2009年12月 4日

さしのべることのできる、この手──

こうした場所でこういうことを述べる行為に対して
無条件に不快な想いをされる方もいらっしゃるだろうし、
偽善の誹りがあるだろうことも覚悟のうえ。
なので、そうした気分になりそうな可能性のある方は、
このまま読まずに電源をオフにしていただくのがいいと思う。

昨日、一時期はティーポのスタッフだった男が、
何の前触れもなく訪ねてきた。
そのときには近況の話をしてフツーに世間話もして、
ヤツは何事もなく帰って行ったのだけど、
それから数時間して『 Twitter 』の機能のひとつ、
ダイレクトメッセージというメイルのようなモノで
ポコンとメッセージが入ってきた。

ヤツは長身痩躯なのに眉毛だけは海苔のように太いイケメンで、
そのまま黙って普通に過ごしていれば
女の子が放っておかないようなタイプだというのに、
無骨でブッキラボーで信念を曲げることが苦手で、
反骨精神旺盛のクソ生意気な男だった。
反面、オリジナリティのあるチャレンジングな仕事をするヤツで、
俺としては半ばムカつきながらも行く末を楽しみに感じてた。
当然ヤツはヤツで俺に対してかなり腹を立ててただろうけれど、
いずれにしても、昔の話。懐かしい笑い話だ。

ところが、ヤツから入ったメッセージを読んで、俺は驚いた。
そこに「お願いします」という文字が刻まれていたからだ。
頼み事をしてきたことなんか、一度だってなかったというのに。

もちろんそれが目的ではなかったにせよ、訪ねてきたのだから、
そのときに話を切り出すチャンスはあったはずだ。
なのにいいだせなかったのは、きっと、
これがヤツにとっては個人的な話でもあり、
けれども人間ひとりの生命に関わる大切な話であり、
ポロッと説明するだけでは心からの理解を得にくい話であり、
そうしたあれこれの狭間の中で葛藤があったからだろう。

ヤツのメッセージとそこからアクセスしたブログに並んでる
相変わらず下手クソでゴツゴツとした文を読んで、
俺は言葉を失ってしまった。

それから、考えた。
いろーんなことを、考えた。

そして今、ここにこうして駄文をしたためている。
疑ったわけではないけれど、
それがどれほど真剣な動きであるのかを確かめたうえで。

決してツルツルとした豊かで美しいモノではないけれど、
さしのべることのできる手、がここにある。
短いかも知れないしチカラだってたりないけれど、
さしのべることのできる手がここにある。

それを必要としている幼い生命があることを知った。
小さな彼女のために必死に動いている人達がたくさんいて、
自分のためだったら頭を絶対に下げないような不器用な男が、
それを外から支える黒子のひとりとして
懸命になってあちこちに頭を下げまくってることも知った。

無視することなんてできない。

100円だって5000集まれば50万円。
1000円が5000集まれば500万円だ。

明日の夜に居酒屋に寄って注文するツマミを一品減らして、
あるいは焼き肉を食べる予定を一度だけ焼き肉定食にして、
その差額を彼女のために使うことにしたら……?
皆がその分を小さな彼女にプレゼントすることにしたら……?

ささやかな善意。ほんの気まぐれ。……何だっていい。
皆のちょっとした気持ちが集まって
小さな生命の花を大きく咲かせることができるのだとしたら、
それは素晴らしいことなんじゃないか?

そう考えて自分のちっぽけな気持ちを送り、
そして今夜、ここに紹介させていただくことにした。

@元ティーポ・スタッフである平野のブログ
http://www.houyhnhnm.jp/blog/h/2009/12/post-322.html
@各メディアのニュース記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091125-00000298-mailo-l16
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20091129-OYT8T00114.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/body/091124/bdy0911241713005-n1.htm
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2009112502000160.html
@ゆうりちゃんを救う会のホームページ
http://saveyuuri.web.fc2.com/

誰にどうして欲しいだとか、こうするべきだ……だとか、
そんな指図も説得もするつもりなんてない。
何かをするしないは、あなたの心が決めることなのだから。
ただ、一度考えてみてもらえたら嬉しい、と思うのだ。

例えば、“生きる” ということを。
例えば、“生きられない” ということを。
例えば、愛する人と一緒に笑い合える幸福を。
例えば、愛する人の笑顔が見られなくなることの悲しみを。
人として、それこそいろーんなことを……。

恥ずかしながら、こうしてキーボードを叩きながら
俺もいろんなことを考えて、いろんなことを想って、
今、涙が止まらない。困ったことに、鼻水まで止まらない。

だけど、これでいいんだとも思う。
身体も心も、生きている証なのだから。

ただ何てことなく生きていられることの奇跡に、
深く強く感謝しながら ──。




https://twitter.com/Tomo_Shimada

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コメント (7)

car10:

募金をしようとアクセスしたら「目標に届いたので募金活動は終了いたします」と出ていました。
渡米は12月28日の予定だとか。
何も出来なかったけど、今後を見守ります。

特・名機某:

嶋兄ィ
実の事不肖このワタクシも25年前に19人の尊い協力の元
心臓の手術を受け成長過程にあった身体に合う様それから
七年後に再手術を受けた一回目の手術を含めた入院期間は
7ヶ月で再手術のときは検査期間を含めて49日で退院できたんだなぁ、
この7年経過後でも医学は発達したんだなぁって
何て言っても再手術のときは輸血をしてないし・・・・・。
HP読んだんだけど今の経済状況では募金もしてあげられなくてなぁ
自分が入院してたときも女の子が心臓手術で入院してきたって
当時看護婦さんから耳にした胸からじゃかわいそうだから
背中を切開して手術したって看護婦から聞いた。
両親や先生を信じて諦めないでってことしか言えないかなぁ。

Rosso / Scuderia の嶋田でーす!:

おかげさまで第一段階、10日までに5000万円のデポジットを
アメリカ側に払わなきゃならない……というのは
クリアできた模様です。とりいそぎのお知らせまで(^^)

レッズ君さま。
そのとーりなんっす。まずは知ってもらわないと、
誰も何もできないわけですからね(^^)
俺がいうことでもないとは思うけど、御協力ありがとう。

レッズ君:

知る機会が増えるほどに、賛同される方が増えていくと信じます。

微力ですが、協力を。

Rosso / Scuderia の嶋田でーす!:

変態ブラザーズ弟殿。
どうか友達やお知り合いなどにも伝えてもらって、
ひとりでも多くの人がマジメに対峙してくれたら……と思います。

car10さま。
どうもありがとうございます。
とにもかくにも多くの人に“知ってもらう”ことが
まずは一番大切だと思うので、
ぜひともそうしてくださいまし(^^)

car10:

あさってのニスフェでおにいの車両展示のところにチラシを置きます。

あの方ですか。

知り合いにも白血病で長年入院生活をしていた子も居ますから、わかります。

その子もついに無事中学生になれました。


そういえばこの随筆、ロッソに移ったのにまだティーポのトップにタイトルだけ出ていますが…汗

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