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May 25, 2006
ロクナナオーナー共通の悩み(1967 Conv. Project)
VWビートルのモデル史の中でも、もっとも大きなターニングポイントの1つに挙げられるのが1966年8月に登場した1967年型です。
世界的に非常に人気の高いロクナナですが、この年式のみに採用されているユニークなポイントがたくさんあります。ただ、そのユニークなポイントの中には、何か不具合(欠点)があった故に1年のみの採用となったことも考えられるわけで、ロクナナ特有のウィークポイントも潜んでいるのです。
今日は恐らく、半数以上のロクナナオーナーが抱えているであろう、ある悩みを解決するあるものをお見せしましょう!
続きは↓をクリック!
1967年式は、これまで6Vであった電装系がようやく一般的な12Vに変更。
登場以来一貫して使用されてきたヘッドライトデザインにも、ついに手を入れられることになりました。
翌年になると、テールランプやバンパーの形状が変更されるなど、さらにモダン化進んでいくわけですが、1967年型はまさにビートルが大きな変貌を遂げる過渡期のモデルであるのです。
6V時代のディテールを多く持ち合わせていながら12Vの実用性を兼ね備えたモデル。
またフロントフェンダー、リアフードのデザイン、リアダブルバンパーの形状、ドアハンドルなど、細かいディテールでも1967年型のみでしか採用されなかったものが数多くあり、これが現在でも世界的に非常に高い人気を誇る要因の1つでもあるわけです。
しかしながら、このロクナナにはこの年式特有のウィークポイントも存在します。
その一つがドアハンドル。1967年型のドアハンドルのプッシュボタンは前年までの四角い形状から丸形に変更されました。
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しかし翌年の1968年型では、早くも全く異なるトリガー方式のドアハンドルに改められることになります。
したがって、ロクナナ用のドアハンドルは流通量も非常に少なく、リプロダクションパーツもなく、新品のスペアパーツ供給も滞っています。
さらに輪を掛けて状況を悪くしているのが、このプッシュボタンパーツ自体が非常に柔な作りなので、かなりの確率で問題を抱えている個体が多いと思います。プッシュボタンに問題を抱えていると車外からのドアロックの施錠、解除が困難になります。セキュリティの問題にも関わるので、何とかしたいところですよね。何を隠そう、日本へ渡った67コンバチも何とか施錠&解除できるのですが、このトラブルを抱えております。10回くらいキーをグリグリしないと鍵を開けることができません。そんなことも知らずにロクナナではじめて外出した際、鍵が開かずに青くなりました。その後、いいコンディションのロクナナドアハンドルも探していたのですが、なかなか見つかりません!
でもいい解決策が見つかりましたよー! ロクナナオーナーに朗報です!
先日お邪魔したオレンジのVWショップ、BFYでは、なんとドアハンドルのリペアサービスを行っていたのです! 早速突撃取材しちゃいました!
ロクナナのドアハンドル構造検証も踏まえて、リペアの模様をお届けしましょう。
下の写真がロクナナのドアハンドルから取り外したプッシュボタン。このパーツはキーシリンダーをカバーしている側はピンも含めて一体の鋳物なのですが、特にピンの箇所は中空で比較的柔らかい素材のため、簡単に折れてしまうのです。
左が良品で、右が問題を抱えた個体。矢印のピンが欠落しているのが分かりますよね。
本来このピンがガイドを通ることによってプッシュボタンが真っすぐにはいるはずなのですが、これが欠落していると上下、左右方向にボタンが入ってしまうのです。
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ちょっと勿体ないなーと思いながら、思い切って良品の方のピンもポキッと行きました! ドライバーでほじればホント、簡単に折れてしまいます。確かにドアのキャッチ側の機構が渋くなっていると、これでは簡単に折れてしまうでしょう。
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それではリペアに入ります。考え方としてはこの折れてしまったピンの代わりに頑丈な別のピンをインストールしようというものです。
作業を担当してくれたのはBFYのボブ・ラコステさん。最近Hot VWsにも掲載されたタイプ3バリアントを所有しています。本誌でも紹介予定なのでお楽しみに。
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新しいピンをセットする箇所にピンよりも0.2~3mmほど小さい穴を開け、そこに新しく用意したピンを圧入していきます。
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用意されていたピンはロクナナドアをリペアするためのパーツではないので、長すぎます。
ドアのロック用フックに引っかからないようにカットします。
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ハイ! これで完成。ワタシの叔父の67コンバチもこれで問題なく施錠&解除ができるでしょう!
ボブさん、1年半前ほどからこのロクナナドアハンドルのリペアをはじめ、20セット以上のロクナナ・ドアハンドルを治したそうですが、今のところ1つも戻ってきていないそうです!
ドアハンドルを装着した際のレポートは日本よりお届けいたします!
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このドアハンドル掘り下げていくと結構奥が深くて、VWは1960年代後半は毎年のようにドアハンドルの機構を変更しています。
実はこの丸型ボタンは一部1966年型にも採用されておりますが、裏側のロック機構のデザインは違います。外側は一見どちらもロクナナ専用ですが、互換性はありません。上が1966年型用。下がロクナナ用。いやー奥が深すぎます!
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こちらは上が1960~1964年型に採用されたハンドル。下は1965年で採用されたハンドルです。裏側のデザインは全く違うので互換性はありません。
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このロクナナドアハンドルのリペア、もちろん日本からもオーダー受け付けています。
ハンドルをBFYに送れば、パーツが届いてから1週間以内に修理してくれるそうです。
ドアハンドルの修理は1つに付き25ドル。キーのマッチングも1つに付き20ドルで行ってくれます。
クレジットカードでの支払いもOKです。
BFY Obsolete Parts
1460 N Glassell St
Orange, CA 92867-3612 USA
さて、日本にいる1967コンバチは車検取得に向け整備がはじまりましたが、色々出てきているようです。今回のレストア、メカニカルは基本的に手が入っていないので、果たしてどのようなことが起こるか? 次回はその辺もレポートしていきますのでお楽しみに!
これまでの1967 Convertibleの模様はこちらでご覧になれます!
Posted by : Shin Watanabe : May 25, 2006 6:30 AM
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コメント Comments
こんにちは。
ロクナナのドアハンドル、確かに弱いですね~
僕のは、ロックを開錠する時にボタンを手で押さえながらでないと上手くいきません。
日本でもリペアできるところがあればいいんですが・・・
投稿者 Posted by 黒猫のタンゴ : May 26, 2006 7:40 PM

