2009年2月 3日

開幕前、F1チーム応援団! ルノーびいき編

3月末近くの開幕戦まではまだちょっとだけ時間があるが、
モータースポーツ誌やF1関連サイトを見たりすると、
この2009年の新しいレギュレーションに合わせて開発された
ブランニューのマシン達を見ることができて、
これがなかなか興味深かったりする。

ウチの名物頑固ジジィであるナカジーも彼のブログで書いてるが、
今年のレギュレーションではフロントのウイングが大きくなり、
リアのウイングは小型化されると同時に上端が高くなり、
車体の上側の空力パーツが廃止になったことで、
パッと見でフォルムが大きく変わってる。

昨年末、BMW のテスト・カーの姿を見たときにギョッとして、
どんなにカッコ悪くなっちゃうんだろうか……と心配したのだが、
フェラーリもマクラーレンも思いのほか悪くない。
というか、なかなかカッコイイじゃん、と素直に思えたのだが、
個人的には「……。………」と
すっかり黙らされちゃったのが、ルノーのマシンである。

去年は途中から「うおおおお! さすがだぜ!! 」と
感動的ともいえるくらいの盛り返しを見せてくれた、ルノー。
今年はチャンピオン争いにしっかりと復活を果たすべく、
マシン開発だって入念に行われているはずだ。
このマシンのちょっとばかり特殊に思えるデザインには、
何か驚くほどの秘策が隠されてるに違いない。

……と思ってたところ、◎ノージャポン関係者の某氏から、
1通のメイルが届いた。
毎回レースなどが終わった直後などに
自動車雑誌ギョーカイの人間向けて送ってくださる
レポート・メイルの番外編のようなモノである。

実は俺達のギョーカイには、これを楽しみにしてる人が少なくない。
以前は◎ルセデス・ベンツ関係筋の某氏からも
同じようにレポートのメイルをいただいていたのだが、
どういうわけか、残念なことに今は中断されている模様。

これらのレポート・メイルは
それぞれ御自身の関係されているチームを中心とした、
テレビ放映や雑誌レポートだけではなかなか解りにくい
実に細かな情報が織り込まれたモノ。
それら公式的な情報だけでも充分に素晴らしいのだけど、
何がオモシロイって、そのちょっとオトナのすることには思えない、
それはそれは見事なまでのエコヒイキっぷりである。

今回の◎ノージャポンの某氏からのメイルでも、
チームが発表した公式的な詳細レポートに追記するカタチで、
こんなふうな御自身のコメントが続いていた。

...................................................

【解説:「ニューマシンR29の何がスバラシイか」】

1、紺色が無くなって膨張色だらけのカラーリング。
きれいだけどなんとなく締りがない。掴みどころがない。
でもそれは、マシンが大きく見えるから、
じゃまで抜けないことを狙ったんだと思います。
イライラしたマッサの自爆も誘えます。
深い考察です。スバラシイ。

2、グリコのおまけ(まだあるのでしょうか??)に入ってくる、
「どうせ子どものおもちゃだし」、
というメーカーのなげやりな態度がびんびん伝わってくる
おもちゃのレースカーに通じるものを感じさせるフォルム。
でもそれは、ルノーがグリコのように子どもにも愛される
無邪気な存在を目指したからだと思います。スバラシイ。

3、見る角度が良いと(悪いと?)
「まる餅」のように見えてしまうサイドポンツーンの形状
(マシンの横の膨らんだ部分です)。
ネルソンのオレンジのヘルメットが「みかん」に見えれば、
走る鏡餅と化す。おめでたさ満点。
ルノーの日本市場への力の入れようが
分かるというものです。トテモスバラシイ。

このルノーのグリコ作戦、
または鏡餅作戦に隠された本当の狙い、
分かりますでしょうか。
これは、フェラーリやマクラーレンが「ぷっ」っと笑って、
バカにして油断している間に、昨年イギリスのファクトリーに
完成した CFD(流体力学計算装置)をバリバリ駆使して、
開幕までにはド速いマシンとなっている、
という作戦に間違いありません。
そんな広報発表は一切無いものの、
私そのように確信しております。作戦までスバラシイ。
今年はもらったな。

...................................................

ぶわははははははは。

ほんっとにっ! ……スバラシイ!!
「今年はもらったな」って……あげますってば!

このギョーカイにアシを突っ込んでから20年以上経つが、
俺はこれほどまでに露骨なエコヒイキってのを見たことがない。
ここまでハッキリとエコヒイキされてると気持ちいいくらいだ。
だが、これを別の言葉に置き換えるなら、間違いなく “愛” である。
単に仕事として手掛けるだけならば、
あるいは対象をそれほど愛してるわけでもないのだとしたら、
これほど綺麗さっぱりエコヒイキすることなんてできっこない。

うーむ。身内をここまで熱狂させるルノーF1チーム。
その吸引力は見事! というしかない。
こうした “愛” を喚起して一体感を形成させるだけの何かが、
この新しい2009シーズン用のマシンにはあるのだろう。
レースは総てが一丸となって初めて、勝利に結びつく。
ヒトを引きつけるチカラがないモノは成功なんてしやしない。
そこまで考えたルノーの作戦なのだとしたら、トテモスバラシイ。

俺は今回のメイルを読ませてもらってから、
もしかしたら2009シーズンは
ルノーが見事にチャンピオンを獲るんじゃないか?
という気がして仕方ない。

人間というのは、本当に不思議なモノである。

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コメント (5)

Tipoの嶋田でーす!:

変態ブラザーズ弟殿。
確かにどこか昔懐かしい印象はありますよねー。
でも、俺はコレ、ちっとも嫌いじゃないんですよー。

ヨネルトくん。
確かに分厚い感じがしますよねー。
でも、俺はコレ、ちっとも嫌いじゃないんですよー。

いち殿。
愛が一番! それは間違いなし。ティフォシ、大いに結構。
でも、俺はコレ、ちっとも嫌いじゃないんですよー。

くるきっつぁん。
確かに鼻先がトドっていうかセイウチっていうか、
そんなふうに見える人がいてもちっとも不思議じゃないと思います。
でも、俺はコレ、ちっとも嫌いじゃないんですよー。

……って、やっぱり◎ノー関係者の愛情あるコメントに、
俺はすっかり説得されてしまったのかも知れません。
ちなみにルノーF1のノーズ、実は仕様はコレひとつだけじゃなく、
別にもっと鋭く細いヤツもしっかり用意されてる模様です。
最初のテストのときに使われたのがコレだった、ってだけで。
開幕を待ってみないと……という気分ですよねぇ。

くるきち:

鼻先がトドみたいに見えるの私だけでしょうか?

いち:

ワタシはティフォージですが、何か(笑)?

赤が一番!これも愛!?


愛、いいっすね~。

中途で投げ出したメーカーに比べたら、愛を語れるチームは素晴らしい!

だから観ている側も楽しめるんだ~!

なんだか…分厚い感じがするのは気のせいでしょうか?
タイヤの幅が広いからでしょうか?

変態ブラザーズ弟:

良い言い方をすれば80年代からセナ死亡前のマシンを彷彿させるデザインですね。

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