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January 31, 2007
VWに乗る100の理由(其の九)
不定期で、空冷VWをドライブする理由を、100個あげていくという何とも馬鹿げた企画。その名も
「空冷VWに乗る100の理由」
それでは早速行ってみましょう!
続きは↓をクリック!
ジャカジャーン!
私が空冷VWをドライブする理由、それは、、、
「空冷VWは年式ごとの細かい違いを見つける楽しみがある」
全く知らない人にとってはどれも同じクルマに見えるかもしれません。
1938年にKdfとして生まれ、2003年にメキシコで最後のビートルがラインオフするまで、ビートルをはじめとする空冷VWは毎年毎年に細かい改良が重ねられながら熟成が進められ、時には外観は変わらなくてもフルモデルチェンジに近い内容のアップデートを行うこともありました。
VWの世界ではどの年式がベストモデルなのかという議論が繰り広げられることがよくあります。
造りに関してはオーバル世代の1957年までがベスト。総合的には1967年型がベストビートル。いやいや最終型でしょ。等々。。。。
こんなにも、くだらなくて、でも壮大なる議論、他の車種ではあるのでしょうか。
人それぞれベストの年式は違うと思いますが、このような議論が起きるだけでも楽しいですよね。VWって。各モデルのサイクルが非常に長かった空冷VWだからこそ出来る議論なのかもしれません。
今日は本ブログでも何度と登場しているVW専門のレストレーションショップ、West Coast Classic Restorationに入庫したカルマンギアをサンプルにその「VW年式違い学」の一例を紹介します。外装は一度リペイントされていますが、インテリアはフルオリジナルの状態。資料的にも非常に参考になる1台でした。
今回West Coast Classic Restorationに入庫しているのは1958年型。
日本では角テールという愛称で親しまれている1950年代のカルマンギア。テールランプが上の写真のように後期型のモデルとは違う角形であることからこう呼ばれるようになった愛称で、日本では一色単にまとめられている感が無くなくもない1950'sカルマンギア。でもですね、実はこの1955~1959年モデルは、さらに前期型と後期型に分けることが出来るのです。前期型は1955~1957年型のモデル。後期型は1958~1959年のモデルとなるのです。
そうです。1958年といえばビートルがそれまでのオーバルウィンドウからスクウェアウィンドウに世代交代を果たした、VWにとっては大きな節目の年ですよね。一見見た目は変わらない1950年代のカルマンギアにもビートルの世代交代の影響を少なからず受けているのですねー。
1958年型カルマンギアの前年モデルからの変更点としては、
・フロントノーズボディ裏のサポートフレームが廃止
・シートの形状、マテリアル変更
・ドアパネルのデザイン変更
・ステアリングデザインがビートルと共通から専用デザインに変更
・ノブ類がビートルと共通から専用デザインに変更
・フロントVWエンブレムのマテリアル変更
・フロントウインカーレンズがビートルと共通から専用デザインに変更
・テールランプが2ピースから1ピースに変更
・トランク内のマニュファクチャラープレート上に配置されていたコーチビルダープレートが廃止
・ライセンスプレートライト及びバイザーのデザイン変更
など。変更点を上げていったらきりがありません。
歴史が好きな人が空冷VWに乗ったら、きっとハマると思いますよ! 私は歴史は不得意でしたが。
エンブレムは1958年モデルからワンピースに。前年まではエナメルの2トーン仕上げの手の込んだものでした。
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カルマンギアはガスタンクがボディと同色に塗られているのが正解。スペシャルコーチビルドだけにVWもビートルとの差別化を図っていたのでしょうか。
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1950年代のVWのインテリアはジャーマンカーペットがお決まりと思われがちですが、カルマンギアに関しては、実はちょっと違います。フロントセクションのフロアとサイドシルはオールラバーだったのです。カーペットが使用されたのはリアシート&ラゲッジルームのみ。しかもジャーマンカーペットではなく下の写真のように、ちょっとふわっとしたモケットっぽいマテリアルだったのです。
驚きはフロント回りにカーペットは使用されておらず、全てラバーマットであった点。
現車もウォールサイドのラバーは硬化してほとんど跡形もなくなっておりますが、確認できますよね。
レストアされた車両は、サイドシルを覆うラバーマットがパーツとしても出回っているはずがなく、ほとんどカーペットに置き換えられています。
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ライセンスプレートのバイザーとランプの形状の違いがお解りでしょうか。上が1958年型。下が1957年型。前後長が違いますよね。
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エンジン、トランスミッションは前年と共通の36Hp、クラッシュボックスミッション。1速がノンシンクロです。
現車にはモトローラ製のシングルバンドラジオが装着されていました。プリセットボタンとバンド表示が通常とは上下逆の珍しいデザインですね!
![]()
前年モデルまでマニュファクチャラープレートの上に配置されていたコーチビルダープレートは廃止されました。
![]()
と、このようにVWはカルマンギアひとつとっても、こうやってオリジナルコンディションの個体をこの目で見るだけで、今まで知らなかった色々なことが分かってきます。
ん~、やっぱりVWは奥が深い。
いやー空冷VWって、本当に素晴らしいクルマですねー!
それでは、次回もまた皆さんと一緒にVWをエンジョイしていきましょう。
※このコーナーは相当偏ったワタシの個人的な意見、ジョークが含まれておりますので、
本気で反論しないでください。バカだなーくらいに見ていただけると幸いです。
フォルクスワーゲンTYP-166 シュビムワーゲンのサイトはこちら。
これまでのインターメカニカの模様はこちらからチェックできます!
これまでの1958Bugの模様はこちらでご覧になれます!
Posted by : Shin Watanabe : January 31, 2007 1:44 PM
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コメント Comments
うむ、同感であります!!
VWこそ本当の車、これほどに人生を楽しませてくれる
車が存在するだろうか???
どんな高価な車も目じぁ無い!!
世界規模でツーリングしたい気持ちですよ!!
投稿者 Posted by ちょい不良おじさん : February 1, 2007 5:09 PM
そうなんですよね~、フロントキックパネル周辺のゴムマットがリプロで無いんですよね。しかもキックパネル前面に付いているヒーターパイプに沿って貼られているので高級感はゼロですけど汚れが気にならなくて良いですよね。
投稿者 Posted by DENNIS : February 2, 2007 2:33 PM
ちょい不良おじさん、こんにちは!
世界規模のツーリングいいですねー。とりあえず今年の6月ドイツはいかがでしょう!? 大きなミーティングが開催され、世界中からVWフリークが集まりますよー! 本当にVWほど人生を楽しませてくれるクルマって、他にはちょっと無いですよね!
投稿者 Posted by しんのすけ : February 2, 2007 7:38 PM
DENNISさんこんにちは!
写真撮った現車もキックパネル周辺のラバーマットはカチカチでまるで薄焼きせんべいのような状態でした。確かに汚れてもさっとキレイに出来るので実用面ではいいかもしれませんね。耐久面ではカーペットの方がいいのでしょうか。
投稿者 Posted by しんのすけ : February 2, 2007 7:43 PM
このカルマンいい味が出てますね!
大事に使われていた様子が伺えます。
投稿者 Posted by 黒猫のタンゴ : February 2, 2007 9:08 PM
黒猫のタンゴさん、どもです。
インテリアも素晴らしいコンディションで、本当に大切に使用されていたことが伺えます。まだこんなコンディションのクルマがあるんですね!
投稿者 Posted by しんのすけ : February 4, 2007 5:07 AM
’57年のカルマンを所有しています。’58モデルとの違いについて、大変参考になりました。ライセンスライトにも違いがあったのですね。私のカルマンは’58以降のものにランプのみ取り替えられているようです。ランプの取り付けに違和感があった理由がこれでわかりました。オリジナルのライトレンズなんてまず手に入らないのでしょうね。
投稿者 Posted by 赤の’57 : February 5, 2007 9:02 AM
赤の'57さん、はじめまして!
ブログにコメント書き込みありがとうございます!
とてもキレイな'57カルマンギアにお乗りですね。1950年代のカルマンギアは非常に奥が深いですねー。
これからのブログのレポート楽しみにしております!
http://mk7054.blog.hobidas.com/index.html
投稿者 Posted by しんのすけ : February 6, 2007 2:11 PM
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投稿者 Posted by 下着 : November 24, 2010 11:55 AM


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