趣味の総合サイト ホビダス
 

« エンジンをバラしていきます。(インターメカニカ・プロジェクト) | メイン Main | なんじゃこりゃー!(インターメカニカ・プロジェクト) »

November 13, 2008

開けてビックリの玉手箱!?(インターメカニカ・プロジェクト)

前回に引き続き、ポルシェ912エンジンをさらにバラしていきます。思わず覆い隠したくなる事実(現実)が次々とあからさまになってきました。



続きは↓をクリック!

ファンシュラウドを外して、912エンジンはロングブロックに近づいてまいりました。
ここでオイルクーラーが顔を出しました。ホコリで目詰まりし、ちょっと汚らしいですが、まあ問題なさそう。
でもちょっと気になる指摘がありました。それはリビルト後のオイルクーラー装着をどうするか。
現在オイルクーラーはソフトマウントといって、ラバーを介してオイルクーラーが装着されています。

これは、エンジンのバイブレーションがダイレクトに伝わらないようにして、オイルクーラーへの負担を軽減するために912世代で施された改良でした。このため、オイルクーラー本体を揺すると、動きます。ただ本来ですとオイルクーラーの矢印の箇所とファンシュラウド内部にステーが装着されるはずなのですが、それがありませんでした。

じつはファンシュラウドは恐らく356用になっていたため、このステーが装着されていません。912本来のオイルクーラー装着方法だと、ファンシュラウドを912にする必要があります。ファンシュラウドは現状のものを使用したいので、オイルクーラーの装着は356で採用されていた、ソリッドな方法で固定しようということになりました。


こうして、Ron Fleming氏とGreg Aronson氏と一緒にエンジンを観察していると、本当に勉強になります。細かい色々は会話の一つ一つの裏側に彼らのこれまで歩んできたノウハウを感じ取ることが出来ます。

ということでいよいよヘッドの取り外しに入ります。ロッカーアームを取り外し、プッシュロッドを取り外せばばヘッドを取り外すことができます。





ヘッドが外れました。このあとバルブを取り外して検証します。



ここで明らかになりました。このエンジンは組まれてから1回も火が入ったことがない事がハッキリ分かりました。
ご覧の通りピストンは新品のまま。左は1,2番シリンダー。右は3,4番シリンダー。唯一圧縮があった4番シリンダーは私がスタートを試みた際に僅かですが火が飛んだ痕跡がありました。




続いて、シリンダーを外し、ピストンも取り外していきます。




ピストンを外したところで、早速ピストンの径を測ります。シリンダーは1720ccのビッグボアなのにピストンは1600ccのままだったなんて事があるのではないか懸念していましたが、ピストンもビッグサイズであることが確認され一安心。



続いてヘッドからバルブを取り外すことにします。

バルブを取り外して早速チェックしたところ我々は言葉を失いました。
これはゴミ以下だ。Ron Fleming氏こりゃひどいとご立腹されておりました。
さらにヘッドのシートリングもひどい。これは素人以下の作業です(怒!!)
バルブガイドも引っこ抜いて圧入するの面倒だから、写真のようなあんちょこな方法で、いわゆるその場しのぎ的な加工が施されておりました。頭を抱えたくなってしまいます。。。
圧縮漏れの原因がヘッドであることはもう明らか。シリンダーとの当たり面も出ていないようで、そこからも圧縮漏れを起こしていたようです。




ヘッドをやり直せばエンジンは復活でしょうか?
いえいえ、Ron Fleming氏は見てはいけないものを見てしまいました。。。。




あちゃー。

前回とあわせてここまで数時間の作業なのに伝えることがありすぎて大変(笑)です!

つづく



ではまた。
これまでの「VWに乗る100の理由」はこちらからチェックできます!

これまでのインターメカニカの模様はこちらからチェックできます!

これまでの1958Bugの模様はこちらでご覧になれます!

これまでのサブちゃんの模様はこちらからチェックできます!









Posted by : Shin Watanabe : November 13, 2008 8:27 PM

トラックバック TrackBack

このエントリーのトラックバックURL TrackBack URL:
http://www.hobidas.com/blogmgr/mt-tb.cgi/43306

コメント Comments

面白いなー

投稿者 Posted by redhot : November 14, 2008 2:34 AM

REDHOTさま、毎度です。
今回、Ron Fleming氏とGreg Aronson氏に色々教えて頂いてます。本当に興味深いですよ。まだまだサプライズがありますのでご期待ください。

投稿者 Posted by しんのすけ : November 14, 2008 11:27 AM

コメントする