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November 15, 2008

さらに襲いかかった恐怖の大魔王!(インターメカニカ・プロジェクト)

我がインターメカニカに搭載予定であったポルシェ912エンジンは完全にバラされました。早速各部をチェックしたところ、さらに深刻な問題がいくつか発見されました。まだスタート地点に立つことも出来ません! 果たしてプロジェクトはどうなってしまうのでしょうか。


続きは↓をクリック!

今日のビッグサプライズはヘッドです。1つからなんとクラックが発見! がーん! プラグホールからバルブホールにかけて写真の箇所にクラックが発見されたのです!!! 大ショック! でも発見して頂き本当に良かったと思います。気が付かずにエンジンが組まれて走行中にこのクラックが悪化してそれこそシートリングやバルブガイドの陥落にでもなったら、事です。エンジンをお釈迦にしてしまいます。


さて、このクラックを直すのかどうするのかということになったのですが、なんとFAT Performanceにグッドコンディションの356用ヘッドがストックされていました。ということでこれを使用することにしました。


ヘッドのクラックはヘッドを洗浄し、ポート研磨後に発見されました。なのでとてもキレイになっていますが、このままでは使い物になりません。



さらに私に振りかぶさってきた恐怖の大魔王は、ご覧ください! もう怒りを通り越しあきれてしまうばかりです。このエンジンを組んだ人間は素人以下。とてもメカニックと呼べるような人間ではありません。リビルトなんて言えませんね。ただ適当に組み立てただけなのです。シリンダーのエッジは装着の際に恐らく鉄製のハンマーでカンカン叩かれたのでしょう。エッジはご覧のように酷い状態となっておりました。普通プラスティックハンマーを使うだろ!! このまま組んだら圧縮が漏れちゃいます。ここはエッジの修正を行って対応しようということになりました。



さらに、さらに、兄ちゃん、姉ちゃん、そこのお母さんお父さん、じいちゃん、ばあちゃん。まだまだありまっせー。
コンロッドも1本だけ社外品であることが判明し、さらにこれだけ11gも軽いことが分かりました。4本中、1本だけロッドの重量が11gも違うなんて、ありえましぇーん。この1本だけ社外のコンロッドにはパーツナンバーも入っていません。W.GERMMANYとだけ入っていました。これはさすがにバランスをとることが出来ませんので、別の912用ロッドを調達しなくては。ところで、コンロッドも356と912でスカートの厚みや形状が違うそうなのです。ホント毎回色々勉強になります。


Ron Fleming氏とGreg Aronson氏もパーツウェアハウスを漁って、探しましたが、社外品しかありませんでした。寸法を確認したところ大丈夫そう。




でもRon Fleming氏はやっぱり純正品を使用したいということで、早速これまで40年以上の経験で築いたネットワークを駆使して探して頂きました。Ron Fleming氏とGreg Aronson氏は足りないパーツがあると、すぐに電話を手に取り、近所でパーツを探してくれます。


で、なんとすぐに見つかりました!! ということでワタクシがすぐ近所のDave Greiner氏のショップ、Proformanceまでひとっ走り。この方、かつてAutohausで務め、FAT Performanceにも籍を置かれていた方なんです。現在ではOrangeで自らのVWショップProformanceを営まれています。南カリフォルニアがVWのメッカといわれる所以を垣間見たような気がします。




新たに入手したコンロッドのセットは計測の結果、1つだけ3g重いのですが、これは問題なく修正可能。Ron Fleming氏も満足げにこれで行こうということになりました。ロッドのマッチングは、シリンダー修正とあわせてRIMCOで修正作業を行うことになりました。


交換するパーツも早速入荷しています。こちらはカムシャフト。比較するとよく分かりますよね。カム山の厚みが違うんです。厚い方が新品の912用ワイドローカムと呼ばれるものです。356用から改良が施され、耐久性が非常に高くなっているそうなのです。



ケースはスチーム洗浄できれいにクリーニングされました。


オイルクーラーもご覧の通りです。


クランクも再計測の上、全く問題ないことが確認され、リコンディションされています。


冷却ファンもご覧のようにきれいに仕上げて頂きました。



こちらは良品のヘッドで、ポートも912のスペックで研磨して頂いたもの。バルブガイド、シートリング、バルブ回りの作業も完了し、素晴らしい出来映えです。

インテークマニフォールドも912用の寸法にあわせてポートを研磨して頂きました。

ということで今日はここまで。

次回はいよいよスタート地点に立つことが出来るのでしょうか。

ではまた。

これまでの「VWに乗る100の理由」はこちらからチェックできます!

これまでのインターメカニカの模様はこちらからチェックできます!

これまでの1958Bugの模様はこちらでご覧になれます!

これまでのサブちゃんの模様はこちらからチェックできます!









Posted by : Shin Watanabe : November 15, 2008 8:48 PM

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コメント Comments

初めまして。いつも楽しく拝見させて頂いています。
タイミングが合えばアメリカで空冷エンジンのワーゲンか912を手にしたいと思っていますので、明日は我が身という言葉があるように今回のような記事はとても人ごととは思えません。とても興味深い内容で参考になります。ゴールまでは、いろいろな恐怖の大魔神が降りてきそうですが頑張って下さい!

投稿者 Posted by jay : November 16, 2008 4:51 AM

jayさん、はじめまして。コメントありがとうございます。アメリカはプライベーターが非常に多くそれはとてもいいことなのですが、無知が故に重大なミスが見過ごされたまま組まれているエンジンが多く見受けられますよね。今回は素性の分からないエンジンを手に入れることのリスクの大きさを思い知らされました。

投稿者 Posted by しんのすけ : November 17, 2008 2:38 AM

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