋田でーす!:

いち殿。
そうそうそう。いち君は横浜赤レンガで、
ハイロック・ジーンズを確かに見ているのでした。
あのときはまだ比較的新品に近い状態だったんですが、
洗濯して干してるときを除けばほぼ毎日履いてるので、
あの頃よりも履き心地がよくなっていて、
いい味を出してくれるようになってますよ。

AOP.サトウさま。
俺もスーツ着用じゃないとダメなとき以外はジーンズばかりです。
プチ公式くらいだったら、それにジャケットを組み合わせて。
しばらく前からずっとそんなスタイルですねぇ。
俺は生デニムもウォッシュドも、両方好きですよー。
カタチはそれこそ色々と試しましたが、結局最終的には
基本形のストレートに戻っちゃいました。
ちなみにコレはティーポがプロデュースしたわけじゃなくて、
ハイロック・ファミリーがつくって静かに販売してたのを、
思い切り皆さんに紹介しちゃったモノなのでした。
試してみる価値は絶対にありますよ。モノは抜群にいいです。

Lightnin"lさま。
おー、珍獣くん(^o^) 覚えてる覚えてる。
というか今日、アイメッセ山梨に来てるかなぁ……?
と何となく思ってはいたのだけど、そっかー、
タイミングが悪かったんですねぇ。残念残念。
次に甲府に行くことが完全に決まってるのは
4月のヒストリック・カー・ツアーのとき。また舞鶴城かな?
もちろん今日もハイロック・ジーンズ着用でしたよ。
最近リーヴァイスのラインがおかしくなってると俺も思ってて、
バッチリといいタイミングでハイロックの高岩さんと
知り合ったので、すっごく運が良かったと思います。我ながら。
旭川育ちのヘルメット坂上が防風ジーンズ履いてるのですが、
他にジーンズと較べると「冬のロケでもまるで寒くない」
というくらい実力抜群なのだそうです。

ヨネルトくん。
ハイロック・ジーンズはなるべくずぅーっと扱っていたいんで、
だからだいじょーぶですよ。逃げないし(^o^)
ちなみにブログ、おじゃましてきましたよ。

変態ブラザーズ弟殿。
ジーンズは基本、滑りがわるいモノなんで、そこはしょーがないっす。
ハイロックのヤツも、最初は結構固いですよー。

変態ブラザーズ弟:

ジーンズも一本は欲しいところですが、ジーンズの生地って滑りの悪いのが多いので躊躇してしまいます。
防風仕様の生地は気になります。
一本試しに買って、実際にバイクで試してインプレ書こうかなと。
でも今の絶望的な安月給では手が出せません。

ん~買ったほうが特ですよね!?

ぶろぐにロータスアバルト載せましたので見てください

Lightnin':

ども。
山梨の珍獣です。

舞鶴城ではくだらない話にお付き合いいただき、ありがとうごさいました。

本日、編集長がアイメッセ山梨にいらしていると聞きましたのでご挨拶がてらジーンズを見せてもらおうと思っていたのですが、タイミングが合わずに残念でした。

ちなみに防風のやつとストレートが気になってますw

最近、長年愛用してきたリーヴァイスのラインナップがおかしくなってきているので次のステキブランドを探していたんですよね。

AOP.サトウ:

ジーンズは、私にとって生活の一部になっていますね!
今年45になりますが、本当に公式の場所でなければ
ジーンズで通しています。

私の場合、トラディショナルなストレートを愛用しています
基本的に最初から脱色しているモノはだめで
まずは、オリジナルカラーから履き続けていくのが好きです
自然な履きこなしのほうが、いい感じの色合いになります。
今は、リーバイスを愛用(502)していますが、
ティーポプロデュースのジーンズ、かなりよさそうですね!
こりゃ~試してみる価値ありますね!

いち:

これは、履いてみるべきですねー!

そういえば、嶋田さんが履いていたのを見せてもらったんだった(笑)。

しわの部分の話とか聞いたのを覚えてます。

やっぱ買います~。

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