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2005年11月25日
フューエル・ゲージの大特集
日本じゃ外車(=高級車)というスタンスで育ってきた空冷ビートルも、元を正せばれっきとしたベーシック・カー(=大衆車)。
装備だって質素というか簡素というか、1961年型までは燃料ゲージすら標準装備されていなかったのヨ(スタンダード・モデルでは1961年型以降も未装備!)。
で、走行中にプスンプスンとガス欠症状が現れたら、おもむろにバルクヘッド中央から生えているレバー(20番のパーツ)をひねるワケね↓。

すると、燃料タンクのコックが予備側に切り替わり、タンク内に残った5リットルの予備ガソリンが使えるようになるんだ(バイクの予備コックと同じ仕組み)。
でも、ガス欠症状が出るまでガソリン残量が分からないのは走っていて不安だし、うっかり切り替えレバーを予備タンク側にしたまま走行しちゃうと、ホントのガス欠に気が付かず立ち往生なんてコトになっちまう(この広告みたいにネ↓)。

1955年の雑誌に掲載されたBeck社のフューエル・ゲージ広告
自慢じゃないけど、ボクも切り替えレバーを予備タンク側にしたままガス欠し、立ち往生した経験が2~3回あるのよネェー。
だから、ガソリン残量を知らせるアイテムがアフターマーケットに出回るのは自然の成り行き。VW純正指定されたアイテムから、どこの馬の骨かわからない駄モノまで、それはそれはバラエティー豊富だった。
つーコトで、今日は手持ちのアイテムを駆使し、本誌でもやったことのない後付けフューエル・ゲージの特集をやってみよう!!

まずコレ↑。原始的なスティック型のレベル・ゲージだけど、何と純正オプション品だ。アルミ製で、リッター表示と平行して走行可能距離も表示されている。1955年型までのフューエル・タンクに対応している。
ちなみに、ゲージの表示では予備の5リットルで65Km走れることになっている。

↑コチラは、オーバル時代のオプション品だったモトメーターの3連ゲージ。専用のパネルには、電気式フューエル・ゲージ(52ミリ)のほかに、時計(60ミリ)と油温計(52ミリ)が収まっている。当時はフューエル・ゲージだけのチョイスも可能だった。
ちなみに、この3連ゲージは以前シュヴァルツ君に付いていたヤツ。

↑コレはDehneの温度計タイプで、ワイヤー駆動による機械式(1962年型から標準装備された機械式ゲージと仕組みは同じ)。ガソリン残量が5リッター付近まで減ると、ドライバーに注意を促すため、ゲージに記された赤い表示が露出する。仮に、予備コックを戻し忘れても、赤い表示で知らせてくれるワケね。
このゲージは、現在のシュヴァルツ君に付いているヤツ。

↑コレはVDOの電気式で、カルマン・ギア用と同じタイプ(52ミリ)。ペアとなるセンディング・ユニットは、1956~1960年型までのフューエル・タンク用。このゲージは、オーバルでの使用例を多く見かける。ちなみに、このセットはVWマーク入りの純正NOS。

↑コレはモトメーターの電気式(40ミリ)で、1958年型からのダッシュ・パネルと同じデザインの専用パネルまで用意されていた。余談だけど、このパネルには、最大で60ミリまでのゲージがセットできた。
モトメーターの凄いトコは、前出のオーバル用の3連パネルをはじめ、ゲージを収める専用パネルをワザワザ作っちゃったことだ。

↑コレはVDOの電気式(角型)で、1962年型から標準装備された機械式ゲージと同じデザインをしたタイプ(このカタチはこちらが先輩)。モトメーターの丸型ゲージなんて専用パネルまで作ったのに、VWの首脳陣に気に入られたのは、こっちのカタチだったんだネ。
ちなみに、残量表示は後年の機械式と異なり、満タン時が4/4で半分が2/4となっている。
今回は手持ちアイテムだけで特集したけど、次回は変り種なんかもアップするヨ。
投稿者 トミー毛塚 | 2005年11月25日 15:01
コメント
こんにちは~
燃料系だけでもこんなに種類があるんですね!!
驚きました。
それにしても、スティックタイプの原始的なゲージが純正とは・・・
ちょっと笑いました。
投稿者 黒猫のタンゴ : 2005年11月25日 16:50
あれ、角型の電気式は後づけだったんですね・・・・
オーストラリア仕様のは純正で最初から付いてるものだと思ってた・・・。
投稿者 trick : 2005年11月29日 02:46



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