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November 18, 2006
1966年型なのに1958年型!? ブラジル製FUSCA

今日は久々のフラッシュバック! 本誌26号でお届けした、非常に珍しいブラジル製の1966年型ビートル、現地名FUSCA。ほぼフルオリジナルを維持している資料的にも非常に貴重な個体です。それにしてもドイツ製の1966年型とは相当様子が違っております。
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今日は非常に興味深いブラジル製FUSCAのディテールを徹底紹介! 本誌未公開カットもたっぷり!
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ビートルがブラジルで生産されたのは、スプリットウィンドウの時代、1953年まで遡ります。当時リオデジャネイロでVWの輸入を開始しようとしていたクライスラーディーラーが、西ドイツVW本社との共同出資でVWブラジルを設立。早速、その年に、ドイツで生産されキットとして送られてきたパーツのノッチダウン生産を開始したのです。南米で順調に販売を伸ばしていたVWブラジルは、1957年からパーツの現地生産も開始。当初は50%だった現地調達率も1959年には早くも100%となり、純粋なブラジルメイド・ビートルとなっていました。これが後になってブラジル・ビートル(現地名:FUSCA)に大きな特徴を与えることになるのです。ところでブラジル製FUSCAの生産台数は300万台を超えています。
ドイツ製ビートルは、ボディもウィンドウ面積拡大、ベンチレーションの改良など、幾度か大きな変更が行われました。しかしブラジル製のビートルは生産終了まで一貫してウィンドウ面積の狭い1964年までのボディが採用 (後にベンチレーションは追加された)。サスペンションもディスクブレーキがスタンダードとなる1976年まで、キングピン方式であったのです(ドイツモデルでは1965年まで)。さらにノッチダウン生産開始当初、現地で売られていたガソリンが75オクタンと極めて低かったため、ドイツではM-240オプションとして用意されていた低圧縮率のエンジンが採用されています。
さて、今回紹介するフルオリジナルのコンディションをキープしているブラジル製の1966年型。ドイツもモデルを基準にすると、1958~60年モデルのボディをそのまま使用し、要所に1966年式のディテールが与えられている。。。そんな感じの色々な年式の特徴がミックスした個体と言えるでしょう。でもブラジルものの1966年型にとってはコレが正真正銘のオリジナル。
非常に興味深い個体ですよねー。ボディパーツから電気系の細かいパーツ、インテリアのマテリアルに至るまで、全てがブラジル現地で調達され、アッセンブリーされているので、そのディテールひとつひとつがドイツ製の同年式とは違い、非常にユニークです。
ドイツもののビートルは1965年型よりウィンドウ回りが拡大されましたが、FUSCAは依然として1958~1964年型と同様です。
1966年式にもかかわらず、ブラジル生産ビートルのエンジンには依然としてスタンドエンジンが採用されていた。ボディもリアエプロンはオーバル世代から1960年式までの“H”プレスが入る古い形式のタイプ。ところが、トランスミッションはフルシンクロが採用され、電装系は12Vという、非常に興味深い内容だ。
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スタンドエンジンのケースもブラジル製。補記類もブラジル製のボッシュである。
シートに採用されるマテリアルはファブリックとビニールレザーのコンビネーションだが、デザイン、素材共にドイツ製とは全く違う。ドアパネルのデザインもドイツでは1966年モデルより変更されているが、ブラジル製は前年モデルからのキャリーオーバー。さらに、インテリアサイドはカーペットではなく、ラバーである点も注目。
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ダッシュ回りもドイツものの1966年型には備わるベンチレーションダクトはまだ備わっていない。ステアリング、助手席のグラブハンドルもアイボリーのままである。ハイビームのスイッチも依然足元のスイッチで行う形式だ。ハザードスイッチも備わらない。
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ホーンボタンはブラジルオリジナルの独自のデザインが採用される。ウィンカーのスイッチも独自形状。
スピードメーター、フューエルゲージはドイツ製の1966年式同様、VDO製が収まる。ところがやっぱりブラジル製。フューエルゲージはドイツ製で表示されるTANKではなく、ポルトガル語でガソリンの意であるGASOLINAと印刷される。
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リアシート下にはブラジルのB、年式を示す6、そして6ケタの車台番号が打刻。1953年ドイツ製ビートルに打刻されていたシャシーナンバー形式がブラジル独自の形式で発展したものと思われる。
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いやー、ちょっと長くなってきましたね!
でもまだお見せしたいディテールがたくさんあるので、明日に続きます!
これまでのインターメカニカの模様はこちらからチェックできます!
これまでの1958Bugの模様はこちらでご覧になれます!
Posted by : Shin Watanabe : November 18, 2006 6:42 PM
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