2009年6月11日

ダメじゃん、新生 “チーム・ロータス”……

Group Lotus plc and its subsidiary Lotus Cars Limited,
the manufacturer of the iconic Lotus Elise
and global high technology engineering consultancy,
are not connected or affiliated to,
nor in any other way associated with the newly announced
"Team Lotus" that has submitted an entry
for the 2010 Formula 1 championship.
Group Lotus plc will take all necessary steps to
protect its name, reputation and brand image.

イギリスはノーフォーク州ヘセルにある、
グループ・ロータスの PR 部門から届いたメイルである。

欧文読むのなんてメンドーだなぁ……という人のために
かなぁーり大雑把に説明するとしたら、
「F1 にエントリーしてる “チーム・ロータス” とやらは、
 ウチらとはまぁーったく関係ないからね。
 ロータスのイメージだとか評判だとかを守っていくためには、
 やるべきことは何だってやるから」
という、行間にだいぶ怒りの詰まった公式声明だ。

やっちまったね、新生“チーム・ロータス”。

数日前の最初の発表があったときにロータス・カーズ社や
ロータス・エンジニアリング社などから成る
グループ・ロータスとの関連性について何も触れてなかったから、
あれれ……? とちょっとばかり不安になってたのだけど。
きっと各方面に対して仁義に欠けることをしちゃったのだろう。

市販車のロータスを造っている企業としてのロータスからは
「一緒にしないでくれ」と公言され、
創業一族であるチャプマン・ファミリーもおそらく全く無関係。

名前の使用権だけを手に入れて
“チーム・ロータス” を正式に名乗ったところで、
それでは本当の “チーム・ロータス” といえないだろう。

新生 “チーム・ロータス” にも言い分はあるのかも知れない。
でも、少なくとも現状のままでは、俺は応援する気にはなれない。
心の拠り所が何もないのにどう応援できるというのだ?

というよりも、その名前が背負うモノの重さを軽く見てるような、
そんな人達が運営するチームに気持ちを向けることなんてできない。
俺はね。あくまでも、俺は。

“チーム・ロータス” を名乗れば、
スポンサー活動に有利に働くこともあるのかも知れない。
他にも大きなメリットがあるのは察することができる。

けれど、そんなビジネスライクな理由だけで
伝説の名前を引っ張り出して欲しくなんてない。
“チーム・ロータス” の名前に何か強く感じるものがあって
どうしても栄光の名前を使いたいと考えてるのであれば、
その名が示す市販車をつくってるメーカーや創業者一族から、
ちゃんと認めてもらえるような存在であって欲しい。
ましてやあのコリン・チャプマンとともにある名前なのだから、
せめてそのカリスマと共に過ごした人達が
反発を感じる存在なんかではあって欲しくない。

そんな甘言が通用しない世界だなんてことは100も1000も承知で、
それでもファンの心理って、きっとそういうモノなんだと思う。

名前を使う権利があるからって強引に行使しても、
周囲が彼らを見つめる目は極めて冷ややかであるに違いない。

眼差しの温度を上げていくことができるかどうか、
それは彼らがこれから真剣に努力をして
生じてしまった溝をどう埋めていくかに賭かってる。

冷たいモノがますます美味しい季節に入ってるけれど、
どこかから借りてきたようなコカコーラの瓶に入った
コーヒー・ソーダは飲まされたくないなぁ、と思う。

追記:6月12日(金)に発表された FIA の
 2010年 F1 エントリー・リストを見るところによると、
 この新生 “チーム・ロータス” も、
 同じような問題を抱えていた “ブラバム” も
 いずれアストン・マーティンを名乗ると見られてた
 プロドライブも、この段階での正式エントリーは
 どうやら認められなかったみたいで……。
 欠員が出たら繰り上がる可能性はあると思うけど、
 さーて、いったいどうなることやら……。

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コメント (13)

特・名機某:

嶋兄ィどぅも。
やっぱり"ロータス"とか"ブラパム"っていう
チーム名称はF1で軽んじて使っちゃいけませんよ。
野球でいう永久欠番みたいに永久欠名称って
カタチにすれば良いんじゃないかと。
"チャップマン"家と"ブラパム"家の
関わり無しにこの名前使うなよって。
"パシフィック・チームロータス"とか
日本企業の"ミドルブリッジ・レーシング"運営の"ブラパム"って失敗しちゃったじゃないですか。
あれを知ってるとやっぱりこの名前軽く使ってほしくないよねって思っちゃいますよ。

変態ブラザーズ弟:

そう言えばロータスの話の前に名門ブラバムが復活か?
ってなニュースもあったようで。

こうなると東スポの見出しみたいに
あっちもこっちも復活か?と出てきそうな気もします。

ニキ・ラウダやアラン・プロストの名までが出て来たら
流石に眉唾物でしょうけど…汗

Tipoの嶋田でーす!:

Lightnin'さま。
そーなんっすよー。そのとーりなんっす。
法的には(おそらく)権利を持ってる人が強いのだと思うけど、
だからってそれだけでいいの(・。・? って。
そんなんじゃファンはつかないですよねぇー。
今回の流れは単に気がせいちゃっただけ……みたいなことだと
まだいいのになぁ……と思っておりました。
……が、FIA の選考からは漏れちゃってますね、
新生チーム・ロータス……今のところ(-。-;)

ヨネルトくん。
そのとーり。次の週末は都内でのイベントでーす。
俺もすっごく楽しみにしてるのです。
今、ヘルメット坂上があれこれと組み立て含め、動いてます。
で、例のカッコってーと……まるはだか(・。・?

AOP.サトウさま。
うははははははは(^o^)
さすがに『Team Rotasu』はなかったみたいですねぇ。
欧文のニュースとかでも『Team Lotus』として
ちゃんと生命が出されてたのを見たもんで(^^;)

AOP.サトウ:

本家本元の許可を得て、はじめて本当に
(チーム・ロータス)を名乗って欲しい
と私も思います。

無許可で強引に活動開始しても周りの理解も
得られないでしょうし、良いスポンサーにも
恵まれないでしょう、いずれにしても
現状では、応援できませんね!

見切り発車ではなく、きちんと筋道を通した上で
出直してください、と言いたいし

苦し紛れに、ウチは、TEAM.LOTUSではなく
TEAM.ROTASだ!と言う暴挙だけは、
絶対にして欲しくないです!

ティーポ20Thミーティングまで後1週間ですね!
ヨネルトは例の格好をして行きますよw
そしていろんな方々に会えることを楽しみにしています!
★ヨネルト★

Lightnin':

権利云々は抜きにして『心』の部分をクローズアップすると確かに私も釈然としない部分はあります。
あちらの方々は権利至上主義によって心の部分を蔑ろにしてしまう事が多いような気がします。
今回もそうなのかなぁ…、違うといいなぁ…。

Tipoの嶋田でーす!:

いち殿。
確かにおっしゃるとーりなんでしょうねぇ。
仮に俺が「チーム・ロータス、やりたい!」と思ったとしたら、
名前の使用権を持ってる人だけじゃなくて
創業一族だとか市販車つくってる方だとかにも相談をして、
何らかのカタチで協力してくださいって拝み倒す、
ってカタチで動こうとすると思うんですよぉ。
ダメならそこでまた考える、と。
古い性格なのかも知れないけど先人達には敬意を表したいので(^^;)

小野宮さま。
おお、エキシージ GT3 ですね。あれ、
去年ロータスの本社に行ったとき現物見たのですが、
だいぶカッコイイのです。やっぱ佇まいがちょっと違います。
エヴォーラは『デイリー・ロータス』が基本コンセプトなので
レースに出るかどうかはまだ何ともいえませんが、
試乗した人に訊ねるとポテンシャルは高いみたいなので、
期待したくなるってもんですよねぇ。

変態ブラザーズ弟殿。
いやー、まだ“オチ”なのかどうかは何ともいえず、
俺としては“ちょっと混乱してる途中経過”だと思いたいですね。
ロータスF1の復活は素直にウレシイ、
でもロータス関係者の間でモメ事になって
それがファンの間に伝わっちゃうのはイヤ、という感じでして。

Lightnin'さま。
より正格にいえば、現在“チーム・ロータス”の名前を使う
権利を持ってる人(かのジェームス・ハントの弟)と
ライトスピードの間で何らかのカタチで合意に達したから
その名前を使うことができるというわけで、
そういう面からいえばおそらく問題はないのかも知れません。
ただ、その“権利”の中の内容の詳細が判らないので
法的にどうかということも何ともいえませんし、
関係ない人達がブランド名だけを買い取ってビジネスしてる例が
当たり前のようになされてることもよーく知ってるのですが、
俺がいいたかったのはそういう法的な問題がどうこうではなく、
古くさいかも知れないけど、『心』のお話しなのです。
ロータスの本社では、チャプマンの腹心だった人達が
まだまだ開発の中心人物として元気で仕事をされているし、
チャプマンの奥様だったヘイゼルさんも息子のクライブさんも、
商標権こそ失っちゃったけど“チーム・ロータス”の名前を
ずっとずっと大切に思っています。
去年、彼らと会うことができたときに話をさせていただいて、
それがずっごく真っ直ぐに伝わってきたのです。
そういう“チーム・ロータス”の礎と呼べる人達を無視して、
こんな話を進められるのは嬉しくないなぁ……と。
そういう新生“チーム・ロータス”なのだとしたら、
俺はあんまり応援する気持ちにはなれないなぁ……と。
まぁ、単なるセンチメンタリズムなのかも知れませんけどねぇ(^^;)

ヨネルトくん。
いやー、俺は実はちょっと違っていて、
伝説を越えることができなくてもレースで負けてくれてもいいのです。
ただ、ロータス・ファンがまっすぐ気持ちを投影できる
新しい“チーム・ロータス”であってくれるなら。
いいたいことは、実は単純にそれだけ。
まだどうなるか判らないので、願いは捨てていませんけどねー。

TKさん。
残念ながら今のところはいい方向に向かっていない話ばかりが
伝わってきちゃってますよねぇ。
でも、小さな希望だけは捨てられないでいるのも事実。
うまく進んで欲しいなぁ……と願いつつ。

TK:

期待どころか悪い方向に行ってそうですね~。(苦笑)

あーあやっぱり。
某ゲームタウンでも、その話で盛り上がって
「伝説を超えることが出来ないと...名前だけだから。負けるとねぇ,,」なんて意見がありました。
今回のは残念です。期待した分ショックは大きいですね。

Lightnin':

ん~、正式な権利を得て名乗っているのなら特に問題は無いような気がするのですが。
編集長の前の前のブログを見る限り、権利は持っているんですよね?新生チーム・ロータスは。

あちらでは全く関係の無い人たちがブランド名だけを買い取って経営しているメーカーなんて唸るほどあります(二輪だとそりゃぁもう、いっぱい)。
古くはヴァンデンプラ、ウーズレーなんかもそうじゃなかったでしたっけ?

まだ元エンジニアやハーバートらが咬んでいるだけ良心的だと思います。

案外、名門の名前が埋もれていくのを我慢できなかった熱い男たちかもしれませんよ?

変態ブラザーズ弟:

なんつうか期待させてこのオチですか?的なモノを感じざるを得ません。

計画だけが先走りしてグダグダになってますみたいな?

ロータス首脳陣のご立腹具合も感じ取れます。

小野宮:

う~ん( ̄~ ̄;)。許可なしの名前の使用はいけませんね。

ロータスは今、エキシージでGTレースに参加していますから、ロータス的にはGTレースで十分だったのかもしれないと思っているのでしょう(エヴォーラでもGTレースに参加するのかが気になります。参加してほしいですね。)。

はたして、どうなってしまうのか・・・・。

風当たりが強くなるのは避けられませんね・・・・。

いち:

真剣に「魂」を受け継ぐ志があるなら、こんな失態はないと思うのですが…。

理解を得られて、話が進むといいですね。

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