« 節目を迎えるということは | メイン Main | 1時間の時差ボケです »
April 1, 2006
1958 Bugプロジェクト総括
キャブレターのリンケージ関連パーツの付け忘れによるアイドリング不調というマイナーなトラブルはありましたが、路上復帰を果たしたワタシの58Bugはその後も元気に稼働しています。
半年近くも不動車となりましたが、再びビートルをドライブすることができる喜びを噛みしめています。
路上復帰後、何度かバルブクリアランスチェックしましたが、問題もなくオイルもしっかりと循環しているようです。
というわけで、1958 Bugプロジェクトを総括したいと思います。
続きは↓をクリック!
エンジンヘッドに不具合を見つけ、不動車になってからはや半年。エンジンを降ろしてから実質2ヶ月。正直かなり辛かったです。まあ他にも足があったので何とかなりました。しかしもしこの1台だけで毎日仕事の足に使用していた場合、半年も不動車にすることなど考えられなかったことでしょう。
理想は、スペアエンジンを所有していたりするといいですねー。不動車になることなくプロジェクトを進行することが出来ます。
さて、今回のプロジェクトはクランクケースを割らずにシリンダー、ヘッドの再組み付けという作業メニューでしたが、やはり素人が自分でエンジンを降ろして組み直し、再び路上に復帰するまで、かなりの時間を要しました。仕事の合間を見つけながらコツコツとプロジェクトを進めてきましたからね。
![]()
今回プロジェクトで行った作業は以下の通りです。
エンジン降ろし
補記類取り外し
マフラー取り外し
ヘッド取り外し
シリンダーの取り外し
各パーツの洗浄
ピストンの洗浄
ティン類、マニフォールド、マフラーのリペイント
エンジンの再組み付け
補記類、マフラー再度組み付け
クラッチの取り外し、チェック&クリーニング
クラッチ取り付け
エンジンの搭載
ざっとこんな流れでした。コンロッド、クランクシャフト、カムシャフトには手を入れていません。いわゆる腰上のみのセミオーバーホールとなりました。
各作業ののビフォー&アフターを振り返ってみましょう!
今回空冷4気筒エンジンを自分でバラしてみて、組んでみて改めて関心したこと、実感したこと、スゴいなーと思ったこと。
●思ったよりも簡単であった。
●空冷4気筒エンジンはとてもシンプル。でもよく考えて作られている。
●エンジンは4本のボルトでしかとめられていない(いまだに信じられない)。
●エンジンを動かすための接続する電機系配線は4本だけ。
●8本の細長ーいスタッドボルトでシリンダーとヘッドを支えている。
●どんなに細かいパーツでもまだまだ簡単に手に入れることが出来る。
●プロフェッショナルなアドバイスのお陰で重大なミスを犯すことなくエンジンを組み上げることが出来た。
●プロフェッショナルの偉大さも垣間見た。
●自分の家のガレージでも出来てしまった!
これまでオイル交換、タイミング調整、プラグ交換などのベーシックなメインテナンスは自分で行ってきました。でもまさかエンジンを自分で分解するなんて。エンジンの仕組みは知っていても、中身はブラックボックス同然でしたから。
でも今回思い切ってチャレンジしてみて本当に良かったと思っています。
以前にも書きましたが、こんなにも楽しい世界が空冷VWにあったなんて! 今まで雑誌の製作スタッフとして、色々なVWイベントにも足を運び、沢山のVWやオーナーと接し、空冷VWの世界にドップリと浸かっていたつもりでした。しかしこんなにも楽しいことを今まで知らなかったなんて。もっと早く気がついていればよかったー!
確かにアメリカではVWオーナー自らがガレージで作業している人が非常に沢山います。なぜこんなにも自分でイジる人が多いのか、ようやく納得したような気がします。
私の場合、エンジンのセミオーバーホール初チャレンジにあたり、ワークショップマニュアルやトミー毛塚のよくわかるVWマニュアルを読みながらかなり予習もしました。
もちろん内燃機関のベーシックな作業原理なども知っていた方がよいでしょう。
空冷4気筒エンジンがどのような仕組みで動いているのか、どのようなパーツで構成されているのか、
予備知識はあればあるほど、きっと役に立つと思います。
これからエンジンの積み降ろしやエンジンに手を入れてみようと考えているプライベーターの皆さんもがんばってチャレンジしてみてください!
もちろん、この1958Bugプロジェクトを無事完結することが出来たのも、プロの方の的確なアドバイスがあったからです。特に今回はトミー毛塚さん、BugSpot塚本さん、ヨコハマBusStopの菅沼さん、ウエスト・コースト・クラシック・レストレーションのラファエルさん、リッチ・キンボールさん、その他多くの方に色々なアドバイスを頂きました。本当にありがとうございました!
これらアドバイスなしでは、ハッキリ言って自分では手に負えなかったことでしょう。無知であるが故に重大なミスにも気付かず作業を進めてしまっていたかもしれません。私の58Bugの路上復帰もなかったと思います。
今回ヘッド以外は基本的にこれまでのパーツを利用しましたが、これがNEWパーツなどを沢山使用した場合、オリジナルパーツの足元にも及ばない酷いクオリティのリプロダクションパーツが多数出回っています。例えば良かれと思って交換したオイルシールが1ヶ月もしないうちにダメになってしまったとしたら。。。一度組み上げてたエンジンが1ヶ月もしないうちにまたバラさないといけないなんてシャレになりませんよね。アクセサリーパーツだったら笑い話ですみますが。空冷VWはパーツが豊富に揃っていますが、単にそのパーツを揃えて組めばいいというハナシではありません。キッチリとしたクオリティのパーツを選ぶことも非常に重要です。
そのようなパーツとうまく付き合っているプロの方の苦労は想像もつきません。
![]()
さて、次回の目標ですが、もちろん最初からエンジンを組むこと!
次はジャドソン・スーパーチャージャーを装着したビンテージ・ハイパフォーマンスエンジンの製作にチャレンジしてみたいと考えています。
ということで、1958 Bugプロジェクトはこれからもずーっと続きます!
これまでの1958Bugの模様はこちらでご覧になれます!
Posted by : Shin Watanabe : April 1, 2006 3:10 AM
トラックバック TrackBack
このエントリーのトラックバックURL TrackBack URL:
http://www.hobidas.com/blogmgr/mt-tb.cgi/7839


コメントする