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October 16, 2005

私は日本にいたときからずーっとコレです。

皆さんはエンジンオイル、何を使用していますか?
シングルグレード?それともマルチグレード?
化学合成? 鉱物性?
国産オイル? それとも海外ブランド?

オイル選びほど判断基準が曖昧なものってないと思いません?

もちろんオイルの固さ、グレード、規格などは国際規格で定められているので、
自分のクルマの規格にあったオイルを選べば、まぁ問題ないとは思います。
でも自分の愛車に入れるオイルです。やっぱりこだわりたいですよね。

特に空冷エンジンのVWにとってオイルはエンジンの冷却という大事な大事な役目も担っています。
人間にとっての血液のようなモノですよね。

オイルはあなたの愛車の寿命を左右する重要なファクターと言っても、決して過言でありません。

そこで、今日は「旧車にもっとも適しているオイルは何か?」
これについてじっくりと考えていきたいと思います。

まず最初にお断りしておかなくてはならないのが、今回このブログ記事執筆にあたり、
株式会社パワーハウス・アクセル代表、河西様の多大なるご協力をいただきました。

パワーハウス・アクセルさんのホームページ掲載内容の一部引用も快く承諾していただき、ありがとうございました。

実は、アメリカに来て日本でずっと愛用していたオイルを探すためにネットであれこれ探していたところ、偶然にもパワーハウス・アクセルさんのHPを発見しました。拝見させていただいたオイル選びに関する記述がまさに「目から鱗」の内容であったので、古いVWに適したオイル選びの参考になればと思い、ワタクシのブログでご紹介させていただくことになりました。

それでは行きましょうか。

まず化学合成と鉱物性オイルについて。

結論その1:旧車には鉱物性オイルを選ぶべし。

化学合成オイルはジェットエンジンの進歩と共に発達し、鉱物性オイルに比べると非常に高い耐熱性を有しているのが特徴です。オイル分子が極性を持っているので、摩擦面に吸着し、ドライスタート時にも有利とされます。さらに低粘度でもしっかりとした潤滑を維持することができるので、より粘度の低いオイルを入れて省エネ効果を期待することもできるといえるでしょう。

しかしながら、化学合成オイルには、特に我々旧車乗りにとって非常に気になる特性があります。
それはシールへの攻撃性。

シールへの攻撃性とは、化学合成オイル成分に含まれるエステルという物質がシールを膨張させてしまうのです。
超高級化学合成オイルを入れ始めたら、オイル漏れが始まっただなんて、シャレになりませんよね。

確かに性能面では非常に優れているのが化学合成オイルです。
しかし、基本設計の古い旧車のエンジンに化学合成オイルは果たして必要なのでしょうか?
普段のドライブで油温が200℃に達するわけでもないし、エンジンを1万回転まで回すわけでもありません。ハイブーストターボ&フルチューンエンジン、レーシングエンジンでもない限り、性能面で化学合成オイルはオーバースペックといえると思います。それでいてやはりエンジンシールへの影響が非常に気になるところです。つまり、旧車に化学合成オイルは、メリットよりもデメリットの方が遙かに大きい。

というわけで、空冷VWをはじめとする旧車にお乗りの方は鉱物性オイルのチョイスをオススメしたいと思います。

で、ここから本題。

どんな鉱物性オイルが良いのか?

意外と知られていない事実:鉱物性オイルには原産地の違いで全く成分が違う。

ワタクシこのこと、恥ずかしながらつい最近まで知りませんでした。原産地によって鉱物性オイルの成分が違うなんて。

鉱物性オイルは、正式名称、流動パラフィンと言うそうです。この鉱物油は、内燃機関がこの世に生まれてまだ間もないころ、エンジン・バルブ周りの焼き付きを解消する画期的なオイルとして開発されました。当初はバルブ・オイルとも呼ばれ、このオイルを開発した製造メーカーは、そうです、あの「バルボリン」です。

鉱物性オイルは、ベースが原油から精製されただけあって、産油地によって化学的成分比率が異なります。 中近東産原油から生成された鉱物油は、実はパラフィン系ではなく、ナフテン系なので、潤滑性能の面で大幅に劣るとのことなのです。

アメリカ産鉱物性オイルの主成分、流動パラフィン、中近東産鉱物性オイルの主成分、ナフテン系分子。
ご覧の通り、化学が不得意な私にも明らかに違うとと判断できる分子構造ですね。

実のところを言うと、日本国内で製造されている鉱物系エンジンオイルは、ほぼ100%中近東産ベースオイルです。また日本で売られている、ブリキ缶に詰められてた海外ブランドも、実はその多くが日本で詰められた中近東産ベースなのだそうです。ところで、アメリカでブリキ缶に入って売られているオイルなど見たことがありません。ほとんどがプラスティックボトルです。なぜでしょうか? 調べていくと色々な事実が見えてきます。

余談ですけど、第2次世界大戦中、世界最高水準の性能を誇っった、零戦や疾風などの日本の戦闘機は、高品質な北米産オイルの使用を前提にエンジン設計されたそうです。このオイルの供給が滞った途端にエンジン性能と信頼性が大幅に低下してしまったとの記述もあります。

で、

結論その2:鉱物性オイルはアメリカ産を選ぶべし。

誤解のないように言っておきますが、中近東産オイルが悪いといっているのではありません。
中近東産もちゃんとしたオイルですからね。コストパフォーマンスという点で、アメリカ産に軍配が上がるのです。
パワーハウス・アクセル代表、河西さんによると、米国製鉱物油でも2000km程度の走行でタレを感じますが、その時点でも新品の中近東系鉱物油と同じ位の潤滑性を持っているそうなのです。

結論その3:潤滑オイルの最高峰は「ペンシルバニア産」

そのアメリカ産鉱物性オイルでは、ペンシルバニア産原油から精製されたものがもっとも潤滑性能面で優れているとされます。 しかしながら石油井戸の枯渇がすすみ、なかなかペンシルバニア産原油をベースとしたオイル見つけるのが難しい状況のようです。米国産オイルのベースオイルはアラスカ産などの別の原油にシフトしているのが実情ですが、それでも中近東物に比べれば格段に優れた潤滑性を持ってるとのことです。

ペンシルバニア産原油の鉱物性オイルは非常なレアな存在になってきているんですね。

でもですね。日本でも手に入るんですよ!ペンシルバニア産の上質エンジンオイルが!
しかもスゴーく身近なところでね。
私も日本にいた頃からかれこれ10年以上。今でも愛用しているオイル。自信を持ってオススメします。

Kendall(ケンドール・オイル)です!

私はシングルグレードの30番と40番を季節ごとに使い分けています。
通常アメリカから入ってきたエンジンオイルは、ブランドに関係なくご覧のようなプラスチックボトルに入っているはずです。

ケンドール・オイルは、VW乗りにはお馴染みのフラット4で取り扱っています。シングルグレード、マルチグレードともに用意されていますので、用途に合わせて使い分けると良いでしょう。

非常に貴重な存在になってきている数少ないペンシルバニア産ベースのモーターオイル。私のインターメカニカには日本にいたときからずっとケンドール・オイルを愛用しています。当時は別にペンシルバニア産原油を使用しているとかではなく、フィーリングは非常に良かったという理由でずっと使い続けてきたんですけどね。ペンシルバニア産原油の鉱物性オイルは、ケンドールの他にAMALIE(アマリー)というブランドのものが手に入るようです。

今回パワーハウス・アクセルさんのHPを偶然発見したお陰で、コレまで自分が選んできたオイルが正しい選択であったことを裏付ける内容でした。うれしい限りです。

ケンドール・オイルはアメリカでも結構手に入れるの大変なんですよ。それが、フラット4で簡単に手に入るんですから。
いやー本当にありがたい限りですね。

VW乗り以外の旧車乗りの皆様にも是非ともお勧めしたい一品です。

またパワーハウス・アクセルさんのホームページも是非ともチェックしてみてください。非常に参考になるかと思います。オイル屋添加剤に関するさまざまな疑問に答えてくれる興味深い内容ですよ。





Posted by : Shin Watanabe : October 16, 2005 2:10 PM

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コメント Comments

ケンドールを検索してたら、ここにたどり着きました。
FLAT4さんで販売してるというのは前に調べたときに知ってました。
このオイルって本国でも特別に高いオイルではないですよね?
日本の一部の業者が高級オイルで有名なモチュールより高い値段(1本3675円!)で売られていたので凄く気になってました。
なんでも、ロングライフが売りのようですが、ちょっと高すぎで、ボッタくってるとしか思えなかったのです(^^;

話は変わりますが、アメリカで売られてるオイルの容器がプラボトルなのは前から自分も不思議に思っていました。
なぜなんでしょうか?

投稿者 Posted by マウス : September 9, 2006 10:07 AM

はじめまして、カリフォルニアのどちらでしょうか?
LA圏内でしたら、どこで取り扱ってるか教えてくださいませんでしょうか?
寄った際に購入したいと考えています。
私は中米在住です。
よろしくお願いします。

投稿者 Posted by shin : March 1, 2007 9:52 PM

マウスさん、コメントありがとうございます。
FLAT4で1本1200円で売られていますよね。かなりお買い得だと思いますよー!

投稿者 Posted by しんのすけ : March 2, 2007 5:32 AM

shinさん、はじめまして。

残念なことにケンドールオイルを扱っているショップって少ないんですよね。
扱っているショップは以下のURLでチェックすることが出来ますので、お試し下さい。

http://lubricants.conocophillips.com/locator/usa.asp?div=LK&av=

投稿者 Posted by しんのすけ : March 2, 2007 5:36 AM

返答下さり、ありがとうございました。

HPでCA州で見ましたが少ないですねー。
私は、76UnocalのGuardolの15W-40をいつも使っています。
入手のしやすさと値段ですね。
当然性能もですが・・・。

似たような規格の化学合成や半化学合成油は、これの2倍から5倍の価格ですので、コストパフォーマンスを考えると、現時点で私の国で入手できるベストかな、と考えています。
Kendallには負けるでしょうが、鉱物油としては相当いいです。
ロータリーエンジンにかなりこだわっているレーシングアートお勧めのオイルなのですが、こちらでは通常の安オイルの中の一つなのが不思議です。

ちなみにエンジンは、13Bロータリーと、シボレーV8/5.7リッターのエンジンです。

ミルスペッククリアのオイルが意外と少ないので、これは結構掘り出し物でした。

今後ともよろしくお願いします。

投稿者 Posted by shin : March 22, 2007 1:29 AM

shinさん、こんにちは
Kendallは扱っているお店が少ないのが少ないのが難ですねー。

>ロータリーエンジンにかなりこだわっているレーシングアートお勧めのオイルなのですが、こちらでは通常の安オイルの中の一つなのが不思議です。

実は意外とそういうハナシは多いですよ。
ご覧になってみて下さい。アメリカ産の鉱物性オイルは、普通の安オイルでも日本で売られている中近東ベースの超高級オイルより遙かに高性能なんてこともあるらしいのです。
パワーアクスルさんのHPでは
http://www.poweraccel.co.jp/engineoil.html
某自動車メーカーのモータースポーツ技術関係者が普段に使用するオイルがCostcoで売られている、いわゆる格安オイルだなんて話も出ております。興味深いですよー。

投稿者 Posted by しんのすけ : March 22, 2007 4:30 PM

応答ありがとうございます。

パワーハウスアクセルのHPは、何回も見てますよー。

もう、15年以上前から、ここの製品を少しではありますが買っています。

実は、MF2+MC+乳鉢のセットを持ってきました。
コストパフォーマンス抜群です。
オイルは変えてない(Guardol/15W-40)のに、油圧のタレがかなり遅れてきてます。
どのくらい持つか試している真っ最中です。
MCは、海外持ち出し制限品らしいのですが、こっそり持ってきて使ってます。

HPに記載のあったCostcoで売っていたオイルは、Chevronのでしたね。
私は使ったことないのですが、2000km走行程度で油圧がタレてくるということが記載してありました。
これ、早すぎです。まさに、値ほど持ちほど・・・
日本のように、一回の走行距離が比較的短い上に湿度が高いと、そんなもんなのでしょうか?
GUardol/15W-40は、オイルのみで4000-5000kmの間にタレだしてました。

サバーバンは油圧ゲージがついているので、目盛りそのものが正確かどうかは別にして、比較が出来るので便利です。

このオイルを使い出してから、他の良く宣伝しているオイルの化学合成油(セミ、フル両方)など、バカバカしくて使えないですね。

Kendallのオイル、ぜひ試してみたいものの一つです。

投稿者 Posted by shin : March 28, 2007 2:36 PM

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