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November 18, 2008

ようやく。ようやく下げ止まりました~。(インターメカニカ・プロジェクト)

ゴール手前で頂上から転落して以来、次々に襲いかかってくる恐怖の大魔王のおかげで、転げ落ちっぱなしだったポルシェ912(一部356)エンジンスワッププロジェクト。いよいよスタート地点に立つ日がやってまいりました。ここまでの道のりは本当に険しく、何度も挫折しそうになりましたが、エンジンをアッセンブリーを開始する日がついにやってきました。


続きは↓をクリック!

問題のある箇所も洗い出され、交換しなくてはならないパーツもほぼ揃いました。当ブログでは何度にも渡って紹介していますが、FAT Performanceにエンジンを持ち込んでここまでに要した時間は実質2日。本当に信じられない速さで
プロジェクトが進行しだしました。FAT PerformanceのRon Fleming氏は、パーツの手配から作業全てが本当に信じられないスピードで進めていきます。Ron Fleming氏にいわせるとこれでもイレギュラーが色々出て、時間がかかっているそうで、普段組んでいるタイプ4エンジンなら1日作業の内容だそうです。これを自分だけでやろうものなら、問題すらも発見できず、パーツも揃ろわず、計画は挫折していたことでしょう。

今回つくづく痛感したのは、ワタクシのようなサンデーメカニックもどきの場合、恐らくエンジンは組み立てることは出来るでしょうが、それはあくまで全てのパーツが正しく、適正で、問題なく揃っていて、しかもマニュアルなどの指南書通りに作業を進めることが出来る場合。今回のような様々な問題を抱え、色々な年式のパーツやアフターパーツがミックスされて組まれているエンジンの場合、もうどうしようもなかったと思います。組み立ては出来るかもしれませんが、正しくリビルトするには、やはり経験と知識が必要であると共に本当のプロフェッショナルの力が必要不可欠であることが痛感いたしました。

今回Ron Fleming氏の作業に立ち会わせてもらい、エンジンをリビルトする際に最も重要なこと。それは組み立てを開始するまでに各部細かい箇所、それこそネジ1本に至るまでの問題の良し悪しを的確に判断できること。パーツのセレクト能力。そして奥深い専門知識。そして愛情が必要であることが実感できました。細かい一つ一つの作業から40年以上の経験とノウハウを感じ取ることが出来ます。

ということでワタクシの912(一部356)エンジンのアッセンブリーに入ります。

まずはクランクをケースに入れる前に、エンドプレイのチェックを事前に行います。メインベアリングとシム、そしてフライホイールを装着してエンドプレイをチェック。ここは私がセットアップ、計測していたので問題ありませんでした。一安心。



フライホイール、ベアリングを外して、クランクにコンロッドをインストールしていきます。丁寧に組み付けながら適正トルクで締め付けていきます。


クランクケースに入るベアリングもご覧の通りポリッシュされておりました。


クランクがケースとドッキング!


リフターのインストール。カムシャフトとの接触面にはレースユースにも耐えるMoly アッセンブリー・ルーブリケーションを塗布していきます。エンジン内部だけでなく、トルクのかかるボルトやスタッドに塗っておりました。

そしてカムシャフトのインストールです。カムにもMoly アッセンブリー・ルーブリケーションを塗布していきます。


カムギアとクランクギアのあわせる箇所にはこれで各シリンダーのタイミングをきっちりあわせることが出来ます。


ハイ、これで下準備完了。クランクケースを合体させていきます。


ここで、ケースのあわせ面にはMade in Japanプロダクトが登場。スリーボンドの液体シリコンガスケット1211を塗布していきます。Ron Fleming氏のレースカーのエンジンにも使用し、耐久性も抜群とのことで絶大なる信頼を寄せているそうです。



クランクケースの合体に入ります。ポルシェエンジンの場合、クランクケースを接続するスタッドにボルトを締め付ける際に専用のワッシャーを使用しなくてはなりません。これまでは写真の赤枠のいわゆる普通のワッシャーが装着されていました。でも専用のワッシャーだとご覧のようにセンターに凹みがあるんです。実はここにラバーシールが入るようになっているんですね。前回このエンジンを組み立てた人はそんなことも知らずに普通のワッシャーを挟んでボルトを締め付けておりました。シールが入っていないとオイル漏れの原因になります。シールには締め付けの際にちぎれたりすることのないようにグリースを塗ります。






適正トルクで締め付けて、めでたくクランクケースが合体しました!



ドレインプレートもご覧の通りキレイにしました。ボルトもいくつか交換しています。




つづいて、クランクとカムのギアをカバーする第3ケースのインストールです。
こちらにはガスケットが入ります。オイルラインに装着するラバーパーツの向きに注意します。




そしてオイルクーラーの取り付けです。ファンシュラウドをチェックした結果、912用であることが判明したので、ソフトマウントでオイルクーラーを装着することにしました。この方法ですとケースとクーラーの間にラバーブッシュを挟むので、ケースからの振動がダイレクトに伝わらず、オイルクーラーにはやさしいのですね。マウントの際には1つだけ足りないパーツがあり、調べたところドイツから取り寄せないということなので、作ることにしました。






あっという間にショートブロックになりました!
ハイ! ということで今日はここまで。

ではまた。

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Posted by : Shin Watanabe : November 18, 2008 4:41 PM

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