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2008年01月12日

セル・モーター(スターター)のハナシ


ご存知の通り、シュヴァルツ君の電装系は6ボルトがオリジナルだけど、クーラーを装着するに当たって12ボルト仕様にアップデートしてあるのヨ。
6ボルト・ビートルを12ボルト仕様にする場合、当然のことながら電装系パーツを交換するワケだけど、セル・モーターに限っては単に高年式用の12ボルト仕様を流用すればいいってもんじゃないんだ。

何故かっていうと、続きはコチラ↓


空冷VWのフライホイールって、リングギヤの歯数が6ボルト用と12ボルト用とで異なるからなのヨ。
ちなみに、リングギヤの歯数は6ボルト用が109で12ボルト用が130ね。
だから、6ボルト用のフライホイールを12ボルトのセル・モーターで回すなんて荒っぽいマネすると、両方のギヤを傷めちゃうワケ。

こんな場合、セル・モーターと一緒にフライホイールを12ボルト用に変更するのがスマートで確実な作法なんだけど、スタンドエンジンに限っては12ボルト用のフライホイールと互換性がないから、この裏ワザを使えないんだ…。

いうまでもなく、シュヴァルツ君のエンジンはストックのヤツもOKRASAもスタンドエンジンがベース。
なので、6ボルトのフライホイールままで12ボルト化するしかなかったのネ。

でも、6ボルトのセル・モーターに12ボルト電圧をかける気にはなれないし、かといってギヤ数の一致しない12ボルトのセル・モーターを使う気にもなれない。


そんなとき見つけたのが現在使用中の秘密兵器。
何と、6ボルト・フライホイールのまま使える12ボルト仕様のセル・モーターだ!!!

6ボルト仕様を12ボルト化するために、1958年頃からVW社が純正オプションとして売り出したパーツのひとつなのヨ。


右のセル・モーターがその秘密兵器だけど、コレはスペアとして購入したNOS(備えあれば憂いナシ…か?)。左のヤツはノーマルの6ボルト用。


これは秘密兵器のボディの刻印。
ボッシュとVWのダブルネームになってるでしょ。


これは6ボルトのボディの刻印。

で、6ボルト・フライホイール用とフツーの12ボルト仕様のセル・モーターとは、ギヤ数が違うだけじゃなく、シャフト径も異なるんだ(6ボルト用のほうが太いのネ)。

いわゆるボルトオン・パーツだから、フツーなら付帯パーツの交換は不要なんだけど、シュヴァルツ君はトランスミッションを12ボルト仕様に換装したので、6ボルト用のスターター・ブッシュに交換する必要があったワケ。

つーコトで、「シュヴァルツ君のセル・モーターは12ボルト仕様なのに、何で6ボルト用のブッシュが必要なのか」ってハナシの答えにもなったネ(笑)。

投稿者 トミー毛塚 | 2008年01月12日 15:27

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