この土曜と日曜の2日間、俺は山梨県の甲府市にいた。
地元のテレビ&ラジオ放送局である山梨放送が主催する
『インポートカー・フェア2009 in 山梨』のゲストとして、
去年と一昨年に引き続き、声をかけていただいたからだ。
今年で3回目となるこのイベントは、山梨放送の呼びかけの元、
山梨県内と一部長野県の輸入車ディーラーが1箇所に集まって
自社取り扱いのクルマを2日間にわたって屋内に展示する、
いわばインポートカー専門のミニ・モーターショーみたいなもの。
各ディーラーのブースにはプロの営業スタッフの皆さんがいるから、
必要とあればクルマの説明はしてくれるし質問にも答えてくれるし、
実際にクルマのシートに座らせてもらえたり
エンジン・ルームやトランクの中を見せてもらえたりもする。
今回はおよそ70台のクルマがズラッと並べられていたのだが、
ということは実際にライバル車種と比較なんかもできちゃうわけで、
日頃こうしたクルマを見慣れてるはずの俺達だって
充分に1日を遊べちゃうイベントなのだ。
考えてみれば、ごくごくフツーの人にとって
輸入車ディーラーの扉を開けて中に入っていくという行為は
そうそう馴染み深いと言えるモノではなく、
敷居が高いように感じている人の方が多いんじゃないかとも思う。
このイベントはアイメッセ山梨という会場をフラリと訪ねるだけ。
いうなればその敷居が “ない” わけで、
他にも見に来てる人はたくさんいるのだから
自分がマンツーマンで “狙い撃ち” される不安もない。
ということは、かなり自由にのびのびと、
気になるクルマを観察したり触れたりすることができるわけだ。
毎年2日間で1万人ほどもの人がこのイベントを訪れるのも、
そんなふうに門を優しく広げてることに理由があるのだろう。
実際、毎年のこのイベントには確かにクルマ好きらしき人も多いが、
むしろ家族連れやカップルの姿を見かけることの方が多い。
駐車場を観察に行ってみると、輸入車よりも日本車の方が圧倒多数。
そうした人達にインポートカーを身近に感じてもらうためには
ものすごーくツボにはまってるイベントなんだと思う。
実際、展示即売会としてのスタイルをとってるわけでもないのに、
その場でクルマが何台か売れたという話を耳にしたり、
成約を前提に試乗スケジュールの話をしてたりするのを目撃した。
これまで触れる機会がなかったというだけで、
いざ目の当たりにしてみたら一目惚れして欲しくなっちゃった、
という流れなんだと思う。いいぞいいぞー。
そういえば山梨放送のとあるスタッフの方も初日にチンクと出会い、
その晩に『500マガジン』Part.2 を見てくださって、
2日目にいきなりオーダーを入れる
という大技を見せて周囲のみんなを唖然とさせてくれた。
もっともその方は、聞くところによれば、これまでの車歴も含めて
とても “フツー” とは言い難いタイプの人ではあるが。
で、そうした場に招かれて俺が何をしていたのかと言うと、
実際よりもすごーーーく尊大に表現するなら展示車両の解説者、
ホントのホントに正直なところで留めておくなら
せいぜい “プロのニギヤカシ” といったところだろう。
誰も俺に対して “マトモ” とか “マジメ” といった、
“マ” で始まる肯定的なモノを求めたりはしない。
飲み過ぎで “マーライオン” になることはできるだろうが、
認めたくないけど “マトモ” や “マジメ” は守備範囲外かも知れない。
2日間の基本的な使命は、山梨放送のアナウンサーの方と一緒に
マイクを持って会場内を歩き、問われたことに応えるだけ。
だが、実はそれ、俺にとってはとんでもなくムズカシイことなのだ。
なぜなら生まれたときから数字が “チョー” のつくほど苦手で、
“数学” ではなく “算数” の段階で止まってることもあって、
スペックその他が頭の中にないからそっち方面は語れない。
頭のキャパが小さくてすでにいっぱいいっぱいなところに加え、
脳がパーフェクトと言えるくらいの明確な右利きだし
海馬はそのまま駄馬だから、記憶力に果てしない問題を抱えていて、
そのため「モノを書くときに確認すりゃいーや」が日頃の基本。
“だいたいこんな感じ” とか “流れとしてはこっちの方向” という
曖昧さと緩さが生きるうえでのベースになってるものだから、
大雑把なことをクチから絞り出すのがせいぜい。
しかも、日頃はクルマどっぷりの世界で暮らしてるため、
強く意識してないとついつい自動車業界用語がクチから出ちゃって、
フツーのヒトにはまるっきり理解してもらえない。
見事なまでの三十九。いや、三重苦。
オマケに威勢はいいが本番には弱いというダメ押し付きなのだ。
俺がしゃべるのに向いてるはずがない。
今回も「これはどういうタイプの……?」と問われて
反射的に「えーっと……自動車です」とヌケた答えを真顔で返して
周囲にいたお客さんをドン引きさせたくらいだから、
いかにこうした能力に欠けてるかは理解してもらえるだろう。
山梨放送の皆さん、3年も続けてよく声をかけてくれるよなー、
と心の底から理解に苦しんでいる。悶絶しながら。
それなのに現場がさほど大きな混乱もなく進んでいくのは、
ディレクターの方々をはじめとする彼らが
プロフェッショナルの集団であることに加え、
リードしてくださるいわゆる “局アナ” の方々が
素晴らしく巧みな話術とキャラクターをお持ちだから、に尽きる。
1日目を吉岡秀樹アナウンサー、
2日目を原 香緒里アナウンサーがお相手してくださったのだが、
俺はまたしても自分より遙かに若い方々に
学ばせてもらうことになったのだった。
えー、無駄に長くなっちゃったから、続きは明日ねー。
【続く……と思う。きっと】






コメント (0)
ヨネルトくん。
そーかそーかぁ。マセのカレンダーはヨネルトくんのところに
いったわけですねぇ。おめでとー。
Web Tipo もスピードが命! になることもあるので、
皆さん、10分に1回はチェックしてみてくださいな。わはははは。
変態ブラザーズ弟殿。
そーだったのですかぁ。俺はちっとも知りませんでした。
ほとんどテレビを見ないなもんで。見る時間がないし。
でも現場には番組の収録してる人がいなかったから、
きっと薬師寺さんもいらしてなかったのではないかと(^^)
投稿者: Tipoの嶋田でーす! | 2009年1月21日 23:13
日時: 2009年1月21日 23:13
記憶が確かなら、薬師寺さんの番組は山梨でも放送しているかも。
その手のイベントに出没する可能性は若干あるかも。
一番可能性があるのは、オートサロンみたいなイベントなら間違いないですが…汗
投稿者: 変態ブラザーズ弟 | 2009年1月21日 05:15
日時: 2009年1月21日 05:15
あ!そういえば、マセラッティのカレンダーありがとうございました。
投稿者: ヨネルト | 2009年1月20日 23:34
日時: 2009年1月20日 23:34
Lightnin' | さま。
ウチの大ボスが甲府出身なので、
きっかけが山梨コネクションであったことは確かですが、
2回目からはそういうのはほとんど関係なくなっちゃったみたいです。
いったい俺の何を気に入ってくれたのか……不思議です。
山梨って食べ物が美味しいので、呼ばれたら喜んで行きますよ。
本番を前にしたときだけは激しく後悔してますが。毎年。
ちなみにジーンズですが、生のジーンズだと
色落ちの可能性がありますが、ウォッシュ加工のモノなら大丈夫。
まず色が移ったりすることはありません。
ティーポの特別ヴァージョンは……何か考えましょうかねぇ。
変態ブラザーズ弟殿。
いやいや、遭遇はしませんでしたよ。
だって薬師寺さんって愛知県じゃなかったっけ(・。・?
いち殿。
いやー。宣伝をありがとうございます。
遠慮せずにバンバカと宣伝し続けてくださいなー。
ヨネルトくん。
チンクはまだまだオーダーに対して上陸が追いついてないので、
確かにまだ見たことない人もいるかも知れませんねぇ。
でも、すぐにあちこちで見られるようになりますよ。
チョー人気車種だから。
くるきっつぁん。
昔のフィアット500と今のフィアット500は
微妙にポジショニングが異なってるので
一概にどれが最もチンクらしいと断定することはできませんが、
個人的には1.2のポップ、それもMT仕様がベスト! だと思ってます。
もしかしたら、その仕様も導入されることになるかもね(^^)
投稿者: Tipoの嶋田でーす! | 2009年1月20日 23:11
日時: 2009年1月20日 23:11
こういう楽しい催しが関西でも行われないかなと。
話はそれますが、フィアット500に1.2POPが追加されるようですね。
価格も195万円。これが一番フィアット500らしいモデルかも。
投稿者: くるきち | 2009年1月20日 22:35
日時: 2009年1月20日 22:35
お疲れ様でーす。
チンクとアルファスパイダー!
ん~絵になりますね。
チンクは、とうやくこの前走っているのを見ました!
投稿者: ヨネルト | 2009年1月20日 13:38
日時: 2009年1月20日 13:38
いい写真ですね~。やっぱイタ車はイイ!
みんな外国車に乗って、Tipoを読みましょー!
投稿者: いち | 2009年1月20日 07:39
日時: 2009年1月20日 07:39
兄やん、もしかして薬師寺さんに遭遇しませんでしたか?
投稿者: 変態ブラザーズ弟 | 2009年1月20日 06:18
日時: 2009年1月20日 06:18
遠路遥々お疲れ様でした。
最近、毎年田舎にもかかわらず開催されているイベントですのでどこに行っても有るようなものだと思っていたのですが、珍しいんですかね?
編集長や、ネコの方がわざわざいらっしゃるのは上層部の方が山梨ゆかりの方であって、たまたまなのかなぁ、と思っていたのですが…。
そういや、山梨は住人である私が言うのもなんですが、こだわりのある人とそうでない人の差が激しいです。
ラリー037やストラトス、果てはナイト2000レプリカが複数台生息していたり、私のクルマと同じような羽根の生えた206が何台もいたり。
田舎のわりには輸入車に出会う確率が多い気もします。
どの趣味でもとんでもない人は行き着くところまで逝っちゃってる方が多いですww
追伸:ジーンズって色つきのシートが付いているクルマを所有の方には敬遠されませんかね?色が移る、的な。
ティーポ特別バージョンでタンカラーとかあったら面白いかな?と風呂に入りながらさっき思いつきました。
投稿者: Lightnin' | 2009年1月20日 00:51
日時: 2009年1月20日 00:51