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April 16, 2010

iPadがもたらす大きな変化は思った以上にすぐそこに来ているのかもしれない。

インターネットが一般的に浸透し始めてかれこれ15年くらいでしょうか。今思い起こせば、インターネットの普及とほぼ同じ頃に、巨大な船の底に小さいボルト1本ほどの穴が開いたのかもしれません。そのころからちょろちょろ水漏れが始まっていたのかもしれませんが、その船はあまりに大きく、船体の異変に当初は誰もが(特に業界内では)気がつくわけもなく。しかしその船体の底には少しずつ浸水が進み、着実に沈下が進んでいます。その沈下のスピードはここ数年で加速してきたように思うのは、不景気のせいでもリーマンショックのせいでもない。ラジオ広告の総売上はすでに数年前にネットに抜かれ、昨年、ネット広告はとうとう雑誌・新聞広告をも追い抜いてしまいました。 そうです、出版業界という巨大船のハナシです。日本市場での雑誌書籍の売上総額は1996年をピークにかれこれ15年、ずっと減少傾向。これに反比例するかのように雑誌書籍の返本率は上昇する一方。これは単に不況が原因ではなく、市場の構造変化によるものとしか考えられません。

音楽CDが電子配信に置き換わっているように、出版業界の構造も、思った以上に早く変わる日が来るかもしれない。でもそんなことが起こるのかどうか? とうとうそれを予感させる端末が登場しました。これが未来のペーパーレスメディアの姿になるのでしょうか。

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またしてもApple。そうです。iPadです。どうせ巨大iPhone/iPod Touchの巨大版だろ。そんな気持ちで足を踏み入れたAppleストア。しかし触った瞬間、これは欲しい。欲しいというより買わなくてはならないと思いました。まさに即決。ここまで引き込まれる商品に出会ったのは久しぶりです。いよいよ登場した便所に持ち込むことができるメディア端末。しかもそれは全くストレスフリーで動き、読み物だけでなく動画や様々なコンテンツをもたらしてくれるマルチメディア端末ときている。

日本ではまるでiPadが黒船で、それに戦々恐々としている出版業界という縮図で一部報道されている印象を受けますが、少なくとも出版社にとってはiPadの先に暗黒の世界が待っているのではなく、バラ色の世界が待っているのではないかと思うのは、あまりに楽観的でしょうか。 ただし未来を暗黒にするかバラ色にするか。それはこれから起こりうるであろう、大きな構造変化を先取りできるか否かに掛かっているのではないかと思います。

これまでの出版業界、つまり著者、版元から取り次ぎ、書店、読者までの業界構造に大きな変革が訪れ、ばっさりと中抜きが起きるのはまず間違いないのでしょう。おそらく電子雑誌や書籍を配信する新しいインフラは、これまでの取り次ぎ、書店という流れを淘汰してしまうかもしれません。ただそれはコンテンツを所有する出版社、著作者と読者がほぼ直接結ばれる時代がやってくる事を意味します。音楽CDがそうなったように、家にいながらして何十万、何百万種類もの書籍や雑誌をダウンロード購入することできるような時代になるのです。世の中から紙媒体が無くなることはないと思いますが、その大半はペーパーレスに置き換わることでしょう。なぜなら紙媒体から電子媒体に置き換わることによって、版元にとっては印刷コストは丸々無くなり、膨大な紙資源も必要なくなり、配本や返本のための運搬コストも必要なくなります。つまり今、日本の至るところで叫ばれているCO2削減とは違う、本当の大幅CO2削減が実現できるのです。その上、在庫を持つ必要がなくなるので、コンテンツホルダーはこれまで蓄積してきたバックナンバーやアーカイブを販売することも可能になります。

さらに著作者にとっては紙媒体では良くて1割程度だった取り分(印税)もAppleやAmazonのインフラを使用すると、なんと印税7割が可能になる上、インフラ網はワールドワイドに広がっているので、世界中の読者と繋がることができるまたとないチャンスになるはず。

ただ問題が1つだけあります。それはコンテンツの価格構造。アメリカでは書店で15~30ドルで売られている書籍に関しては、AmazonでKindle用電子版が9.99ドル程度。、雑誌に関しては電子媒体で販売となるとというと、せいぜい5ドル程度まででしょうか。いや2~3ドルくらいの値段がいいところかもしれません。ネットの情報は無料が基本な世界なだけに、果たして5ドルでも雑誌の電子版が売れるのか? これはまだ何ともいえません。

ただ、ネットにアップロードされ、無料で手に入れることができる海賊版MP3ミュージックが氾濫していた頃、iPodを送り出し、iTune Music Storeという巨大インフラを構築し、音楽の電子配信を健全なビジネスモデルにした実績のあるAppleだけに、これからのApple、Amazonなどによる読者が使いやすいデジタルコンテンツのインフラ作りに期待したいところです。この手のインフラ作りに関しては全くをもって日本は不得意と言っていいですからね。

Appleは出版業界の大きな収入源である広告に関しても新しい提案をしました。コンテンツの売り上げで利益を確保するのが難しいとなると、メディアとしては広告収入に頼るしかありません。ただし、その点でAppleは希望の光も見せてくれたのです。

4月8日に行われたApple iPhone OS 4.0キーノートでアナンスされたモバイル広告プラットフォームのiADです。iPhone OS4で実現するそうです。当然iPadプラットフォームでも対応します。Appleは広告すらも楽しいコンテンツに変えてくれる可能性を見せてくれました。それにしてもSteve Jobs氏のプレゼンテーションには引き込まれてしまいますね。



Appleは我々が考えている以上に著作者、出版元のことを考えているのかもしれません。
ビジネスとして成り立つ広告収入が見込めるとなれば、出版社は一気に流れるかもしれません。

ただ古いビジネス体系のしがらみで身動きができないと、古く錆び付いてしまった巨大な船と一緒に沈んでしまうことになりかねません。きっと古い体質の出版社が足踏みしているうちに、これまで出版業界とは全く関係ない新しいベンチャーも生まれ、この業界に参入してくることでしょう。

そんな思いを馳せながら私もオーダーしました。iPad。

いつも参考にしている池田信夫氏のブログ。
http://newsweekjapan.jp/column/ikeda/2010/01/ipad-2.php

http://ascii.jp/elem/000/000/505/505144/

http://ikedanobuo.livedoor.biz/

ではまた。

投稿者 Posted by Shin Watanabe : 6:06 PM | コメント Comments (0) | トラックバック TrackBack (0)

Drag Day Car Show!

ちょっと間があきましたが今日はDrag Dayのカーショーの模様をお届けいたしましょう。


お楽しみあれ!

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お楽しみいただけましたか?
ではまた。

投稿者 Posted by Shin Watanabe : 9:15 AM | コメント Comments (0) | トラックバック TrackBack (0)

April 13, 2010

SFOでギャンブルの歴史を垣間見る

我が家のあるオレンジカウンティはLAX(ロサンゼルス・インターナショナル・エアポート)からクルマで南下して1時間未満ですが、ここ数年全く使用していません。私にとって空の玄関口はドメスティック専用のSNA(ジョン・ウエイン(オレンジカウンティ)・エアポート)。自宅から10分以内という素晴らしいロケーションで搭乗1時間前のチェックインでOKな上、年中混んでいて搭乗開始から最低2~2時間半前に行かなくてはならない、さらにチェックインまでの行程が複雑きわまりないLAXはとても使う気になれません。日本へ出張の際もワンストップ増えますが、SFO:サンフランシスコ・インターナショナル・エアポート経由だと、LAXから飛ぶよりも2時間早く日本に到着できるのです。
ということで、アメリカ国内のみならず。日本出張での経由地として、ハブ空港となっているSFO。ここを経由する楽しみは充実したラウンジ、ショッピング、フードコートなど多義に渡りますが、いつもとても楽しみにしているのがドメスティック線ターミナルへの長い渡り廊下で行われる展示物。いつも興味深い内容なのです。今回はなんとギャンブリングマシンのヒストリー展。乗り継ぎの時間にちょっと余裕があったのでじっくりと展示内容を見ることができましたのでご紹介したいと思います。

どれも味わい深い物ばかりですよー。
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それにしてもなぜにギャンブルマシーンの展示?
それは、自動支払い機能のついたスロットマシーンはサンフランシスコ出身の発明家Charles Fey氏によって20世紀初頭に考案されたものなのだそうなのです。


現在ではネバダ州、ニュージャージー州(1978年より)、そして28州に点在するアメリカン・インディアン(ネイティブアメリカン)・カジノ(1988年より)のみで許されているギャンブル目的のスロットマシーン。19世紀末から20世紀初頭に掛けてはアメリカ全土で見ることができました。しかし1940年代頃から大きくなってきたギャンブルの違法化の動きを受け、1960年代になるとスロットマシーンはネバダ州以外では違法となってしまいました。

今ではスロットマシーンはほぼ全ての部分の今や電子化が進んでおりますが、カジノではいまだに人気の高いギャンブルマシーンです。その創世記の作品たちが数多く展示されておりました。
ではじっくりとお楽しみください。

こちらは1897年製 Klondike

こちらのマシンは1902年製 Brownie

こちらは1895年~1915年に掛けて製作されたマシン。

こちらはルーレットマシン。1898~1904年に掛けて製作。

1930年製Black Catスロットマシーン。

1932年製Silent Sphinx

初期のDiceマシン。1891~1905年製。


まだまだたくさんあるので、残りは次回以降と言うことで。
あ、SFOのebisuのラーメンも欠かせません。


ではまた。

投稿者 Posted by Shin Watanabe : 9:23 AM | コメント Comments (0) | トラックバック TrackBack (0)